
京都縦貫自動車道(にそと)の工事に関連して整備を進める西代公園に、ホタルを育てるための専用水路が完成しました。これを祝い、長岡京市ゲンジボタルを育てる会や地元奥海印寺自治会、ホタル育成を支援する国際ソロプチミスト京都・西山の関係者など約25人が見守る中、完成式が開かれました。

西山トンネルの施工を請け負っていた三井住友建設が、地元貢献として水路を整備し、市が寄贈を受けました。あいさつに立った小田市長は寄贈に対する感謝を述べた後「ホタルは環境のシンボル。にそとの工事により西山は変化したが、里山の風景に戻していきたい」と話しました。
あいさつの後、市長から三井住友建設に感謝状を贈呈しました。

テープカットを終えた後、出席者はホタルの餌となるカワニナを水路に放流しました。完成した水路の大きさは、縦18メートル、横10メートルで、小泉川から水を引き込んでいます。今年の秋にはホタルの幼虫を池に放し、来年のホタル鑑賞の夕べでは幻想的な風景を見せてくれる予定です。
環境大臣賞を受賞した長岡京市ゲンジボタルを育てる会

約30年にわたり、小泉川でホタルの保護に取り組んでいる長岡京市ゲンジボタルを育てる会は、長年の活動を評価され、4月に環境大臣表彰を受賞しました。同会の多貝会長は「後継者につなげるようにがんばりたい。ホタルの舞う西代公園として、市民のみなさんに親しんでもらいたい」と話しました。
「ホタル鑑賞の夕べ」は6月14日・15日
- 日時:平成25年6月14日(金曜日)・15日(土曜日)、午後7時30分~9時30分(小雨決行)
- 場所:小泉川上流の西代橋付近
阪急バス9番系統で「上ノ町」か「奥海印寺」停留所から徒歩約3分です。
駐車場はありません。公共交通機関でご来場ください。
*野点茶席やホタルまんじゅうの販売もあります。
(5月30日、西代公園で)
