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心身障がい者相談

  • ID:1459

 長岡京市身体障がい者相談員・知的障がい者相談員が、障がい者またはその保護者などからの相談に応じます。障がい者相談員は長岡京市より委嘱をうけた、障がい者または障がい者の保護者ですので、同じ目線で相談を受けることができます。相談内容に決まりはありませんので、お気軽にご相談ください。


心身障がい者相談日

下記の日程で毎回2名の相談員がお待ちしています。

とき

毎月18日(土・日曜日、祝日の場合は翌平日)午後1時から4時まで ※事前予約は不要です。

※令和5年10月25日(水曜日)のみ、午後3時から4時まで

令和5年度の日程

相談日

相談員障がい種別

令和5年 4月18日(火曜日)

全員

令和5年 5月18日(木曜日)

聴覚・知的

令和5年 6月19日(月曜日)

肢体・視覚

令和5年 7月18日(火曜日)

知的・聴覚

令和5年 8月18日(金曜日)

肢体・知的

令和5年 9月19日(火曜日)

聴覚・肢体

令和5年 10月25日(水曜日)

全員

令和5年 11月20日(月曜日)

肢体・視覚

令和5年 12月18日(月曜日)

知的・肢体

令和6年 1月18日(木曜日)

視覚・聴覚

令和6年 2月19日(月曜日)

肢体・視覚

令和6年 3月18日(月曜日)

知的・肢体

ところ

市役所新庁舎 3階 相談室

※4月・10月のみ:市役所分庁舎3 1階 会議室1
(開田郵便局の向かいの建物です。分庁舎3に入って左奥に会議室1があります。)

※電話やファクスによる相談は随時受け付けています。相談員の連絡先は、障がい者福祉のしおりをご覧ください。

長岡京市障がい者相談員名簿(令和4年4月1日から令和6年3月31日まで)

身体障がい者相談員
氏名  障がい区分
畑 奈保美肢体 
高橋 博肢体 

梅林  妙子

肢体
河村 優子視覚 
後藤 悦子視覚 
塩満 喬子聴覚 

勝山 靖子

聴覚
知的障がい者相談員
 氏名
 小林 整
 井口 巌
 松本 正義

こんなときは障がい者相談員にご相談を

例えば

  • 同じ障がいがある人と色々な話をしてみたいけど、一体どこへ行けばいいんだろう?
  • 知的障がいがあるこどもの子育てについての悩みや不安を誰かに聞いてほしいけど誰に相談すればいいんだろう?

という悩みを抱えている人、他にも専門機関に相談するのはハードルが高いと感じている人、当事者にしか分からない悩みや苦しみなどを抱えている人の力になれるかもしれません。いつでもご相談をお待ちしています。

相談員からのメッセージ

相談員自身の紹介や経験談など、悩んでおられる皆さんへメッセージをお届けするため、長岡京市障がい者相談員通信を発行しています。これを読んでこの相談員と話してみたい!という人がいらっしゃいましたら、障がい福祉課までお気軽にお問い合わせください。

抱かれるのを嫌がるこどもさんっていませんか?(知的障がい者相談員)

普通のこどもならば親に抱かれるのを好むのが常ですが、「自閉症」という障がいを持っているこどもの中には、抱かれるのを嫌がったり、のけぞってしまうようなこどもも多くいます。うちのこどももベビーカーには大人しく長時間乗っていましたが、いざ抱くとなると嫌がってのけぞることも多々ありました。

「自閉症」という障がいは閉鎖的な性格を持っている人や、親の育て方が悪くて精神的な病気を発症した人のことだと勘違いされることが多いのですが、正しくは、先天的に脳に何らかの器質的な異常を持って生まれ、社会性や他者とのコミュニケーションに困難が生じる障がいのことです。

うちのこどもの場合、こだわりも強く、偏食や同じオモチャを常ににぎりしめていないと落ち着かず、育てにくいこどもを相手にほとほと疲れ果てる子育て期間でした。

けれども今にして思えば、本人は周りの人の言葉を理解できず、またできたとしても自分からは欲求をうまく伝えられず、身体的な感覚もいわゆる健常な人達のそれとは異なっている(触れられることが不快だったり、音の聞こえ方が雑音も声も同じように大きく聞こえたりする)ために落ち着かない状態になっていたのかもしれません。

また、自閉症の人たちの中には、一度見ると写真を撮ったように正確に記憶できるという特性を持っている人たちも多いです。

ですから、このような特性を理解して、本人が不安がらず少しでも快適に過ごせるように(音に敏感な子にはイヤーマフ、時間を分かりやすくするタイマーやコミュニケーションをより円滑にするための絵カード、スケジュールなどの)グッズも上手に使いながら、子育ての苦労を軽減していってほしいと思います。アインシュタインやエジソンなど世界の有名人も自閉症のハンディを持った人たちだったのかもと言われていますから希望は失わないで子育てしていただきたいです。

相談ってなんでしょう?(知的障がい者相談員)

私の娘は知的だけでなく身体にも重度重複の障がいを持っていて、生活すべての面で介助が必要です。

24歳になり、平日昼間は生活介護の通所施設で、土曜以外の夜はケアホームで、本人なりの自立した生活ができるようになってきました。

相談ってなんでしょうね。

私は娘が生まれたときから、病院、通園施設、養護学校(今の支援学校)、自主運営の学童保育、福祉施設のスタッフなど、多くの人に支えられてきました。

また、通っているところの家族会や、地域の保護者の会には常に参加していたので、「相談するあてがない」という時期はなかったと思います。(しいて言えば、最初の通園に行くまでの「どっかこの子のいけるところないのかなぁ・・・」という時期に相談したかったなぁと今さらですが思います。)

そんな感じで「相談員さんには相談したことがない」自分が相談員になりました。

「相談に来たい人ってどんな人だろう?」と考えます。

いろいろな場でよそのお子さんやご家族に会って実感してきたのは「本人や家族の大変さは障がいが軽かったら軽いというものではない」ということです。

お子さんの障がいが軽度で、まわりに障がいを持つ人の集団がない場合、あるいは「障がいがある」のかどうかもはっきりせず気になっている場合。そんな人にこそお話に来ていただけたらと思うのですが、「障がい者相談日」という名前のハードルは高いでしょうか?

知的障がい者相談員は偉い先生ではなく、たまたま障がいのある子を育ててきただけのお母さん、お父さんがなっています。

何の力もありませんが、どこかにつながる入口や架け橋になれたらいいなと考えています。

どうか気軽に声をかけてください。

股関節機能障がいの体験について(身体障がい者相談員・肢体)

私は32才のとき、左足股関節脱臼と診断されました。障がい者手帳を昭和55年6月に交付してもらいました。はじめはそんなに痛みも感じなくて歩けました。

1年2年と過ぎて行くに従って痛みが激しくなりました。足の長さも右に比べて左は3.5cm短くなっていました。歩くのに大変困難でした。今は若くても手術ができますが、当時はまだ無理だったのです。

痛みがきつくなって昼夜処方薬だけでは痛みが治まりません。中間に市販薬も飲みました。もう痛さは限界でした。そして平成3年8月に手術をしました。術後1日過ぎたころ、今までの痛みがないのです。そのときのことは今も忘れていません。とてもうれしかったです。これでどこにでも歩いて行ける、どんなこともできると思いました。

そして平成22年に右足も手術をして、左、右股関節機能障がいですが、今はとても楽しい日々を送っています。こんないいことは皆様にお伝えできるといいなと思いました。

私の身近なお知り合い、お友達から足の具合がよくない、または痛いなどと聞いた人には私の手術後の体験をお話しております。

障がい者と周りの人との関わり(身体障がい者相談員・聴覚)

障がい者相談員は6年目ですが、12年間の相談支援勤務で、色々なネットワークを通して勉強させてもらっています。長岡京市障がい者相談員として、経験を活かしたいと思っています。

聴覚障がい者同士だと安心して話が出来ますが、手話ができなくても視覚的なコミュニケーション方法で大丈夫です。

最近の個人的なできごとですが、先日道をたずねられたとき、「耳が聞こえないのでゆっくり言ってください」とお願いすると、さっと去られてしまって悲しい思いをしました。でも道をたずねた人は、どう接していいのかわからなかったかもしれません。

でも逆の時もあります。映画チケット購入の時、「耳が聞こえない」というと店員が「音声吹き替えより字幕のが良いですね」と筆談してくださり、あやうく音声吹き替えを間違えて購入しかけたと気がつきました。速やかな対応で気持ちがよかったです。

障がい者に対する周りの人との関わりの違いが大きい!と感じたできごとでした。

「自分に合う補聴器」を探すポイント(身体障がい者相談員・聴覚)

難聴の障がいをもつ身体障がい者相談員です。難聴者とは聴覚が低下した状態で、聴力によって、軽度難聴者、中度難聴者、高度難聴者となります。私は高度難聴者です。

聴こえの状態はその人によって千差万別です。聴力検査の結果が全く同じの人がいたとしても、同じ補聴器では合わないこともあります。補聴器選びには値段が高い補聴器がいいとは限らないです。安くても自分に合う補聴器を選んでください。

「自分に合う補聴器」を探すポイントは、必ず耳鼻科で診察を受け、補聴器が必要かを判断してもらい、補聴器を買うときは、メガネ店・電気店などでも販売していますが、認定補聴器専門店で買うことをお勧めします。

認定補聴器専門店とは、補聴器販売事業が、財団法人テクノエイド協会が定める基準を満たしていることを認定された販売店で、補聴器技能者が聴こえの状態や効果を測りながら、最善の補聴器を本人と一緒に探します。補聴器を1~2週間以上は試聴期間として借りてから購入するかを決められるので、不都合があれば別の補聴器を試して、納得すれば代金を払ってください。

また、補聴器店の補聴器と通信販売の補聴器は全く別ものです。さらに、通信販売で売られている集音器・助聴器等の類似品はもっと違います。自動調整等はあり得ないといってもよいでしょう。通販でいくつも買い求めて使い分けているという人もおられますが、自分に合う補聴器がひとつあれば十分だと思っています。

私は、補聴器がなければ会話は全く聞きとれません。補聴器のおかげで日常生活に差し障りがないと思っています。補聴器専門店に探してもらったものです。

補聴器は聴力に合わせて調整する必要がありますが、通販器種には音量以外の調整機能はない場合がほとんどです。 それに対し、補聴器店の補聴器は聴力に合わせた微調整はもちろん、メンテナンス等のアフターサービスも価格に含まれており、部品交換時のみ修理費がかかるという場合がほとんどです。(補聴器店選びが重要なのはこのためです。)

軽度難聴の場合は、低出力の補聴器を調整なしで少し音量を上げれば十分役に立つ場合もあります。こういった場合は通販器種の方が安くあがりますが、逆に全く役に立たない可能性も大きいので一種の賭けになります。

補聴器を初めて使用したときは、雑音に悩まされるかもしれませんが、今まで聞こえなかった生活音が補聴器を通して聞こえるようになるのです。補聴器に慣れることで、雑音が気にならなくなります。

補聴器について、聞こえないことでの日常生活についてなどの当事者しかわからないことを、一緒に考え、工夫する、また、必要な機関への橋渡し役が身体障がい者相談員です。

相談ではなく、気軽に話し合いませんか。