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平成28年度 第3回社会教育委員会議 会議録

[2017年3月15日]

日時

平成29年2月17日(金曜日)午後3時30分~同6時00分

場所

長岡京市立図書館3階 大会議室

出席者

社会教育委員

加藤委員長、田中副委員長、大谷委員、中西委員、藤山委員、山口委員、湯川(智)委員、柴沼委員(8名)

行政側

教育長、教育部長、文化・スポーツ振興室長、青少年育成担当主幹、教育総務課長、中央公民館長、図書館長、北開田児童館長、生涯学習課長、社会教育指導員、事務局(11名)

会議録公開の可否

公開

傍聴者

1名

会議次第

開会

あいさつ

案件

  1. 平成29年度 社会教育の重点について
  2. 地域で支える中学校教育支援事業について

その他

  1. 今期社会教育委員の任期満了にあたって
  2. 連絡事項

閉会

視察

 長岡中学校 地域で支える中学校教育支援事業チャレンジ教室(数学)

開会

委員長あいさつ

・委員への謝辞

・春は、出会いと別れの季節というが、本日は午前中、卒業式の答辞の準備をしてきた。一昨日、2月15日は、涅槃会といってお釈迦様が入滅された日。光明寺でも涅槃図というものを掲げている。中央で、北枕、顔を西に向けてお釈迦様がお休みになっておられ、その周りで沢山の動物達が泣いている。弟子達も泣いている。「今日は何の日」でいうと、2560年前の2月15日の出来事だそう。また、453年前の2月15日というのは、ガリレオ・ガリレイが生誕した日と伝わっている。木星の4つの衛星を観察して、地動説を唱えた。大きなヒントを観察から導いた人物が生まれ、その同じ日に釈迦は亡くなった。その間に何の因果関係もないが、そういうことを1日1日偲ぶということには、非常に意義があるのではないかと思う。

・昨年発表された京都府の教育振興プランの中には、「つながり、創る、京の知恵」と銘打っているが、その中に「はぐくみたい力」というものがある。その中心には、「包み込まれているという感覚」がある。日々のニュースでは、本当に信じられないようなことが沢山あり、見るだけで目を覆いたくなるようなことも多い。「大切にされているんだよ、愛されているんだよ、期待されているんだよ」というような実感をはぐくんでいくということが、社会教育の中で非常に重要なことと考えている。

・涅槃図では、お釈迦様を中心として、人間も動物達も、皆包み込まれている。「ありがとう」「ごめんなさい」「よろしくね」という気持ちで、両者が包み込まれていることを思った。

教育長

・委員への謝辞

・『冬ながら 空より花の 散りくるは 雲のあなたは春にやあるらむ』

古今和歌集の歌。冬なのに、空から花が降ってくる。つまり雪。雲の向こう側はもう春になっているのかな、という寒さの中にも春を待とうという穏やかな気持ちになる歌。「冬来たりなば春遠からじ」という言葉もある。寒い中にも、一歩ずつ春に近づいている。明日が二十四節気の2つめ、「雨水」。この時期になると、雪がそろそろ雨になる。まさに本日も雨、この一雨々々ごとに季節が進んでいる。この後2週間後が啓蟄、虫が地面から這い出てくる。その後が春分。市でいう会計年度が終わり、また新しい1年が始まる。

・「今日は何の日」を紹介する。2月17日は「天使のささやきの日」。昭和53年に、日本で最も気温が低いマイナス41.2度を観測したが、公式記録とは認定されなかった。当時の若い人達が、プラスイメージに変え、厳冬を体験する日にしようと、ダイヤモンドダストを観測する「天使の囁きを聴く集い」を昭和62年から開催している。日本の最低気温で記録があるものは、明治35年1月25日の-41度。概ね115年程前になる。この日前後に何があったか、映画などでご記憶におありのことと思う。新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』で有名になった。映画では、高倉健と北大路欣也が指揮官を演じ、それぞれ青森第五連隊と弘前第三十一連隊を統帥し、八甲田山を目指す。迫りくるロシアの脅威に対抗しようと、冬季戦略のための訓練だった。少人数で、地元の人達を案内にして目指す弘前第三十一連隊に対し、青森第五連隊の方は概ね210人の部隊で、上官が横やりを入れてくる。命令系統が1本ではなく、色々な横やりが入ることで、指揮官の権威が揺らいでくる。最後には、階級の高い人自らが決断し、指揮命令系統がばらばらになってしまう。組織の指揮命令系統で、「してはならないこと」として、研修でもよく取りあげられている。この事件で199人が亡くなられた。私も実際に現地に行ったことがある。幸畑陸軍墓地や遭難碑を訪れると、厳粛な気持ちになる。人の生命が無念な形で亡くなり、訪ねた時には改めて冥福を祈った。

・雨や地震などの自然災害というものは、我々人知の及ぶところではない部分がある。少しでも被害を少なくするため、いつ起こってもおかしくないという気持ち、心構え、気構え、体構えが大事だといつも思っている。こういった自分達の思いを新たにする意味でも、「今日は何の日」と、その時その時に自分自身反省し、また、人と話をするということも良いと思う。

・本日は来年度の社会教育の重点をご検討いただくなど、生涯学習社会の構築に向けて、社会教育の視点からのご検討・ご意見をよろしくお願いいたしたい。会議の後の視察は、前回の放課後すくすく教室の現状に引き続き、地域による中学校教育支援事業の現状をご覧いただき、小・中学校への支援のあり方をより良いものにしていくために、皆様のご意見やお考えを頂戴したい。

協議案件

1 平成29年度 社会教育の重点について

社会教育指導員より説明

以下、質疑応答の概要

  • 委員 努力点のレイアウトのことでお尋ねしたい。中央に重点を入れ、それを広げて個々の活動になればわかりやすくなって良いのではないかとご意見申し上げたと思う。中央部の社会教育の努力点による色分けが、それぞれのフィールドで実施されることを表しているという理解で良いか。
  • 社会教育指導員 仰るとおり。
  • 委員 努力点の「家庭の教育力の向上」について。平成29年度に向けて整理されたものが良いと思う。「主体的な子育てを推進」という言葉について、案のとおりカットされていて良いとは思うが、これは、家庭教育といえども勝手々々に行うものではなく、公に通じる意味合いがあるのではないかと思った。
  • 社会教育指導員 「思いやりの心など」については重点の方へ移し、その重点を基にして、努力点の方をできるだけ具体的に記載するようにした。「主体的に」という言葉はとても大切だが、具体的には表現しにくい。
  • 委員 「主体的な子育て」は、“各家庭で自由に行って良い”と捉えられなくもない。家庭というのは、規範意識など色々なところに繋がっていくもの。我々が考えていく中身かと思って読ませていただいた。
  • 委員 この「主体的に」はネガティブな意味ではなく、恐らく自発的な子育て、主人公はあなた、それぞれ親としての役割がある、という意味合いで、社会的な尺度を当て嵌めるものではないという意味かと思う。
  • 委員 努力点の「現代的課題などに関する学習活動の推進」の2つ目、「・個人情報に関する権利保護とSNSの利用時などの情報モラルの確立」について。情報は日進月歩で、“SNS”とここで規定してしまうことによって、逆に狭い範囲となってしまうのではないか。例えば、ここでは学習活動の推進がテーマなので、「高度情報化社会に対応できる権利やモラルの学習の推進」という形ではどうか。
  • 社会教育指導員 いただいたご意見を基に検討したいと思う。

2 地域で支える中学校教育支援事業について

社会教育指導員より説明

以下、質疑応答の概要

  • 委員 中学校教育支援事業の学習支援というのは、授業中に先生と並行して、地域の方が学習をみてくださるということか。
  • 社会教育指導員 学習支援の形態は、まず授業中の補助の場合と、希望した子どもを放課後に集めて、地域の方が支援する場合、また、テスト前に集まって、先生と地域の方が一緒に支援する場合とがある。
  • 委員 部活動が終わってからとなると、遅い時間になる。それでも地域の方が子ども達のために力を貸してくださるということ、素晴らしいことだと思う。しかし、支援する方ご自身の都合や体調がある中で、継続的に、常に学校の要望に応えていくのはかなり大変なことだと思う。そのご苦労について教えていただきたい。
  • 社会教育指導員 おっしゃる通りです。多くの方が支援してくださっているが、今年度、体調を悪くされたことがあった。家人の具合が悪くなり、続けられなくなった方もおられた。支援する方々にも色々な事情があるが、生徒は集まってくるので、急なお休みの場合は対応が難しく、実際課題となっている。また、高齢化により、新しくボランティアを募っていくことも課題。生涯学習課では、中学校の要望に応じて、広報紙を通じて募集を行っている。今年度も何人か応募してくださり、既に支援に入っていただいている。但し、急な対応は難しいため、生涯学習課では現在、人材バンクの構築を検討している。すぐに支援に入っていただくことはないかもしれないが、人材の確保をしておきたいと考えている。
  • 委員 女性の会でのすくすく教室の支援では、当日人数の減があっても、その人数で支援を行うことができる。しかし、英語や数学の学習支援となると誰にでもできることではない。ご苦労を考えれば考えるほど、大変なことだと思う。子ども達にとっても、地域の親にとってもありがたい制度。この制度がもっと充実するような取組を私達も真剣に考えていかなければならないことを実感した。
  • 社会教育指導員 密に連絡を取ってくださっているコーディネーターのご苦労もある。コーディネーターには、校長を退職して務めてくださる方や、英語指導の先生が退職後に講師をされ、そこからコーディネーターを務めてくださる方がいる。
  • 教育長 長岡京市では、チャレンジ学習と教育支援事業を一本として実施しているが、もともとは別の事業だった。教育支援事業ははじめ、生涯学習側から、学校教育の教科指導外、クラブ活動やあいさつ運動、環境整備、図書室でのボランティア活動など、学校教育の周りを支える制度だった。チャレンジ学習は、学校教育側から、正規の時間外に数学検定や英語検定を受けさせようという教科指導の延長が、国から都道府県を通じておろされてきたもの。しかし数年で補助は打ち切られ、市町村自身で実施することとなった。財源のない自治体は継続できず、やめざるを得なくなった。長岡京市では、チャレンジ学習を教育支援事業とあわせて、一本のものとして独自に実施した。かなり少ない金額でご協力いただいており申し訳ないのだが、少しでもお礼を出すべきだと思っている。学校現場でも教職員の労働が過重となっている。部活動など教科以外の所で、地域の人々の力を活用できないか、国の方でも公式に制度化しようとする動きが出てきている。子ども達を支える接点の部分で、学校教育、生涯学習両方の面から声をあげていかないといけない。社会教育の先生方からのご支援がいただければと思う。
  • 委員 私達が子供の頃は、授業から遅れてしまった子どもについては、先生が放課後に教えてくださった。今と感覚がずいぶん違うと感じたが、この中には現役の先生は含まれていないのか。先程のような急なお願いについても対応は難しいのか。
  • 教育長 含まれていない。先生方には決められた労働時間、給与があり、副業となってしまう。
  • 委員 放課後の学習の時間も、恐らく先生は学校にいらっしゃいますが。
  • 教育長 いらっしゃるが、本来は先生の勤務外にあたる。我が国の教員の労働時間が長いことは問題として、世界でも注目を浴びている。先生の帰る時間は遅く、朝も早い。人の力で協力できることは、少しでも何とかしたい。放課後の保護者対応もあるし、仕事のためでも記録媒体を持って帰ってはならない。そこに、児童・生徒数が減少するため、教職員数を削減するという国の話があり、そこで摩擦熱が生じている状況である。
  • 委員 まず1つ目に、今すぐの話ではないが、新聞でも取り上げられているように、学習指導要領が2020年から改訂され、授業の時間数を増やす方向性である。ということは、この学習支援事業のニーズは、恐らく今以上に高まっていくと予想される。現在このような課題を抱えている一方で、中学生達の受けたいという希望が高まることが想像される。前もって行動しておかないと、突然その事態となった時に、非常に困難なことになるかと思う。対応策をお考えなのか、課題としてお持ちなのか伺いたい。2つ目は、これまでは我々は、知識を先生から教わり、学校の中で行ってきた。今後はボランティアの方々も、アクティブラーニングというものが問われることになると思う。英語で自己紹介をし、皆の前で道案内をするようなことが試験となる時代になる。そうすると、これまでの英語の知識を持たれていた方、まして退職された先生に、その対応が可能かどうか。この教育支援事業を続けていく上で非常に難しい課題となることが予想される。どのようにお考えかお伺いしたい。
  • 教育長 結論から言うと、今は保留状態。はっきりとしたプロットは描けていない。特に英語は、小学校5、6年生は教科化され、3、4年生でも実施。現在の授業時間は、月曜から金曜まで6時間。水曜日だけ6時間目がないため、週29時間。これ以上どこで実施するのか。始まる前に15分ずつ実施するなど、文部科学省から色々なメニューが示されているが、本市は状況に合わせて、考えていかなければならない。また、教職員の負担がさらに増えるため、土曜日を使わざるを得なくなるが、それには労働時間の法律を変えなければならない。先生方のご意見を聞き、本市の一番より良い方向を見つけ出すしかないと思っている。是非に色々なご意見を頂戴したい。
  • 委員 可能かどうかわからないが、特にボランティアの人材確保ということでは、教員を養成する大学などで、市がインターンシップという形で単位を認定する代わりに、ボランティアとして参加することが挙げられる。例えば、京都教師塾のような実践的なテクニックを学べる場所という形がある。実際に現場で学習補助に入るというのは、教員志望の学生にとって良い経験となると思う。他市で実施していないのであれば、先駆的な取組として補助が受けられるようなこともあるだろう。そのようなアイディアがあればと思う。
  • 委員 教育実習指導ではお世話になっているが、加えて、すくすく教室や学校支援の中に学生が入っていく、或いは教員免許の更新講習でも考えられる。地域と組織が力を高めていくことができればと思う。

その他

1 今期社会教育委員の任期満了にあたって

各社会教育委員より、ご意見・ご感想

2 連絡事項

  • 委員謝礼について
  • 乙訓社会教育委員等連絡協議会研修会について
  • 次期社会教育委員の公募について

閉会

副委員長あいさつ

・長時間にわたっての論議への謝辞

・今回次年度の社会教育の重点を見て、来年度動き出しそうな感覚を持った。ずいぶん前から、少子高齢化、社会総がかりの子育てという話を聞くのだが、動きがゆっくりだという気がしていた。昨年12月に中央教育審議会の答申が出たり、先日学習指導要領案が出たり、これからの学校教育だけでなく、社会教育のイメージも変わっていく、というように感じている。子ども達も、ふるさと学習や地域学習など、答えのない課題を子ども達なりに考え、地域の一員として参加、課題解決学習をして貢献している。一方で、大人も、単に自己実現の学びだけでなく、それを地域づくりの実践に繋げていく学び、課題解決学習を行っていくのかと思う。相互に関係していると思った時、社会教育の重点の「生涯学習の実現」2つ目、学校教育と社会教育が連携していくイメージが自分なりに持てたような感じがしている。また、家庭支援の中に「子どもへの支援の充実」と入れてくださったことで、より目的がはっきりして良いと思った。

・次年度、紙面上はいいものができたとして、赤ちゃんから高齢者まで、市民皆のため、社会教育行政の人と共に、社会教育委員として「社会教育の重点」を意識できれば良いと思う。来年度の目標に、どれを具体化するのか、施策化するのかというのを考えていくことが大切だと思う。また、残りの年度のまとめをよろしくお願いしたい。

視察の様子

チャレンジ教室(数学)の様子

チャレンジ教室(数学)の様子

地域コーディネーター・ボランティア控室の様子

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お問い合せ

長岡京市教育部生涯学習課(図書館内)生涯学習・文化財係

電話: 075-955-9534(生涯学習)、075-954-3557(文化財) ファクス: 075-954-8500

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