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【共に生きる】金澤泰子さん講演会・翔子さん揮毫(きごう) 人権・男女共同参画フォーラム2019×第42回障がい者児の人権を考える市民のひろば

[2020年1月9日]

ID:9365

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人権・男女共同参画フォーラム2019・第42回障がい者児の人権を考える市民のひろば が12月7日、中央公民館で開かれ、各種体験・展示やステージイベントがありました。

書家の金澤泰子さんによる講演会では、これまで娘の翔子さんと過ごした日々の思いや苦悩、そして現在の幸せに触れ、「人生、生きてさえいれば絶望はありません」と話しました。

金澤翔子さん揮毫・泰子さん講演会「ダウン症の娘と共に生きて」

翔子さんによる揮毫

講演開始前には、会場の400人近い参加者が息をのんで見守る中、金澤翔子さんによる揮毫(きごう。書道の実演)がありました。

「共に生きる」の揮毫を披露する金澤さん

「共に生きる」が掲げられ、会場からは大きな拍手が。

金澤泰子さんと翔子さんが舞台でお話

 「娘は“ダウン症で知能が低い、歩けないかもしれない”と言われ、とても苦しみました。死のうと思っていました」と、当初は大変ショックだったといいます。

 「保育園に通っていたとき、手のかかる翔子のことを謝ったことがあります。でも先生は、“翔子ちゃんは翔子ちゃんでいいんです”とおっしゃいました。思えば翔子は、徒競走で、喜んでビリを引き受けます。そんな翔子に、先生もお友達も仲良くして、かわいがってくれました。私は、“ああ、翔子もいていいんだ”と救われた気がしました」

 しかし、小学校に入り、高学年になるとき、“うちでは預かれない”と言われ、再び苦しい思いをすることになったという泰子さん。
「当時は今のように情報社会でもなく、どうしていいかわからず、相談する相手もなく、ずっと家で引きこもっていました。その時間・気持ちをどうにか埋めようと、難しいとはわかっていましたが、翔子と一日中、般若心経を書いていました。娘の翔子は泣きながらも、書き終えると、きっちり“ありがとうございました”と礼をするんです。それに、温かいミルクティーを淹(い)れてくれたりもしました」
 このとき書いた書は“涙の般若心経”として、今も残っているそうです。

講演する金澤泰子さん

 「苦しい思いはしましたが、闇に落ちていたからこそ、今の“光”を見つけられたんだと思います。小学校の進級を断られたり、事業所での就労もうまくいかなかったですが、それらがなければ今の私たちはありません。」
 そして、20歳の個展を機に、いつのまにか“書家の”金澤翔子と呼ばれるようになりました。

 「今の人間社会では、生産性のことを言ったり、型に区切られていたりしていますが、翔子が生きる世界はそうではありません。翔子の世界は、生きていれば、それだけで大成功の世界です。そして、やさしさに満ちています。この子と過ごしてきたおかげで、許せないものがなくなりました。30数年この子と生きて感じたのは、“人生、生きてさえいれば絶望はない”ということです」

 “今がどれだけ幸せか、皆さんにお話したいんです”と話す泰子さん。その笑顔に満ちた表情そのものから、幸せが伝わってきました。

ダンスパフォーマンスをサービス

マイケルジャクソンの衣装をまとい、ビリージーンを踊って披露する翔子さん

翔子さんが大好きというマイケル・ジャクソン。
この日は「ビート・イット」と「ビリー・ジーン」の名曲に合わせ、ムーンウォークなどダンスを披露。
ダイナミックなパフォーマンスに、会場からは「翔子ちゃーん!」と、歓声が上がりました。

ボイスパーカッション

ダンスのあとは、ボイスパーカッションを披露。会場からは手拍子が。さらに、来場者全員に“パワー”を送り、元気を届けました。

会場に笑顔で手を振る金澤泰子さん・翔子さん

 母の泰子さん曰く、「翔子は、みんなに喜んでもらいたい一心で書を書くんです」。その明るく純粋な心あふれるパフォーマンスで、会場全体が笑顔に包まれました。

ステージイベント

楽器コンビの「ぽちゃな」さんによるウクレレ、歌、カホンの披露

長岡京市内を中心に、ウクレレ・カホンを演奏するカバー&ソングユニット「Pocha-na(ぽちゃな)」さん。
学生時代、不登校だった経験があるお二人。日々伝えられることはないか、模索しながら音楽を届けています。

当日は「なごり雪」や「パプリカ」などを熱唱。軽快なトークも魅力的でした。

手話でと歌でパプリカをうたう子どもたち

長岡京市少年少女合唱団による「パプリカ」。歌と、からだ全体を使ったダンスを披露しました。

手話で歌を披露する参加者たち

乙訓手話サークルでんでん虫さんと合唱団のコラボ。一緒に、手話で歌います。

各種体験・展示

さをり織り

さをり織りの体験。手と足を使い、織りこんでいきます。
体験後は、自分で織った布を記念にゲット。

点字・点図体験

点字・点図の体験。点訳の機器に興味津々です。

創作ボッチャ企画

大学サークル「フライハイト」さんによるカーリングボッチャ体験。
ボールを投げて高得点を狙います。
公式ボッチャは、パラリンピックの正式種目にもなった注目のニュースポーツです。

手話を体験する小学生

手話に挑戦。口の動きと合わせて進めるのがコツ。

要約筆記サークルさんと一緒に体験する参加者

要約筆記の体験。聞き取った内容を、リアルタイムで書き起こしていきます。要約はもちろん、そのスピードと、大きく見やすい文字で書くことも大切です。

賞状

乙訓要約筆記サークルのラビットさんは、秋の褒章「緑綬褒状(団体へ贈られる褒章)」を受けられました。

車いすの体験

車いすに乗ってみよう。徒歩のときと比べてみると、坂や段差が気になります。

市内保育施設による展示

市内各団体や施設による、さまざまな展示。
色鮮やかに描かれた“人権の花”水仙や男女共同参画川柳などの作品が並びます。

この日の「気づき」をきっかけに

「もっと知りたいな」「●●に興味があるんだけど」と、気になった方は、各課へお問合せください。

●人権に関すること

人権推進課 人権平和推進担当
電話075-955-3180 ファクス075-951-5410 

●男女共同参画に関すること

男女共同参画センター“いこ~る”プラス 男女共同参画・交流支援担当
電話075-963-5501 ファクス075-963-5521

●障がいに関すること

障がい福祉課 社会参加支援係(分庁舎3)
電話075-955-9549 ファクス075-952-0001 


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組織内ジャンル

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お問い合せ

長岡京市対話推進部男女共同参画センター男女共同参画・交流支援担当

電話: 075-963-5501

ファクス: 075-963-5521

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