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平成23年度第2回長岡京市平和ビジョン懇談会議事録

  • ID:1618

日時

平成24年2月3日(金曜日)午後3時~4時

場所

長岡京市役所会議室2

出席者

川北会長(学識経験者)、小泉委員(自治会長会)、中嶋委員(済生会京都府病院長)、藤井委員(老人クラブ連合会)、秋元委員(マスメディア関係)、森下 委員(マスメディア関係)、高橋委員(労働者団体)、山地委員(ほっとスペースゆう いずみの家)、前原委員(公募市民)、奥村氏(市内高等学校からの委員代理)、原爆被災者の会からの委員

欠席者

秦会長代理(女性の会)、中野委員(戦没者遺族会)、星野委員(小中学校長会)、山本委員(市内高等学校からの委員)、丹羽企画部長

事務局

森企画部参事兼政策推進課長、庄主査、貝野主事

傍聴者

なし

議事

1.会長挨拶(要約)
東日本大震災発生から、我々の注意は自然災害へと向かう傾向があるが、海外諸国の紛争など、他にも注視すべき問題は多く存在する。このような情勢の 中、我々がこの場で話し合うことは、市の施策としての平和啓発活動についてであり、国際的問題等にまで踏み込むことは難しいが、市レベルでの地道で継続的 な平和の取り組みは重要である。

2.平成23年度平和施策報告

3.平成24年度平和施策(案)
事務局より資料説明。内容ごとの委員の意見は以下の通り。

<平和を祈る折り鶴の募集について>

  • 折り鶴を献納した団体数が増加している理由は何か。
  • (事務局)去年より多くの高齢者福祉施設にチラシを配布したためと考えられる。
  • 全国から送付される折り鶴の処分方法に、広島市の担当者が頭を悩ませていることを知った。ヒロシマ・ナガサキを忘れないためにも折り鶴を折ること自体は非常に尊いが、個人的には、その保管・処分に莫大な金額が必要となることには疑問を抱かざるを得ない。
  • (事務局)折り鶴は、もともと市職員が広島まで持参していたが、量が年々増加し、郵送に切り替えた。しかし、量は増加し続け、最近では郵送にも苦慮しているのが現状である。
  • 折り鶴の保管・処分については、様々な意見があるが、そもそも平和を願い、折り鶴を折るという気持ちが一番大切である。
  • 他自治体の折り鶴に関する事業と、本市の事業を比較し、良い方法を検討して欲しい。

<平和フォーラムのプログラムについて>

  • 命の尊さを考えるという観点からすれば、震災と戦争に関わる問題は同等であると思われる。また、今年度のフォーラムのアンケートでは、震災支援活動報告が好評であった。
  • 震災の問題は戦争より身近であり、市民の関心が高いテーマである。
  • 長岡京市の平和の取り組みにおいて、神足空襲や平和の日といった、この地域に特化したテーマを取り上げる必要性を強く感じる。震災は重大な出来事であるが、そればかり注視したプログラムとなると、本市として平和の取り組みを行う意義が希薄になるのではないか。
  • 今後も、震災に関わるプログラムを行う方針はあるか。
  • (事務局)昨年5月の平和ビジョン懇談会で、委員からのご提案を受け、震災をテーマとしたプログラムを実施したところである。市職員の活動につい て、市民にしっかりと説明する場を作ることができ、市民の評価も高かった。震災は、戦争とは直接関連性はないが、戦争と同様に平和を脅かすものとも捉えら れる。本市の戦災を伝えることと併せて、今後検討していく。
  • 来年度の平和フォーラムプログラム案にある、「舞台発表または講演」とはどのようなものか。
  • (事務局)舞台発表は、今年度西乙訓高校の演劇部にご協力いただいた。非常に好評であり、来年度も継続して、乙訓高校あるいは西乙訓高校にご協力いただければありがたい。もし調整が難しければ、講師を招いての講演も可能と考えている。
  • 昔の暮らし体験のコーナーで、竹とんぼが好評であった。後日作り方を尋ねにこられたかたもいた。
  • 参加人数を増加させるという、行政評価目標の達成ばかりにとらわれず、内容の充実を図るよう努力して欲しい。
  • (事務局)今後も内容の充実を図り、繰り返し参加してもらえるフォーラムとなるよう努力する。

<啓発施策全般について>

  • 平和施策に関心のない層に平和フォーラムに参加してもらい、本市の戦災を知ってもらう必要がある。
  • 今年度の小学生・高校生の取り組みに感動した。このように、地道な取り組みの積み重ねが、戦争体験を風化させないために重要であると思う。
  • (事務局)平和フォーラムは平成2年から昨年で22回目となった。引き続き内容を充実させながら継続していきたい。
  • 平和の啓発活動が、平和フォーラム開催の時期だけとなれば、あまり効果がないように思うが、小中学校では継続的に平和学習を行っているのか。
  • (事務局)小学校では、平和フォーラムでの学習発表を行うことに加え、本市の戦災について解説した社会科の副読本を用いて、日頃から平和学習を進めていると聞いている。
  • 中学生、高校生では、小学生よりも平和学習に取り組む時間が少なくなると思われる。
  • 若い世代に向けた平和啓発として、平和とはなにかを身近に考えられる機会を提供できればよいと思われる。例えば、現代の紛争等について解説したパネル展示があれば、平和や戦争に関わる問題を、身近なものとして捉えられるのではないか。
  • 戦争体験のない人に、その悲惨さを伝えるためには、写真資料や映像資料が効果的であると思われる。
  • (事務局)ピースおおさか等、パネルや映像資料を無料で貸し出す団体があるため、活用したい。
  • 戦争体験者がその経験を伝えると、真実味があり、聴く人の心に深く印象づくと思う。
  • 老人クラブ連合会などでは、小学校での学習会の講師となる人材が少なくなった。小学校での講演の様子を記録し、資料として保存して欲しい。
  • (事務局)老人クラブ連合会などの講師の方々は、非常に貴重な語り部である。講演の様子は映像資料として保存する。
  • 本市の戦災資料をとりまとめたものはあるか。
  • (事務局)長岡京市史の一部として戦災に触れた資料はあるが、戦災に特化した資料集はない。
  • 新規参加者の大半が、60代、70代であった。若い世代の関心をひくような広報の手段を検討すべきである。

4.閉会
事務局より事務連絡。閉会。

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長岡京市対話推進部共生社会推進課人権・共生社会推進係

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ファクス: 075-951-5410

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