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市長と語る“対話のわ” 令和2年12月1日(火曜日)

  • ID:10618

令和2年12月1日(火曜日)女性の会

日時

令和2年12月1日(火曜日)午後1時30分から

場所

中央公民館2階 講座室

テーマ

新型コロナウイルス感染症

参加者

27名

対話録(要旨)

(会長)

 本日は、寒い中でも出やすい気候で、御参加いただきありがとうございます。

 師走という言葉を聞くだけで忙しく感じる季節。また、コロナや年末で落ち着かない時期となりました。

 市長とお会いするのは、今年2回目で2月のフェスティバル以来となります。2月のフェスティバルが実施できてよかったと振り返っております。

 本日は、「新型コロナウイルス感染症」について、どうぞよろしくお願いいたします。

(市長)

 本日は長岡京市のコロナ対策の現状等についてお話をさせていただきます。

 これからは、経済活動、社会活動をしながら感染者が増えないように私たちはどういうことが出来るのかを考える必要があります。冬場による乾燥や寒さで予断を許さない状況が続いています。

 府では色々な指標からモニタリング指標を定めており、現在特別警戒基準となっています。また、現在の感染の傾向は、家族間の感染が増加しています。

 市内の感染状況は、3月5日に1例目が発生。現在、61例が感染者となっています。1例目が発生した時は、初めてのケースであり、どのように対応するか、情報の発信は個人情報により保護されており発信に制限がありました。情報のない中での不安が皆様にあったと思います。11月に入り、月最高数となっています。

 高齢者の感染も増えています。当初は、夜の飲食業での発生が多く、夏頃は20代が多くなりました。現在は、どの世代も増えています。特に、高齢者の皆様が増えると重症化しやすいです。

 また、感染の拡大ペースが速いです。PCR検査を受ける人は相当数おられ、夕方5時に感染結果が本市に届きますので、それ以降皆様に情報を提供しております。

 市役所内でも陽性者が出ました。感染した場合の濃厚接触は、どの範囲までなのか心配しましたが、市役所内では広がっていませんでした。状況を確認したところ、消毒をこまめにする、部屋の換気をするなど基本をしっかり守ることが大事であると実感いたしました。20分以上の会話やマスクをしていたかなど濃厚接触を特定する基準があり、意外に濃厚接触者となる範囲が狭いと感じました。福祉施設においては、基準は厳しくなると思いますが、手が触れただけでうつるかもしれないとおそれるのではなく、基礎知識をしっかり持つことが大事だと思います。

 10万円の給付金も無事終えることができました。本市ではシステムを構築し、案内から振込までの時間を短縮しました。

 夏前に災害時の避難所運営について、今年は幸いにして大きな災害はありませんでしたが、サーモグラフィや間仕切りなどを導入し準備をしておりました。発熱者が出た場合、保健センターを特別な発熱者専用避難所に、西山公園体育館や中央公民館の駐車場を車中泊専用として考えております。

 マスクや消毒液が足りず確保が大変でした。窓口は透明シートで保護しており、水道の蛇口も自動や簡易なものに変更しております。

 オンライン授業について、コロナが起こる前からタブレットの導入について3年計画を立てていたため、コロナの時には通信環境が整っておらず実施できませんでした。現在前倒しで導入に向けて動いています。

 4月5月は人がストップし、特に飲食店は壊滅的な打撃を受けられたところが多数ありました。事業継続のための1社あたり10万円の支援金や京都府の休業要請に対する上乗せ、プレミアム食事券の発行により経済の下支えをしてきました。市民一人5,000円の商品券の配布では、半数近くが小規模商店にて使用していただきました。8割近く換金出来ており約4億円と経済効果が大きかったと感じています。

 水道料金も10月から5.4%引き下げをさせていただきました。ただ一方、汚水の部分は税金を投入しながら経営を支えてきております。本来、上水である水道事業と排水である下水は使った方が負担をするという全国一律の企業会計の形としての料金制の原則の中で、税を投入しながら料金を抑えておりました。この10月から議会での議論を重ね値上げをさせていただく予定でしたが、コロナ禍において家庭での御負担を和らげるため議会の御了解も得て、1年間先送りをすることにいたしました。来年度以降は、老朽化した汚水の排水も維持していかなければなりません。一方、下水道に流す汚水の生活排水に使用していた税金に加え、雨水の排水も今後災害等を鑑み税金がかかってくる時代がくると思っています。雨水は誰が出したものでもない。税金を投与しながら少し雨水対策の事業へシフトし、安心安全の構築を図っていきたいと思います。

 感染防止は基本を徹底することが大事です。こまめに換気をする。3密を避ける。発熱等心配なことがあれば外出を控える。これだけでも効果が違ってきます。

 当初4月5月あたりは、PCR検査がなかなか受けられないと御心配されていたと思います。その後、京都府も整備され、受けられる場所も増えてきました。残念なことにどこで受けられるかは公表されていません。病院名を公表することによる風評被害を懸念し、京都府と京都府医師会で検討され、非公表という方針を出されています。間違いなく、受けられる数、場所は増えてきています。

 病床の使用率は、現在兵庫県と北海道はずば抜けてひっ迫するぐらいの70%の状況です。大阪で60%程。京都府は20%強です。ひっ迫する他府県と比べればその水準ではないのかなと思います。いずれにしても、かかりつけ医がおられる方はその先生へ相談を、おられない方はまずは近所の病院などに電話で御相談ください。まずは電話で御相談をお願いします。また、受診すべきか心配な人は、京都府が新型コロナ医療相談センターを設置しております。414-5487です。365日24時間体制です。

 市の情報もできる限り速やかに発信するようしております。LINEのアプリを利用し長岡京市のアカウントが一番早くお知らせできる手段となっておりますので、ぜひ御登録いただければと思います。

 新庁舎について御報告させていただきます。

 年が明けましたら工事に着工いたします。令和9年が完成年ですが、建設工事の事業者について、選定作業を進めてきました。この12月議会で契約について提案をいたしますが、業者選定作業の中で工期を短くできる技術提案があり、工期が短くなることによる事業費の圧縮の提案があり、その事業者で決定をしていきたいと思っています。100億の想定が85億で御提案いただいております。これまで様々なまちの新陳代謝として老朽化した施設等の一定の整備を掲げてきましたが、やっと目に見える形で動き始めますのでよろしくお願いいたします。 

 長時間になりましたが、もうしばらく我慢の時が続くかもしれませんが、この困難な状況を皆様と一緒に乗り越えていきたいと思っておりますので、引き続きの御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 【対話(質問・意見)】

(参加者)

 部会の会員より、長岡京まちなか博でスタンプラリーに参加しましたが、埋蔵文化財調査センター周辺に案内表示がなく、迷いましたとのお声がありました。

 また、高齢者や子ども、初めて来訪される人など、目的地に的確に行けるようやさしい案内表示が少ないので増やしてほしいとの声がありました。JR長岡京駅は、観光の案内看板はバンビオのロータリーにありました。駅の改札口を出た所にはなく、パンフレットしかありませんでした。改札口を出た所にあれば一番分かりやすいのではないでしょうか。

(市長)

 確かに観光の案内看板は、駅の改札口にはなかったと思います。住んでいる人や近くの人は設置場所が分かっておられると思いますが、初めて来られた人には分かりにくいということは、案内看板の用をなしていない可能性がありますので、御意見として承りたいと思います。また1つ1つ点検していきたいと思います。

 埋蔵文化財調査センターも分かりにくいですよね。奥海印寺にありますが、長岡京市にも色々な文化財があります。ふるさと資料館の提言をいただいていましたが、単独での建設が難しく、新庁舎の整備に合わせ、2期目の2階に展示スペースを設けたいと考えております。埋蔵文化財調査センターは、保存や収集をメインとして、皆様に見ていただく場所としては、これまで行きにくい場所でもありましたので、中心地である新庁舎に設置し展示等出来ればと考えております。

 まちなか博は、コロナのため建物の中で見ていただくのではなく、まちなかをスタンプラリーしながら、神足ふれあい町家、観光情報案内所(2ケ所)、中山修一記念館、埋蔵文化財調査センター、勝竜寺城公園を見ていただくイベントで、足踏みスタンプ台を設置しています。6ケ所のスタンプを重ね捺しすると版画が完成しマスクケースと交換できます。全部回ると9キロありますので、ぜひチャレンジいただければと思います。御意見ありがとうございました。

(参加者)

 子育て支援部会です。すくすく教室に参加していますが、今年度はどうなるのでしょうか。毎月毎月、今月はあるかどうか分からない状態です。いつまでは中止にするなど私たちには届いていないので、よろしくお願いいたします。

(市長)

 今年度は1度もない状態でしょうか。どこまでの決定をしているか教育委員会に確認させていただきます。

(事務局)

 時間となりましたので、終了とさせていただきます。

ご意見・ご質問への回答

 「対話のわ」でいただいたご意見のうち、当日市長がお答えしているものは、議事録に掲載していますが、当日お答えできなかったものや後日調査したものについて、調査の結果や進捗状況をお知らせします。

ご意見・ご質問への回答

 回 数

 意見・質問

 回 答

第101回

(令和2年12月1日)

JR長岡京駅改札口付近に観光案内看板を設置してほしい。

改札を出た場所はJR長岡京駅の管理されている場所になります。訪問者に分かりやすい案内としてどのような方法があるか、今後の検討材料とさせていただきます。

第101回

(令和2年12月1日)

すくすく教室の開催についてコロナ禍で毎月毎月、今月はあるのかどうか分からないため、市ではっきりと今年度は中止など方向性を決めてほしい。

各校区のすくすく教室運営委員会で開催の判断を決定されておられます。

恐れ入りますが、各校区へ開催状況についてお尋ねいただきたいと思います。また、御意見は担当課へ伝えております。

お問い合わせ

長岡京市対話推進部秘書課秘書係

電話: 075-955-9500

ファクス: 075-951-5410

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