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平成27年度第1回長岡京市平和ビジョン懇談会議事録

  • ID:5678

日時

平成27年5月22日(金曜日)11時~正午

場所

長岡京市役所 会議室2

出席者

小林会長(学識経験者)、秦会長代理(女性の会)、西田委員(老人クラブ連合会)、土岐委員(戦没者遺族会)、品川委員(原爆被災者の会)、外池委員(マスメディア関係)、木村委員(公募市民)、梅津委員(公募市民)、井木委員(小中学校長会)、川合委員(市内高等学校)

欠席者

中村委員(済生会京都府病院長)、駒田委員(労働者団体)、自治会長会委員候補者

事務局

仁科企画部長、城田政策推進課長、鍋島課長補佐、天野主事

傍聴者

なし

議事

1.市長挨拶 (要約)

 

おはようございます。

本日は早朝よりお集まりいただき感謝申し上げる。

新たにご就任の方、引続きお願いする方とも宜しくお願いする。

1月に市長に就任し、本市が大切にしてきた平和への思いを大切にしながら、市政を進めていこうと思う。

戦後70年となり、戦後生まれの人口が1億人を突破したと報道されたが、戦争を体験したことのない人が増えている、私もその1人であり、その中で戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝えていくことが問われていると感じている。

私の祖父は土木技師で、戦時中、国内で測量業務に携わっていた。昭和20年8月9日、仕事で天草におり、ちょうど昼食時に空が光ったが、何が起きているのかわからなかったと語ってくれたことがあり、今でも印象に残っているので、身近に考える機会は大切だと実感している。

本市の平和フォーラムも大切にしていきたい行事の1つ。神足空襲の日が平和や戦争の恐ろしさを考える契機となっている。懇談会のお知恵お力を借りて、今後も続けていくよう本市として努力していくつもり。有意義なご検討を賜るようご協力をお願いする。

 

2.    委員の紹介と欠席者の報告

 冒頭、企画部長より就任のお礼と欠席者の報告。

 会長選任まで議事進行を担当する旨、了承を得る。

3.会長の選出

 平和ビジョン懇談会設置要綱第2条第4項に基づき、委員の互選による。

 事務局より、小林啓治委員を推挙。拍手により承認される。

 

4.小林会長挨拶(要約)
前任は川北会長というとても有名な先生だが、私は駆け出しの研究者で、日本近現代史を専門とし、第一次世界大戦から第二次世界大戦を研究対象としている。

京都府立大と長岡京市が包括協定を締結している縁で、関係の深いテーマを研究しているということでお話があった。(研究しているとは言え)私も紙の上の戦争しか知らないが、約10年間京丹後市で調査研究を続けてきたので、それが役に立てばと思う。また、私自身の研究にも少し役立てば、と考えている。宜しくお願いする。

 

5.会長代理の選任

 会長から、会長代理として秦陽子委員を指名、拍手により承認される。

6.平成27年度平和施策(案)について

事務局より資料説明。内容ごとの委員の意見は以下のとおり。

 

平和を考える市民フォーラム’15について

①フォーラム全般について

  • フォーラムの時間は決まってないのか。
  •  (事務局)時間は今後調整するつもりで、確定していない。詳細が決まり次第、ご案内する予定。

  • 本日は骨子を検討し、詳細は事務局に任せるつもり。戦後70年の節目、経験者が減る中で、どう伝えていくか、ということが大切。意見があれば聞いておきたい。
  • 7月18日は小学校の終業式の翌日で、夏祭りをする校区がある。午後は小学生は来ないと思う。

  • 高校も夏休みに入っていて、部活動真っ盛りの時期。ちょうど3連休で、合宿をするクラブもある。

  • 70年記念の平和フォーラムというなら、少しプログラムを考えて、市民が平和を考える内容にしてほしい。

  • フォーラム開催日は確定か。

  • (事務局)平和の日にちなんで開催しているので、日は確定している。

  • 以前、会長とあまんきみこさんと市長の対談があった。戦中・戦後を知る人と若い人のシンポジウムをしてはどうか。

  • その案は良いと思う。今の小学生には「平和って何?」と聞いても分からないのではないか。それに、子どもが出ると、親も来る。

  • みんなで考える、というプログラムにしてほしい。

  • いかに後世に伝えるか、ということが大切。

  • パネリストには市長に入ってもらいたい。

  • 色々とご意見が出ているが、このような企画を立てる余地はあるのか。

  • (事務局)やるなら、午前のたくさん来場者がいる時間帯に企画した方が良い。タイムスケジュールがタイトなイベントなので、(追加するというより)どれかのプログラムとコラボという形なら、可能性はあるかもしれないが、今、明言はできない。午後は来場者数的に厳しい状況と予測しているので、午前のプログラムに入れた方が多くの人に伝えられるだろう。昨年度は、式典は正午ごろに終了している。

  • 映画はしないといけないのか。私もこれまでは平和フォーラムに参加したことはなく、聞くと「あぁ」という感じで回覧を思い出す。皆さんそんな感じだと思う。今年は70年の大事な時、長岡京市で平和を考えていくというのであれば、式典だけで終わるのはもったいない。もっと発信できないのか。平和を守る「心」が大切なので、映画やイベントにこだわらず、恒常的な取組、語りかけにできないものか。

  • (事務局)式典と銘打ってはいるが、川北前会長にもご助言いただきながら、25年かけて若者の参加を増やしてきた。一方で、「平和の日」が意識されていないことが必ずしも悪いことではないとも思う。地道に、風化させず、市民の協力を得て続けていくことが大事で、1日派手なイベントを開催する、というのは趣旨ではないと思う。また、午前中は式典とはいえ、若者が参加するイベントになっている。午後のプログラムは、そんなのもあるんだなぁという程度なのが実情。

  • ひと言言っておきたい。今年は戦後70年で、戦争体験者が直接語ることのできる節目としては最後かもしれない。当時、長岡がどういう状況だったか、短い時間でもいいので、生の声を聴く企画をぜひ入れてほしい。

  • 世代を超えた形の対談という提案があったが、事務局が持ち帰って検討する、ということにしてよいか。学校では、戦争で日本で数百万人、アジアで数千万人死んだ、という学び方をするが、長岡京市で何があったのかから学びをスタートしないと、抽象的な知識で終わるため、良い取組みだと思う。対談となると、準備は大変だと思うが、折角の意見なので検討してほしい。

  • (事務局)小学生の学習は市内在住の戦争体験者から体験談を聞いて発表に繋げている。

  • その小学生から1人、西乙訓高校から1人パネリストに選んで、シンポジウムに変更できないか。開始は9時として、終了時刻を伸ばしてもいいと思う。(午前の部が伸びたとして)午後の映画はどちらでもいい。

  • 小学生が解散する時間が午後1時30分では遅すぎるので困る。今年、6年生の取組として伝えたが、休日のことなので、保護者からの問い合わせも受けている。長引かされると難しいと思う。

  • 意見が大変多く、今決めにくい。事務局でどの程度実現可能か、練ってもらうしかないだろう。可能であれば、式典の中に入れるということで良いか。

  • (事務局)午前中にする方が効果的だと思う。

  • 保護者も戦争を知らない世代で、他人事になっている。イベントの休憩時間が不要かもしれない。

  • (事務局)可能な範囲で企画するということで、今後、会長と相談させていただきたい。

②映画について

  • 午後のプログラムで、アニメとか映画とかが続いているが、動員できているのか。若い人に伝える、という視点で、午後の映画がいいのかどうか。今年は節目の年で、語る人がいなくなっていく。前回の懇談会でも、戦後の混乱期を生きてきた人間として、伝えらえることもある、という意見は出してきた。案①はアニメーションか。

  • (事務局)戦後の映像は実写で、ガイドがアニメーションで入っているもの。

  • この映画で人が集まるか疑問に感じる。動員だけが目的ではないにせよ、もう少し考えてはどうか。映画がマンネリ化していると思う。世代間で交流できる「平和ってなんだろう」というようなテーマのシンポジウムはできないか。
  • (事務局)フォーラムは午前中のプログラムがメインで企画している。式典の後、すいとんを試食して帰るというのが人の流れ、それをどう引き止めるか、は難しい。
  • この映画で(1階ですいとんを試食した後、もう1度ホールに戻ってもらうこと)は難しいのではないか。
  • 終戦当時の映像だけ見ても分からない。映画には説明は入っているのか。若い人が考えるものでないといけないと思う。

     

活発な議論で良いことだと思う。ご意見を反映できるよう、事務局と相談していく。今後は、事務局と企画を詰めて、決定したら懇談会の皆さんにお知らせするので、フォーラムに参加してほしい。次回は、年明けに開催の予定、改めて事務局から案内する。

 

7.閉会

企画部長のあいさつ後、閉会。

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長岡京市対話推進部共生社会推進課人権・共生社会推進係

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