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3月7日 古建築の美にうっとり!歴史ウォーク 

[2015年3月13日]

ID:4692

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先生から説明を受ける

長岡京市北部に古くから残る寺社や旧家などの古建築を歩いて巡る「歴史ウォーク」が開かれました。毎回大人気のこの催し。定員を大きく超える申込の中から抽選で選ばれた30人が阪急西向日駅を出発し、赤根天神社や石田家住宅、河合家住宅などを見学しました。

歩いている参加者

あいにくの雨模様でしたが、一行はぐんぐん歩きます。楽しいおしゃべりもにも花が咲きました。ある参加者は「古い建物に昔から興味があったので夫と友人と参加しました。旧家の内部は、こういう機会でないと見学できないので。去年は抽選で漏れてしまったので、今年は参加できてラッキーです」と話していました。

赤根天神

最初に訪れたのは、今里にある赤根天神社です。住宅街の中に、突如こんもりとした鎮守の森が現れます。その奥に、小さなお社がひっそりとたたずんでいました。

赤根社の側面

赤根天神社では、普段は近寄ることのできない本殿を特別に近くで見ることができました。長岡京市史の編纂に携わった、永井規男さんが詳しく解説してくださいました。「一間社流造りという神社の建て方の中では比較的大きなものです。この本殿と鳥居は江戸時代から残る由緒あるものです」昔から地元の人に愛されていた様子が感じられますね。

石田家の外観

次に、井ノ内地区に現存する市内最古の旧家「石田家住宅」を見学しました。茅葺きの名残を残す大きな勾配を持つ大屋根が印象的です。

石田家の内部の様子

内部の見学では、旧家の持つ端正な雰囲気に圧倒されました。通り庭と呼ばれる土間が続く間取りなど、農家住宅と京都の町家の特徴を融合した、この地方の旧家の特徴がよく現れています。近年改修を行ったそうですが、昔から残っている建具や長押(なげし)などを再利用し、当時の趣を所有者の方が大切に保存しておられる様子が伝わってきました。

河合家住宅の内部

続いて、粟生にある旧家「河合家住宅」も見学。明治初期に乙訓の行政官を務めた河合氏の居宅で、一室に設けられた大きな作り付けの書類棚にその名残を見ることができました。

河合家客間から庭を見る

座敷からは、きれいなお庭の様子が一望できます。庭の向こうの塀は、遠方の景色を合わせて楽しむために少し低く作られているのが特徴です。今は住宅が建ち並んでいますが、40年ほど前まではこの座敷から東山の山並みが一望でき、庭の借景として雄大な眺めを楽しむことができたそうです。

河合家内部 居間

最後に、伝統的な様式を残しつつモダンに改修された一室を見学しました。吹き抜けに縦横に走る太い梁が、歴史の深さを感じさせます。

歴史ウォークの終盤の様子

この後、光明寺の境内に建つ講堂などを見学し、一日の行程を締めくくりました。見学を終えた参加者は「詳しい人の説明を聞きながら見学すると、創建当時の様子がとてもリアルにイメージできました。ぼんやり眺めるだけでは分からない、奥深い感動が秘められているのが、古建築の魅力ですよね」と話していました。

(3月7日、市内北部一円で)