ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

現在位置

平成29年度 第3回 図書館協議会会議録

  • ID:7522

日時

平成30年2月16日(金曜日)午後2時~3時40分

場所

図書館3階大会議室

出席

委員

夘滝会長 

上島副会長 

肥後委員

瀧川委員 

藤山(善)委員

木村委員 

荻委員 

上野委員 

小森委員  

(副会長以下 委員名簿順)

事務局

井木館長 

池野係長 

三谷総括主査 

五十棲総括主査

欠席

藤山(仁)委員

傍聴者

2名

案件

(1)平成29年度図書館事業報告について

(2)その他

議事

1.開会

 

2.館長挨拶

 寒い日が続いているが、昨日長岡天満宮の梅の花が咲き始めているのを目にして、寒さの中にも春めいてきたと感じる。このあと短い時間だが、今年度の状況を報告したいのでよろしくお願いしたい。本日は傍聴者が2名おられる。

 

3.会長挨拶

 みなさま、こんにちは。大変寒い中、またお忙しい中を第3回の図書館協議会にお集まりいただきありがとうございます。先ほど館長は「梅」の話をされたが、私は庭先のタラの芽がふくらんできたことを見て、春が近づいてきていると感じていた。今年度は図書館開館30年ということで、館長、館員のみなさんの「更に多くの市民に利用される図書館に」という思いで、多彩な事業が実施されたこと、市民との協働による取り組みが評価され、長岡中学校の読書活動が注目されたこと等、学校図書館との連携を意識した活動が行われた一年でもあったかと思う。本日は平成29年度事業報告を議題として協議を進めていきたいと思う。これからの長岡京市の図書館行政の一層の充実に向けて、みんなで活発な話し合いができたらと思う。

 

4.議題

 

 

(1) 平成29年度図書館事業報告について

事務局 貸出状況について、前年度対比貸出冊数増減数は、4月8月12月の春休み、夏休み、冬休み期間中は、昨年に比べて増えている。12月までの比較では、貸出者数、貸出冊数共に約6~7%の割合で増えている。予約冊数について、12月までの比較となるが、4~5%の増となっている。Webからの予約は、6~7%の増となっている。窓口の受付よりもWebからの予約受付が最近は増えている傾向にある。平成27年度の10月より今の図書館システムを導入しているが、ホームページなど利用者に浸透してきたと考える。総合交流センター返却本回収冊数について、昨年度と比較して5%の伸びとなっている。市東部の住民の方にご利用いただいていると推測する。

 

会長 貸出や予約など図書館事業を評価するときの重要な指標となるが、いずれも利用数が伸びているという状況を報告してもらった。何かご質問はあるか。

 

委員 4月~12月まで9ヶ月の内、6ヶ月の貸出冊数が増えているのは素晴らしいと思う。厳密には、1ヶ月毎の開館日数と貸出冊数を比較して判断するところであるが、全体的に利用者数、貸出冊数が増えていると認識している。

 

委員 総合交流センター返却本回収の表にある「一回目」「二回目」はどういう意味か。

 

事務局 日々回収に行くが、1日に2回回収に行っている。1回目は朝9時までに返却本の回収、2回目は大体午後2時~3時までの間に予約本の配送と返却本の回収に行っている。

 

委員 予約本は総合交流センターで受け取れるのか。

 

事務局 Webから申し込んで受け取り場所をバンビオに設定していただくと、予約本をバンビオで受け取ることができる。

 

委員 予約本は新刊が多いなど何か傾向があるのか。

事務局 ベストセラーに予約が入ることが多いが、それだけではなく自分で研究されて古い本をお探しの方もおられる。当館にない本は、相互貸借制度で他館から借りることができる。京都府下の図書館や府外の公共図書館などから借りるだけでなく、最近では京都府内の大学、京都教育大学や佛教大学などの図書館からも京都府立図書館経由で借りることができるようになった。予約数からみると新しい本が多い。

 

委員 Web受付の予約が増えたと報告があったが、お年寄りには苦手な方もいる。図書館はWebの方に目を向けるだけではなく、カウンターでの業務端末受付や電話での受付のように従来からの方法も重視してほしい。

 

委員 携帯が苦手な方には、電話だけでなくファックスの受付けなどあるのか。

 

事務局 今のところ行っていない。Webからの予約の場合は本が特定できる。窓口の場合は対面で、本の所蔵があるかないか、他館でお持ちかなどのやり取りができる。ファックスの場合は一方的となり、内容が曖昧となりあとから連絡が必要となったりするので実施していない。実際のやり取りがあった方が、確実に本を提供できる。

 

会長 続いて、ホームページのアクセス件数、行事、情報コーナーについて説明をお願いする。

 

事務局 ホームページのアクセス数は微増だが増えている。子ども読書の日、読書講演会、英語のひろば、子どものひろばなど行事説明。情報コーナー、長岡中学校のビブリオバトルのカードを展示について説明。

 

会長 今の説明で何か質問はあるか。

 

委員 英語のひろばの対象は大人か子どもか。またどんな内容で行ったか。

 

事務局 長岡京市の中学校に行っておられるアメリカ出身のAET英語指導の先生が2名おられる。夏休みに入った時期になんとか来ていただけないかとお願いして講師となってもらった。幼児などを対象に英語の絵本の読みきかせやジェスチャーゲームなどしてもらい、100名ほど参加された。

 

委員 成果はどうだったか。

 

事務局 保護者の方から、またこんな行事をしてほしいという声を聞いている。

委員 図書館玄関の古文書の展示はおもしろい内容だが、どこがしているのか。

 

事務局 3階の生涯学習課が展示している。長岡京市の地域の特色などがわかる。

 

会長 館内に市のパブリックコメント募集を知らせ、資料が置いてあるのを見て、図書館が情報公開を行い、行政機関とうまく連携していて良いと思った。

 

委員 ビブリオバトルのカード展示は素晴らしいと思った。展示されることになったいきさつを知りたい。

 

事務局 前回、委員の皆様と中学校を視察した時にビブリオカードを見せてもらった。委員の方からカードが素晴らしいという声をいただいたので、校長先生に図書館で展示させてもらえないかとお願いしたところ快諾いただいた。図書館に企画を任せてもらった。ビブリオカードに紹介された本の中で図書館が所蔵している本も併せて展示したところ、本は人気がありすぐに貸出に出た。2月いっぱい展示する予定である。この展示が今後も定着すればよいと考えている。

 

委員 長岡中学校だけでなく他にも広がったら良いと思う。中学校、高校と連携して取り組むことは素晴らしいと思う。

 

会長 文科省の国語科指導要領の中で、読解力だけではなく、本を読んで内容をまとめ、それを自分で表現できるかまで要求されている。そういう視点からみても学校図書館の役割は大きい。この活動を展示というかたちで公共図書館が連携していることはとても良いことだと思う。

 

委員 新聞にも載ったので、保護者の方にも反響があった。小学校では、自分の好きな本の帯を作っている。

 

委員 高校の図書館に以前携わっていたことがあるが、ビブリオカードを作られているのを見て驚いた。中学生が大人の一般書も取り上げていることに安心した。この取組はぜひ続けてほしい。

 

委員 ビブリオバトルを見たことがあるが素晴らしかった。

 

委員 例えば、秋の読書週間ではこの中学校のビブリオカードの展示をするなど、市内の全中学校で取り組めばいいのではないか。先生方もビブリオバトルに参加され、生徒と一緒に取り組まれていた前回報告があったので、良い学校づくりになっていると感じた。

委員 学校の図書館でしていることが、本を媒体として、公共図書館で展示されることは、子どもたちにとって大きく意識が変わることになる。自分たち子どもが活躍していることが、こうやって世間の方に見てもらえるということが子どもにとっての自信となる。そういう意味で、図書館の展示は良かったと思う。

 

会長 傍聴の方が先ほどから挙手されているが発言可能か。

 

事務局 規則ではできないが、委員の皆様で判断をお願いする。

 

(委員判断で許可される)

 

傍聴者 図書館には本がたくさんあり、利用している。その所蔵本の中には誰も触らない本があり、書架を占領している。本は市の貴重な財産であるが、そういった読まれない本は除籍してはどうか。

 

会長 傍聴者の方より、資料の除籍や除架を行い、開架の新鮮度を求める意見があった。考慮していただけたらと思う。

 

会長 ビブリオカードの展示等、学校や学校図書館との連携について、委員のみなさんから高い評価や継続の要望があった。図書館協議会の意見として強く受け止めていただきたい。

 

事務局 図書館サービス計画の取組状況について報告。収集図書の拡大、学校図書館(室)の連携、開館時間の延長、アウトリーチサービス、ブックポストの増設の5つの重点課題を昨年度から5ヶ年計画で取り組んでいる。

収集図書の拡大について、書架が満杯状態で、破損が進んでいる本など古い資料の除籍。除籍本については、現在は留守家庭児童会へ寄贈、学校司書の方に利用できる本を選書してもらい学校で有効活用。今後は市民の方への活用検討。学校図書館との連携について、ビブリオバトルカードの展示、団体貸出など学校図書館の充実の支援、市内全小学校2年生の学校見学での図書カード作成と貸出利用、小学生・中学生の体験学習を実施。開館時間の延長について、兵庫県猪名川町の図書館に運営状況など視察。人件費などの予算を伴うため時間をかけて色々な角度から検討。アウトリーチサービスについて、来館が困難な高齢者、障がい者の図書の利用について、来年度規約を作成し具体的に試行予定。ブックポストの増設について、市内2ヶ所を提案したが予算化にいたらず持越し検討。来年度予算については、議会で決定されるが、今年と同様の金額枠で運営する見込みである。

今年は30周年記念行事として、英語のひろば、ムラタセイサク君の出前講座、ぬいぐるみのお泊まり会、あまんきみこさん読書講演会、ビブリオバトル紹介カードの展示など、図書館に興味関心を持っていただき、ひとりでも多く来館いただけたらと職員一同取り組んだ。

 

会長 図書館サービス計画の取組状況の説明について何かご意見などあるか。

 

委員 今年は何冊くらい購入されたか。除籍の基準はあるのか。古いから除籍対象となるというのは違うと思う。どういった本を除籍するかオープンにした方が良いと思う。

 

事務局 昨年度は、5,166冊受け入れている。今年も図書費が同じ予算なので、同じくらいの冊数となる見込みである。

 

委員 コンピュータを使って、利用されなかった本の数はわかるのか。

 

会長 主要な統計はコンピュータでわかるようになっている。選書と除籍について基準はありますね。

 

事務局 収集方針、除籍基準共にある。

 

委員 市民の方に古い本をお譲りするのは、その本に興味を持った方だと思うので良いが、学童なり小学校に古い本というのはどうかと思う。

 

委員 司書会の時にお料理の本をもらい、学校図書館ではないがクラスの学級文庫に置いている。古くても活用できる本がある。

 

会長 学校図書館の目的は、児童、生徒の読書や学びと共に、先生方の授業に役立つ資料の提供が定められている。本なら何でもいいわけではない。基準もあり、しっかり選ぶことが大切だ。そのような原則をおさえた上で、公共図書館で不要となった本の有効利用もあってよいと思う。

 

委員 学童保育に行く機会があり本を見ると、図書館の寄贈本があったが、それらがボロボロであったり子どもたちが手に取れないような状態の悪い本は無いと感じた。

 

会長 市民対象の除籍本のリサイクルについてご意見はあるか。

 

委員 賛成である。どんな本が除籍本となるのか興味がある。掘り出し物があるように思う。

 

委員 リサイクルデーを期待している人がいる。本は人によって価値が違うので、本のリサイクルは良いと思う。

 

(2) その他

会長 今回は任期2年の最後の協議会なので、各委員からそれぞれご意見をお願いしたい。

 

委員 勉強させてもらう2年間だった。図書館の取組に携わらせてもらっているが、まだまだ図書館について知らないことばかりだった。有意義な時間をもらった。

 

委員 日ごろ図書館を利用している。図書館にない本を他の図書館に借りてもらい助かっているが、もう少し予算を増やしてもらい購入してもらった方が良いと思う。同規模の市町村の中で図書費が低かったと記憶しているので、平均の図書費の確保をお願いしたい。

 

委員 開館前にシャッターの前で待っていて、開くと同時に新聞を見に行く中高年がおられる。その様子を見て、中高年層の方たちに対する働きかけを増やしてほしいと思った。幼児向けなど子ども向けサービスに対しては非常によく実施されていることがこの協議会でわかった。

 

委員 居場所機能が図書館にはあると思っている。面積の関係で無理かと思うが、机やいすをもっと増やし、学習するスペースの確保ができれば中高生の利用も増えるのかなと思う。この面積の中でどう工夫するか考えていく必要があると思う。

 

委員 小中学校の連携を深めていく一方、高齢者のサービス、中でもアウトリーチサービスを積極的に取り組んでいってほしい。

 

委員 市の北の地域のサービスを期待する。バンビオや西山天王山など南方面のサービスはあると思う。

 

委員 図書館のことを考えることが増えた。ビブリオカードに感動した。若い頃の図書館とは違うと感じた。勉強させてもらった。

 

委員 学校の図書館との連携を期待する。ヤングアダルトコーナーの設置は建物の構造上難しいと思うが、中高生の利用は増えるのではないかと思う。クラブがない曜日ができたり、また春休みは市内14校の小中学校では、本の貸出はない。そこにニーズがあるのではないかと思う。

 

会長 活発なご意見をいただき、皆様のおかげで2年間協議会の活動を行うことができた。ありがとうございました。

 

事務局 委員の皆様にはこの2年間色々とお世話になった。皆様からいただいた貴重なご意見は今後の館の運営に活かせていただくよう頑張っていくので、今後ともご支援をお願いする。ありがとうございました。

 

5.閉会

 

お問い合わせ

長岡京市教育部図書館総務係

電話: 075-951-4646

ファクス: 075-957-0732

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合わせフォーム