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水道水に異臭がある場合

  • ID:4847

接着剤のような刺激臭がする

原因

宅内給水管の工事には、少量の接着剤等を使用する場合があり、これが水に臭いをつけたことが原因です。新築またはリフォームの水道工事後に多くみられる症状です。

対策

しばらく放水していると、臭いが取れることがあります。飲用時は、できるだけ放水した後にご使用ください。

しばらくの期間使用頂くと臭いは無くなりますが、いつまでも臭いが取れないようであれば、上下水道部にご相談ください。

備考

宅内配管に使用されている架橋ポリエチレン管やポリブテン管は、水道水が滞留すると樹脂のような臭いをつけることがあります。工事後、1~2カ月は臭いが残ることがありますが、徐々に臭いはなくなります。水道水の安全性には問題ありません。

腐敗臭(下水臭)がする

原因

排水管に付属する臭いを防ぐトラップが乾くと、水道水を流した時に、下水管からの腐敗臭が排水管を通じて上ってきます。その臭いが原因である可能性があります。

対策

排水管からの臭いと思われますので、排水の臭いを防ぐトラップが乾かないように、排水口に水を流してください。また排水口から離れたところで、コップ等でくんだ水道水や、他の蛇口から出した水道水の臭いをご確認ください。下水臭がするようであれば、排水管からの臭い以外の可能性がありますので、上下水道部にご相談ください。

塩素臭がする

原因

水道水に消毒剤として加えられている塩素が原因です。水道水の消毒は、水道法によって塩素を用いることが義務づけられています。

対策

塩素は病原菌等に対して消毒効果がありますが、人体に対しては影響がありません。また、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによると、塩素のガイドライン値は5mg/Lとされています。このガイドライン値は、生涯にわたり水を飲んでも人体に影響が生じない濃度を表しています。

臭いが気になる方は以下の方法をお試しください。

  • 氷などを入れて、水道水を冷やして飲む
  • 水道水にレモン汁などを数滴落として飲む
  • 容器のふたを開けたまま、水道水を5分ほど煮沸し、冷やして飲む
沸騰させた水などは、塩素の消毒効果がなくなって、空気中の細菌等が繁殖しやすくなるので、「水道水」はなるべく早く飲み切るよう注意して下さい。

備考

長岡京市上下水道部では、残留塩素濃度を水道法で定められている0.1mg/L以上、水質管理目標設定項目の目標値である1mg/L以下を蛇口において常に確保できるように管理しています。

1mg/L・・・一般家庭の風呂の浴槽には約200Lの水が入りますが、この浴槽に0.2gの物質が含まれているときの濃度に相当します。