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教育委員会令和3年12月定例会会議録

  • ID:12232

教育委員会会議録


1.日時

令和3年12月15日(水)  午後3時から午後3時52分


2.場所

市役所 大会議室A


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員 大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、

次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、

生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化・スポーツ振興課長、

文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、

教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

11月18日、全国市町村教育委員会オンライン協議会(第2回)が開催、今回は私が出席した。行政説明、基調講演の後、分科会が行われた。私は、「「令和の日本型学校教育」における子どもたちの学びの在り方について」をテーマとした分科会に参加。特に印象に残ったのは、小学校5年生が月1回フィリピンのセブ島とオンラインでつないで英語の学習をしている佐賀県神埼市の取組。本市においても、オンラインで工場見学を行った長岡第四小学校などの例もあるが、ICTをうまく活用することで、学びの場が広がり、学びも深まるように感じた。

11月19日、市内小学校研究発表会(長岡第三小、長岡第七小、長岡第九小、長岡第十小)。それぞれの学校が3年間にわたって取り組んできた研究の成果が発表された。

11月26日、市議会12月定例会が開会。 2日、3日には一般質問が、8日には文教厚生常任委員会が行われ、13日に閉会。

12月4日、「人権・男女共同参画フォーラム2021 障がい児者の人権を考える市民のひろば」が開催。市民の皆さんとともに、様々な人権について考える場となった。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

 先週、孫が通う中学校で公開授業参観が行われた。一週間の間、1時間目から6時間目まで自由に参観できるということで、学校と先生方は大変だったと思うが、都合のつく日に参観できることはありがたい。そこで気になったのは、学校の門は、普段は施錠されているものかどうか。安全上の問題で、本市の小中学校は状況を聞きたい。

先月、向日市教育委員会の中学生の英語弁論大会に関する記事を見た。本市では英語暗唱大会があり、各学年意欲的に参加しているが、3年生だけでも、暗唱だけでなくスピーチやプレゼンテーションを行ってはどうかと思う。一人一台端末が配備され、プレゼン資料を作るソフトもある。すぐにとは言わないが、英語のプレゼンに挑戦できればと思う。見せる順番やストーリーを考えることは、表現力を上げるのに非常に良い効果が出るのではないか。企業でも、企画を考える時にはいかに人に伝えるかを考える。そうした工夫をするのは良いことだし、それを英語で伝えようとすることも良いと思うので、引き続き検討してほしい。

 

(事務局)

学校の門については、安全面から常時閉めている。参観や行事で門を開ける時は、できるだけ教員が門のそばに立つなどしている。

 

(委員)

常時、門に立つのは難しいと思うが、配慮願いたい。

 

(事務局)

向日市での開催は承知している。学校カリキュラムの関係もあるので、校長と相談しながら検討することはできるかと思う。

 

(委員)

新聞記事(12月11日)に、向日市で長岡京時代の回廊跡再現の築地塀の復元工事を行っていたが、当初予定の形には復元できなかったことが報道されていた。向日市としては屋根部分も復元を目指していたが、文化庁から、築城時の資料は残っておらず、歴史的に正しいかわからないものを復元してはいけないと意見がついたようだ。本市で類似の計画は聞いていないが、もしこれが本市であったらどうなるか、どこまで歴史的に正しい復元ができるのか、吟味しておいてほしい。

というのは、歴史研究者にはこれまで2つの経験がある。

奈良市が平城京の羅城門の復元をする際、参考にしたのは平安時代末期・12世紀の絵巻資料であった。奈良文化財研究所で激論が交わされ、反対意見も多かった。柱跡はあっても、上にあったのがどんなものかはわからない。今回の、イメージしてもらえるようなものを、という考えもわかるが、今後文化庁がこういったものを許可しない方向に転換するのか、ということが見えてきている。

また、滋賀県安土城の天守閣復元は地元の悲願である。復元できれば観光資源にもなり、地元と観光課はなんとしても復元したいと思っているが、やはりどのようなものであったかがわからないために復元できない。研究者によって復元案は違う。一般的にイメージされているのは、ある研究者の一番きらびやかな復元案。「安土山図屏風」が16世紀にローマ法王へ献上されたという記録があるので、見つかれば復元できる可能性があるが、それくらい復元するのは大変なことである。

歴史のわかりやすさと正しさの関係は簡単な問題でないが、今後議論になったときにはこの事例を思い出してほしい。

 

(事務局)

昨年、一昨年と勝龍寺城の展示替えを行う際にも、復元図に関しご意見をいただいた。勝龍寺城の今の建物についても賛否はあるが、埋蔵文化財調査だけでは限界がある。建物があったことはわかるが、どんなものかわからない。幅広く歴史資料による研究が必要だと認識している。より真実に近づいた発信とわかりやすくイメージのしやすい表現を追求しながら、慎重に取り組んでいきたい。

 

(委員)

映像や模型であれば、修正することが可能なので、ぜひ活用してもらえたらと思う。

 

(委員)

まず、スポーツ関係について。総合型スポーツフェスティバルが開催されたことと思うが、昨年との違いや、コロナ対策はどのようなものか。また、開催できている校区とそうでない校区との違いは何か。

 

(事務局)

昨年も開催された校区はある。新しい生活様式に基づき、厳しめにルールを作って開催されている。開催時期により、開催できている校区とそうでない校区があるが、現時点で、8校区中5校区が実施済みで残り3校区も調整中。

 

(委員)

ガラシャロードレースはスポーツ協会の主催だが、オンライン開催とはどのような形で行われるのか。

 

(事務局)

スマホアプリを使用する。大前提として、自己申告のため個人の善意に基づく形にはなる。3キロメートル、5キロメートル、10キロメートルの走破タイムか、大会期間中の累積距離の記録を申請する。記録申請された方を対象に、景品が当たる抽選会を設けている。順位を競うより、健康・体力づくりのために参加いただくことに重きを置いている。

 

(委員)

教育支援センターの保護者面談は61名だったとのことだが、昨年、一昨年に比べるとどのような傾向か。

 

(事務局)

増加傾向にある。

 

(委員)

先ほど英語でのプレゼンテーションについてご意見があったが、日本語でのプレゼンテーション教育はどのように行われているのか。

 

(事務局)

中学の国語科で、ディベートや発表を通じて行われている。

 

(委員)

私からは2点質問する。1つ目は、不登校の対応に関して。文部科学省や日本財団等の調査では、不登校児童生徒の「学習支援のニーズ」の高さが指摘されている。関連して、「教育新聞」で「不登校ICT学習支援に121人申し込み、熊本市が中間報告」という記事が今月初めに報じられた。熊本市教委によると、市内の小中学生のうち2020年度に100日以上、学校を欠席した児童生徒は722人で、このうちフリースクールや適応指導教室など、どの機関にもつながっていない児童生徒は414人に上るという。この取り組みは、こうした「どの機関にもつながっていない児童生徒をメインターゲットに、学習の機会を確保する狙いで始動した」とのこと。そこでお尋ねするが、本市の各学校やセンターの適応指導教室では、このようなオンラインでの学習支援の実態や計画があるのか。

 

(事務局)

不登校のICT支援については、現時点では学校と家庭をつないでいる事例はないが、別室登校している生徒を教室とつないでいる事例はある。出席要件にも関わるので、感染症対応の場合との均衡も必要であり、慎重に検討が必要かと思う。

 

(委員)

いま、ICTをうまく使える人材がとても増えている。例えば教育支援センターに再任用職員を配置するなどして、連携のハブ機能を持たせればつながっていくのではないか。

 

(事務局)

 アゼリアひろばでは、学校とオンライン授業を行っているケースが2件ある。フルタイムではないが、2時間目の授業を必ずつなぐ、という形で学校と連携している。それを見て、ほかの児童生徒からもやってみたいという声があがっており、調整でき次第できればと思っている。アゼリアがハブ機能を果たすのは、現時点の状況では難しい。

 

(委員)

「一人一台端末」で、オンラインでの学習支援は容易となった。ぜひ、体制を整備しながら活用を推進してほしい。

2つ目は、教職員の勤務実態について。最近も、市内のいくつかの学校の先生方とお話しすると、「とにかく忙しい」という言葉が異口同音に返ってくる。コロナ禍で学校現場での働き方改革という言葉が消えてしまった感もあるが、働き方の改善なくして、教育改革なしである。教員と児童生徒は“鏡の関係”で、教職員に余裕がないと、結局は子どもたちにしわ寄せが及ぶ。また、文部科学省からは、次の学校現場の喫緊課題はカリキュラム・オーバーロード(カリキュラムの過積載)だと指摘されている。先生方が十分な授業準備・研究ができないと、児童生徒は十分に消化・理解できないという悪循環に陥る危険性があり、この問題をあらためて直視する必要があるのではないか。そこで、伺います。「働き方」の改善は進んでいるのか。特に、多忙の実態や多忙感の原因をどのように分析されているのか、また、そのデータ、エビデンスはあるのか。

 

(事務局)

エビデンスに基づく話ではないのだが、好きな仕事や自分でコントロールできる仕事であれば、負担感や多忙感はさほどではないと思う。いま学校では教員がコントロールしにくい仕事、例えば地域との調整関係や、保護者対応などが増えている結果、多忙感が高まっているように感じる。教育委員会としては、現場では人員の配置が求められていると判断し、学力向上サポーターや特別教育支援員の配置などを行っている。部活動方針の作成やタイムカードの導入など、少しずつ「働き方」の改善に向け取り組んでいる。

 

(委員)

なるほど、「コントロールできない仕事が増えている」とは、言い得て妙、的を射ていると感じる。引き続き、各学校での勤務状況の改善への支援、アプローチをお願いしたい。


10.議案

・第20号議案「長岡京市就学援助規則の一部改正について」

 

(教育長)

提案理由の説明を求める。

 

(事務局)

従来、就学援助の修学旅行費は、学校経由で保護者へ支給をしていたが、支給方法を教育委員会からの直接支給に変更するための所要の改正を行うもの。公布の日から施行予定。

 

(教育長)

質問等ないようなので、承認の委員の挙手を求める。

 

(全員挙手)

 

(教育長)

全員賛成。よって第20号議案は原案通り可決された。


11.協議事項

・令和4年度教育費予算について

(教育長)

本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。よって、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項及び本市教育委員会会議規則第15条の規定により議決を願う。規定によりこの議決に関する討論はなしとする。非公開とすることに同意いただける方の挙手を求める。

 

(全員賛成)

 

(教育長)

本案件は非公開とする。

 

(非公開協議)

 

(教育長)

以上で非公開協議を終了する。


12.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(12月16日から1月19日)資料に基づき説明。


13.その他

なし


14.閉会

(教育長)

午後3時52分に閉会を宣言する。 

お問い合わせ

長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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