ページの先頭です

7月6日「長岡京1230歴史大学」が開講

[2016年1月29日]

ID:4150

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

故きを温ね新しきを知る~長岡京遷都から1230年~

対談で話す小幡範雄教授

全5回の歴史講座「長岡京1230歴史大学」が開講し、多くの市民が受講しました。この歴史大学は、今年、奈良の平城京から長岡京に遷都されて1230年、故中山修一さんが長岡京の発掘を始めて60年を迎えることを記念した催しです。
1限目のこの日は、京都大学教授で考古学が専門の泉拓良さんの基調講演と、泉さんと立命館大学教授で市の総合計画審議会の副会長を務める小幡範雄さんとのトークセッションが行われました。詰めかけた歴史ファンは、本市の縄文時代の歴史を学び、歴史を活かしたまちづくりを考えました。

あいさつをする小田市長

この日は“学長”として登壇した小田市長。「この1230は単なる語呂合わせではありません。1は恵解山古墳、2は長岡京の都、3は勝龍寺城を治めた細川家の時代、0は現在から未来を表しています。歴史を学ぶ熱意は、未来のまちづくりにつながるものと思います」と開講にあたってあいさつしました。

スライドを前に講演する泉拓良教授

泉さんによる基調講演「文化財は地域社会に活かせるか?先史人の経験は今も有効!」で幕を開けました。本市を含む乙訓地域は、小畑川や小泉川、犬川周辺に数多くの縄文遺跡が発見されています。泉さんは、縄文時代前期~晩期にかけての遺跡の分布や出土遺物をスライドで紹介しながら、川を介した生活と遠隔地との交流の実態について解説しました。

身振りを交えて話す泉教授

泉さんは、自然と人間の共存について「稲作を始めた弥生時代に比べ、狩猟や採集のみの縄文時代を劣っているとみなしてきた。しかし、人間を中心に考え、食料の生産のために自然を独占し始める弥生時代よりも、自然からの恵みを得て、共存していた縄文時代を見直すべき」として、「人間中心の19世紀的な世界観や価値観から、脱却する必要がある」と話しました。

トークセッションで話す泉教授

第2部は「個性あるまちづくり―歴史文化から見た長岡京市の魅力!―」と題し、泉さんと小幡さんがトークセッションしました。
歴史からみる長岡京市の魅力について、泉さんは「東西からの文化・物流の結節点である長岡京市。遺跡も数多く発掘され、交流が活発だったことも遺物から確認されている。淀川の流れ、良い水、西山の3つの要素が合わさり、歴史的にみても重要な場所だったのだろう」と分析しました。

トークセッションで小幡教授が話す様子

小幡さんは、「地元学」という取り組みを紹介し、「“土の人(地元の人)”と“風の人(外部の人)”が交わって、自分の身体で考え、良いものを探す取り組みを通じて、市民が主体的にまちづくりをすることができる」と、歴史を生かしたまちづくりについて話しました。


次回、2限目は8月24日(日曜日)に今秋に公園として開園する恵解山古墳の整備記念シンポジウムが、中央公民館で開かれます。

(7月6日、中央公民館で)

長岡京市の過去を学び、未来を育む

この歴史大学は、長岡京遷都1230年を記念し、歴史や文化を学び、過去の知恵を次世代へ引き継ぎ、未来のまちづくりを考えるために開いています。

昨年から、市では、未来のまちのビジョンを描く「次期総合計画」の策定を進めています。

8月2日・9日の土曜日に、2週連続で市民のみなさんが参加するワークショップを開きます。

参加者を募集しています。学んだ歴史を、未来につなげる場に、ぜひご参加ください。