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【テーマ型協働プラットフォーム】居場所づくり

  • ID:11

「ふれあいの居場所」をテーマとした協働プラットフォーム

「ふれあいの居場所」とは

「ふれあいの居場所」とは、その実施形態も対象者も多様で呼び方もいろいろ(いきいきサロン、地域の茶の間、コミュニティカフェなど)です。共通して求められていることは「社会構造の変化の中で、多くの人々が失った人と人とのつながりの再生、ひいては安心社会の再構築の場」であると言われています。
特徴は、誰にでも始められて誰でも参加できる「居場所」であること、対象者にしばりはないこと、地味な取り組みですが継続することで期待できる効果が大きいことなどが挙げられます。
その効果は、人と人・人と社会のつながり、福祉や人権意識の向上、地域に暮らす安心感、共助意識の向上、異世代・異文化交流、情報の共有化など様々です。

いろいろな「ふれあいの居場所」のあり方

どんな人を対象にするかによって居場所の目的は異なります。

  • こども・親子
  • 障がいのある人
  • 高齢者
  • 幅広い世代

どんな場所を活動の拠点にするかによって居場所のあり方は異なります。

  • 公共施設を借りる
  • 自宅を開放する
  • 空き家を活用する

「プラットフォーム」とは

駅のプラットフォームと同じく、「人が集まり交差する場、空間」。NPOや自治会などの民間活動者や行政、関心のある市民などが共通したテーマに応じて集まります。ネットワークや知恵を活かし、協働して地域課題の解決や新たな施策、事業を探して考えていく場です。

テーマの「ふれあいの居場所」は、昨年度にテーマとした「配食サービス」にも関係が深いこと、また自然発生的に市内に増えつつあるものの行政で全体把握ができていないこと、また多様な主体が取り組んでいくべき課題として取り上げました。

 

「ふれあいの居場所協働プラットフォーム」によせて(抜粋)

アドバイザー 工藤充子(NPO法人ほっとスペースゆう 理事長)

現在は、核家族化が進み、地域では高齢者だけ、子育て世代だけ、若者だけという横のつながりやふれあいはあってもなかなか幅広い世代の交流はなくなってきました。そしてあらゆる世代で相談相手や困ったときに助けてくれる人がいないと一人で悩む人が増えています。
そんなとき、しゃべって、お茶できる場所が、身近に、気楽に行ける範囲にあればほっとすることができるでしょう。しかもその場所は、同じ世代でもいいし、高齢者や障がい者や子育てや学習のことで悩んでいる人が集まる課題共通の場所であってもいいでしょう。またいろいろな人が集まってふれあって、お互いに元気をもらえる世代間交流の場所も素敵です。
場所と人と何がしかの運営資金があれば、その場所は人と人がふれあう「居場所」になるのです。
今年度の「ふれあいの居場所プラットフォーム」に立ち、お互いの思いを共有できたこの事業がさらに具体的な「居場所」のモデルや仕組みを市民と行政がともに考える事業に発展するならば、長岡京市はいっそう住みやすい街になると思います。
結びにあたりまして、市内に多くの『居場所』が誕生することを願っています。

平成22年度は長岡京市の「ふれあいの居場所」の現状と課題について話し合いました

現在の長岡京市にある「ふれあいの居場所」が抱える課題をキーワードにすると、次のようになります。

  • 広がり
  • 運営
  • 場所
  • 行政
  • 市民・行政の役割見直し
  • 資金

「ふれあいの居場所づくりを成功させるために」(ふれあいの居場所プラットフォーム事業展開案)

課題を解決していく方法と、「ふれあいの居場所」は今後どのように広めて行くのがよいのかをまとめると、次の6つが挙げられます。

  1. 担い手のネットワーク化(居場所の課題やあり方をともに考える場)
  2. 活動拠点に対する支援の検討(財政的支援、環境整備のノウハウ提供、貸し手とのマッチング、公共施設の活用など)
  3. ふれあいの居場所の情報集約と発信(マップづくり、広報掲載など)
  4. ふれあいの居場所フォーラムの開催
  5. スタッフの養成、スキルアップ講座の開催
  6. 運営が安定・継続するためのしくみづくりの検討

平成22年度報告書を作成

現状の「ふれあいの居場所」の情報や「ふれあいの居場所」を今後増やして行くために出された意見を、事業報告書『市民発「ふれあいの居場所」の芽生えから協働による一層の広がりをめざして』としてまとめました。

平成23年度はパネルディスカッション、ワークショップで課題解決に向けて話し合いました

平成22年度の成果として、今後「ふれあいの居場所」が広がっていくための協働事業の展開が必要であるという共有認識を持てたものの、具体的に事業を展開していくための組織化が図られるまではまだまだ道のりは遠いという現状です。
そこで平成23年度は、同じテーマを引き続き取り上げつつも、長岡京市内での展開例から、さまざまな居場所のあり方について、その目的や方法等から分析を行いました。

地域の人たちが気軽に集まって出会い、おしゃべりや交流をして、ほっこりできる・・・
そんな地域の「ふれあいの居場所」づくりについて、みんなで一緒に考えました。

平成23年度報告書を作成