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第2回 長岡京市教育振興基本計画審議会 会議録

  • ID:10390

第2回 長岡京市教育振興基本計画審議会 会議録

日時

令和2年7月2日(木曜日)午後3時から4時30分

会場

長岡京市役所 第1委員会室

出席委員

竺沙会長、加藤副会長、樋口委員、河原委員、藤間委員、高橋委員、大木委員、西村委員、杉田委員、南出委員、森本委員

欠席委員

なし

内容

1 開会

事務局:予定時刻になりましたので、ただ今から、第2回教育振興基本計画審議会を開催いたします。本日はお忙しい中、第2回の教育振興基本計画審議会にお集まりいただき、ありがとうございます。本日の会議は公開となっておりますが、傍聴者のお申込みはございません。なお、本日新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、換気をしながら、また、マスクはつけたままのご説明とさせていただきます。恐れ入りますが、委員の皆様からのご発言の際にもマスクをつけたまま、マイクを活用していただきますようお願いします。議事説明もできるだけポイントを絞って短時間で行わせていただきます。

まず、山本教育長よりごあいさつ申し上げます。

 

 

2 教育長あいさつ

教育長:本日はご多用中お集まりいただき、ありがとうございます。前回の審議会から3か月が経ちましたが、新型コロナウイルスについては未だ収束に至っておりません。緊急事態宣言解除後も、新しい生活様式が提唱され、社会のあらゆる分野で生活や活動の在り方が見直されるようになり、Withコロナという言葉を耳にするようになりました。このような一種の自然災害の猛威を目の当たりにして、自然に対する人間の無力さを感じるとともに、自ら考え、身を守ることの大切さについて改めて、考えさせられています。

このような自然現象のほかにも、少子高齢化のさらなる進行や技術革新、人生100年時代などの社会変革により、これからは、激動の時代が到来し、ますます予測不可能になることが予想されます。そんな状況下において、自分の力で、たくましく生き抜く、未来を切り拓く人材を育成することこそが、教育に課された責務である、そういった認識をしているところであります。

本日は、社会情勢、国の動向と昨年度のアンケート結果、施策の現状を踏まえ作成した次期計画の骨子案について、ご意見をいただく予定です。

今後10年間の本市の教育の方向性として、基本理念、目指す人間像などについて、必要な視点、考え方などを検討していただき、皆様と共に、明日の長岡京市の教育について考えていきたいと思っております。皆様方には活発なご議論と忌憚のないご意見を頂戴しますことをお願いいたしまして、私のご挨拶といたします。よろしくお願いいたします。

 

3 新委員の紹介

事務局:それでは、今回審議会委員の中で異動がございましたのでご報告させていただきます。お手元の審議会委員名簿をご覧ください。校長会の人事異動に伴いまして、新たに大木義文委員に委嘱をさせていただきました。それでは、大木委員と前回ご欠席されておりました藤間委員に自己紹介をお願いしたいと思います。

 

委員:(自己紹介)

 

委員:(自己紹介)

 

事務局:ありがとうございました。本日、同席しております庁内策定委員会の委員につきましても異動がありましたので、ご紹介させていただきます。
(庁内策定委員会の紹介)
事務局体制には異動はございませんので、今年度も引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、次第4の議事に移りたいと思います。長岡京市教育振興基本計画審議会条例第5条第1項の規定により、会議の議長は会長があたることになっておりますので、ここからは竺沙会長に進行をお願いいたします。

 

会長:この会議の進行役を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
では、本日の会議の成立要件につきまして、事務局から報告をお願いします。

 

事務局:教育振興基本計画設置条例施行規則第2条第1項の規定では、委員の過半数が出席しなければ会議を開くことができないとなっております。12名の委員のうち、本日は11名ご出席いただいておりますので、会議は成立しております。

 

4 議事

(1)現状と課題について

会長:それでは、議事に入らせていただきます。案件(1)現状と課題につきまして、ご説明をお願いいたします。

 

事務局:(資料1、2、現状と課題、参考資料に基づき説明)

 

会長:ありがとうございました。情報量が多く消化しきれないところもあるかと思いますが、委員の皆様がお気づきの点がありましたらご質問をいただければと思います。いかがでしょうか。


委員:2ページのところでSDGsが出ています。この目標も5年が過ぎ、残り10年ということですが、長岡京市ではこの5年間はSDGsの取り組みはあまりされていなかったように思います。今、取り上げられたのはよいと思うのですが、少し遅いような気がしています。今、挙げられたというのは何か理由があるのでしょうか。また、後で出るかもしれませんが、資料を見ていますとESD、持続可能な教育の視点を踏まえた指導内容の充実についての記載があるので、こちらに組み込むとよいのではないかと感じました。その辺はいかがでしょうか。

 

会長:人生100年時代のスマート社会やSDGsに関する見解について、どのような視点かというご質問だと思います。

 

事務局:今回、新計画の中ではSDGsの取り組みの視点も入れているのですが、実は以前からその方向性は本市でも持っておりました。例えば、パートナーシップや多様な市政運営、あるいは教育についても質の高い教育を今までも目指してきました。長岡京市の総合計画の策定においても今回SDGsの視点を明確にしているので、教育の計画でも新たに明確にするということです。

 

会長:アンケートのクロス集計の質問等はありませんか。よろしいでしょうか。データを基に次の計画案が出てまいりますので、ご意見があれば頂戴したいと思います。

では、次の議事に移ります。

 

(2)長岡京市第2期教育振興基本計画骨子案

会長:では、(2)長岡京市第2期教育振興基本計画骨子案について、事務局から説明をお願いいたします。

 

事務局:(資料3に基づき説明)

 

会長:ありがとうございました。では、少しずつ確認していきたいと思います。大きくわけますと、基本理念及びその基本理念が目指す人間像、それから今回、新たに設定された基本目標、施策の内容の確認も必要だと思います。それと合わせて4つの目標ごとに基本施策というものを、現計画とのつながりを示しながら骨子を考えておられます。その内容についてのご質問でもよいですし、全体の体系について、今日ご意見をいただければと思います。今日の会議のいちばん大事な骨子案を、この会議の中で確認をして、それを基に具体的な計画内容を考えていかれるということでございます。骨子案を皆さんの中で共有し、整合を図りたいと思っております。どんなことでも結構ですのでご意見、ご質問をいただければと思います。まず、基本理念のところと、それから基本理念が目指す人間像について、ご質問、ご意見はございませんか。

 

委員:基本理念のところに、新しく「明日の長岡京を創る しなやかな人づくり」と入っています。後の説明に「しなやかな強さ」、人間像のところでも「強くてしなやかな人」とありますが、強さというのがこれだけでは少し弱いのではないかと思います。キャッチフレーズの中にも「強くしなやかな」や「しなやかな強さ」という感じで、強さを入れたほうがよいのではないかという感じがしました。この「しなやか」というのは竹のイメージもあり、言葉としてはよいのですが、私は強さを感じませんので入れてはどうかと思います。

 

事務局:「しなやかさ」というのは、なかなか折れないということでもありますので、そういう柔軟さと合わせ、しなやかさの中にも強さが入っているのではないかということで、「しなやかさ」という表現を使っています。

 

会長:目指す人間像のところで「強くてしなやかな」という表現が入っているので、今の委員のご意見は、基本理念の中にも強いという表現があったほうが、より伝わるのではないかというご提案だと思います。いかがでしょうか。

 

副会長:同じことをいおうとしていたのですが、「しなやか」という言葉は弾力に富んでよくしなう、動作がごつごつしていないということなので、柔軟な対応、それから鞭のような強さもその中にあるのかもしれませんが、この語自体にはそのようなニュアンスはありません。おっしゃるようにしなやかで強い、ということが目指す人間像として求めていると思うので、強さという言葉があるほうが明確化できるのかなと思います。一方、そのことによって、違うニュアンスも出てきてしまうということも事実です。肉体的な強さなどを表現しているわけではないので、強いという言葉が強調されてしまうことに対する危惧の念があって、このように表現されたのかという思いもあります。

 

会長:どのような表現にするか非常に難しいところだと思いますが、あまり言葉がありすぎると誤解を生みやすくなります。できるだけ少ない言葉で表現していくということも必要なのでこの表現になったのではないかと思いますが、今いただいたような意見がわかるような説明があればよいと思います。検討をお願いします。他にご意見、ご質問はありますか。

 

委員:下の文章を読むと「明日の長岡京(新たな未来)」と書いてあるので、決して長岡京限定を創るものではないということは読み得ないことはないのですが、この理念にあえて「新たな未来」と書かずに「長岡京」と書いたほうがよいといった議論はありましたか。

 

事務局:今回の教育振興基本計画というのは長岡京市がつくる計画ですので、基本理念の中では「明日の長岡京を創る」、それが未来を創ることにつながってくるということで、「長岡京」と表現させていただいております。

 

委員:私としては、長岡京市を旅立って世界を創ってくださる人たちでもあっていただきたいので、長岡京限定のフレーズが理念のところにあるのがちょっと引っかかります。

 

事務局:長岡京市を創り、そして世界に羽ばたいていくというイメージです。人間像については3つの人間像というかたちで示していますが、こちらは広い世界における人間像という趣旨であると考えております。

 

会長:学校長の立場で発言されているところもあるかと思いますが、人間像というのはこれまでの学校教育でやってこられたことと齟齬はないのでしょうか。3つの人間像がありますが、それぞれの学校教育目標でされているようなことと、そことのつながりは大丈夫でしょうか。

どのように人を育てていくかというところは、なかなか難しい表現だと思います。長岡京を入れるかどうかは、その人の価値観も関わってくると思いますし、教育基本法でいうと「郷土を愛する」というところがあるので、そういったところからも考えられているのではないかと思います。そういった広い視野で長岡京を見てほしいということにもなると思います。

 

事務局:世界のあらゆる場で羽ばたいてほしいという願いはありますが、長岡京市の教育振興基本計画であるということから、会長がおっしゃったように郷土愛、ふるさとを愛してそこから世界に羽ばたく、そして生涯学習の場面では長岡京市を愛していただいて地域に還元していただくというような視点を入れたいという趣旨から、いろいろ検討した結果、今回、このフレーズにさせていただきました。

 

委員:「長岡京」と書かれています。「市」を入れていないのはなぜですか。

 

事務局:「市」といってしまうと、市域を表す狭いイメージになるため、「長岡京」という、今申し上げた郷土愛を含んだイメージを表したいことから「長岡京」とさせていただきました。

 

会長:「市」が入ると行政的な意味合いが強くなるので、広く「まち」という意味合いで「市」がないほうがイメージしやすいのではないかということだと思います。

 

委員:歴史も含んでいるのだろうかと思い、お聞きしました。

目指す人間像のいちばん上の「思いやりがあり、互いの違いを認め合い助け合える人」のところで、「人々が社会の中で、共存しながら」とありますが、基本目標には「ともに生きる」といった表現も使われているので、私は「共生」のほうがよいと思います。共存というと、少し古いイメージです。

 

会長:ありがとうございます。ご意見として受け止めていただいて、大事なところですのでご検討いただければと思います。他はいかがでしょうか。

 

委員:大変興味深く拝見しました。3つの人間像ですが、並列されていますが、そのうち1つにだけ「しなやかな人」というキーワードが出てきて、これが基本理念に対応すると思います。「しなやかな人」という理念があって、それを目指していく人間像を具体化したときに、3つのうち1つにだけ「しなやかな人」というキーワードが出てくるというのは、どのような構造になっているのかと気になりました。

 

会長:基本理念とのつながりというところだと思います。

 

事務局:本市が目指す人間像ですが、今回、この計画策定にあたり、保護者の方や市民の方々にアンケートを実施した中で、人間像としてニーズの高かった項目をベースに長岡京市が目指す人づくりとして3つの人間像を考えました。その中に「しなやかな人」が入っています。そこから従来のキャッチフレーズと合わせ一つの基本理念をまとめる中、できるだけシンプルにと考え、このかたちにさせていただきました。人間像の中で、アンケート調査で把握した内容を3つ挙げさせていただいています。

 

会長:3つとも兼ね備えるというよりは、このような人を育てていきたいということを広く表現されているのではないかと思います。理念を読めば、すべてに強さやしなやかさが入っている、とつながってくると思います。

では、次に4つの基本目標と具体的な施策、その方向性について、どのようなところでも結構です。気になるところ、わからないところ、ご提案などがあればお願いします。

 

委員:基本目標の4番目のところで、新たな考えとして子ども中心の地域づくりということが強く打ち出されたように思いますがイメージが湧きません。子ども中心の家庭・地域・学校の連携というのはどのようなイメージなのですか。すくすく教室のような取り組みでしょうか。

 

副会長:私は子ども中心の保育をやっているので違和感がなく、いよいよ時代がそのようになってきたかなというように肯定的に捉えました。

 

会長:イメージとしてはどのような社会をイメージされているのでしょうか。

 

副会長:次代を担う子どもたちを中心に置いて、親たちもつながっていくし、社会もつながっていくし、そこで価値観を共有したりしていくというイメージになると思います。おっしゃるように、子どものいない地域もありますから、そこではどうするのかという反応も確かです。

 

委員:地域の方と地域の公民館で教室をしているのですが、子どもたちが楽しそうに遊んでいたりしていて、私が通ると「こんにちは」といってくれます。その地域というのは子どもを地域が上手に育てておられるという感じを受けます。地域で子どもたちを育てるということが昔はよくありましたが、今はばらばらとしているのかと思っていたところ、そのように感じることがありましたのが最近のことです。それは一部分かもしれないのですが、そういったことはあるのだな、長岡っていいなと感じました。

 

会長:今おっしゃったようなことを広げ、確かなものにしていきたいですね。

 

事務局:今おっしゃっていただいたことがほとんどなのですが、子どもをきっかけにしながら地域をつくっていく、あるいは学校をつくっていく、地域の視点を今回出させていただいたときに、市としても子どもを中心にそういったことを進めていけたらと思います。地域、学校、それから家庭、その中で子どもを中心に、きっかけとしてやっていけたらという思いで今回、頭出しをさせていただきました。

 

委員:今の話の続きになるかもしれませんが、子ども中心にという基本目標になっている一方で、基本施策が「子どもの居場所づくり」という言葉になっていて、マイナスなイメージを持ってしまうというか、温度差があると思っています。居場所づくりという言葉を使われた背景はあるのでしょうか。実際、見ていると、子ども中心に地域が広がっていくというのはとても理解できますし、逆に子どもがいなかった方々のほうが地域になじみにくいところもあるかと思います。言葉だけでみると、子どもが阻害されていて居場所をつくってあげなければいけないという現状があって、施策になっているように感じました。現状はどのような感じで捉えられているのでしょうか。

 

会長:居場所づくりというのは行政では使われています。実際に今回のコロナの状況でも子どもの居場所が本当に問題になって、結局家庭で仕事をせざるを得ない、仕事にいけないということがありますので、そういったところも今回コロナの問題で光があたったのではないかと思います。

 

事務局:新たな次期の計画でも、現在、放課後子ども教室、すくすく教室を放課後の児童を対象に行っておりますが、これも子どもの居場所づくり、子どもが地域の人の見守りの中で遊べるということも子どもの居場所づくりというように捉えています。子どもたちが地域の中で健やかに成長していくことを見守っていきたいということの意味で「居場所づくり」と使っております。ですから、委員がおっしゃったように、居場所がないから居場所をつくっていくというマイナスのイメージの居場所ではなく、もっと積極的にいろいろな居場所に子どもたちが出ていって、地域の中で地域の人として育っていくということを願っての言葉です。

 

委員:先ほどのアンケートの18ページですが、子どもたちの自己肯定感がクローズアップされています。やはり個人を認めるというか、評価することによって子どもが意欲的になるなど、自信を持って生活ができるというのはすごくプラスになっていくと思っています。基本目標の「こどもたちの「生きる力」の育成」の説明の中に出てきていないので、そのような文言があるとよいと思いました。実際に自己肯定感を持てるようにするには大人の力がすごく必要です。それは地域であったり、親であったり、学校であったりとすると思うのですが、その辺のアンケートからのつながりとして、自己肯定感に関する記述が入っているとよいと思いました。

 

会長:社会教育のほうを中心にご意見をいただきましたが、学校教育のほうのご意見もいただきたいと思います。いかがでしょうか。

 

委員:目標の中で、特に基本目標の中、確かな学力、豊かな心、健やかな体という3つの要素を大切にしていると思うので、これはやはり学校教育の中で生かしていってほしいと思います。

 

委員:「特色ある学校づくり」ということがよく出てきていると思います。それは非常に素晴らしいことだと思うのですが、今、学校現場の先生方もいらっしゃいますが、学校現場というのは先生が大変です。新しい特色を出そうと思ったら何かを削らないとできないのではないかと思ってしまいます。カリキュラムの中ではきちっとやらなければいけないことがあるので、学校の先生方の現場はどうなのかなということを少し心配します。

 

会長:小学校のほうでは学習指導要領が変わってかなり大変だったのではないかと思います。今のご意見をどのように思われますか。

 

委員:確かに今年度から小学校は新しい学習指導要領がスタートしました。新しいカリキュラムづくりでは大変な状況になっておりますが、一方で行政や社会が教員の働き方改革の流れになっておりますし、そういった理解を少しずつ地域や保護者の方たちにもいただいているのではないかと思います。ただ、教育課程だけではなく、子どもたち一人ひとりに寄り添っていかなければならない状況であるのは事実でございます。そのためには、先ほどから出ている、地域の方たちや見守りや声掛けが本当に大切なことなのだと改めて思いました。それが結果的に、やはり先ほどのアンケートにも出ていましたように、地域の見守りがある子どもたちは自尊感情が高いというようなデータが出ておりますので、これからもそういったところを盛り込んだ教育目標、具体的な施策の方向を入れていっていただくべきだと思います。

 

委員:1つの学校が他校と違う色合いを出そうという意味での特色づくりというのはそんなに簡単な話ではないと思いますし、基本的には教員の数や時間が限られている中で何かするのであればスクラップアンドビルドというかたちは、おっしゃった通り大事だと思います。その上で、今回の持続可能な教育という部分でいうと、限られた枠であるけれど、それにプラスして地域の力など、いろいろな人材を投入していただく中で、その学校のニーズに合ったものをつくり出していきましょうという意味合いかなと思っています。

 

会長:振興計画ですので、市として今後どのようなところに特に資源を投入していくか、それを市民に理解してもらって、このようなところに力を入れて進めていきますというような目玉が必要なのかと思います。そういうことで、学校からもっとこういうところをやってほしいということはないですか。枠組みとしてこの方向性でよければ、この中で具体的なことを要求していける、あるいは計画として取り込めるというようなことになっていくかと思います。

教育委員会として、特にここに力を入れたいというように考えておられることは、今の段階でありますか。

 

教育長:先ほどご指摘のあった部分ですが、我々内部で議論していたときにも確かに俎上に挙がりました。第1期計画における施策分野の「特色ある学校づくりの推進」、この表現をここからなくすというのはいかがなものかという議論をいたしました。そこでお手元の先ほどのカラー刷りの資料の左肩の上のところに書いておりますが、これは特色ある学校づくりということで、1つずつ特別なことをしていくというイメージなのですが、地域も含めて特色のあること自体が当たり前のような状態になるのであれば、基本理念に入れようということになりました。「これまでの地域の特性に応じた特色ある教育の姿勢を継承するとともに、子どもから大人まで様々な人々の交流を通じて自分自身や自分の暮らす地域に誇りを持ち、他者と協働・協力しながら明日の長岡京」という部分、ここで先ほどもご指摘をいただきました。「長岡京」と書くのか、「未来」と一般化した書き方をするのか、それとも長岡京市という地域をまず出すのか、ここでは長岡京と書いて未来を出そうということで、「市」を外し、時間軸を出しました。故きを温ねて新しきを知るということで、長岡京という古来の名前を使うことによって将来を切り拓いていくという時間軸の隠しテーマがこの「長岡京」というフレーズに含まれているという理解をしております。そして「しなやかな強さ」という部分であります。激動の時代の中で竹のようにぐっと伸びていく、未来永劫に自分自身の強さを先に向かって、その先には世界という分野が広がっているという意味です。世界と書いて「ながおかきょう」、また長岡京と書いて「せかい」とふりがなをしてはといった議論もいたしました。そこで「世界に羽ばたき時代を切り拓く」という表現になりました。短いフレーズのようなものの中にすべてのものを入れるということはなかなか難しいと思います。ご指摘の内容は、ここでは「生きる力」「しなやかな心」といったフレーズの中に含まれていると解釈していただければ、と思います。

 

会長:ありがとうございました。お考えが伝わってきたのではないかと思います。表現等は、これは原案ですので、今後検討して内容を変えていくということはあり得ると思いますが、今日は骨子、まずは基本理念があり、目指す人間像があり、基本目標4つを示して、そして内容として具体的な基本施策を今回お示しいただきました。その内容等も今後もしかしたら変更があるかもしれませんが、こういった方向で検討していくということをこの場でご了解いただければと思います。内容については、またいろいろとご意見をいただきまして、よりよいものにしていきたいと思っております。ご了解いただけますでしょうか。ありがとうございました。では、議事については以上になります。

 

 

5 その他連絡事項

会長:それでは、その他連絡事項について、事務局からお願いします。

事務局:(説明)

会長:今後の進め方等につきまして、委員の皆様からご質問、ご意見はございませんか。

委員:今回のようなアンケートを取られたのは、すごいなと思いました。本当にしっかり対応していただくことはなかなかないように思います。

事務局:今後何かお気づきのことがございましたら、今月中であれば次の資料に間に合いますので、事務局のほうまでご意見をいただければと思います。

 

6 閉会

 

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