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市長と語る“対話のわ” 平成28年7月12日(火曜日)

  • ID:6089

平成28年7月12日(火曜日)中央公民館

日時

平成28年7月12日(火曜日)午後2時~

場所

中央公民館 2階 講座室

テーマ

「子育てしやすいまちづくり」

ファシリテーター

NPO法人 高橋 博樹さん

参加者

一般募集 8人

議事(要旨)

○ファシリテーターより進行説明

 木の札(パドル・Yes・No)を使い参加者に意思表示していただく旨、説明。

○市長あいさつ

 本日は、子育てという共有課題「子育てしやすいまち」ということで、何が足りないとか、何が必要ということを探っていきたいと思っています。また第4次総合計画がスタートしています。これから15年間のまちづくりを目指していく具体的な一歩を踏み出していくことを是非、皆さんと共有したいと思っています。

まず、市の人口ですが、急増した時期から現在50年は経っています。また、高齢者の数も多い、少子化と言われていますが、長岡京市は子供の数は大きく減っていません、ですがこれから人口が減り、働き手が減っていきます。総合計画では現在の8万人を維持していくことを目標にしています。私自身の大きな目標として「定住促進」「交流の拡大」「まちの新陳代謝」を掲げています。今、長岡京市の財政は比較的、健全です。何故、健全かというと大きな企業もありますが、市民の皆様の市民税と固定資産税が多数を占めています。これから働く人口が減るということは、市民税等も減り脆弱になっていく恐れがあります。今の行政水準を維持していくためにも、若い世代に定住していただき、また高齢者を支えていくためにも、バランスを保っていかなくてはなりません。どのまちも子育て世代に来て欲しいから、呼び込むことをやっていますが、長岡京市が選ばれるようにしていかなくてはと思っています。また、夜間人口と昼間人口は現在のところほぼ同じでくらいですが、これも働く世代が減っていけば、昼間人口も減っていく可能性があります。観光客も年間120万人くらい来られていますが、一人400円くらいの消費になっています。これは宿泊施設がないからだと思われますが、交流の拡大の観点から雇用や観光でお金を落としてもらう仕組みが大事だと思っています。そして、人口急増時に公共施設をたくさん建設しました。現在、その施設が老朽化しています。まちの新陳代謝を図っていくこと、どう更新していくのかがこれからの課題であります。今、申し上げた3つの大きなテーマ・課題について、またこれから子どもたちを育てていくのにどういうところに力を入れていけば良いのか等、本日、皆さんと議論したいと思っています。よろしくお願いします。

ファシリテーター

 皆さん、今のお話どうでしたか。ここからお話しを進めたいと思いますのでよろしくお願いします。

参加者

 保育所の事です。3歳児からの給食をなんとかして欲しい。ご飯を持って行くのですが、冷たいご飯を食べるので、また長岡京市はたけのこが名産ですけど、たけのこご飯も出ないし、ご飯でなくパンを持たせた日の献立がパンに合わないのでなんとかして欲しい。

ファシリテーター

 どこの保育所も同じですか。

参加者

 公立はそうだと思います。保護者会でいつも要望しているのですが、お金を払ってでもいいからご飯を出して欲しいと要望しています。

市長

 保育所の対応は、認識が不足していました。

参加者

 給食のおかずもアレルギー食に気を使って欲しい。管理栄養士の対応をお願いしたい。認定こども園が増えるみたいですが、保育所を減らさないで欲しい。保育所を潰して認定こども園にするということはしないで欲しい。

市長

 今、待機児童が78名ですが、市としては認定こども園を、何ケ所かとは考えていません。

参加者

 私は民間で小規模保育園を経営していますが、質が悪いとは思っていません。こだわりを持ってやっています。民間だからダメとかは思っていません。

参加者

 民間が悪いとかでなく、ただ保育所の数を減らしてほしくないのです。

参加者

 保育所の数は増やす傾向で市は考えていると思いますが、小規模保育の私たちの考えているやり方と市の考え方がなかなか合わないと思っているのですが。

ファシリテーター

 すいません、こういう会をするとどうしても市長や市に対する要望合戦になるのですが、参加者同士・市民同士でも異なる意見を持っているということを皆さん認識して欲しいのです。皆さんそれぞれ意見があると思いますが、どんなまちにしたいのかという話で、前向きな話をよろしくお願いします。

参加者

 私も園を運営している立場の者ですが、給食にしても安心して口にできる、安心して預けるというものを提供しています。市全域の保育施設で「長岡京市では保育が充実していて安心な食が提供される」というキーワードを共有していければよいと思うが、そういうものに変えていくための取り組みがなかなか出来ていないと感じます。

参加者

 保育を全体的に底上げしていかなければ、お母さん達の満足度が上がらないと思います。私は民間が入って特徴を出していくのは良いと思っています。

市長

 まず、待機児童の現状をなんとか解消したい。公立の認可園の受け入れを増やしていくため、新田の移転や神足の改修も行っていますが、今、来年度の受け入れ増のため、少しでもできることがないだろうかと議論しています。食ということに関して、どのまちも子育てしやすいまちということで、何かで特徴づけをしようと図っています。中学校給食の導入に関してもそうですが、出来ればいいというものでなく、長岡京市に出来た新しい給食は、いいものだねと評価をいただきたい。それぐらいの勢いでやっていきたいと思っています。

参加者

 給食の事は毎年、保護者会の総会で要望を出していますが、国の補助基準があって2歳までは主食の補助は出ているが、3歳以上の給食でご飯が出ているのは、その市が独自に出していると聞きます。

市長

 今の保育所の給食施設では主食は供給しない前提の規模でつくっている。ご飯を炊くためにスペースがいるという、そこまでの想定がないのですかね。 開田も主食は提供しないという前提で作っているのですね。神足も来年改修ですが、公立の公平性の中という観点からいくと議論が難しいですね。課題として認識しておきます。小学校はアレルギー食等配慮はしていますが、なかなか行き届いてないということですね。

参加者

 アレルギーの知識のある管理栄養士を置いて欲しいです。

ファシリテーター

 今までの議論の中ですが、保育園の待機児童の問題は量の話ですが・・。

市長

 単純に言えば、量の話でなくなってきています。場所のミスマッチがあって、自分から辞退した人を、長岡京市は待機児童に入れているが、他市は入れてなくて、それは待機児童は0になっているのです。国の基準は辞退した人は待機児童数に入らなのです。長岡京市の場合は単純に量だけの問題でなく場所等も考えなくてはと思っています。

参加者

 市外から業者を呼んできて、保育園の経営とかという具体的な話はあるのですか。

市長

 今、現状お話は聞いていますが、そこが具体的にできるかどうかはわかりません。

参加者

 やりたい所があるというのは公平にやっていただいたらいいですけど、何故市外なのですか。その辺の透明性を、規模の問題もありますが、新しく保育園を造るのであれば、決まってから公表でなく決める前に議論をしてもらうようなシステムがあればと思いますけど。

市長

 公共の用地であればオープンに募集をしてという形になると思いますが、民間でご自分の土地にとなれば、正直難しいですね。

参加者

 待機児童のまま置いておけないので、定員を増やす方向ですか。

市長

 そうですね。

参加者

 今日のテーマである、現在子育てをしている方の話を今日聞きにきましたが、市役所に気軽に行けるのがやっぱり一番よいと思います。気軽に行ける雰囲気づくりが大切だと思います。

ファシリテーター

 今日のこの開催がそうなりたいのですが、何回もこういう会を繰り返さないと、他市でもこういうのを開催していますが、繰り返してして回数を重ねていくと、どんどん人が集まります。逆に役所の人の数は減っていきます。それでいいのです。

市長

 今日の時間設定はどうですか。平日、土日とかはなかなか難しいですかね?

参加者

 市民の一人一人の意見は違うので意見を聞くというのは大変だと思います。それを取りまとめるコーディネーター役みたいな人を置くとか、他市はあるのに長岡京市にはないのが不思議です。他市はNPOとかに委託したりして、お母さんたちの相談にのっていますよ。

ファシリテーター

 相談窓口が機能していないのですか。

市長

 市も相談窓口を持っていますが、そこで市民のニーズを拾い上げているだろうと思いますが、本当に声を拾い上げているかどうかという部分はありますね。いろんなニーズがありますが、実際事業としてやっていることと、市民の子育て世代の皆さんが思っているギャップの部分がどの辺なのか思うのですが。 長岡京市のこういう所を改善して欲しいというご意見を聞きたいと思っています。

ファシリテーター

 市役所に届いていない要望とはどんなことなのか。市長が聞きたいこともそういうことだと思いますよ。

参加者

 先ほどの話ですがこの時間帯はお迎えの時間で、託児で預けるにしても子どもも一番眠たい時間なので、市長とお話しが出来て興味があるお母さん達が他にもいっぱいいるので、この時間の開催は勿体ないなと思いました。

ファシリテーター

 本当は午前中ということでしたが、場所の関係でこの時間になりました。午前中の方が良かったみたいですね。

参加者

 10時がいいですね。

市長

 いい勉強になりました。土日はどうですか。

参加者

 託児の完備があれば。土日もありだと思います。

市長

 今みたいに、どこにニーズがあるが、時間設定にしてもどういうところを設定すれば充実をしてくるとか、このまちで子育てしたい、子育てするなら長岡京市と言ってもらえるように、攻め方やニーズを知りたいのです。

参加者

 2歳と5歳の子を育てていますが、ママ友たちとも言っていますが、長岡京市は子育てしやすいねと思っています。道で出会った人でも微笑んでくれます。他市ではそういうことはなかったです。それと小さい子が遊ぶ場があまりないので、もう少し誰でもいつでも行けて、いつでも帰れる遊び場があったらいいなと思います。保育所に遊びに行って子どもへの接し方や相談にも乗ってもらえてすごく心強く思いました。

参加者

 こらさにも子どもが遊ぶ場があるのですが、アクセスが大変なので、はっぴぃバスとか親子で無料になるような方法を考えて欲しい。

参加者

 去年長岡京市に来ましたが、こらさって何をしているのかわかりませんでした。先ほどのお話の中で人口を増やすとかのお話がありましたが、規模に見合ったことをすればいいのでは思いますけど。8万人を維持する必要もないと思います。その時の規模に合うようにすれば良いのではないかと思いますが。それと子育てコンシェルジュをこの間受けましたが、何のためにやっているのかよくわからないです。

ファシリテーター

 どうしたら良いと思いますか。

参加者

 やるのなら、先進地域みたいになって欲しいです。

ファシリテーター

 いきなり先進地にはならないので、やるならやるで、育てていきましょうか、それともやめた方がいいのか。どの施策もそうです。

参加者

 1回とかでは無理なので、コンシェルジュとなっているからには待ってるだけじゃだめだと思います。

ファシリテーター

 そうですね。何回も。攻めることですね。

市長

 今1名配置しています。

参加者

 回数が少ないと思います。

参加者

 長岡京市は保健師が訪問してお話を聞いてもらって、市民の方から親身になてもらって良かったという声を聞いてますが。

市長

 かゆいところに手が届くような声を聞かせて欲しいです。

ファシリテーター

 産後のお母さんの手当が日本全国足りていないという話もありましたが。

市長

 我々もそういうニーズを聞いて、そのニーズに合っていなくては、何もならないから、そういうところを言っていただき、その辺の声を聞いていきたいと思います。また、つなぎの部分や仕組みがわかりにくいので、もう少しわかりやすくしなければならないですね。

参加者

 子育てに息詰まっているお母さんは子どもと少し離れる時間がいると思います。一息できる時間があったらと思います。

参加者

 事業所や認可外の事業所を利用することで、少しでも負担がやわらげればと思います。

参加者

 一時預かりのチケットとか、もっとハードルを低くして、本当に市民に使ってもらえるようなことをサービスをすればどうですか。

市長

 いろんなニーズがそれぞれあります。きめ細かくサービスや事業をしなくてはいけないのですが、行政が仕組みの中でやってしまうとどうしても利用者を選別してしまいますし、行政として何らかの線をひかなければならないのですが、兼ね合いが難しいところです。

参加者

 本来は昔ながらの近所付き合いがあれば、そんなところへ行かなくても、近所のおじいさんとかおばあさんが見てくれると思いますが、そういう意味でも近所の人とのコミュニティがすごく大事だと思います。

ファシリテーター

 いろいろ課題がありますが、こういう話し合いをどんどん繰りかえす事が大事だと思うので、是非、何回もこういう場を開催していただければと思います。時間の関係上これで終わらせていただきます。ありがとうございました。

お問い合わせ

長岡京市対話推進部秘書課秘書係

電話: 075-955-9500

ファクス: 075-951-5410

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