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平成27 年度 第1回 図書館協議会会議録

  • ID:5085

日時

平成27年6 月26日(金曜日)午後2時15分~4時15分

場所

図書館3階大会議室

出席

委員

小山会長 

辻村副会長 

鳥居委員 

大石委員 

井上委員 

山本委員 

三代委員 

明石委員 

川浪委員

事務局

山本教育長 

中村教育部長 

野村館長 

大前係長 

三谷総括主査 

五十棲総括主査

欠席

藤山委員

傍聴者

案件

1.      平成26年度図書館事業報告について

2.      平成27年度図書館事業計画(案)について

3.      図書館システムの更新について

4.      次世代長岡京市立図書館の在り方について

5.      その他

議事

1.開会

 

2.教育長挨拶

 図書館協議会では、「本は我々の知的財産であり、その知的財産をいかに社会にいかすか」とういう視点でいろんな議論をしていただいていると思う。図書館は本の数を揃えたら良いのではない。読み手の本に対する姿勢が重要で、昨今若い人は新聞や本を読まない。パソコンなどで見出しを羅列したような断片的な情報を得ることはいかがなものかと思う。知的財産がなくなってしまうのではないかと危惧している。若者には本当の知識を身につけてほしい。知識は体力と似ていて、毎日の積み重ねで蓄積される。若いときにしっかり本を読むと知識がインプットされ身につく。それには読書は欠かせないと思う。読書を通じての知識の蓄積、それが子どもたちや社会に活躍される皆様の知識の向上に繋がり、そしてまた自分自身の自己実現、社会貢献が両輪となって、生涯学習や生きがいが達成できる。その手助けになるのが教育行政である。その教育行政を推進し、一緒に考えていただく皆様のご意見を十分に斟酌して図書館業務をすすめていきたいので、よろしくお願いします。

 

事務局 所属団体の役員の改選につき、委員の交代があった。社会教育委員より藤山委員、PTA連絡協議会より山本委員の2名。

 

3.任命書交付

 

4.自己紹介

 

5.会長 挨拶

 このメンバーでは、2年目となる。協議したいテーマは、議題(4)次世代長岡京市立図書館の在り方についてである。昨年度、館長から諮問されて、今年度中には図書館協議会で答申を固めていく必要がある。積極的なご意見を出してもらい、整理していきたい。

 

事務局 傍聴者はありません。藤山委員が欠席だが、過半数出席ですので、この会が成立することを報告します。会議録を作成し、公開することを、ご了承いただきたい。資料の確認。ここからは、議事進行を会長にお願いする。

 

会長 本日の議題にはいっていく。まず、事務局から報告をお願いします。

 

6.議題

(1) 平成26年度図書館事業報告について

事務局 昨年度一年間の貸出冊数は、一般書410,400冊で前年度比1.5%減の6,456冊減、貸出者数は、151,883人で前年度比1.2%減の1,922人減。蔵書冊数は、一般書163,112冊、児童書84,029冊、点字図書804冊、合計247,945冊となり、一つの指標であった、市民一人当たり3.1冊を達成した。図書館費は、122,999,000円で12,649,000円増だが、外壁の補修工事によるものである。ほか、年報より、各種指標、蔵書構成、予約冊数、相互貸借、体験学習、おはなし会など説明。

 

会長 何か質問があれば、この場でお願いします。

 

委員 『るるぶ』が歴史分野のベストリーダーに入っているが、旅行誌の分類ではないですか。

 

事務局 歴史とひとくくりにしているが、紀行も含まれるので、歴史の分類になります。

 

委員 貸出冊数が減っているということだが、一般書、児童書の両方ですか。その内訳が知りたい。

 

事務局 一般書も児童書も減っている。

 

会長 全国的に貸出冊数は減少傾向である。バンビオ受け渡しなどの予約は活発に行われているが、貸出は減少の傾向が続いている。視察に行った芦屋市も摂津市も同じような傾向だった。

 

委員 リスニング利用数が減っていると報告があったが、その要因はなんですか。

 

事務局 リスニングは館内利用のみで、3席設けてある。何人かの常連の方が利用されているが、その方が来られなかったら利用が減るといった傾向がある。

 

委員 情報コーナーを設け、館内ディスプレイされていることを初めて知ったが、良いテーマがあると思った。知らなかったので毎月宣伝されたらよいのではないかと思った。

 

事務局 取り上げた資料を図書館ホームページに「テーマ本」として掲載させてもらっている。PRが足りないかもしれない。

 

会長 図書館入り口あたりの案内は、工夫されていると普段から見ている。テーマは担当者がいて、決められているのか。

 

事務局 その月で担当を決め、皆の総意を得て、展示している。

 

委員 先日、学校の先生が本を探しに来たところ、OPACで検索したが、本の場所が探しにくかったと聞いた。慣れてくれば良いが、1冊の本の所在場所が、数か所マークされて表示されるので、どこかわからない。

 

事務局 絵本ではないか。秋に図書館システムが更新されるので改正できればと思う。

 

会長 絵本を探すときめげてしまうことがある。作家別、書名順、出版社順と図書館によってまちまちだが、どういう並べ方が良いのでしょうね。きちんと本棚に返せない人もいるのではないですか。

 

事務局 週一回書架整理をしている。当館は絵本は出版社別だが、お子さんが間違うこともある。

 

委員 大人が一緒だと、絵本の出版社を調べることができるが、子どもだけでは難しいかもしれない。学校は題名順に絵本を並べ、タイトルがわかれば探すことができる。

 

会長 学校は絵本の数が少ないので、書名順にしても扱いやすいかもわからない。

 

委員 平成25年度の社会見学で、長岡第七小学校がなかったと記憶しているが、平成26年度においても無いように思うが、特別なにか理由があるのか。

 

事務局 理由はわかりません。

 

委員 学校からくると、貸出券も作ってもらえるし、利用のチャンスに繋がるのにと思う。

 

会長 2番目の議題をお願いします。

(2)平成27年度図書館事業計画(案)について

事務局 今年度の事業計画案は例年と同じですが、追加事項として、本年度の努力点に、図書館システムの更新を挙げています。

 

会長 努力点について、年度最後の図書館協議会で、一年をふり返ってこの点で目標に向かって取り組んでいたんだという報告をいただけたらと思う。そういう心構えが必要だと思うし、図書館評価に関心をもつことができる。

 

委員 雑誌スポンサーについて、スポンサーを探すのが大変だとテレビで観たがどうですか。図書館側で探されているのですか。

 

事務局 導入当初は、乙訓医師会に声をかけたと聞いた。状況を見ながら、場合によっては勧誘に行こうと思う。

 

会長 限られた予算の中で、市民の支援のもと、図書館が支えられているのは良い制度だと思う。3番目の議題についてお願いします。

(3)図書館システムの更新について

事務局 契約満了に伴う、図書館コンピュータシステムの更新について説明。平成26年6月から各社デモンストレーション、他市調査、視察。長岡京市情報公開・個人情報保護運営審議会に諮問、答申。企画競争方式にて、各社のプレゼンテーションを経て、NECネクサソリューションズ株式会社に決定。平成27年9月から、蔵書点検及び新システム移行作業。10月2日システム稼働。機能強化の面では、貸出レシートの発行、読んだ本などをインターネット上に登録しておく「My本棚」、借りた本をタイトルシールに印字し、手帳に貼る「読書手帳」(形態は未定)の導入など。

 

会長 教育長が挨拶でおっしゃったように読書意欲というものを、こういった読書手帳で少しでも上げていくということは、図書館の役割でもあると意識させられた。綾部市の他に近隣ではどこがされていますか。

 

事務局 南丹市、宇治市など形式は図書館によってまちまちですが実施されている。

 

会長 子どもたちの中で浸透していくといいですね。貯金通帳の形態のものを見せてもらったことがある。

 

委員 タイトルシールはどういう形でいただけますか。

 

事務局 本の貸出時、職員に申し出ていただくと、シールを印字してお渡しします。

 

会長 カウンターでの仕事が増えるということになりますね。

 

委員 スマートフォンに対応とは、どういう風になるのですか。

 

事務局 現在は、スマートフォンで図書館のホームページにアクセスしてもらうと、パソコン仕様の画面が縮小された大きさで表示され、指で広げてみていただくようになっていますが、スマートフォンの画面の大きさに構成されて表示されるので、見やすくもなりますし操作しやすくなります。

 

委員 貸出レシートとはどんなものですか。

 

事務局 お買い物をされたときのレシートに似ています。今借りておられる本のタイトルや期限などが印字できますが、印字項目についてはまだ確定していません。

 

委員 このような機能が、10月1日から稼働されることが決定なのですか。

 

事務局 正確には10月2日からです。読書手帳に関しては、同時にできないかもしれません。

 

会長 図書館システムでなんでもできるようになると、プライバシーの点で問題になったことがある。個人の読書記録はコンピュータの中にどこまで残るのかという点ですがどうですか。

 

事務局 データで読書履歴をコンピュータに残すことはありません。ラベル印字も、今借りておられる分だけです。ラベル自体は重要な個人情報となるので、お持ちいただく方にしっかり保管していただくようにお願いをしたい。

 

会長 子どもの読書指導という場面で、この子はこんな本を読んでいるんだということを知ることの方が学校教育の面でよい読書指導ができる。そこまでするのはよくないと思うかもわからないが。

 

委員 手帳ができたら子どもは励みになるし、カウンターの方に手帳を見てもらうことによって子どもの読書の趣向がわかり、「こんな本が入ったよ」など、カウンターで案内してもらえるので、図書館の人と個人の間では、良いのではないですか。楽しみです。

 

会長 4つ目の案件について、お願いします。

 

(4)次世代長岡京市立図書館の在り方について

会長 今までの諮問にかかる経緯を資料を使って説明。他に事務局から整理されていることがあればお願いします。

 

事務局 長岡京市としての方針を補足。長岡京市としては、人口減少や税収減収を考慮して、公共施設等検討会議を設置している。公共施設マネジメント基本指針を作成し、公共施設の適正管理、将来世代の負担の軽減、管理コストの抑制、公共施設のサービスの向上の推進、民間活力の活用など基本方針を作成している。市長との政策会議であるオータムレビューにおいて、図書館の事務事業のアウトソーシングについて協議事項に挙げて、市長より調査研究をするように指示をうけている。そういった経緯で昨年諮問させていただいた。教育的見地から考えていただきたい。運営方針についてのメリットデメリットなど、市民にとってより良い方法をご協議いただきたく思います。

 

会長 長岡京市政の公共施設のマネジメントのあり方を説明していただいた。図書館の運営を考える中で、長岡京市の公共施設についての市政方針がどのように関わってくるか。長岡京市の取り組みがあって、それを認識した中で、答申をまとめていく一つの判断材料となる。「限られた公共施設を今まで以上に効率的に活用しながら、適切な公共サービスを提供していくこととし、市全体の公共施設を適正な状態で維持していくうえでの基本的な考え方やそれぞれの施設の状態に合わせた施策の必要性をを公共施設マネジメント基本指針として決めた」とホームページに載っている。公共施設の市民アンケートも載っている。市の公共施設で一番利用されているのが、図書館であった。そういったことも頭にいれておくと良いと思った。指針の他にも、長岡京市の子ども憲章や社会教育の重点もある。公共図書館の望ましい基準もある。参考になるものは活用して、社会教育としての図書館の在り方を考えていければと思う。市民を代表した意見でなくても、個人として、出身母体としての意見を出していただき、整理してまとめていけたらよいと思う。

 

委員 指定管理の摂津市の場合、学校との連携ができていないとおっしゃっていたのが気になった。綾部市は移動図書館車があって、学校に出向いているらしい。先んじて長岡京市は各校に司書を配置しているので、司書と図書館との連絡体制ができていて良いと思う。もっと積極的な連携があると思うが、今の連携が後退してほしくないと思う。

 

会長 きちっとした位置づけがあってほしいですね。この協議会の開催は年4回ありますが、まとめを作成していく上ではこのペースでいくと無理だと思います。本来、特別に協議会を設けて毎月でも打合せが必要だと思います。具体的に実行していくにあたって、何か提案してもらえたらと思います。

 

委員 公務で視察やまとめの時も参加できてないので、ピントはずれかもわかりませんが、送付された資料も読ませてもらって大変参考になったのですが、指定管理者制度、直営などのメリットデメリットを整理してもらえるとポイントをしぼって意見を出せると思う。例えば、当面する課題のところで、職員体制で、事務局の報告の中で今年事務員1名が欠員といわれたがその経過や状況など説明していただきながらすり合わせてをしていく必要があると思う。

 

会長 ときどき嘱託職員の募集が市民新聞に載っているが、途中で辞められることがあるのでしょうか。たまたま雇った人の状況からやむを得ないことがあったのかなと思っている。前館長から、現状、複雑な業務になっていてなかなか対応が大変だと聞いているが、その状況の中で職員が1名欠員ということ、そういったことも含め、少人数のメンバーで整理する作業に向けて体制を組みたいと思う。みんなが揃うのはなかなか難しいので、おこがましいですが、事務局と会長、副会長、希望者があれば毎月1回集まれないか。そういった中で整理しながら、次回の協議会までのつなぎの作業として議論できる資料を作れないかと思うのですがいかがですか。私から具体的な提案ですが、ご意見をいただけたらと思います。単純に返事をお願いします。

 

全委員 総意で賛成。

 

会長 できるだけ皆さんの参加できる日を設定したい。小委員会について、協議会として事務局に提案し、事務局と一緒に取り組んでいきたい。

 

委員 今年度の協議会は何回ですか。

 

事務局 今年度の協議会は、4回です。今日が1回目、2回目を10月初旬、3回目を11月中旬から末まで、4回目を2月開催と考えている。答申はできれば、第3回にとお願いしていたが、少なくとも今年度内にはお願いしたい。

 

会長 協議会設定に合わせて、小委員会を発足させて、その成果をもとに協議したい。

その他がありましたらお願します。

(5)その他

事務局 各委員同志の連絡について、現在できないので、連絡先が入った名簿を配布をしてもよろしいか。

 

会長 今年度は、小委員会もあり、連絡が取れた方が良いと思う。

 

事務局 名簿を配布させていただく。

 

委員 資料「家庭・地域文庫へ ようこそ!」パンフレット配布にあたり、新しくできた文庫の詳細が決まったので、内容を刷新して再度配布する。皆様方に文庫を知ってもらい、また文庫が増えるよう願っている。

 

会長 1回見学したいので、この小委員会でも行ってみたいと思う。議題も終わったので、協議会を終わりにしたいと思う。

 

事務局 本日はありがとうございました。

 

7.閉会

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