平成28年度第1回長岡京市いじめ防止対策推進委員会会議録
[2016年8月24日]
ID:6114
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日時
平成28年7月28日(木曜日) 午後1時20分~1時40分
場所
出席者
委員
事務局
傍聴者
内容
1 あいさつ
開会の辞
2 本市の現状について
事務局より、資料「平成27年度いじめアンケート調査の結果(年度末)について」をもとに、本市の状況について説明
・昨年と比較して、いじめの件数は減少した。
・解消率については、小学校では微増し、中学校では減った。
・小学校3年生で件数が多くなる傾向である。発達段階で対人関係の増える年齢であり、友達とのトラブルも増えるためと考えられる。
・パソコン、ネットのいじめでは、女子に多い傾向がみられる。
・対人関係で嫌な思いをしたその解決策が身に付いておらず、情報モラル等教育していかなければならない。
3 意見交換
委員:いじめの件数に男女差はあるのか。
事務局:そんなに男女差はないと認識している。
委員:携帯電話等での誹謗中傷とのことだが、パソコンはともかく、携帯電話はそんなに持っていないものと思っていたが、長岡京市ではその項目の件数が多い。携帯電話の所持率は高いのか。
事務局:今年度の数は把握できていないが、塾帰りの連絡等に使うため、所持率は増えている。
委員:認知件数が減少傾向にあることは喜ばしいことでもあるが、注意喚起をしなければならない。この30年間、大きな事件の後は認知件数が多いが、だんだん減少する。暴力系のいじめは目に留まるので認知しやすいが、問題はコミュニケーション系のいじめであり、見えにくい。社会が注目していないと減ってくる傾向がある。本当に減っているのか、そういう問題なのか油断してはいけない。市教育委員会は、そういうリスクもあるということで、数字にとらわれないで気を引き締めて対応してほしい。
他に気になる点としては、重大事態の問題である。丁寧に見るということで第一段階、その中で継続し第二段階として数があがっているが、その中に重大事態のリスクのあるケースがどれほどあるのかということである。
事務局:確かに重大なケースも含まれている場合もある。
委員:問題は、子どもたち自身がいじめを自覚できていない、感じられていない点である。
事務局:学校で発見できず、不登校になり、事が大きくなることがある。些細なことを学校と家庭で言える関係が作れていけば、防げる例も多い。
委員:高学年になった時、いじめられたというアンケートではなく、いじめた側の理由やいじめをやめた理由、自分でいじめはいけないことと気付いた等を調査することはできないか。
委員:リスクのある件は、最低限、市教育委員会で情報を持っておかなければならない。家庭と学校の人間関係がリスクを下げる。
解消率が高いにこしたことはないが、あまり高いと本当なのかと疑わしい。問題は、何をもって解消かということである。文部科学省は明確にしていない。目安を乙訓地域で統一して持ってもいいのではないか。
委員:解消率もいいが、大切なのはどのような認知を行って、対応をしたかではないか。
事務局:文部科学省も解消を含め、いじめ防止対策推進法等の見直しの動きもあるようなので、今日いただいた意見も含め、取り組みに活かしていきます。
