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教育委員会令和4年1月定例会会議録

  • ID:12233

教育委員会会議録


1.日時

令和4年1月19日(水)  午後3時から午後3時45分


2.場所

市役所 大会議室A


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員 大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、

次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、

生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化・スポーツ振興課長、

文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

新型コロナウィルス感染症について。

昨日、1日の新規感染者が全国で過去最多となる32,197人、京都府も過去最多となる1,024人。本市も昨日は19人となり、この1週間の平均は9.3人、前の週の2.6人に比べて大幅に増えるなど、感染の急拡大が止まらない。小中学校の児童生徒からも1月以降にすでに10人を超える感染が確認され、保健所の疫学調査等により安全が確認できるまで学級閉鎖とし、感染防止に努めているが日ごとに増えている。

中学3年生は入試を控えている時期でもあり、学校教職員と危機感を共有しながら対応していくことが必要だと考えている。本日、まん延防止措置時と同様の対応をする旨を小中学校に通知した。具体的には、感染リスクの高い活動、例えば長時間・近距離で対面形式となるグループワークや近距離で一斉に大きな声を出す活動などの活動には制限をかける。また、学校における外部との接触はさけ、授業参観や学級懇談会、外部を招いての研究発表会なども中止。さらに、中学校の部活動についても対外試合を禁止し、校内での2時間以内の練習に限ることとしている。非常に厳しい状況だが、教育活動を維持しながら、感染拡大の防止に努めていく。

次に、本市の行事等について。

12月17日、オリンピック・パラリンピック実行委員会。足掛け3年にわたる取組の総括が行われた。新型コロナ感染拡大のために東京2020オリンピック・パラリンピックが1年間延期され、市内沿道を走る予定の聖火リレーも京都スタジアムでの実施となり、さらにパラリンピック採火式は大雨のため翌日に縮小して実施するなど、なかなか計画通りに行えなかった。しかし、多くの方にボランティア登録をいただいたり、採火式のための短冊に応募していただくなど、市民参加については成果があった。また、レガシーとして、聖火リレーのトーチ等を展示する他、障がい者スポーツを長岡京市に根付かせていこうということで、その種目としてボッチャ競技の普及をしていこうということとなった。

12月23日には、全国市町村教育委員会オンライン協議会(第3回)が行われ私が参加した。今回は基調講演がなく分科会のみ。私は、「地域と学校の連携・協働」、「学校における働き方改革」の2つの分科会に参加したが、他市町村の先進的な取組を知ることができたのは意義があった。

12月24日、市内小中学校で2学期終業式。新型コロナウィルスの感染状況が落ち着いていたこともあって、全校を分割してではあるが、久しぶりに体育館に集合した学校もあった。

1月4日、市職員の仕事始め、市長年頭訓示、乙訓公所年賀交歓会、長岡京市年賀交歓会。

1月9日、消防出初式。

1月10日、令和4年成人式。来年度から成人年齢が18歳となるが、本市においては、来年度以降も20歳の方を対象に式典を実施するので、「成人式」としては最後となる。新型コロナウィルス感染症感染予防対策として、昨年と同様に2部制で実施。1部、2部ともオープニングで長岡京ウィンドオーケストラ“キズナ”が心のこもった演奏で会場を盛り上げ、その後の式典は落ち着いた雰囲気の中で行われた。それぞれの部で2名の新成人からメッセージが述べられたが、成人としての自覚や意欲にあふれた内容であった。短い時間であったが、新成人の皆さんの今後の活躍が期待できる成人式となった。

また、向日が丘支援学校の卒業生を対象とした“手作りの成人を祝う会”が開催された。新成人から卒業後の頑張りや今後の夢の披露があったり、向日が丘支援学校の先生たちからのお祝いのメッセージビデオがあるなど、暖かい雰囲気の中で、新成人の皆さんをお祝いすることができた。

新型コロナの急激な感染拡大の中、1月11日には、市内小中学校で3学期始業式が行われた。当日の朝には、各小学校で子どもの事故防止を推進するための見守り活動が行われ、関係の皆さんが元気に登校してくる児童を出迎えた。

1月13日には、校長会議が開催され、市長から年頭にあたってのご挨拶をいただいた後、新型コロナウィルス感染症感染防止対策や、3学期の行事等について意見交換が行われた。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

オミクロン株は、感染者一人が他者に感染させる人数がデルタ株の3~6倍ともいわれている。そのため、急激な感染拡大につながっているのだろう。教員も大変だと思うが、いま一度、マスク着用、手洗い、換気、消毒、黙食等の対策を徹底してほしい。合わせて、感染者やPCR検査等で欠席する子どもに対し、いじめや差別が起こらないようにケアしていってほしい。

12月末の新聞記事で、全国の通学路点検の結果、約72000件の危険個所があったという。本市の状況がわかれば教えてほしい。

 

(事務局)

通学路の安全対策については、毎年学校が危険個所の調査を行い、措置が必要なところがあれば学校教育課へ報告することとしている。各学校へのヒアリングを行いながら、警察や土木事務所、本市の道路河川課等と連携して順次対応をしている。道路の形状の問題であったり、あるいは個人の財産に関わる問題であったり、対応が難しいものもあるが、ハード面で対応できない場合は注意喚起の看板を設置するなどしている。

 

(委員)

大阪北部地震の後のブロック塀の問題についても、個人の財産である場合の対応の難しさは話題になっていた。

 

(事務局)

近隣の亀岡市や大津市でも大きな事故があった。その都度確認を行っている。

 

(委員)

図書館について。先日の新聞記事で、長法寺小学校と図書館がタッグを組み、おすすめ本で読書の木を作り上げるという面白い試みが掲載されていた。子どもたちもそうだが、保護者や市民の反応はどのようなものだったか。

 

(事務局)

読書の木の取り組みは、長法寺小が京都府小学校教育研究会の「図書館教育」研究協力校の取り組みの一環で実施し、昨年度に引き続き、2回目の木の贈呈。今年は児童室ではなく、一般図書のところで掲示した。一般の方に見ていただき、読書啓発を行いたいという狙いがあったのだが、やはり小学生の取り組みがすごい、という声掛けをいただいた。今は1階に防災の壁新聞を掲示しており、読書の木は2階児童室へ移動している。

 

(委員)

保護者だけでなく、一般市民の目に触れるのはとてもいいと思うので、引き続き取り組んでほしい。

いま防災の話がでたが、これも先日の新聞に、「めざせ!防災マスターチャレンジブック」が市内の小学4年生に配布されたという記事が出ていた。子どもも防災の知識を持てるということはとてもよいことである。今回のチャレンジブックの中身は見ていないのだが、防災というと、ジェンダーとの関わりが気になるところである。防災は、男性中心の目線、男性を主体とした内容になってしまうことがある。防災というテーマにおいて、子どもたちがジェンダーバイアスに触れることのないよう配慮してほしい。

文化財について。今年は市制50周年にあたり、文化財でも様々な取り組みを考えているのではないかと思うが、現時点で話せるものがあれば教えてほしい。

 

(事務局)

我々も市制50周年関連事業を予定している。まず、文化財保存活用地域計画を作成する。来年2~3月頃にキックオフシンポジウムを行い、50年を振り返りながら次の50年に向け、歴史文化を生かしたまちづくりを展開していきたい。そのほか、歴史講演会も長岡京期に注目をした内容のものを行っていきたいと考えている。また、50年を写真で振り返る歴史資料集の発刊も予定している。

 

(委員)

50年は大きな節目である。次の50年後、100年後に振り返れるような取り組みをお願いしたい。

 

(委員)

成人式は二部制での実施ということで、運営は大変だったと思う。

教育長から、二十歳を迎えた新成人へメッセージを贈られたと思うが、どのような内容だったか共有したい。

 

(教育長)

今年の新成人は、21世紀の幕開けとともに誕生した。グローバル化、高度情報化など変化の激しい社会の中二十歳を迎える今、先の予測ができない時代を迎えている。その中で、しなやかにたくましく、幸せに生きていってほしい。そのためにも、仲間との共生社会の実現を目指し、自立していくことを期待する、といった内容であった。

 

(委員)

長四小でバリアフリー教室が予定されており、近畿運輸局等が関わる大きいイベントのようだが、各市町でも開催されているのか、それとも京都府でも珍しいのか。

 

(事務局)

京都府ではおそらく長四小のみであったと思う。バス会社等も協力いただいている。

 

(委員)

貴重なイベントということで、無事に開催されてほしい。

図書館のパンフレットで「若い人におくる読書のすすめ」をいただいた。タイトルを見ていると、「みんなに好かれなくていい」「自分を大切に」など、時代の流れを感じる。若者に向け、先が見えない世の中をどう生きていくかにフォーカスした作品が多いように感じるが、図書館としてもそういう感覚だろうか。

 

(事務局)

全国の司書からの推薦された本である。本市では、パンフレット掲載のうち、蔵書としてあるのは約半分。テーマが多く、カバーしきれていない。確かに、近年は個人主義的な内容のタイトルが多いと感じる。

成人式は月曜に行われるため、休館日と重なり、新成人になかなかアピールできていない。

 

(委員)

成人式の会場の隣なので、今後コラボしていいイベントができればよいと思う。

 

(委員)

最初に、連日の学級閉鎖等に対する学校現場や教育委員会事務局の皆様の迅速で適切なご対応に心から敬意を表する。

さて、私からは3点質問する。

1点目は、臨時休業時における家庭学習のこと。

 この件に関連して、数日前(1月14日)の中央教育審議会初等中等教育分科会の会議で、「臨時休業時における児童生徒・保護者の対応-家庭・学校間の格差に注目して-」という研究調査が報告された。その調査の「分析結果のまとめ」によれば、コロナ禍において社会経済的に不利な家庭環境にある児童生徒の方が、家庭学習上の課題を抱える傾向にあり(家庭間格差)、とりわけ、一人親世帯などに深刻な影響があるとエビデンスをもとに論じられている。しかし同時に、1「宿題や何をすべきか明確な枠付けをしているプリント学習では、相対的に差は目立たなくなる」2「一律の支援ではなく、特に困難を抱えた層に対するきめ細かな支援とその効果検証に取り組む必要がある」などと指摘されている。ぜひ、各学校では、こうした分析結果も参考にして対応策を進めてほしい。

 そこで、この家庭学習に関連する質問だが、児童生徒が学校や家庭において、オンラインで国や地方自治体等の公的機関等が作成した問題を活用し、学習やアセスメントができるCBT(Computer Based Testing)システムであるメクビット(文部科学省CBTシステム:MEXCBT)を利用申請する予定はあるのか。

 

(事務局)

前向きに検討しており、まずは標準型に申し込みをしている。

 

(委員)

2点目は、小学校高学年における教科担任制のこと。

この件は、来年度の文科省予算案の重要トピックとされ、本市出身の村尾崇財務課長のご尽力で、大きな成果があったと報じられている。

今後、小学校高学年における教科担任制の意義(専門性の高い教科指導を通じた教育の質の向上、教員の持ちコマ数軽減など学校における働き方改革など)を確認し、効果的に活用することが大切かと考えるが、この件に関して学校教育課で何か議論されておられたらご紹介いただきたい。

 

(事務局)

現時点では、人数のことなど具体的な情報がきていない。

 

(委員)

3点目は、市民向け講座等の現状について。

先日、関東のある県の教育委員会の方との交流で、この一年、これまでの市民講座の実施形態を大きく見直し、対面・オンライン(同時双方向、オンデマンド)・ハイフレックスなど柔軟な組み合わせによる講座を推進した結果、参加者から「家事や育児で忙しい中でも、好きな時間に受講出来てよい」「気軽に参加できるのがよかった」「これまで講座への参加が少なかった年齢層の方々の受講が大きく増えた」などと好評を得ているとお伺いした。

この件に関して、本市の市民向け講座の実施形態の現状と今後の計画などをお伺いしたい。

 

(事務局)

オンラインは、感染症の流行以降、すでに実施している。これまでの生涯学習は、参加できる層が参加する、ということが多かったが、オンラインになることで、これまで関われなかった人が参加できるようになった。講座の作り手の技術も徐々に上がっており、来年度は研修専用のパソコン端末を導入する予定。対面も重要だと思うので、うまく組み合わせていきたい。

 

(事務局)

保育ボランティアのサポーター養成講座は、感染症の影響により、一部オンラインで実施している。市民企画講座は、昨年度は学習支援の関係でオンライン講座もあったが、今年度は選択肢には入れているが、現時点で予定はない。

反省点としては、従来の講座だとアンケートはほぼ100%回収できるが、オンラインだと半分程度になってしまうため、改善方法も考えたい。

 

10.報告事項

・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について

 

(事務局)

府立学校の服務規程の改正に伴い、本市でも不妊治療休暇の取扱いについて、範囲と日数を変更するもの。令和4年1月1日施行。

 

(教育長)

なにか質問はあるか。

 

(質問なし)

 

(教育長)

了解いただいた、ということで次に進める。

 

11.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(1月20日から2月16日)資料に基づき説明。

 

12.その他

なし 


13.閉会

(教育長)

午後3時45分に閉会を宣言する。 

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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