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令和3年度第2回市民参画協働懇話会

  • ID:12382

開催日時

令和4年3月9日(水)午前10時から12時

開催場所

市役所 会議室8

出席者

佐野会長、上田委員、野田委員、田中委員、中川委員、今川委員、干場委員、奥田委員、佐竹委員、高橋委員、真継委員、中山委員

欠席者

宍道委員

事務局

藤田自治振興室長、赤松主査、今北主事

傍聴者

0人

配布資料

資料1 令和3年度の市民参画協働推進事業の主な取り組みと令和4年度の市民参画協働推進事業の主な取り組み予定

資料2-1 長岡京市市民活動応援補助金【令和4年度募集】令和3年度からの変更点

資料2-2 長岡京市市民活動応援補助金 令和3年度募集要項【抜粋】

参考資料 職員向け市民参画協働研修実施報告

議事

1 開会

 各委員からの自己紹介

 

2 令和3年度の事業の取り組みと令和4年度の事業予定について

 事務局より、令和3年度の事業の取り組みと令和4年度の事業予定について説明。

 

(委員)

 これは相談ではなく、報告の案件か。相談したいことが何かはっきりしていないと意見が言えない。報告であれば、意見を言っても意味がないということになってしまう。

(委員)

 報告を聞くだけでなく、意見を言う懇話会でなければいけないと思う。

(委員)

 意見の前に、質問をさせていただきたい。

(事務局)

 令和3年度の事業については報告だが、令和4年度に向けてご意見があれば出していただきたい。

(会長)

 ではまず、令和3年度の報告についての質問から始めたい。

(委員)

 協働ワーキングの活動について、研修や勉強会などをされているが、それが活かされているのか?

(事務局)

 研修は効果も必要だが、まずは職員に意識を植え付けるのが大前提だと考えている。効果については、それぞれの担当部署で広めてもらうということになる。

(委員)

 職員向けの協働研修をさせていただく中で、若い職員が庁内での繋がりを求めていると感じており、協働ワーキングがちょうどいい機能を果たせるのではないかということで、今年に入ってから協働ワーキングに関わっている。来年度から、本格的に機能していくのではないかと思っている。庁内での横の繋がりを作っていきたい。

(委員)

 市民活動応援補助金の活動発表会の広報はしていたのか?

(事務局)

 3月1日付の広報紙に掲載している。

(委員)

 市民活動応援補助金について、以前は採択数よりも申請数の方が上回っていたと記憶しているが、今年度は申請数と採択数が同じ。申請数が少なくなっているのか?

(事務局)

 コロナの影響もあるのか、昨年度から申請数は減っている。来年度に向けて、チラシの作成や説明会の実施など、募集に力を入れていきたい。

(委員)

 どれくらいの申請数があって、どれくらいの件数を採択すると順調に進んでいる、というイメージはあるか?目指すところがないと、いいのか悪いのかの判断がつかない。

(事務局)

 市民提案型協働事業コースであれば、令和元年度のように、9件の申請に対して、5~6件の採択というのが、長岡京市の規模や審査の面からいってもちょうど良かったかと思う。市民協働スタートアップコースは書類審査のみだが、10件程度出していただいた中から上位のものを採択するというのがよいと思っている。

(委員)

 申請数が少ないのはPR不足。市民活動サポートセンターとしてもPRしたかったが、自治振興室との連携がうまくいかなかった。来年度はチラシを作成するということなので、期待したい。

 協働ワーキングについて、市民活動サポートセンターが主催した協働の勉強会にメンバーに参加してもらっている。このことが資料に記載されていないのは残念。

(事務局)

 記載が漏れていたので訂正させていただく。協働ワーキングのメンバー以外にも有志の職員が参加している。

(委員)

 協働ワーキングは若手中心ということだが、若手以外の方はどうしているのか?

(事務局)

メンバーとなっているのは若手だが、「楽しい会議のやり方講座」などは管理職も参加している。経験の少ない若手職員が、自分の部署だけでなく、他の部署の職員と集まるということも目的にしている。現在はコロナによる人数制限の関係で、協働の研修は新入職員を対象に行っているが、本来であれば1・2年目職員と中堅職員の研修を1年交代で行っている。

(委員)

 多世代の交流や、経験のある方の意見や見方を取り入れることも若い方にとっては大事だと思う。年齢を重ねた方も、新しい考え方を入れた方がよい。

(事務局)

 企画段階だが、新入職員が課長や部長とワークショップを行い、交流を持つことも検討している。

(委員)

 協働ワーキングの男女比は?

(事務局)

 男性4名、女性4名の合計8名。

(会長)

 それでは令和4年度の事業予定について、質問やご意見があれば。

(委員)

 協働について、管理職への研修が必要だと思う。実践となる研修をやっていただきたい。

(事務局)

 具体的なご提案があれば伺いたい。

(委員)

 民間ではトップから変わっていく。一般市民を巻き込んだ協働に取り組んでいただきたい。具体的なものについては、事務局にご提案したいと思う。

(委員)

 市内全小学校区での避難所運営訓練がコロナにより中止となった。災害はいつ来るか分からないし、コロナで止めてしまってはいけないと思う。これについての窓口はどこになるのか?

(事務局)

 地域コミュニティ協議会が独自にされている防災の取り組みは地域コミュニティ協議会にお任せしている。全校区での避難所運営訓練は中止となったが、各校区で防災用品を購入されたり、少人数で備品の点検をされたりしている。市の自治振興室と防災・安全推進室でそういった活動を支援している。

(委員)

 地域コミュニティ協議会について、目指すところはどこなのか?大きな自治会のような役割を担っているのだと思うが、新しいことを生み出していく組織になっていくべきだと思う。各地域で慣例になっているお祭りや運動会以外の何かを新しく地域で生み出さないと、盛り上がっていかない。田舎だと買い物送迎をされているところもある。習慣化された行事をこなしているように見える。

(委員)

 地域コミュニティ協議会の会長を昨年からしている。地域コミュニティ協議会はこれまでの既存の団体の代表を集めて協議する組織で、新しいことにチャレンジできる組織にはなっていない。コミュニティとして、人づくり、魅力づくり、繋がりづくりをどう行っていくのか、自治会やテーマ型の団体とどう連携していくのかが出てこないと、まちづくりの実感は湧かない。地域での暮らしやすさを作っていくのがコミュニティの役割だと思う。現状は変化を好まないので、新しい人材を拾い上げる組織を早く作らないといけないと思っている。今のままでは同じ事業の消化で終わってしまう。来年度から原点に返って議論をする場を作っていかなければと思っている。

(委員)

 その議論の場に、充て職ではなく、地域の人なら誰でも参加できるようにすれば、そこから新しいテーマ型のチームが生まれるのではないかと思う。誰も来ないと思われがちだが、意外と人は来る。

(委員)

 行政が火付け役で作ったコミュニティが、既存団体とうまくいかずに解散した例もある。自治会もそうだが、NPO法人のように組織・チームで動くことが出来なければ変わらないと思う。

(委員)

 形を作って、お金を用意したら、むしろ行政は手を引かなければいけないと思う。

(委員)

 自治会の公益的な部分を膨らましてNPO法人にするなどできれば面白いと思う。

(事務局)

地域コミュニティ協議会ができた結果、見守り活動や高齢行方不明者の捜索訓練など新しい取り組みが出てきているところもあるが、慣例となった事業をやるのが精いっぱいというところが多いのが現状。もともとある自治会の方がコミュニティ協議会の主メンバーになっており、地域コミュニティ協議会の人手が足りない現状がある。そこでテーマ型の団体などの手を借りられるようになれば新しい取り組みが生まれて、地域のことをみんなで考える団体になれるのかなと思う。

(委員)

 若い世代は自治会離れが進んでおり、独居の高齢者も増えている。担い手となる世代は仕事が大変。地域の人だけでコミュニティを作っていくことは難しいかと思う。自分のような市民活動団体が協働して、地域の中で何かできればという思いはあるが、自分たちの活動を十分に認知してもらっていない現状もある。ここでの議論をきっかけに、皆さんからの「こういう協働ができるのでは」という提案が広がればいいと思う。

(委員)

 テーマ型の団体と、地縁型組織の接点をどれだけ作れるかが勝負だと思う。

(委員)

 子育て中の女性の応援という形で、その女性がやりたいことをチーム制でやるという活動をしている。地域の団体との接点もあり、マルシェなどを一緒にしていたが、コロナのため今は別で活動している。こちらから「こんな活動をしませんか?」と提案しても、足かせになって進まない部分もあるのかなと思う。

(委員)

 自分たちと同じような子育て支援の団体と関わりを持ちたいと思っており、市民活動サポートセンターに登録をした。サポセンには団体の活動紹介のファイルがあり、繋がるきっかけになる。目的が一緒の団体が関わりあい、地域のコミュニティにも関わっていけたらと思う。そういったファイルがあることがまだまだ知られていないので、広報が重要だと感じた。行政だけでなく、他の団体や人とつながることが必要だと思うので、サポセンをもっと利用していきたいと考えている。

(委員)

 サポセンが情報の結節点になっているのであれば、各地域コミュニティ協議会のファイルも作ってはどうか。

(委員)

 まず知ってもらうことが大事。

(会長)

 京都市ではかつて100人委員会というものがあり、公募で選ばれた市民がまちづくりの提案をし、市がそれを実現したり、委員自体がアクションを起こすこともあった。そこから各区に分かれてカフェ型事業という名前になり、定期的に会議を開いて、新しいメンバーが集まり、活動が生まれている。ふらっと立ち寄れて、熱心に活動をされている方と、何かまちに関わりたい方が出会う場が長岡京市にもあればいいと思った。巻き込まれたい市民は一定数いると思う。

(委員)

 サポセンでは、人・もの・情報が集まる「ひもじば」という場を設けている。地域コミュニティ協議会の情報を置くことも可能。自治振興室とも連携して発展させていきたい。

 

3 長岡京市市民活動応援補助金【令和4年度募集】令和3年度からの変更点について

 事務局より、長岡京市市民活動応援補助金【令和4年度募集】令和3年度からの変更点について説明。

 

(委員)

意見は反映される?

(事務局)

 令和4年度については変更ができないので、令和5年度に反映させていただく。秋募集に間に合えばそちらにも反映させていただく。

(委員)

 外部講師と内部講師の分け隔てをなくしていくというところでは、一歩進んだかと思う。ただ、内部講師のみ上限額の制限が設けられている。そういった差別化があると、やはり優秀な人材を外部に置いておくことになる。上限を決めるのであれば、外部と内部の差をなくしてほしい。別添様式集のP.11にある申請事業例がとても良いので、これを要項に入れてほしい。ここに「身の回りの課題を見つけて、自分のできることを整理して、課題解決に向けて活動する」とある。自分にできることなのだから、内部講師になるはず。外部講師を呼ぶということは、他の人ができること。内部と外部で差をつけるべきではないと思う。思い付きだが、来年度に協働ワーキングで補助金の要項を考えるのも一つの手かと思う。各課の事情を聞くことが出来るし、各課に補助金の情報を浸透させることもできる。

(事務局)

 申請事業例のページについては、令和5年度の要項に入れたいと思う。令和4年度についても、このページ単体でチラシのように配布したいと思う。報償費については、人件費の要件を緩めることについての庁内のハードルがまだまだ高く、調整が必要だと感じた。庁内で市民活動に対する情報のアップデートをしていかなければいけないと思う。

(委員)

 内部事情もよくわかるので、毎年声をあげていきたいと思う。南丹市の補助金要項には、「外部講師、団体構成員であるかは問わない」とあえて記載している。

(委員)

 サポセンには、準認定ファンドレイザーの資格を取った職員がいるので、資金調達についての相談体制も整っている。

(事務局)

 団体の活動や申請書の書き方などは、ぜひサポセンに相談に行っていただきたい。

(委員)

 市民協働スタートアップコースについて、要項に沿っていれば通ると思われる可能性がある。要項に沿っているものの中から、審査が行われるはず。その2段階があるということを記載しておく必要があると思う。

(事務局)

 チラシには「書面審査のみ」と記載があるが、要項だけをみると審査について分かりにくくなっているので見直したい。また、書面審査は自治振興室の職員のみで行っているが、知識と経験の面で荷が重いこともあり、補助金審査会の委員にも書面審査をお願いできないかと考えている。

(委員)

 年度の中間でのチェックも大事だと思う。

(委員)

 市民提案型協働事業コースの設定テーマが市の総合計画に沿ったものとなっている。補助金のねらいのひとつは、どの担当課と結びついていくのかという事だと思う。補助金を使い終わった後に、担当課から業務委託という形でお金が流れるのが、協働としてのいいゴールだと思う。このテーマ設定だと、どの担当課なのかというのが分かりにくい。また、総合計画は市がやることを記載したもの。市民活動団体はそれ以外のことを見つけて活動する。むしろ総合計画に沿わない方がよい。市民活動は市役所がやらないことをやるということに意味がある。そのあたりをもっと議論したい。協働ワーキングでも考えていけたらと思う。

(事務局)

 どう記載したらわかりやすい要項になるか、一緒に考えていきたいと思う。

(委員)

 サポートセンターでも、登録団体のカテゴリー分けを総合計画の6つの柱から、分かりやすい11のカテゴリーに変更した。市の補助金も変えていくべきだと思う。

(委員)

 市民協働スタートアップコースについて、市民活動の経験の浅い方が応募されるのだと思うが、お金だけでなく、一緒に伴走し、困ったときに支えてくれる人がいることも大切。自分も活動で困ったことがあればサポセンに相談に行き、支えてもらっている。市民協働スタートアップコースには伴走してくれる人がいるという事を、要項に記載してもよいのではないか。団体の構成員が少ないと繋がりが少ない。サポセンに相談できるということを知らない人が応募する可能性もある。

(事務局)

 要項で、団体の運営や事業についてサポセンに相談できるということを強調して記載したいと思う。ホームページにも追記したい。

(委員)

 市民活動をずっとやってきて、この先に何があるのか、ずっと続ける団体や、疲弊していく団体があると思うが、そういった講座や勉強会があればいいなと思う。市民活動団体を立ち上げて、補助金をもらって、市と協働して…という分かりやすいロードマップがない。始めたけれど、いつまでやるかを不安に感じている人もいると思う。誰に継承していくかの問題もある。

(事務局)

 市としては最初に市民協働スタートアップコース、次に市民提案型協働事業コース、次に府や民間の額の大きな補助金という流れを想定していたが、それが見える化できていないと感じた。

(委員)

 十年前にまさしく同じことを思って、ロードマップを双六にしたNPOゲームというものを作った。法人格の取得や業務委託、生業にしていくのかということも出てくる。

 

4 その他

(事務局)

前回の懇話会で、市民参画協働推進プランの指標を変えてはどうかとご提案があった。現在取り組みを進めている自治振興条例についてもプランに落とし込む必要があるので、来年度にまとめて見直しをしていきたい。この懇話会でご相談しながら見直しができればと考えている。

(会長)

 最後に委員の方から何かあれば。

(委員)

 協働という言葉はよく使われているが、今日のお話を聞いていて、協働のイメージが人によってバラバラだと感じた。この懇話会から協働のイメージを整えていければ、同じ土台に立って話せるのかなと思う。

(委員)

 市民提案型協働事業コースの要項のP7について、⑤が二つある。またP6の⑤実績報告の後に精算払いがあるはず。これが抜けているので修正をお願いしたい。

 協働のイメージについて、異なる立場の人が一緒に何かをするという事だと思う。最終的な協働の夢は協働じゃなくなることだと思っている。異なる立場ではなくチームになるから。

 

5 閉会

(事務局)

 ご意見をいただき、行政だけでは気付かないことに気付くことができた。本来であれば要項等が訂正できる時期に開催すべきだった。次回はご意見が反映できるように開催させていただくので、今後ともよろしくお願いしたい。


以上