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令和2年度第4回障がい者ネットワーク連絡調整チーム会議 会議録

  • ID:10645

日時

令和2年11月5日(木曜日)午後1時30分から午後2時30分

場所

長岡京市立産業文化会館 1階会議室


出席者

21名

辻󠄀委員(京都府乙訓保健所)、森田委員(乙訓医師会)、眞崎委員(乙訓歯科医師会)、大西委員(京都府歯科衛生士会乙訓支部)、田中委員(長岡京市民生児童委員協議会)、井口委員(知的障がい者相談員)、大塚委員(乙訓若竹苑)、中山委員(乙訓福祉会)、井上委員(乙訓やよい福祉会)、石田委員(地域活動支援センターアンサンブル)、玉川委員(訪問看護ステーション協議会)、横町委員(ホームヘルプセンター竹の里ホーム)、浅尾委員(晨光苑)、中谷委員(長岡京市障がい者地域生活支援センター「キャンバス」)、長谷川委員(きりしま苑)、能塚委員(乙訓福祉施設事務組合障がい者相談支援課)、森井委員(乙訓ひまわり園地域連携室)、長浜委員(乙訓ポニーの学校)、中西委員(こらぼねっと京都)、柴山委員(NPO法人てくてく)、川内委員(健康医療推進室)

欠席者

4名

木邑委員(京都府立向日が丘支援学校)、中山委員(あらぐさ福祉会)、横関委員(乙訓医師会)、島田委員(済生会京都府病院)

事務局

事務局:厚地障がい福祉課長、望月障がい福祉課主幹兼社会参加支援係長、山田障がい福祉課課長補佐兼障がい支援係長、山﨑障がい支援係保健師長、吉田社会参加支援係主査、藤原社会参加支援係主事、水野社会参加支援係主事

傍聴者

3名

議事の流れ

    • あいさつ、自己紹介

課長:新型コロナウイルスの感染状況について。10月11日、12日に市役所内で、上下水道部の窓口業務を委託している業者1名、税務課職員1名の感染が確認された。感染確認後は、窓口の閉鎖、一部業務を縮小し、消毒を行ったうえで再開している。皆様には多大なご不安とご不便をおかけした。感染者の濃厚接触者はPCR検査を行い結果は全員陰性だった。引き続き感染防止対策を行ったうえで業務にあたる。

また、事業所の利用者や職員が濃厚接触者となった場合やPCR検査を受けることになった場合は市への情報提供をお願いしている。速やかな対応のためにもご理解をお願いする。

最後にエコバックの公共発注についてのお礼。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により障がい福祉事業所の売上が減少していることを受けて、市がエコバックを購入する事業を行っている。多くの事業所の協力によりエコバックを納品していただいた。市が主催する環境フェアや講演会などの各種イベントで配布し、啓発になるよう工夫したい。

2.情報交換

●ボランティアだより配布

キャンバス:新型コロナウイルス感染拡大の影響で講座の開催が困難な状況ではあるが、点訳奉仕員養成講座など例年より時期を遅らせて10月より開催している。今後は、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら活動していきたいと考えている。

●ふれあいサロンのお知らせ

若竹苑:障がい者ふれあいサロンは、今年度から新しく開始した事業で、地域活動支援の受給者証を持っている人を対象としている。主に土曜日に開催していて、見学なども随時受け付けている。対象となる利用者がいたら紹介をお願いしたい。

●淇陽学校の職員募集について

乙訓保健所:資料の京都府職員採用予定一覧表を確認いただきたい。令和3年4月1日採用の職員を募集する。職種は薬剤師や保健師等専門的な資格を持った職員を対象としている。児童自立支援専門員と児童生活支援員は特に確保したい。淇陽学校は京都府南丹市園部町栄町にある児童支援施設で、犯罪などの不良行為や虐待など様々な家庭環境が要因で家庭裁判所や児童相談所から相談を受けて入所する。利用者は、解放感のある寮のような施設で生活をしている。児童自立支援専門員と生活支援員は、利用者と一緒に住み込みで生活をする中で必要な支援をしていくのが主な業務内容になる。実務経験の詳細は、ホームページや人事委員会等に問い合わせて確認してほしい。

事務局:こちらの締切は、11月11日となっているので、申込を希望される人や知り合いに目指している人がいれば早めに申込をしていただきたい。

乙訓福祉施設事務組合:喀痰吸引の研修は、申込者が20名を超えている。30名までは受け入れが可能。乙訓地域の事業所の申込者数が少ないので是非申し込んでほしい。障がい者虐待防止センター主催の11月17日開催アンガーマネジメント研修について、日々の生活で怒りを感じる怒りの感情をどのように鎮めるのかを学んでいただく内容。定員を20名にしているが、会場の机の配置なども工夫できるので30名までは受け入れ可能。問い合わせをお願いしたい。

 事務局:喀痰吸引の研修会場が例年とは異なり11月28日は産業文化会館、11月29日は乙訓の里となっているので、参加される際は注意してほしい。アンガーマネジメント研修についても怒りの鎮め方が学べるとのことなので興味のある人は参加してほしい。

 ●年末年始の開所状況 

事務局:次回の障がい者ネットワーク連絡調整チーム会議が来年の1月の開催となり、年内は本日が最後の開催となる。それぞれの事業所の年末年始の開所状況や休業期間について情報をいただきたい。

乙訓ひまわり園:第2と第3乙訓ひまわり園の通所サービスの事業所は12月28日まで開所。年始は1月4日から開所。例年、地域生活支援センターは12月30日まで開所、短期入所は12月25日まで開所。年始の開所日程は確認が取れていない。

やよい工房:通所施設は12月28日まで開所。新年は1月4日から開所。グループホームは年中無休。

乙訓若竹苑:12月28日まで、年始は1月4日から開所。地域活動支援センターは12月26日まで開所し、年始は1月5日から再開。

千春会訪問看護ステーション:訪問看護ステーションと病院ともに12月29日まで開院。年始は1月4日からの再開。デイサービス事業は、年末年始の休業期間を短縮して対応。問い合わせて確認してほしい。

竹の里ホーム:12月30日まで開所。新年は1月4日再開。内容によっては年末年始も派遣対応。

晨光苑:入所、短期入所ともに、年中無休。

きりしま苑:デイサービスは12月28日まで開所。1月4日から再開。一般利用は12月27日まで。1月5日から再開。ホームヘルプ事業は年中無休。

アンサンブル:通所サービスは12月28日まで開所。新年は1月4日から開所、短期入所は年中無休。

乙訓福祉会:通所サービスは、12月28日まで開所。新年は1月4日から再開。

NPO法人てくてく:グループホームや居宅サービスは基本的に年中無休で対応。利用者の中には年末年始は帰省をされる人もいるので、利用者のそれぞれの事情でサービス提供を年末年始は希望されない人もいる。事務所は12月29日から1月4日まで休み。1月5日から再開。

こらぼねっと京都:児童発達支援と放課後等デイサービスは12月28日まで開所。新年は1月4日から再開。移動支援やホームヘルプ事業については、利用者の希望を聞いてその都度調整していく。

乙訓ポニーの学校:12月27日まで開校予定。新年は1月6日まで休み。

事務局:年末年始の開所状況について、情報提供をしていただき感謝申し上げる。

●コロナ禍における会議の在り方

事務局:新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況下における障がい者ネットワーク連絡調整チーム会議の実施方法について一部の委員から感染拡大を防止する観点から会議内容が情報交換ならば、メールで内容を送付して共有することもできるのではないか、との意見もいただいている。委員の皆様より意見を聞かせていただきたい。

乙訓医師会:先程から年末年始の開所状況について情報提供してもらっているが、このような内容こそ事前に確認して資料としてまとめておけば必要最小限、会議時間の短縮につながるのではないか。

乙訓ひまわり園:障がい者ネットワーク連絡調整チーム会議のように複数の事業所が集まって意見交換をする機会は非常に貴重なので、残してほしい。内容によっては、直接話して調整したほうが良い内容もあるので会議の内容や参加人数を調整したうえで実施していく必要があるのではないか。

事務局:いただいた意見を参考にしながら今後の会議の運営に役立てたい。

●障がい福祉の人材確保について

事務局:障がい福祉や高齢介護の分野でも人材不足が課題になっている。今回は各関係機関における人材確保への課題や取り組みについて、意見をいただきたい。市としても障がい福祉と高齢介護の分野が共同で人材確保に向けて、公立の小中学校に仕事を紹介するチラシ配布を行うことも検討している。その他の啓発方法やチラシの内容に意見があれば今後の参考にさせていただきたい。各事業所の人材確保のための取り組みや課題と併せて意見をいただきたい。

乙訓ひまわり園:自立支援協議会では、人材育成・確保に関する部会を、来年度より本格的に実施していこうと考えている。待っているだけでは人材確保に繋がらないのが現状。法人でも大学とのつながりや実習を受け入れたり、就職フェアや京都府が主催するイベントなどに積極的に参加している。参加する際も就職を考えている若い世代に情報が届くように、世代の近い職員に参加してもらいPRをしている。圏域レベルで実施できるとよい。事務局から啓発のチラシ配布の提案があったが、現場の感覚は、小中学校に職員を派遣して仕事の内容を実際に言葉で伝える機会を作っていただけるほうが若い世代には伝わりやすいと思う。

乙訓福祉施設事務組合:学生が実習に参加する際の参加費用や食費、交通費などは全額参加者負担になっている。参加者の立場からすると負担が大きい。参加に必要な費用の一部を代わりに負担するような仕組みが必要ではないか。また、事業所によってはしっかりと実習カリキュラムが組まれていないため、学生が戸惑う事例もある。カリキュラムの充実も費用の問題と合わせて考えていくべきではないか。また、新型コロナウイルスに事業所の職員や利用者が感染してしまい、人員不足が起きた場合、他の法人や事業所から人員を応援できる体制を作っていくことも考えなければならない。

事務局:新型コロナウイルスに利用者や職員が感染した場合の人員確保のための仕組みは必要。乙訓圏域の事業所では今のところ感染の報告はないが、今後に備えて何らかの対策は必要になる。

アンサンブル:法人でケアワーカーの求人を出しても集まらないと聞く。実習生も新型コロナウイルスの感染拡大の防止の観点から受け入れしていない。人員確保のためのチラシについて、チラシに掲載する文章だけでは、仕事の内容や現場の様子が伝わりづらいと思う。障がい者福祉に詳しくない人にも興味を持ってもらい、仕事の内容をイメージしてもらうには文章だけでは限界があるのではないか。チラシの中に写真などを入れたりしてイメージしやくなる工夫が必要。直接見て、聞いて実際に伝える機会を作るのも良いのではないか。

きりしま苑:ガイドヘルパーの養成研修を行っているが、なかなか人員確保には繋がらないのが現状。研修の参加者の中できりしま苑に就職してもらえるのが10人中1人~2人程度。ヘルパーも高齢化が進んでいるので人材確保は重要な課題。小中学校に向けて認知症サポーターの養成研修もしていたが、今年度は新型コロナウイルスのため実施していない。今後も引き続き人材確保に努めたい。

キャンバス:ハローワークに求人を出してもなかなか人材確保に繋がらないのが現状。小中学校の生徒を対象に車いすや白杖の体験学習、アイマスク体験などを福祉学習として行っている。この活動を通して、子供のころから障がい福祉に触れてもらえることで、興味を持ってもらいたいという思いがある。

乙訓福祉会:就職フェアや重度訪問介護者養成研修なども行っているが、人材確保に繋がらない。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止で実施できていないが地域交流のイベントで小中学生を対象にした利用者との交流等の啓発活動をしている。様々な活動は行っているが、人材確保に繋がらない。

NPO法人てくてく:今年度は3名の職員を新規採用した。採用した職員にいかに仕事のおもしろさを伝えて次世代に繋げていくかが課題。登録スタッフもいるが、居宅介護サービスやグループホームの業務が中心で、夜の遅い時間での勤務となることもあるため人材確保が難しい。乙訓圏域内の事業所と障がい者福祉に携わりたいと考えている人をマッチングするシステムがあれば良いのではないかと思った。最初に働いた職場が自身に合わなくても次の事業所を紹介してもらえるサービスがあれば人材の流出を防ぐのに役立つのではないか。

竹の里ホーム:5年後には退職者が増加するではないかと予測している。求人情報を掲載しても人材確保に繋がっていない。今はヘルパーの所得制限を外して利用者に対応してもらっている。新規の人材が確保できた上で利用者を受け入れられている状況ではない。

晨光苑:障がい福祉を希望して就職してくる者の数は少ないと聞く。事業所説明会には力を入れており、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で事業所の様子を実際に見てもらうことが困難なので、動画を作成して少しでも施設の様子を伝えようと取り組んでいる。

障がい者相談員:学校は職場体験学習と福祉の施設見学の2つがあった。今はAIなどの技術の進歩が著しいので、そういった技術、方策があるのではないか。また学習も必ずしも体験という形にこだわらなくても、民間の事業者とも協力をすれば新たな形で障がい者福祉のおもしろさを伝えることができるのではないか。

やよい工房:退職者が出たら欠員補充という形で人材確保を行っている。小中学生へのアプローチは、小学生には施設見学、中学生には職場体験を行っている。数年前に早期退職者などを対象に社会福祉協議会と合同でボランティアの養成講座を行ったことがある。そこで興味を持った人に働いてもらえたケースがあったので、若年層と同時にシニア世代などにもアプローチしてみてはどうか。

若竹苑:人材確保の取り組みについては、こちらから発信するような取り組みを何か考えていかなければならないと感じている。小中学生に向けての活動は車いす体験を行っている。

歯科衛生士会:皆様の意見を聞いていて、マッチングシステムのアイデアが気になった。そのような仕組みが出来れば人材確保に繋がるのではないかと感じた。

乙訓保健所:京都府でも人材確保をするための部署を設置し計画を作成している。以前高齢介護で感じた印象では、就職した後のバックアップ体制が整備されていることをPR出来ている事業所は、就職関連のイベントでも興味を持ってくれる学生が多かった。参加する学生は福祉関係の学部以外の学生も多くみられた。福祉関係の学部以外の中にも福祉の仕事に興味を持っている者はいるので、幅広く人材募集をするのも良いのではないか。事業所ごとの地域性にもよると思うが、募集しても人員確保が困難で、職員の知り合いなどに声かけしている地域もあった。

乙訓歯科医師会:福祉に興味を持たれている人の中には子育てが落ち着いて福祉の業界に働きに出たいと思っている30代、40代も多い。その人を対象としたイベントが実施されたら人員確保に繋がるのではないか。

千春会訪問看護ステーション:法人内でも人材の確保は大きな課題になっている。高校に求人募集のため訪問していたが、進学を希望する生徒が多いことや高校の段階で福祉業界に興味を持っている学生も少ないことから今年から訪問を取りやめている。職員で介護職の資格取得を希望する職員には、条件を満たせば費用の一部を免除する取り組みや介護の技術を向上させて上位認定を受けた職員に対しては賃金を上げるということも行っている。介護職と看護職のどちらも人材が不足している。今後は職場体験などを通して介護や看護の分野に興味を示してもらえるようになれば良いと考えている。

こらぼねっと京都:大学生の実習生を受け入れている。実習プログラムも障がい児と障がい者の両方の利用者と触れ合いながら現場を体験できるように工夫している。しかし、実習から事業所への就職に繋がっている事例はない。職員も20代がいない。今後も学生の受け入れを継続して人材確保に繋げていきたい。法人の規模的にも新規で職員をどんどん受け入れられる余裕はない。ヘルパーも高齢化が進んでいるのでアルバイトに対して正規採用の提案をしたりしている。こらぼねっとを利用していることを伏せたいと思っている利用者もいるので小中学生との交流は控えている。年に1度作品展はしている。

乙訓ポニーの学校:指導員など専門職は求人を出しても集まらない。保育士などを目指している実習生を受け入れているが、福祉分野の希望者が少ない。現在は受け入れた学生たちに様々な工夫をしながら福祉の仕事の魅力を伝えるようにしている。遠回りでも、説明を丁寧に、大切さや楽しさを知ってもらうことが大事だと思っている。

事務局:委員の皆様の意見を聞くと、働く側にとって採用後の仕事のイメージが出来ることや人材育成の内容が大きなポイントになっている。また、福祉関連の学部以外の学生や子育てが落ち着いた世代の中にも福祉の仕事に興味のある人材がいる。希望する人材と事業所をマッチングするような仕組みをつくる。実習以外のアプローチの検討も今後は必要になってくる。小中学生への啓発は、子供の頃から障がい福祉に触れてもらうことで機会を増やし知ってもらうことが重要などの意見が多いと感じた。乙訓地域の障がい福祉分野で働くことの魅力の発信に関しては、自治体と事業所が一体となって取り組むべき内容だと考えている。

3その他

事務局:「第6次長岡京市障がい者(児)福祉基本計画・長岡京市障がい福祉計画(第6期計画)・長岡京市障がい児福祉計画(第2期計画)」策定のためのパブリックコメントを12月中旬から1月中旬に募集する予定。ホームページなどから意見を送付することができるのでよろしくお願いしたい。

乙訓福祉施設事務組合:今年は障がい者児の人権を考える市民のひろばは実施されるのか。

事務局:今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策をした上で規模を縮小して12月5日に実施予定。例年は飲食物も販売しているが、今年は行わない。障がい者団体や事業所による展示と3階の市民ホールで手話サークルでんでん虫と少年少女合唱団による舞台発表が中心となる。その他は、人権推進課と男女共同参画センターが実施する体操日本代表の内村航平選手の母である内村周子氏による講演が予定されている。

閉会

※次回について 令和3年1月7日(木曜日)長岡京市立図書館 3階会議室 午後1時30分から午後3時30分まで 

 

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長岡京市健康福祉部障がい福祉課社会参加支援係

電話: 075-955-9549

ファクス: 075-952-0001

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