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重複服薬に注意しましょう

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年齢を重ねると、複数の病気を持つ人が増え、受診する医療機関や服用する薬の数も多くなる傾向にありますが、複数の医療機関から処方された同じ効能の薬を重複して服用したり(重複服薬)、多くの種類の薬を服用することで(多剤服薬)、薬本来の目的以外の好ましくない働き(副作用) が起きる場合があります。

重複服薬とは?

一般的に、複数の医療機関にかかっている場合に、同じ効能の薬が重複して処方され、それを服用することです。

重複服薬の問題点

医療費の負担が大きくなる

同じ効能の薬を複数処方されると、その分医療費を多く支払うことになります。服薬を見直すことで医療費の節約に繋がる可能性があります。

体の負担が大きくなる

薬を重複して飲むと、薬本来の効果が出ないばかりか、薬の働きが強く出たり、薬同士の組み合わせが悪く副作用を起こす可能性が高くなります。

また、このような状態をポリファーマシーといいます。

見直しのポイントは?

かかりつけ医やかかりつけ薬局をもつ

かかりつけ医は、あなたの病歴や体質、健康状態を把握しているので、総合的な健康管理が可能です。また、薬局もかかりつけを決めておくと、処方されている薬の情報を把握してもらえ重複処方など防ぐことができ安心です。

お薬手帳の活用

「お薬手帳」を用いて医師や薬剤師に薬の重複や飲み合わせをチェックしてもらいましょう。また、お薬手帳は1冊にまとめて自分の病気と薬をすべて把握してもらいましょう。

予防・解消するには、ただ処方する薬の数や量を減らせばいいというわけではありません。薬を処方する医師、調剤を行う薬剤師をはじめとした医療にかかわるそれぞれの専門家と情報を共有することが必要です。



※保険診療を受けた際の診療報酬明細書(レセプト)をもとに、重複服薬の可能性がある方で長岡京市国民健康保険に加入の方には、重複服薬情報通知が届く場合があります。