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現在位置

第27回生活環境審議会会議録

  • ID:12498

日時

令和4年2月4日(金曜日)午前9時30分から正午まで

場所

長岡京市役所北棟4階 大会議室A

委員の出欠

白石 克孝(龍谷大学副学長・政策学部教授)

小幡 範雄(立命館大学政策科学部特任教授)

奥谷 三穂(京都府立大学 京都地域未来創造センターCOC+ 客員教授)

的場 信敬(龍谷大学政策学部教授)

谷村 眞見(長岡京市商工会)

八木 仁美(長岡京市自治会長会)

髙坂 洋子(フードバンク長岡京)

數井 美智子(長岡京市環境の都づくり会議)

徳地 直子(西山森林整備推進協議会)

木原 浩貴(京都府地球温暖化防止活動推進センター)

池田 真之(市民公募)

<欠席>

山川 肇(京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授)

穴澤 裕之(長岡京市経済協議会)

仙道 洋平(連合京都乙訓地域協働会)

瀧川 正子(長岡京市女性の会)

小林 茂(長岡京市地産地消推進協議会)

五十嵐 真由美(京都府乙訓保健所技術次長兼環境衛生課長)

項目

開会

議事1:会議及び記録の公開について

会長:皆様おはようございます。それでは早速議事に入っていきたいと思います。皆様のご協力を得て円滑に進められますようよろしくお願い申し上げます。まず議事の1番目「会議及び記録の公開について」事務局から説明をいただきたいと思います。お願いします。

事務局:長岡京市では、審議会等の会議の公開に関する指針におきまして「審議会等は、原則公開」となっており、「審議会等の会議の公開又は非公開の決定は、審議会等の長が、当該審議会に諮って行うものとする」と規定されております。会議及び記録の公開につきまして、よろしくご審議願います。

会長:本審議会の公開又は非公開につきまして、委員の皆様にお諮りします。本審議会につきましても、指針に基づいて会議及び記録については、「公開」ということでよろしいでしょうか。

一同:異議なし。

議事2:第三期環境基本計画(案)に対する意見公募の結果と回答及び計画本編の最終案について

会長:「異議なし」とのことですので、公開とさせていただきます。本日は傍聴者はおられませんので、次の議題へと進みます。議事の2番目「第三期環境基本計画(案)に対する意見公募の結果と回答及び計画本編の最終案について」ということです。事務局より説明をお願い致します。

事務局:それでは説明をさせていただきます。長岡京市では前回11月の審議会で出た意見を反映し、第三期環境基本計画案を一旦お預かりしまして、去る12月8日から1月7日までの1カ月間、パブリックコメントを行いました。ここの議題では、その意見結果と、それに対する回答案及び計画本編にどう反映したかをご説明申し上げます。資料1をご覧ください。合計2人12件の意見がございました。ご一読いただいているかと思いますので、時間の都合上、計画本編に修正という形で反映させた意見のみご説明申し上げます。まず、2番の意見です。本編の該当ページで言いますと39ページ・40ページです。⑵の③のところです。意見の趣旨としましては、「再資源化領域の拡大」という施策の説明文で、再資源化の具体的なリサイクル先を書いた方が意欲が湧きやすくなるのではないか、ということでした。この計画は、今後市民や団体さんと共有を行っていくものですので、できるだけイメージが湧きやすいものにということで、具体例などを書きました。具体的には、保育所・学校の給食調理くずを再資源化していますが、こちらは飼料にということとか、水平リサイクルということも特に説明を書いておりませんでしたので、ペットボトルからペットボトルを作る、という説明を加えて、そのように生まれ変わるのだなとイメージしやすいように修正したものです。次に40ページ、⑷の②「将来にわたり安全で安定した水環境の維持」のところで、ストックマネジメント計画ということを普通に書いていたのですけど、馴染みのない言葉なので注釈をつけた方がよいという指摘でしたので、注釈を付けました。続いての意見ですが、7番です。計画本編で言いますと35ページです。④「未利用エネルギー等の活用検討」というところですが、水素ということを例として書いていますけれども、一般的に水素は未利用エネルギーにあたらないのではないかという指摘でした。確かに、一般的に未利用エネルギーと言いますと、既にエネルギーとしては存在しているが、実際には利用されていない、例えば廃熱とか地中熱とかを指す形で使われることが多いので、ここでは「未利用エネルギー等」という形にして、「等」の中に水素が含まれるという形にしました。水素自体は今後未来のエネルギーとして期待しているところがありますので、水素についての記述は残すという判断です。続いて8番の意見です。計画本編では36ページです。③「移り変わる自然生態系の監視・保全」のところで、マラリアなど温暖な気候に流行する感染症など、と書いていますが、意見の趣旨としては、こういうマラリアのような具体的な例示がないと、一般的な感染症対策のことを言っているのか、温暖化の影響で未体験の感染症が流行するかもしれないという懸念を言っているのか分かりにくい、という指摘だったので、マラリアという具体例を付けたということです。続いて意見の10番です。計画本編で言うと40ページになります。⑷「水資源の有効活用・水環境の整備」という項目です。水資源対策基金のことが計画本編の中に一切登場しないけれど入れておいた方がいいのではないかという趣旨のご意見でした。確かに長岡京市には長岡京水資源対策基金という公益財団法人という形で団体がありまして、市内の主に大手企業さんで地下水を業務で使われるような会社さんの集合の団体があるのですが、業務として適正揚水量の維持ですとか、地域で水資源を保全するような活動をしている団体に対する補助金の交付とか、そういったこともされていますので、非常に市域の水循環という点では重要な役割を果たしている団体がありますので、やはりどこかに記述を加えておいた方がいいだろうという判断です。ただ、記述を加える箇所としては40ページのところではなく、36ページの②「将来にわたり安全で安定した水資源の維持」のところ。水資源の維持ということを非常に重要なミッションとしてやっている団体ですので、ここのところに水資源対策基金のことを加えたということです。続いて11番の意見です。計画本編では42ページになります。⑶の①「環境負荷に配慮した農業の推進」というところです。ここのご意見の趣旨としては、ここは元々「環境負荷に配慮した農業の推進」という名称ではなく、「低化学肥料農業等の推進」という名称でパブリックコメントにかけていたのですが、低化学肥料農業という言葉自体が一般的に馴染みが少ないのではないかというご指摘でした。そのとおりだということで、ここでは「環境負荷に配慮した農業の推進」ということにしました。加えて、環境に配慮した農業で今言われているのが、低化学肥料農業のこともあるのですが、農業由来の温室効果ガスということです。近年指摘されているということで、それに対しても記述を加えています。近年気候変動との関連が指摘される農業分野からの温室効果ガスの対策についても研究を進めるということを加えたものです。最後に意見の12番、計画本編で言うと60ページです。③「地域の中で環境を考える学び合いの機運の醸成」という分野横断的施策を掲げているのですけれど、前回第二期環境基本計画のときには、ステップアップ・チャレンジ会議というプラットフォームを設けまして、市民・団体・事業者等との協働ということをうたっていました。今回のここも、市民・団体・事業者等との協働という意味を込めた施策なのですが、文章の中にそういった表現が出てきていなかったので、説明文の最後に、団体や事業者等との連携のもと、情報発信の場も必要です、ということを加えました。今日提示している資料では「団体や事業者等」となっていますが、「市民・団体・事業者等」という言い方をよく使っていますので、同じ形で修正を加えておきます。パブリックコメントの意見を受けての修正は以上なのですが、それ以外の部分で、改めて見直す中でこうした方がもっと計画がよくなるのではないかということで手を加えた部分をご説明申し上げます。まず、全体として、読みやすい日本語にするための修正や、表現の仕方を統一するといった修正については、かなり細かく多く手を入れています。今日はそういった点ではなくて、特筆すべき点を紹介します。日本語の修正などは印刷の直前まで修正を加える可能性があります。特筆すべき点としては、計画本編の13ページです。⑻生物多様性のところから続いている説明文です。2010年に採択された愛知目標のことが書いてあるのですが、日本がこれを提案したということで、重要な出来事だったので加えているわけですが、愛知目標自体は2020年までの目標ということになります。ですので、新たな目標について、昨年度から今年度にかけて国際的な動きがあるはずだったので、それを最後に加えないといけないなと思っていたのですが、新型コロナの影響で国際会議も延期が続いているということです。少なくとも、今そういう状況ですよ、ということを書いておかないと、愛知目標ってもう古いことを書いているのではないかと思われてしまいますので、ここでは新型コロナの流行により延期が続いていますが、同締約国会議の中で新たな目標が採択される予定だと、そういった状況を注視していくということを加えています。続いて計画本編の20・21・22ページの連続するページです。こちらグラフです。グラフが三つありますが、こちらを差し替えています。議事4で扱う温暖化対策実行計画の前年度実績に関連するところなのですが、最新の2018年度の温室効果ガス排出量の算定結果が出ましたので、当然最新情報に置き換えておいた方がよいだろうということで置き換えました。それに伴い文章も若干修正しています。続いて計画本編の42ページです。(3)②「市民の農業理解の促進」の施策なのですが、以前は「市民農園の充実」としていました。「市民農園の充実」というのは、メインの目的である「市民の農業理解の促進」のための一つの手段ということになります。ですので、施策名称としては、「市民の農業理解の促進」という方が適切だろうという考えです。また、市民農園をどんどん広げていくということが必ずしもベストな方策かという考えが一方であります。休耕田の有効活用を図るという点では利点もあるわけですが、本来であれば、農地所有者による管理責任という考えも一方であるので、であれば市民農園という、市民に農地を貸し出すという手法に限定した施策名称ではなく、農業体験といった手法も考えられますので、より広い意味を持つ「農業理解の促進」という名称にしたいということです。続いて計画本編の49ページです。分野横断の所です。視点1の「ゼロカーボン社会を目指し、環境に優しく地域経済が循環するまち」の中の①の単位施策です。「環境に配慮した事業活動の推進と環境基金の有効活用」と変更しています。以前は、「環境ビジネスの創出・拡大と環境基金の有効活用」としていました。名称変更の理由としては、先ほどと似ていますが、より広い意味を持たせたいという趣旨です。環境ビジネスといいますと、本当に、省エネ提案をする事業だとか、廃棄物から何かを作るみたいな、かなり限定したものをイメージされる方が多いのではないかと思います。一方でこの1・2年、環境ビジネスというような業態ではないけれども、市内の多くの事業者様から、近年の気候変動対策やSDGsといったことに関連して、行政と連携して、企業としてそういった面で責任を果たしていきたい、というようなお話をいただくことが非常に多くなってきております。50ページの7行目あたりにも書きましたが、最近では商品の原料調達から製造・配送・販売といった一連の流れ、いわゆるサプライチェーン全体で環境配慮をしていないと、ビジネスの世界でやっていけない、海外との取引ができないという声も聞かれます。そうした潮流の中で、環境ビジネスということに特化するのではなく、通常のビジネスにおける環境配慮、この部分も行政として支援していくようなことが、今求められているのではないかと考えたところです。もちろん、本文の中には環境ビジネスということにも引き続き言及しています。今後、事業者の方とも、この第三期環境基本計画をもって対話をしていくのであれば、修正後の「環境に配慮した事業活動の推進と」という言い方の方がとっつきやすいのではないかと考えておりますので、ご了解をいただければと思います。最後は資料5、こちらかがみ文です。答申をいただくときのかがみ文ということで、本計画のポイントを文章でまとめているものです。説明は以上です。

会長:ありがとうございました。それでは今いただいたパブリックコメントに対する回答、それからそれを計画本編に反映させるさせ方、並びに新たに追加的に計画本編に記述した事項ということでありましたので、パブリックコメント回答、計画本編の修正の両方についてご意見や、これでよいのかというようなことをご審議いただければと思います。本編についての議論は今日これが最後ということになります。誤字脱字等は事務局の方で直していきますが、内容に関わるようなことがありましたら、今日が最後の機会ですので、ご発言をしていただけたらと思います。パブリックコメント回答及び本編につきまして、何かご指摘ございましたら挙手、もしくは合図をしていただければと思います。いかがでしょうか。第一期、二期と見てきて、三期目の今回の計画の内容は、まずゼロカーボンという非常に大胆な目標を掲げざるを得ないところまで世界の状況が追い込まれているということが一つ。あと緩和策だけでなく適応策まで言わなければならなくなっているような状況にあるということ。そして先ほどの最後の追加修正説明のところでありましたように、一期のころはグリーンな産業であったりとか、エコな取り組みみたいな言い方で、方向性を掲げてきたわけです。今回の内容では、ヨーロッパがスタンダードを作っていくという流れの中で行われてきている部分があるわけですが、環境配慮のない生活、生産活動、流通ありとあらゆるものは、もはや社会的には許されない、厳しく言えば指弾の対象を受けるとなるというような状況が作られてきています。その点では、一期・二期までの、よい部分については進めていきましょうというくらいの提示とは相当違って、覚悟が必要だという内容になっています。こうした世界的な変化を会長としては非常に強く感じます。そういう中で、ぜひ市民の皆さんや行政の方、協働のパートナーにやる気であるとか希望であるとか、そういうことが持てるような表現になるように努めてきたつもりですが、そういった点も含めまして何か気になるところがあればご指摘をください。最終版ではありますができる限り改めていくようにしたいと思います。だいぶ一生懸命練ってきていますので、特別な修正点はないかもしれません。またパブコメも2人12件ということで数が少なかったので、点検しやすいと思います。パブコメの回答でも何か気になることがございましたら、まずそこから解決していきたいと思います。いかがでしょうか。

A委員:現状が分からないので教えていただきたいのですけども、気候変動への適応推進ということで、36ページにですね、⑸③で自然生態系のことで、ニホンジカの生息拡大ということが書かれています。また、本編の29ページ、取り組みの現状と課題のところに、自然環境の保全であるとか、さらに、41ページの環境共生のところに「西山をシンボルとする自然環境の保全・再生・活用」と書かれているのですけれども、それに関連して、ニホンジカの生息域が拡大したり生息頭数が増えると、森林の下層植生とかが著しく棄損すると思うのですけど今現状西山の下層植生についてはどうなっているのかお教えいただきたいのです。

会長:確かにシカが特定の植物だけを食べていくことによって、生態系にシカが食べられないものだけが残るというのが、今日本によく見られる里山風景なのですが、西山の現状について何か分かっていることがあればご紹介いただけますでしょうか。

事務局:専門家のB先生の手が挙がっていましたので、私の説明で足りない部分をこの後補足いただけたらと思います。まず、ニホンジカの生息域のことが書いてありますのは、一般論として温暖化によってニホンジカが増えるのではないかということで書いているものです。現状増えているか、それによる被害は、ということについては、若干情報不足なのですが、そこまで右肩上がりに増えているというようなことは聞いてはおりません。市の方では、農業保護という視点で、山際に近い農家の作物がシカの食害にあうので、農業を守るという点でシカを捕獲する、それに対する資金の交付ということはやっております。森林の植生のところについてはB先生がご存じでしたら補足いただきたいのですが。

B委員:現状としては西山においても、下層植生を、ご指摘のようにシカが食べてしまうというようなことは起こっています。ものすごくひどい地域に比べますと、まだ比較的、深刻な状況とまではいきませんが、それでも里山の姿を取り戻そうということで、伐採なんかをして、新しい芽が生えてきますと、やはりそちらの方が食べられてしまうということはあります。何か施業をしよう、森林管理をしようというときには、シカをどうするか、シカの食害をどうするかということは、必ず考えなければいけない一つの要因に既になっているというのは事実だと思います。

会長:ありがとうございます。A委員、現状では深刻というわけではないのだけれど、被害というのは目に見えて分かるという状況だというような説明があったわけですが、本文に書き足すとか書き直すとか、そういうことも含めてどういうご主旨かご説明いただいたらありがたいのですが。

A委員:B先生のご説明から、本編に何か書くという必要はないと思うのですが、長岡京市の特徴としまして、西山から山、森、田園、川まで全て整っていると言いますか、ある市ですので、最上流部の、特に森林土壌について、これからも意識していただければいいかなというように思います。

会長:本当ですね。かさかさに枯れてしまった山肌のところは日本全国たくさんありますので、そういった植生の維持管理について注目しておかないと、いったん進んでしまったら取り戻しが大変だということなので、現状のところは分かりました。ほかに何かパブコメに関わるところでありますか。

C委員:68ページのパートナーシップの形成の図の中で、ここもだいぶ直していただいてありがとうございました。「様々な属性を持つ市民一人ひとりの参画」とあるのですけれど、属性という言い方が一般的でないような気がするので、「様々な立場にある市民一人ひとりの参画」というくらいの表現の方がいいかなと思うのですけれど、ご検討いただければと思います。

会長:パブコメのところは様々な団体・事業者等という言い方で特別に属性という言葉は使っていないので、本編のところで委員からご指摘のありました68ページの囲みの図のところに、様々な属性を持つ市民という言い方の表現がありますけれど、ここについて表現を改めたらどうだろうかということですね。本文には様々な属性という形での紹介は、一読するとないように思われますので、ここの部分だけということになります。どうでしょうか、変更して構いませんね。

事務局:おっしゃるとおりだと思います。立場の方がやわらかい印象かと思いますので。

会長:では属性という言葉ではなく立場というような形に改めさせていただきます。パブリックコメントについては、このような回答を確定して案を取って公表するということでよろしいでしょうか。特にご異議がなければ確定にしたいと思います。ありがとうございました。

それでは引き続きまして本編の方の修正確認を続けてまいりたいと思います。気になる箇所がございましたらぜひご発言ください。見栄えも最終盤に限りなく近づいていますので、ここが見栄えが良くないとか、そういったところもありましたらこのタイミングで言っていただけたら、写真や図やいろいろな表記なども配置をし直すことができますので、ご指摘いただければありがたいと思います。内容的にはずいぶん時間を重ねて丁寧に審議をしてきたこともありますし、何よりも委員の皆様方が積極的にご意見をいただきながら事務局と往復をしてきましたので、相当程度練ることができた内容になっていると思います。私が事前に確認した時にはこれぐらいのところまで変わっていれば十分ではないかなと思いながら今日に至ったのですが、でもなお気が付いていないところがあるかもしれませんので、何かございましたらお願い致します。

C委員の意見を修正として加えまして、本編の議論についてはこれで終了、つまり審議を了承していただきたいと思います。よろしいでしょうか。ありがとうございました。なお、微修正とか、表現をよりやわらかく伝えるとか、誤字脱字の手直しといった点については、正副会長と事務局にご一任いただくということで、内容を変えるような修正はもうこれにて終了ということにしたいと思いますので、その点ご了解いただければと思います。最終的に完成させたものに、先ほど資料の5として付けさせていただいたものを添えて、市長に責任を持って答申を申し上げたいというように考えております。私に日程上不都合があれば副会長から市長に答申をお渡しいただくという形になるかもしれませんが、そういった形で手続きを進めていきたいと思います。

事務局:今B先生から誤字の指摘がチャットで入っています。私から紹介させていただきます。本編の13ページの⑼グリーンインフラの5行目「人口構造物」のところです。「人口」になってしまっています。正しくは、「人工」です。見落としがありました、失礼しました。最後の最後までチェックは人を変え目を変え、誤字がないように気を付けます。

会長:では、市長にお渡しする答申の書面、資料5についても、皆さんにご確認をいただいたということで、正副会長の責任でもって、答申を市長にお渡しするということにさせていただきます。ありがとうございました。それでは今日の審議事項の3番目にまいります。第三期環境基本計画の実施計画についてということで事務局の方から説明をお願いします。

議事3:第三期環境基本計画の実施計画について

事務局:資料は6になります。第三期環境基本計画の下位計画にあたりまして、具体的な行動目標を示すものがこの実施計画です。こちらについても、本日でいったん確定となりますが、1年ごとに、時代の要請等に合わせて見直すということは可能な計画となっております。前回会議以降の修正ですが、先ほどの計画本編の修正に合わせて連動して、各施策の説明文などは、既に同じように統一して修正を加えた状態でお渡ししています。細かい修正になるのですけれども、1ページの主要指標のところ、温室効果ガス排出量についても、この後の議事4で扱う温暖化対策実行計画における、最新2018年度の温室効果ガス排出量の算定結果が出ましたので、数字を入れ替えているというものです。あと前回会議で出た指摘の箇所ですが、12ページの一番下、(2)②の目標値のところですが、京都大学だけでなく事業者も一緒になって調査研究を行っていくということになっておりますので、「京都大学等」の「等」を加えたということです。修正は以上ですが、改めて、前回あまり時間をかけてご説明ができなかったので、資料の見方として補足しておきます。各施策のことを、それぞれの四角い表で書いているのですが、それの一番左の列に「新規」と記載のある箇所が、三期計画においての目新しい箇所ということになります。いくつかご紹介しますと、1ページの一番下、市役所において再エネ電気の購入を進めていくとということです。まずはできることからやっていこうということで再エネ電気を買うということを進めていくということを掲げています。柱2の資源循環で言いますと、7ページ目の真ん中あたり、フードドライブ実施団体への支援ということを記載させていただいています。こちら既に令和2年度からの取り組みにはなるのですが、市役所本庁舎において、日を決めて未利用食品を募るということを、フードバンク長岡京の方にしていただいてということを始めています。公的な場所だと安心して預けやすいといった声もいただいているところです。柱3環境共生で言いますと、先ほどご紹介しました竹の持続可能な利活用に向けて、学術機関・事業者と連携してちょうど歩みを進めているということがあります。また柱4都市環境でいいますと、17ページの⑶②「まちなか博物館ネットワークの整備」ということを挙げています。令和4年度中に、「長岡京市文化財保存活用地域計画」というものを策定予定で、それをもとに令和5年度以降、まち全体を博物館と捉えたまちづくり、コーディネートを行っていくというものです。最後に分野横断的施策のところ、20ページ以降ですが、ここは新たな視点ということで多くが「新規」となっています。資料の見方、説明は以上となります。

会長:ありがとうございました。実施計画につきましても、本日の会議で一旦確定ということにしたいと思いますので、気になるところはぜひ修正をいただければと思います。ただこれについては実施計画でありますので、その時々の変化する状況に合わせて適宜見直していったり適宜追加をするようなことというのは可能だという取り扱いですので、そこは基本計画とは違う文書の性質になっています。その点をご了解いただいた上で、本日一旦確定させたいということであります。気になるところがございましたらご指摘いただければと思います。

D委員:22ページの環境学習の機会の提供のうち、中央公民館の講座数が年2件というのはずっと変わらないということなのでしょうか。どのように中身を読み取ったらよろしいのでしょうか。

事務局:講座の数自体は、目標と言いましてもこの先ずっと右肩上がりに増やしていくということが可能かどうかという点もありますし、内容ですね。参加者の人数なども見ながら、内容の方をしっかりと2回、参加者の方に充実したものを伝えていくと、そういう意味で数字は変わっていませんが、しっかりした内容のものをやっていくという趣旨です。

D委員:実は私も団体で市民企画講座の方に取り上げていただいたりしているのですが、市民企画講座は、この環境学習の機会の提供にあたり、非常に意義のある企画かなと理解しております。その中で環境系の、例えば自然観察とか星を見るとか、フィールドを室内ではなくて室外において取り組むようなことをかなり積極的に連携して取り組んでおられるようにも聞いております。ですのでここはすごく期待したいなというように思っております。その期待値を込めると、内容充実もそうなのですが、やはり件数を増やしていただいて、特に若いパパママたちが参加できるような企画でもって、環境への理解とか参加とかいうところを進めていくとてもいいきっかけになる中央公民館の取り組みではないかと思っておりまして、目標数値が少ないのかなと思っておりました。

会長:会長として率直にコメントしますと、予算などいろいろと削られていく方向にあってですね、おそらく中央公民館の企画も、従来型の企画であると1回の開催でこれぐらいの費用がいるというところでいくと、これを10回にすればいいとみんなが思っても、10回分の予算を付けましょうとはなかなかならないので、逆に言うと2件というのは、現状のスタイルのやり方を少なくとも維持しましょうというような、予算の部署との約束事のような話なのだろうと思います。ただ、今の委員のお話で、開催の形態であるとか、いろいろ工夫をしていくことによって、実は従来とは少し違う費用のかけ方でやれば、ひょっとしたら件数を変えられるかもしれないし、屋外のフィールドもそうですけど、やり方に工夫の余地はあるかもしれませんので、そこは議事録に留めさせていただきます。先ほど言いましたように、状況に合わせて見直しができるタイプの計画ですので、中央公民館の方がそういう新しい企画の計画を立てていかれる場合に、従来の市民企画講座の環境テーマ分というものを、2件とはまた違う視点や別の件数をこの分類に加えるとか、別の環境に関わるような事業を件数に加えて進捗を見ていくとかですね。そのあたり今後の中央公民館の取り組みを見ながら考えていくようにしようということで、議事録に残させていただいて、現状ではとにかく2件分の予算は確保するということだと私自身は理解をしているので、ここで増やすというような提案はしていないことについてのご了解はいただいた上で、今のような形の対応を議事録に残して、今後時期に応じてチェックしていくということでいかがでしょうか。

D委員:分かりました。よろしくお願い致します。

会長:事務局、それでよろしいでしょうか。

事務局:議事録に残した上で、公民館ともそういうご意見があったということで共有致します。

会長:この講座だと2件だけれど、他の事業で加算できるものはないか、やり方など、別の視点で一度振り返るという形で進めてまいりましょう。ほか何かご提案ございますでしょうか。

A委員:3ページの⑶エコ建築の普及の①の中の、公共施設を新たに整備するときは云々という記述のところについて、最後に、公共建築物等の木材利用を促進し、森林資源の循環に貢献します、とあります。実施内容のところでは、市役所の新庁舎工事のことが書かれているのですが、これも公共建築物等の木材利用を促進、というのを受けているのかどうかという質問です。確かに、長岡京市は人工林率が低くて人工林も少ないですけど、一方府では木の国であるとか非常に木材利用を推進していると思いますし、木材を建築物ということでストックするということは非常に環境にも貢献すると思います。木材利用を構造物として使うのは難しいかも分かりませんが、内装材等で使われているのでしたら、実施内容のところにも記載した方がいいのかなとというように思いました。

会長:ありがとうございます。市役所の新庁舎建設について、木材利用されているという理解でよろしいですか。

事務局:まずこちら庁舎建設のことを書いておりますけれど、実施内容のところには、確かに木材利用ということが出てこないのですが、新庁舎においても地域産木材を可能な限り使うような形で、一部取り入れるというような形ではありますので、若干書き方を手直しした方がよいかと思いました。

会長:そうですね。環境に優しい新庁舎の建設のところに、木材を利用し、とかそういうことを書かないと、府内かどうかは別ですが、少し書き足した方がいいかもしれません。行数が増えますがやむを得ないと思います。そこは書き足す形で、現状の新庁舎建設の実施内容について表すということにしたいと思います。ここは第一期・第二期と庁舎工事がちょうど分かれているのがこの計画の進捗管理の実施年度にあたるので、あえて書かせていただいておりますが、令和6年度より後になりますと、また違うものが入ってくると思うので、新庁舎については木材利用を実施されているということですので、書き足していくことにします。文章については事務局と私どもにご一任ください。ほか何か気になるところございますか。

E委員:1ページの気候変動対策のところですけれども、②「公共空間における再生可能エネルギーの導入」ということに関してです。本文2行目のところで、再生可能エネルギー設備の導入を積極的に進めますとあります。このままでもいいのですが、気持ちとしては再生可能エネルギー設備を最大限導入しますくらい踏み込んでいただきたいなというのが気持ちです。判断はお任せ致します。ちょっと付けましたではなく、もうやれる限りのことをやるという踏み込みがほしいなというのが意見です。もちろんこのままでは問題というわけではありません。ここからの発言は文言にどう入れたらよいか分からない、あるいは入れる必要のないことかなと思いますが、この公共空間における再生可能エネルギーの導入のところなのか、あるいはその中に書かれている調達に関わる部分なのかといことで選択肢の話です。おそらく公共施設に太陽光発電などを入れても長岡京市役所で使う市の関係施設で使う電気というのは全然賄えない、足りないという状況になってこようかと思います。ではそれをどこかから再エネ電気ですよということで電気メニューを選んで買ってくる、それも一つの選択肢ということでここに示されていると思いますが、それをやっているとたぶんいずれ民間事業者とも取り合いになると。再エネ電気が結局奪い合いになるというのが近い将来見えてることかなと思います。なので長岡京市役所としては市で使う再生可能エネルギーを増やすという方針がいるのかなと。そうした時には、今国の方で議論されているのがオフサイトPPA、これが次年度から相当力強く進められると聞いています。あるいは自己託送という方法です。市役所が関わりながら再エネ電源の開発にも関わって長期契約を結ぶことによって再エネを市役所とは違う別の場所に作る、再エネを一緒に作っていく、それも含めて電気を調達していくのだという選択肢が十分にあり得るかと思います。おそらく令和4年の目標値の中の仕様の調製という中で議論されていくことかなと思いますが、単に再エネ電気のメニューを買うだけではない選択肢というのもあったらいいのかなと思いまして提案します。文言に入れましょうという話ではありませんが、今後の中で選択肢として扱っていただくのがいいのかなという提案でございます。

会長:ありがとうございます。最初の方の再エネの設備を最大限にというのは、おそらく今の新庁舎の建設のパネルの面積を見ていれば、最大限に付けた実施設計になっているわけではありませんので、また、小学校は多くが当面終わっていますから、文言を入れてしまうとたぶん、実態と離れて最大限というように入れるのはなかなか難しかろうというのは会長のちょっと皮肉も交えた判断でございます。それでそこは最大限ではなくこのままの表記でいけばいいと思います。E委員がおっしゃった後段の部分ですね。要するにどうやって再エネ100%を目指すかというのは、一つはこういう電力調達の方法ということもありますけれど、先ほどご紹介いただいたように、電力事業を支援するやり方だとか、いろいろなメニューを増やしていく中で、調達できるようにしていくということです。研究・検討が必要であるということは議事録に書いておきますが、実施計画に入れるところまで今年やれますかね、どうですか。

事務局:ちなみにここの実施計画の施策説明の部分は計画本編の本文と一致しているところにはなります。ついでに補足ですが、先ほどE委員がおっしゃっていただいた建物以外の敷地の部分ですね、オフサイトPPAということをご紹介いただきましたが、現時点では相手さんもあることなので、実施計画に載せるという形にはできないのですけれど、研究を始めていくところではあります。まず、公共施設、建物にパネルを付けるとなると、いろいろと検討はしたのですが、ほとんどの建物が相当古いので、15年20年という長期契約が伴うことを考えると、大規模改修が入ったりという可能性があるので、建物自体に付ける余地というのが非常に難しいというところが研究では分かってきています。一方、おっしゃられたとおり、駐車場であるとか、公共敷地を活用するというところは、実は研究を始めていくところでして、そういったことがご紹介できる段階になれば、こういったところにまた年度ごとの見直しの際に目標として加えていくことはあり得るというようには思っております。

会長:以前審議会の場で新庁舎の建設計画をご紹介いただいたときに、駐車場部分のところに太陽光発電パネルの設置はどうかという意見もあったように思います。技術的な面等あると思いますが、可能であれば目指していただきたいと思います。今のやり取りで確認をしておきたいのは、ここの部分は親の計画のところの部分を抜き取って、その実施の進捗を図るということです。具体的な取り組み案については、また議論して出していくことにしたいと思うのですが、今回の段階では、実施計画の施策説明の文章をいじれば、本編も修正しなければならなくなりますので、現段階では今のいろいろな意見は議事録に留めながら、今後年次年次の進捗評価のところで、また確認をしていくという形にしたいと思います。E委員のご指摘のところは、議事録に留めた上で、来年度以降きちんと確認をしながら進んでいきたいと思いますが、本文そのものはそのまま残すという形でいかせてください。新しい状況や、いろいろな施設の建設可能性についても閉ざされているというわけではないということで、今後検討していく課題が出てきて良かったと考えています。

D委員:16ぺージの③「緑の協会と連携した緑化の推進」のところで、みどりのサポーターは非常によい制度だと思っていて、私もサポーターの一員なのですが、実態として自治会と連動した中でみどりのサポーターが生まれていることが多いかなと思います。そうなりますと、担当課の公園緑地課としては、みどりのサポーターの登録が具体的に上がってきたところに対して、いろいろな支援、物を貸し付けるといったことはやっていただいているわけですが、みどりのサポーターの人材育成というところにつなげるとなると、自治会を束ねておられる自治振興室が担当課に並列といいますか、名前を連ねていただいた方がよりいいのではないかと思ったところです。

会長:その点どうでしょうか。おそらく地域の清掃活動であるとか、地域の様々な諸組織にお願いする場合でも、現実には事業に関わる諸費用を出せる部署が「担当課」という形で書いてあるのかと思います。必ずしも呼びかけたり人を育んだりするような役割を果たしていく部署が並列して名前が入っていないのは、他にも当てはまると思うので、その点どのように受け止めたらいいのか、事務局の方で意見があればお願いします。

事務局:自治会を母体としていろいろな活動が広がっていくということは実態としてはあります。防災的な取り組みでもそうだと思います。こちらに掲げている「担当課」は、目標数字を出せる課ということで書いていますが、先ほどおっしゃられた自治会に対する制度周知、担い手の発掘ということで、もし自治会を母体に取り組みどうですか、というようなことで、そういったご意見があったということは自治振興室の方とも情報共有させていただきます。ここの「担当課」はあくまでも数字等の所管課ということで、統一感の観点からもこのままにさせていただけたらと思います。

会長:実際上はそういう形で、今回の三期計画にあるように、横ぐしを刺して繋がっていくというような進め方をするのであれば、そういったことが可能になるかなと思いますが、「担当課」の書き方については、従来の慣行の形にということでした。その点ご了解をいただいて、ただ人材育成といった役割を、自治会支援をしている部署を含め関連する組織同士が、連携しながらやっていくことは重要だということについては、D委員から意見いただいたということで議事録に書き留めておきたいと思います。

D委員:そうですね。今後、これだけの課題をやっていこうと思ったら、やはり市役所の中の組織で横ぐしを刺す形でやっていかないと絶対進んでいかないので、この「担当課」の意味するところについてお聞きをしました。

会長:「担当課」の中身というところで言うと、従来どおりの「担当課」の役割としては、具体的にどういう形のところの仕事を担当されるということで理解をしてもらったらよろしいのでしょうか。

事務局:自治会の担当課は、おっしゃられたように自治振興室というところがありまして、そこが自治会のサポートをするのですけれども、ただ、自治会を母体に防災的な取り組みを行うのであれば、「防災・安全推進室」というところが個別の担当課ということになります。そのような意味で-。

事務局:みどりのサポーターというのは、例えばお隣のお友達と3人でグループを組んでいただいて、市内の公園を整備するということが可能なので、必ずしも自治会という枠組みに捉われる事業ではないのです。これは公園緑地課が緑の協会に委託しまして、様々なそういった緑の活動をされる団体を支援していこうという事業ですので、あまり自治振興というところに捉われ過ぎるとその広がりが少なくなるのかなというように考えています。ここは公園緑地課で留めておきたいなというように考えております。

会長:先ほど私が追加的な言い方をしましたけれど、要するに必要な予算等を獲得する、そういう仕事を含む部署がここだという意味の「担当課」だと理解したらよろしいのでしょうか。

事務局:みどりのサポーターに関する予算は公園緑地課が緑の協会に支援するというお金を予算計上しています。

会長:それを通じて自治会であったり様々な市民の集まりであったりというところに、支援の形でサポーター制度の活用が図られていると、そういうことですね。

事務局:そういうことです。緑の協会から道具の貸し出し等で支援するということです。

会長:今D委員が言われたように、横ぐしを刺していくということが大変重要であります。いろいろな市民に関わる部署がありますが、「担当課」というのは、そういった予算の調達管理をしていく課が基本になっているということですので、絞っておいた方が行政管理上はやりやすいというように私は理解をしております。ただ今回計画の中で何度も確認を致しましたように、そういう部署の垣根を越えてやっていかないと、この計画は達成できないぞというスタンスだけはここにおいてもきちんと確認をしておきたいと思います。個別の議論は議事録に留める形にしますので、D委員の方でも、また議事録を確認いただくことになると思いますので、確認よろしくお願いします。ほか何か修正や質問ございますか。

F委員:4ページの④「自転車利用の促進」というところです。教えていただきたいのですが、令和2年度実績(基準値)というところで、整備実施で未整備というところの内容が、用地買収に時間を要したためということが書かれているのですが、用地買収に時間を要したためだけではないのかなという気がしまして、ここだけを見ると令和4年度5年度6年度の目標で用地買収できなければずっと目標は達成しづらいのかなという気がしてしまう内容になります。自転車走行空間の整備は用地買収以外の方法でもあるのではないかなと思いましたので、これだけが要因なのかどうかというのをお聞きしたいところです。

会長:今の件について、事務局いかがですか。

事務局:元々令和2年度の目標値自体が、令和4年度5年度6年度に書いてあるように、何m整備するという目標だったのです。基本的にその目標が100mだったら100m達成できるのが本来ではあるのですが、令和2年度はたまたま道路整備予定地の相手さんがあることなので、そこの時間を要したということで聞いています。理由は本当にそれだけなのだろうと思います。おっしゃられるとおり、令和4年度5年度以降も当然関係者の折衝次第では、目標に届かないということはあり得るかとは思います。

会長:事情は今のようなことです。今の箇所で、閉じの括弧が抜けているので修正をお願いします。F委員、よろしいでしょうか。という事情で、今後も目標の数値と現実に達成されるところの数値の違いは出てくる可能性はあるということです。その場合は用地買収が理由になったり何か別の理由が出てきたりというケースがあり得るということです。

F委員:ありがとうございます。用地買収だけにこだわらず、自転車走行の整備というのは他市町村でもしておられるところがあるように思いますので、そういったことも検討していただいて、道路を広げる、それも大きいとは思うのですけれど、それ以外にも考えられることはあるのではないかなと思いますので、また検討いただけたらと思います。

会長:ありがとうございます。それはまた検討課題ということで、今回の道路・河川課の整備のところは、自転車走行空間を整備するということです。いろいろなやり方があるとは思いますが、今日ここで議論してすぐに目標内容を直せるということはないと考えますので、今後進捗を見ながら課題提案ができればと思います。そこは生活環境審議会の役割でもありますので、必要であればそういう具体的な提案をしたいと思っています。

C委員:13ページの⑶「環境にやさしい農業の推進」のところです。この目標値が以前からこうなっていたのか分からないのですけど、有機栽培に対する補助金の交付金額が書いてあるのですが、何か違うのではないかなという気がします。パブリックコメントの事務局からの回答の中に、今25くらいの経営体の方がこういう有機農業に取り組んでいらっしゃると書いてありましたが、有機農業に取り組む農家さんが増えていくというのがよいとか、あるいはそれを学校給食で使えるようになるのがよいとかですね、この30万円という補助金額というのが違和感が少しあるのですけれど、いかがでしょうか。

会長:事務局の方からコメントいただければと思いますがいかがですか。

事務局:確かに環境負荷に配慮した農業の推進を何で測るかというところだと思います。基本的にこの計画の冒頭にも書いてありますとおり、数値化できる目標であれば数値化した方がいいということで、何の数値があるかなということで、従来からこの数字なら出せるということで、これになっている経過があるのだと思います。ですので、もしこの目標数値を変えるのであれば、現状は、調査研究とか啓発とか、とりあえずひとまずはそういった目標になってしまうのかなという気がします。何か客観的なものがほかにあればいいかとは思うのですが。

会長:環境省や農水省の今の動きを見ていれば、メタンを中心として、農業分野からたくさんの温室効果ガスが出ているということについてどうするのかという議論が、これからどんどん出てくると思いますので、いずれにしても情報収集を行い、今後の展開次第で、検討課題ということで、ここの部分はおそらく指標の取り方が変わる流れになるだろうなというのが個人的な見解です。ただ、今までの議論のところでは、農業が衰退していく、農地が減っていく、そういう長岡京市にはしたくないという文脈の中で、議論をずっとしてきましたので、そうすると付加価値のある農業を推進しないと衰退していってしまうね、というのがここの文脈かと思います。今、C委員が言われたことについては、今後金額も含めて、何が有効な施策か、ということはまた議論をしていきたいと同時に、どうやって意味のある農業を維持できるのかということを、引き続き検討できるような指標にできればと思います。先ほど私が申し上げましたように、後半の部分に書いてあるような状況によっては、温室効果ガスのコントロールということが、直接農業にも求められる状態が来ると、その数値目標等も考えないといけない事態もくるだろうと思いますので、この辺りはたぶん、計画の早々の時期にいろいろ修正が入ってくるところかなと思っていますが、現状としては、元々そういう目標で打ち出して、農林振興課からこういう支援策があり得るという提案でいただいていますので、いったんこのままでいかざるを得ないのかなと思っています。C委員どうですか。

C委員:はい。今後検討をいただけたらありがたいと思います。例えば、何件の農家さんにこの交付金を出したのかとか、今後分かれば教えていただければありがたいと思います。30万円ずっとこの交付金を出し続けますというのが目標というのは、農林振興課さんの目標のような気がしてちょっと違うような気がするのですけれども。ほかはみんな何人とかですね、成果目標としてもうちょっと何か面積であるとか、人であるとか、もう少し分かりやすいものがあるといいかなと思います。ご検討をいただけたら幸いです。

会長:はい。今後の検討課題ということにしておきたいと思います。ほか気になるところがありましたら、今議事録に残しておりますので、ご発言いただけたらと思います。

B委員:11ページの環境共生のところで、サブの目標として種の数の維持というのがあるのですが、これは、ほかの「西山をシンボルとする自然環境の保全・再生・活用」のこれらの竹林整備であるとか、間伐であるとかということをしたとしても、もしかすると達成できない、これだけの要因で種の数が維持されているわけではありませんので、できない可能性があると思います。その上で、いろいろなことで西山の方に目を向けていただいて、保全活動が必要であれば適宜いろいろな部署の方ともご検討をいただいて、これを達成するようにしていくというコンセンサスというか、そういうところをご確認をさせていただきたいなと思ったところです。

会長:サブ指標という形で、種の数の維持を目指しますと書いてありますが、単純に何かをやって目指すということではないと、B委員から多様なアプローチがこれから必要になってくるということについて意見をいただきました。種の数の維持が目標ということですが、おっしゃるとおり、これだけで本当に実現が、今の現状だけでできるかと言われると、専門家から見たら自信はないぞ、というお話をいただきましたので、そこは肝に銘じた上で、今後多様な取り組みができればやれるようにしたいということです。今、委員の方からありましたように、西山に注目してもらうという意味では、この種の調査というのが非常に意味のある調査になると思いますので、目標値が大事というよりも、種の調査を継続し、結果を見守っていくぞというところを、特に意味としてきちんと持たせる形で理解をして、この事業に取り組んでいきたいというように、今の指摘で強く思いましたので、感謝致します。ほか、いかがでしょうか、よろしいでしょうか。では、第三期環境基本計画の令和4年から令和6年度の実施計画案について、いったんここで確定とさせていただきたいと思います。先ほど出た修正や、誤字の訂正等は、正副会長と事務局に一任をいただいて、責任を持って対応させていただきたいと思います。ご議論いただきましてありがとうございました。これで第三期環境基本計画の大きいところがだいぶ進んできたということです。では、最後議事4番目でありますが、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の前年度評価結果についてということで、これは、毎年進捗報告書を出しているその一番新しい進捗報告書をどうしますか、という議論であります。事務局の方から説明をいただきたいと思います。

議事4:地球温暖化対策実行計画(区域施策編)前年度評価結果について

事務局:資料は7をご覧ください。こちらの計画書について、初めてご覧になられる委員の方もおられると思いますので、簡単におさらいしたいと思います。第三期環境基本計画からは、併合される計画ということになります。従来の緑の冊子、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)ということで、つまり長岡京市域における温暖化対策のことに特化した個別計画ということでした。それを令和4年度から第三期環境基本計画の中に包含すると、そういう計画改定を行ったわけですが、こちらの計画自体は令和3年度末までありますので、その進捗管理が残っているということになります。こちらの緑の計画の具体的な計画であるその計画の前年度評価を今からするということになります。まず、2・3ページの見開きをご覧ください。まずは、左側のページですが、こちら表とグラフがありますけれど、こちらの表は電気を作る時にどれだけの温室効果ガスを排出するか、排出係数という言葉がありますが、その数字を年度ごとの数字を採用して計算していると、そういった計算結果の表となります。どういうことかもう少し詳しく言いますと、左ページの一番下の折れ線グラフを見ていただきますと、この折れ線グラフが示しているのが排出係数と呼ばれているものです。単位が抜けていますが、kg-CO2/kWhです。1kWhあたりの二酸化炭素排出量、単位はkgですね、たとえば2018年度・平成30の数字を見ていただきますと0.287とあります。これは、電気1kWhを発電するのに、0.287kgの二酸化炭素を排出するということを示しているグラフです。こちら関西電力の排出係数ですが、年度によって大きく変動していますのは、原発の稼働状況であるとか、電源構成が変化したことによって変わる性質のものになります。そして今回最新の算定結果が2018年度ということで、その情報を載せているのですが、なぜ少し前なのかというと、計算に必要な統計の数字が公表されるのに非常に時間がかかるということで、2年遅れの実績報告を例年しているということになります。その数値を前年度と比較して見ますと、長岡京市域から、32万9千tのCO2を排出しているというのが、今回の最新の結果でございます。前年度と比較しますと、やや下がっているということになるのですが、省エネ化が2017と2018の間でいっそう進んだからということではないというように推測しています。と言いますのは、その答えが次のページになるのですが、3ページですね。こちらの表は、先ほどご説明した排出係数を、一定の数値に固定したまま、温室効果ガス排出量を計算してまとめたものということになります。1kWhあたりのCO2排出量が一定ということは、実質的にエネルギーをどれだけ使ったか、量の比較を見ることができると、そういう意味で右側の表をつけているということになります。それで言いますと、2017と2018を比較しますと、排出量自体は36万7千tから全く変わらなかったという結果でした。つまり、左のページで数字が下がっているのは、電気の排出係数が下がったことが原因ということで、他力本願的な結果ということになります。ですので、結論的には、エネルギーの使用の量も減らしていく、そういう取り組みが必要ということになるのですが、ご存じの方も多いのですが、一点注意点を申し上げておきます。この表は、一定計算に基づいて出しているものではありますが、平成28年度の電力自由化、また、平成29年度のガス自由化以降は、長岡京市という単位でのエネルギーの使用量が把握できない、全国的に他の自治体でもそうなのですが、小さな市町村は把握する術がないという状況となっております。よって、こちらの計算結果は、ほとんどが国とか府の数字を一定合理的な理由を付けて按分した結果ということになりますので、長岡京市の個別の取り組み、頑張りが、即座に数字に表れるわけではないというのは、進捗管理していく上での課題として認識しております。そういう前提でご覧いただく必要があるという注意点でございます。国の方でも、市町村が取り組みの成果が見えるようにするための仕組みが必要だということは、各種説明会等で、国の方がそのようにおっしゃっていましたので、課題認識はされているということですが、まだ具体的な問題解決には至っていない状況です。この数値については、参考として見ていただきたいのですが、長岡京市においては、数字に一定着目するにしても、脱炭素化に向けた取り組み自体をしっかりやっているか、そこを評価して見ていく必要があるのではないかと認識しています。続いて、その取り組みの成果の状況が、次のページからということになります。こちら達成できなかった△のところを中心に説明します。まず5ページですが、住宅エコリフォーム補助金10件の目標に対して5件という結果でした。令和3年度から住宅エコリフォーム補助金ではなくて、COOL CHOICE実践補助金に変えまして、その中の一つの補助メニューとして、この窓のリフォームがあるという形に変えました。そのほかの補助メニューとして、薪ストーブに対する補助であるとか、電気自動車の購入に対する補助とか、そういう形に補助金を再編成しましたので、来年以降からは様子が変わってくるということになります。同じページの一番下、省エネナビモニター事業の実施ということで、これも△で、参加世帯なしという結果で、こちらコロナ禍を受けて書面での参加を求めたのですが、コロナの影響もあってか参加がありませんでした。こちら第二期環境基本計画におけるステップアップ・チャレンジ会議という市民協働事業に基づいてやっている事業ですので、事業のあり方自体が見直しの時期に来ているというものになります。続いて6ページです。一番上の「うちエコ診断」「省エネ診断」ということで、こちらも環境の都づくり会議であるとか、温暖化防止活動推進センターと協働で、市役所庁舎で省エネ診断というのをやる事業があるのですが、こちらもコロナ禍で中止ということになりました。続いて7ページの一番上、リサイクル率も目標に届かなかったという結果です。先ほど申しました薪ストーブの補助金、令和2年度の申請はなかったのですけれども、薪ストーブ自体が、啓発が即座に申請に結び付くという種類の設備ではないかと思いますので、そういった点も含めて、補助制度を一まとめにして、市民の方が、そのニーズに合わせて補助メニューを選ぶというような補助金に、令和3年度から変更しているところです。一つ下、西山産薪購入助成ということで、ここが0件になっていますのは、夏の会議の時にも申し上げましたが、薪の材料とする主に広葉樹を薪の原料としていたのですが、その在庫がないということで、販売自体ができなかったということがあります。ところが審議会の方でもいろいろ意見をいただいて、針葉樹もできないかというような意見もいただいておりましたので、農林振興課の方でも、非常に積極的に考えていただいていて、次年度以降は、具体的にそのあたりが変わってくる可能性があるという状況をご紹介しておきます。7ページの一番下、はっぴぃバス1便あたりの利用者数と、パーク&ライド駐車場の利用者数について、西山天王山駅の駅前にパーク&ライドを想定した駐車場があるのですが、いずれも利用が大きく下がったということです。こちらは明らかにコロナ禍による外出自粛の影響ではないかと思います。一番最後に10ページです。こちらもイベントの関係ですが、スターウォッチング、バードウォッチング等が代替イベントも含めてできなかったということと、環境フェアの方は参加団体34団体が目標だったのですが、23団体になったということです。ただ、環境フェアの方は、会場にブースを構えて実施するということはできなかったのですが、コロナ禍の中においても、環境保全啓発をできるやり方がないかということで、コミュニティFMである「FMおとくに」のご協力をいただきまして、ラジオを通して市民の方が市民の方に向けて環境活動を発信する、ということをやりました。△は以上なのですが、一つ特筆すべき取り組みとして紹介しますのが、8ページの一番上の図7のところに、機械装置の写真が載っていると思いますけれど、小水力発電機ということで、長岡京市の水道施設である東配水池という場所があるのですが、そこに流れ込む水のエネルギーを使って、発電機を回して発電するというものです。こちら官民連携事業で、市が個別にこういったものを発注するというのが難しいところを、専門的な技術を持っている事業者と協定を結びまして、その業者に付けていただくという形で、それで発電した電気をFITで売電して、業者は投資を回収しますし、市の方は再エネも増える市、歳入も入ってくるという形の、非常に全国的にも先進的な取り組みとして問い合わせもいただいています。そういった発電機を付けました。こちら平成29年に北ポンプ場にも付けたのですが、これで2機目の設置が完了して、令和3年の初めから発電を開始しているという状況をご紹介申し上げます。最後に資料8をご覧いただきたいのですが、こちら長岡京市第二期環境基本計画実施計画進捗報告書の令和2年度評価結果ということで、7月の審議会で既に評価をし終えていただいたものですが、数字の訂正があったということで担当課から報告がありました。こちら「まちなかに創出した緑被面積」が3,230ではなくて、正しくは3,248でしたということです。ただ評価◎とか〇には影響はありませんでした。こちら、市が直営で行っている緑被だけの集計になりますが、集計もれがあったとのことです。申し訳ありませんでした。説明は以上です。

会長:ただ今の説明のところは、11ページの4、進捗状況まとめというところに大きく1ページで、市民の皆さんにも読んでいただけるようにまとめられています。併せてここをご覧いただければと思います。この進捗管理の性格というところで、12ページのところをご覧になってください。我々生活環境審議会の評価・意見及び市の考え方ということで、ここに、私どもの意見が評価含めてまとめられて、それについて市はこう考えるという反応をいただくというような形式になっています。先ほどのパブリックコメントの、ある意味審議会版のようなイメージで理解したらいいのでしょうか。ここの点でご発言をいただくことについては、議事録に残すという形に加えて、12ページのところに皆さんの意見や評価というところを中心に記載をさせていただくものです。進捗報告書そのものについての意見や評価をまず募りたいと思います。それを12ページに書いて、市民の皆さんに公開する形でまとめたいというように考えておりますので、ご発言いただければと思います。

会長:ではまず会長の方から意見評価です。△のところの中には、一つはコロナ禍という状況の中で、計画通り実施ができなかったというものがあるいうことは了解をしています。ただ、今後のことを考えていくと、その上でどのようにしていくべきなのかということを、それぞれの主体が本気で考えないといけない状況であるということは、皆さん今既に分かっていらっしゃると思います。11ページの書き方は進捗のまとめですから、コロナによって、という現状分析にはなっていますが、今後どうしていくかという点について、ぜひ促すような、ウィズコロナの状況が続く中でどうしていくのか、ということについて、ぜひ行政、市民の皆さん、事業者の皆さん、どうするのかということを、議論したり意見交換したりするような場・機会というのがあってもいいなというように思います。それが一つです。従って今後の環境に関わるような、例えば環境フェアであったりいろんなことは、ウィズコロナ時代にどうしていくのかというような議題なども、ぜひ取り上げていただくといいなというのが一つ目の意見です。二つ目の意見のところは、例えば先ほど紹介いただいた省エネのナビモニターだったりとか、そうした取り組みは、この計画を作った段階では、いろいろな生活スタイルの見直しをやっていただく協力者を探そう、それを広く公募して広めていこうという先導的な取り組みでした。しかし、既にもうこの審議会の方ではいくつかの△事業のところで、指標の取り方自体が現代性を欠くなあという議論をしてきました。例えば今の話で言えば、モニターの機械自体がもはや使えなかったり、販売してなかったりという状況にありますので、普及ということはおろか、試すこともなかなか難しくなっているのが実情です。この点について11ページには書いてありませんが、既に過去の審議の中で、今後は、今の指標、活動の取り方ではなくて、本格的にカーボンゼロの宣言にふさわしいまちづくりとして、どういう生活を我々が実現していくのかというところに切り込みたいと考えていますので、そこは評価コメントとして書いていただきたいと思います。この11ページだけを見ると、行政というのは昔からやってきたことをなかなか変えないというように、誤解を招くところもあると思います。ですので、既にそういう見直しを審議してきているということですね。11ページは過年度の実績ということですが、12ページには、第三期環境基本計画への変更の中で、進捗を見ていく取り組みの内容が変えられていきますよということを、ぜひ審議会の委員の意見として書き足しておいていただきたいと思います。私の方からは大きくその2点です。皆様いかがでしょうか。

G委員:今、会長がご指摘されたところとほぼ一緒のところなのですが、11ページの進捗状況まとめの書き方が少し気になりました。コロナの話とセットでご指摘いただきましたけれど、これだとこうでした、で終わっている感じがするのですね。例えば3段落目、住宅エコリフォーム助成件数については、のところから、達成できていませんでしたということで、複数の補助制度を一体で整理し運用しやすいものに変更しますとは書いてあるのですが、具体的にもう少し何かこういう状況だったからこのように分析して具体的にどうだった、みたいなことまで書かないと、やりっ放しで終わった感じがします。今の現状を把握した結果、そこから先こう考えているということが見えないと、そうですかで終わってしまう感じがします。例えば薪ストーブの購入助成件数も3件の目標だったということで、確かに書いていること自体は間違いではないし、支援策として必要だというのも分かるし、制度啓発がすぐさま利用実績に結び付かない性質だというのも分かります。しかし、例えば薪ストーブの導入なんていうのは、基本的には新築のところが多いと思いますし、新築が長岡京市でこのくらいあったのに、薪ストーブが一軒もなかったというのはなぜなのかということは、もう少し議論できそうな気がします。結果が出た上での、長岡京市としての今後の方針みたいなところがもう少し具体的に見えた方が、これをやった意味があるのではないかと思います。達成できなかったことが分かっただけよりも一歩進むような書き方をした方がいいかなと思います。

会長:事務局どうしましょうか。意見をいただいたことを12ページに書いて、それに答える形で市の方でコメントを書くという12ページの作業をされますか。それとも今ここで少しやり取りしますか。

事務局:11ページの書き方全体を通しての指摘かと思いますので、11ページを根本的に直すというよりは、12ページに記載する委員意見に答える形で市の考え方を書くのですが、主としてそのところで今後の部分にも少し触れていくという形ではいかがでしょうか。

会長:ではそのような形で、住宅エコリフォームであったりとか、薪ストーブの購入助成だとか、目標未達の状況についての分析ですね、なぜ、そして今後は、というようなことについてコメント・言及がないものについて、可能な範囲で答えてほしいということです。今ここで答えられるようなことがあれば、教えていただければ、お願いします。

事務局:コロナ禍に関しては、会長もおっしゃっていただいたとおり、コロナ禍を踏まえてどうしていくのかというところですね。その一例として、環境フェアをラジオとホームページで行ったということもありますし、広報紙を改めて活用することなども、今、広報部局と調整を進めています。第三期環境基本計画において、市民の方から市民の方に情報発信をしていただくという取り組みの一例ですね。その情報発信の仕方というのは、会場を構えなくても、ラジオであるとか広報紙を通じて発信することもできるかと思いますので、そういったことを実行に移していくということは、一つ市の考え方として書けるかと思います。補助金の実績評価についても、1ページにまとめようと思って個別にあまり書けなかったところがあったのですが、若干触れているところとして、令和3年度から補助制度自体を大きく見直したことがあります。その趣旨というのは、市民の方が自分のライフスタイルにあった補助を選んでいただくというような形の補助金にした方が、市民の方に分かりやすいかなというように思ったからであります。薪ストーブがなぜ0件なのかというところは、本市はどちらかというと住宅密集地が多いので、立地条件がよく、関心の高い層へは、ある程度行き渡ったのかなという印象があります。過去には利用がありましたので。ただ、補助制度としては残したいのだけれど、薪ストーブを積極的に啓発していくというよりは、市民のライフスタイルにあった環境活動をするときに、各種補助メニューから選んでくださいというような補助制度に変えた方が分かりやすいのではないかということです。そうした変更を令和3年度から行ったものです。その新制度の啓発の仕方などは、工夫の余地があると考えています。

G委員:今おっしゃっておられた進捗状況のまとめページは、1ページでまとめないといけないものなのですか。今の説明はすごく分かりやすかったので、そういう書き方をされたらよかったのではと思いました。ライフスタイルに合わせて、のところですね。

事務局:必ず1ページにまとめないといけないということではありません。ですので、ある程度修正した上で、今回は主に市の考え方として12ページのところに、今私が申し上げたようなことをもう少し整理して書きたいと思います。

会長:エコリフォームであるとか、一時期は国の制度とバッティングして、使い勝手がどっちがいいだろうかとか、様々な議論があった中で、使い勝手のよいものにしていこうという努力はされてはきたのですけれど、なかなか目標を立ててそこに到達するというような性質のものかどうかということは、少し難しかったなと正直私も感じました。

H委員:2点ありまして、一つは廃棄物のリサイクル率のところですが、令和2年度実績13.5%ということで、△になっています。たぶん廃棄物の方では大きな問題という気がします。新聞を取る人が少なくなっているとか、集団回収の数はデータがないのですけど、子ども会の数が減ってきているとかいうようなことで、リサイクル率はなかなか上がらないのですね。課題として11ページのところに書くなど、背景を書いておかないと、なぜかずっと達成しないということになってしまいます。とはいえ、大胆な見直しがあれば達成できるというようなところかと思いますので、その点について書くということです。

もう1点は4ページのところで、CO2排出量のところなのですが、この表も排出係数と一緒に書いておいた方が分かりやすいと思います。下の方で電気使用の量がずっと下がってきているけど、排出量が上がっている場面がある。例えば2015年あたりは使用量が少ないのに、CO2で見ると多いということで、これは排出係数の関係ですね。そういうことがありますので、合わせて入れておいた方が親切かなと思います。以上2点です。

会長:前半の方はぜひコメントをしていただいて、12ページに書き足していただきたいと思います。後半の指摘の方は表の図の示した方ということなので、若干の訂正の提案ということになるかと思いますが、いかがでしょうか。

事務局:まず一つ目のリサイクル率についてです。こちらも先にご指摘いただいたとおり、結果だけの報告となってしまっています。今後のところで言いますと、リサイクル率の方は令和2年度の結果なのですが、令和2年度末の、ごみに関する一番の大きな動きとして、ごみの指定袋制度を始めたことがあります。ごみ袋が半透明になったことで、これまでリサイクルできるものをごみ袋に入れていた方も、リサイクルに回していくということで、令和3年度からは数字が変わってくるかと思います。その辺りの補足説明が必要だったかと思います。二つ目の排出係数を併記しておいた方がというのは、おっしゃるとおりだと思いますので、加えたいと思います。

会長:ほか何かご発言、意見、評価ありますでしょうか。

C委員:全体評価ではないのですが、8ページの再生可能エネルギーの導入のところでですね。世帯あたりの普及率、令和2年度の結果が4.65%と記載されています。これまでの温暖化対策実行計画では、この目標値の取り方なのですが、新しくできる第三期環境基本計画に基づく令和4年度以降の温暖化対策実行計画の方も見直しをされると思うのですが、どういう目標項目にするかですね。先ほど見た第三期環境基本計画の実施計画では、1ページにある太陽光発電に関する率が、「戸建て住宅に占める太陽光発電設備導入率」とされています。その値が、令和2年度ですと7.3%という高い割合になっています。今、議論しているこの実行計画の方では、世帯あたりとされていますので、マンションといった共同の施設も入れた世帯で割ると4.65%だと思うのですが、このように何をベースにするかによって違ってくるので、今後の実行計画の指標を新たに立て直すときには、その辺りの整合性が取れるようにご注意をされた方がよいのではないかと思いました。

事務局:まず前提としての話になるのですが、資料7の、今評価をしているこの地球温暖化対策実行計画の実施計画にあたるものは、令和4年度からは、先ほど議論いただいた資料6の実施計画に包含される形になります。ですので、今、ご指摘のあった「再生可能エネルギーの世帯あたりの普及率」に変わるものが、資料6の第三期環境基本計画実施計画で言いますと、「戸建て住宅に占める太陽光発電設備導入率」ということになります。変更理由としましては、資料7の温暖化対策実行計画の方に記載のある「再エネの世帯あたり普及率」に関しては、おっしゃられたとおり分母にマンションを含んでいるというのがありますし、分子の方は大手電力会社から情報提供を受けているところなのですけれど、電力自由化の関係でその開示を続けていくのも難しくなってきているという状況を聞いています。一方で、資料6の第三期環境基本計画実施計画に記載の「戸建て住宅に占める太陽光発電設備導入率」は、これは統計データから分母も分子も取ることができますので、今後管理していきやすいという趣旨での変更でございます。

会長:建築申請等でつかめる数値であると。

事務局:統計局のホームページや経済産業省が出している情報などから分かります。

会長:はい。ということですので、その点についても12ページのところに次のところからそういう形になっていると書いておく必要があればお願いします。そこの判断は事務局に任せます。C委員のご意見はそういう形で整理させていただきます。ほか、いかがでしょうか。

A委員:この進捗報告は市の成績表みたいなものかと思います。1ページの冒頭の目的のところで「行政においてその取組みを推進または支援」と書いてありまして、「推進」というのは市が実際に行うこと、例えばEVを買うであるとかそういったことを指しているのかと思います。一方「支援」というのは何かに働きかけて進捗を上げていく、例えば市民一人あたりの云々とかそういったことかなと思っていまして、「推進」と「支援」ではかなり評価の考え方が違うと思います。「推進」であるなら厳しいようですけど、◎で当たり前かなというような気もしますし、「支援」であればどういったことを支援して、どういう仕組みで支援した、例えば政策誘導をどのようにしたかということが大きいかなと思います。ですので、この11ページのところに関係するのか分かりませんが、「推進」に関しては、頑張ったからできましたよとか、「支援」に関しては、やったけどなかなかうまいこといきませんでしたみたいな、分けた感じで捉えてもいいのかなと、私としては思いました。それと「支援」の方なのですけど、例えば政策誘導には補助金であるとか、税であるとか、規制であるとか、普及啓発であるとか、いろいろあると思うのですが、進まなかったものについて、そういう政策誘導のツールであるとか、その仕組みを変えるなり、何らかの検討をしたのかということまで、ある程度言及した方が、市民にとっては分かりやすいのかなと思いました。

会長:ツールについての工夫は、過去に何度かしているものは、繰り返しになっても、薪ストーブの話や住宅エコリフォームの話など、いろいろ出てきたと思いますので、少し経過として書いておかれてもよいかと思います。前半の部分については、A委員のおっしゃるとおりだと思いますので、12ページの評価・意見のところに、「推進」なのか「支援」なのかによって評価の意味が違ってくるということについて、意見を書いておいていただけたらと思います。

事務局:分かりました。レビューを振り返るにあたっては、それが「推進」なのか「支援」なのかという視点を持った上で、何が原因だったのかであるとか、そういった視点でレビューをする必要があるというように思いますので、12ページの「市の考え方」の中で、前年度評価のときにはそういった視点でやっていきます、ということが書けると思います。

E委員:委員の意見として、ぜひお願いしたいのが、これほどきちんと進捗の指標を立てて、毎年管理をされているということ、これを高く評価するということです。毎年丁寧にされているということを、委員として高く評価するというコメントを、ぜひ最初に入れていただきたいなというお願いです。ほかの自治体ですと、計画を作りっ放しだったりする中、本当に丁寧にされていると思います。もちろん改善の余地というのは、委員の皆さんがおっしゃられたとおりですが、本当に丁寧にされていて、事務局の皆さんは大変ご苦労をされながら作りあげられているということを、委員として最大限の敬意をこの中に示した方がいいのではないかと思いました。

会長:ありがとうございました。ぜひそれを入れてください。私も他のところで同じように会長職を拝命して進捗管理をやるのですが、ここまで、例えばCO2の排出係数も含めてきちんと管理していくとかで努力を高く評価しています。やはりそれができなくて、数値目標やエビデンスは安直なものに置き換えていくというような傾向は、どの自治体でもありますが、長岡京市は逃げないできちんとやっているという意味では、私もいつも頼もしく思っています。これはやはり市の環境の担当スタッフの力量が他市に比べて高い経験値と歴史があるということと、それからやはり市全体として重要な部署としての位置付けを持っておられるので、非常に力のある職員が配置されるというのは感じます。そこは有識者委員として、他でもやっている者としては、長岡京市は優れて頑張っているということは、市民だけではなく、市役所も頑張っているということは、僕も同じ思いでいつも参加しておりますので、進捗管理を丁寧にやっているということについて、評価コメントを最初に入れて、委員会としてそのように考えているということを言った上で、いくつかの注文があるというような流れにしていただければと思います。

F委員:私もE委員と全く同じ意見で、これだけのものをまとめて進捗管理し、細かい数字まで挙げられているのは評価に値すると思っていまして、大変ご苦労だったと思います。一つだけなのですが、目標指標に対しての進捗評価というものが、単純に◎○×で評価というようにしてあるのが、例えば10ページのスターウォッチング、バードウォッチングです。これが、コロナ禍のために中止ということで悪い評価となっているのですけど、そのまま学校の成績のようには思わなくてもよい項目なのかなと思っています。ただ、コロナ禍の中でできなかったということがたくさん11ページには書かれていると思うのですが、今後コロナ禍というようなパンデミックは、もしかしたら10年後20年後、もっと猛威を振るうようなパンデミックが出てくる可能性もあると思ったら、今回のことを勉強にして、その時にはこんなことができるのだ、というような建設的な何か文言で締めくくってもいいのかなというように思いました。これは先々のことなのですが、私たちに課せられた勉強の機会なのかなと思っていますので、コロナ禍だからできなかった仕方ないよね、っていうのはあると思うのですが、それがそのまま評価になってしまっているのも少し残念な気がしますので、建設的な意見がどこかに入ってもいいかなと思いました。

会長:そこはぜひ反映させて、今後パンデミックを通して学んで、そしてこうしたオンラインといったやり方を含めて、私たち自身のいろいろな参加の手法も拡大してきましたので、その辺り委員の中からポジティブな意見も出てきたということで、書き足していただければと思います。

I委員:今のご意見に関係するのですが、コロナ禍で環境フェアなんかが対面ではできなかったのですが、FMおとくにであるとか、そういうことで違う形態でできたというのは、10ページの進捗評価のところでは△にはなっているのですが、私の中では中身的に考えると〇でもいいのかなというように思っているくらいなのです。コロナ禍で全て中止という中で、違う形態を見出して新たな挑戦をしたというのは、すごく大きな評価ではないかなと思います。それを受けまして、いろいろな団体に話を聞いていると、今まであまり力を入れていなかったホームページであったり、動画であったりというところに、中身を見直したりとか、そうしたところを充実させているということです。コロナ禍で今後の準備なんかをずっとしているというようなことも聞きますので、その点について、評価の部分でなくても、意見の中で出していければいいなと思っています。

会長:進捗評価のところは70%以下だと△になってしまっているので、目標からすると、いろいろな注釈を加えても〇にはしづらいということなのでしょうか。我々がここで審議をすれば質的な評価を少し加えて、評価の記号を変えることができるのでしょうか。今の環境フェアの参加団体・企業数、ここはどのように理解したらよいですか。

事務局:おっしゃるとおり特殊事情ですので、12ページに経過を残した上で評価を変えるということであれば、ありだと思います。

会長:I委員からは、ここはできれば、参加した人たちの声からすると、評価という点では〇に値するのではないかというご提案と受け止めて、皆で議論してよろしいでしょうか。

I委員:それとこの部分は、参加団体の数で目標値がなっているのですが、ラジオで発信したということを考えると、それを聞いた人の数というところも考えると、目標値に達しているのではないか、というようにも考えられるのかなと思っています。

会長:皆さんいかがでしょうか。12ページの意見評価のところに、経過を残した上でということです。11ページにもこういう形でやりましたと書いてありますが、そこを努力することによって、いろいろな参加者も、新しい参加者も入ってきたはずだということです。こうした取り組みを発信・工夫をしたということで、12ページに書かせていただいた上で、進捗評価を数字評価だけではなくて、その取り組みの成果に鑑みて、〇に変えたらどうかというコメントをここに残して、10ページの取組み8の一番最後、「環境フェアへの参加団体・企業数」のところの評価を、△ではなく〇にするという形で再提案したいと思います。いかがでしょうか。ご異論があれば発言ください。

H委員:それはそれで結構なのですが、ほかの評価でも、そのように基準があっても基準を直せてしまうということになりますので、大きな前提として、数値で評価するとこうなる、としてはどうだろうかと思います。コロナ禍の中、数値以外のところでも結構いろいろ工夫されたり、重要なこともたくさんあったと思いますが、それでも数値を上げて評価をすればこうなる、というようなことを始めに書いておいて、その上で、数値以外のところであるとか、突発的な事故とか、こういうことで評価し切れないことがある、ということを書いてはどうかと思います。例えば今の環境フェアのところですね。数値的には、△になっているが~、ということですね。私も賛成ではあるんですけど、そこだけ〇に変えるというのはちょっとどうかなという気がしましたので、そういう前提を置いておいた方がいいのかなという気がしました。

会長:その点、評価のところの根本のところですから、やはり今副会長が言われたように、少し厳密に運用をして、ただ内容としては、もっと評価をする記述を書き加えるべきだというご提案をいただきました。それも当然の議論だと思います。ただ、私が〇でもいいのではないかと申し上げたのは、後のところの評価のところでいくと、そういう理由で変えられる場所というのが、他にあるわけではないので、ここが市民参加の主たる項目でありますし、市民参加の状況についてということだったので、〇に変えてもよいのではと申し上げました。ただ、今H委員が言われたのは、数字としてきちんと扱ってきた答えに対する取扱説明という点では、委員のところで変えていくようなことができるようなやり方をしない方がいいのではないかというのは、もっともな提案ですので、少しご意見を交換したいと思いますがいかがでしょうか。

会長:I委員どうですか。今H委員の方は、できれば詳しくそこの経過を紹介することで、評価を高める書き方をした上で、ただ残念ながら目標のところは定めた数値のやり方であるので△にならざるを得ないが、内容的には評価に充分に達するようなことができたというようなことを書き加えればよろしいでしょうか。

I委員:そうですね、表のなかで注釈を書いていただけるのであれば、それを読んでいただいて、△の意味合いが分かればいいのではないかと思います。

会長:ありがとうございます、となると少しまた、一生懸命頑張って1ページに一つずつ入るようにしていただいているのを、字数のバランスを崩すような形にお願いをするようなことになるかもしれません。11ページに書いてある一部の部分を、もう少し取組み8のところの中に紹介をいただくような形にしましょう。コロナ禍にも関わらずいろいろな工夫をして、新しい層にも啓発を受け止めてもらえるよう、発信方法を工夫したというようなことで、ポジティブな評価の部分をぜひ10ページのどこかに書き足していただいて、その上で、数値目標は参加団体数なので△という評価に表記にならざるを得なかったというように、明確に量と質の話を区別した書き方をしましょう。事務局どうですか。

事務局:10ページですね。評価は△にした上で、ただ、内容的にこういう部分が評価できるということを書くことは、写真を小さくしたりすれば可能だと思うのでできます。

会長:11ぺージというように、後のページを読んでもらうといってもピンとこないかもしれないので、登場したところにすぐ書いてもらうという形で、ここについては特段の扱いをすることとします。先ほど私が言った〇にしましょうかというところについては、全会一致ということであればそれでいいと思ったのですが、厳密に運用しようという意見もございましたので、評価記号としては、△のままにさせていただくというように提案し直したいと思います。本文に少し書き足しをしていただくような形で、取組み8の取りまとめのページにしていただくということにしたいと思います。そのような議論があったということで、12ページの委員会の報告のところにも書き足しをしていただいたらと思います。ほか、よろしいしょうか。

会長:皆さんご協力ありがとうございました。前年度の評価について、これで確定をして、先ほどの部分についての書き足しについては、我々にご一任いただくという形で、評価結果の確定をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。ありがとうございます。ではこれで確定したものを公開をさせていただくということにします。以上で予定していた本日の議事は全て終了致しました。最後に「その他」ということで、事務局から連絡事項等があればお願いします。

その他

事務局:皆さんありがとうございました。本日の会議を持ちまして、第三期環境基本計画の内容が固まったということで、長きにわたりご議論いただき、ありがとうございました。また、本日の会議を持ちまして、計画改定にあたっての臨時委員のお二人におかれましては、任期満了ということになります。本日は欠席されておられますが、これまで本審議会において貴重なご意見をいただきましたことを、改めてお礼申し上げます。事務局からは以上です。

会長:事務局からの連絡でした。思い起こせば、令和元年7月に計画の改定の諮問をいただきました。途中で中間的な答申をはさみながら、約2年半にわたって議論をしてきました。今日に至るまでのご議論にご参加ご協力をいただきましたこと、会長として厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。また、臨時の委員のお二方におかれましても、本日はご欠席ということでありますが、お忙しい中、審議会にご参加いただいたことを、ここに発言をして、感謝の意を記録に留めておきたいと思います。また委員の皆さま、任期がまだ1年残っております。ご事情により交代される委員の方もおられるかもしれませんが、可能な限り第三期環境基本計画の滑り出しを見届けて、あと1年任期を務めていただければありがたいなという思いを持っております。本当に2年半の議論、ありがとうございました。感謝致します。それでは、司会を事務局へお返しします。

事務局:会長、ありがとうございました。今年度の審議会は本日で最後となります。次回は、年度が代わりまして、令和4年度の夏頃を予定しております。任期があと1年残っておられます皆様方には、引き続き、計画の進捗管理でお世話になりたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。以上をもちまして、第27回長岡京市生活環境審議会を終了致します。長時間にわたりありがとうございました。

※委員名のA、B、C等は発言順に付番しているもので、他の会議録の委員と一致するものではありません。

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