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平成23年度第1回長岡京市平和ビジョン懇談会議事録

  • ID:1613

日時

平成23年5月6日(金曜日)午後3時~4時30分

場所

長岡京市役所会議室2

出席者

川北会長(学識経験者)、秦会長代理(女性の会)、中嶋委員(済生会京都府病院長)、藤井委員(老人クラブ連合会)、永澄委員(マスメディア関係)、山地委員(ほっとスペースゆう いずみの家)、前原委員(公募市民)、星野委員(小中学校長会)、三村氏(市内高等学校からの委員代理)、原爆被災者の会からの委員

欠席者

吉田委員(マスメディア関係)、高橋委員(労働者団体)、山本委員(市内高等学校からの委員)

事務局

丹羽企画部長、森企画部参事兼政策推進課長、庄主査、貝野主事

傍聴者

なし

議事

1.市長挨拶(要約)
開催に先立って、先日の大震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の誠を捧げたい。皆様には、お忙しい中ご出席してくださったこと、また、快く委員の委嘱を引き受けてくださったことに感謝申し上げたい。
世界各地では地域戦争・宗教戦争が繰り返され、日本では大震災が起こるなど、平和で安心・安全な社会がより求められる情勢である。震災復興支援については、長岡京市もできる限りの対応を続けている。
様々な課題があるが、委員の方々のご協力のもと、長岡京市は穏やかで平和な社会の構築に向けて努力したい。

2.委員の委嘱と会長の選出
市長より、委員を代表し川北委員に委嘱状を交付し、各委員より一言ずつご挨拶を頂く。続いて事務局の紹介を行う。
「平和ビジョン懇談会設置要綱」第3条の規定により会長に川北委員、会長代理に秦委員が選出される。

川北会長の挨拶(要約)
 震災の状況を目の当たりにすると、天災と人災という違いはあるものの、戦後の風景が思い起こされる。懇談会の役割は、市の平和施策に何らかの助言を行うことである。また、平和施策は、自治体の活動という点で、地域に根差したものが主となる。しかし今後は、地域に根差しながらも、災害に関連することや、近隣諸国出身の方々との関わりなどを含む、広い視野を持った活動の展開が望まれる。

3.平成23年度平和施策(案)について
事務局より資料説明。
内容ごとの委員の意見は以下のとおり。

<震災について>

  • 今年度平和フォーラムの計画は震災前に組まれたものである。やはり震災が発生したという点で、今年が特別な年であるため、特別な取り組みを開催するとよいのではないか。
  • 震災から立ち上がる人々の姿に感動することで、息の長い支援が続くと考えられる。
  • 震災復興の際に重要なものとして、人々の「絆」がある。お年寄りを手助けする若者のエピソードが報道され、心を打たれた。今子どもたちに伝えたいことはそのような人々の「絆」ではないのか。自分に今できることが何なのかを問いかけることが望まれる。
  • 震災は自然災害であり、戦争とは異質のものと感じる。しかし、原発の影響は、戦争中の原爆投下に通じるところもあり、一番の関心事由である。
  • 報道で、両親が津波の被害に遭った子どものエピソードを知った。震災も戦争も、理不尽に今までの生活が崩れ去るという点では同じである。平和フォーラムにも震災に結び付けた取り組みがあるとよいのではないか。
  • 以前の平和フォーラムで、阪神淡路大震災の報道に携わったNHKアナウンサーの方に講演をお願いしたこともあった。
  • 震災復興支援に共感して、何らかの活動を行うことは意義深いが、具体的にどのような形で行うかが難しい点である。
  • 平和フォーラムの根本的理念を変えずに、震災に関する取り組みを組み込むことには賛成である。ただし、たとえば日本の自殺者なら年間2万人に上る事実がある。平和というテーマを広げていくという基本概念があるのならば、震災以外にもそれら様々な問題を取り上げることも可能である。
  • 実際に市に避難されてきた方はおられるのか。
  • (事務局)住民票を移された方は少数あり、親戚宅に身を寄せられている方もあると聞いている。

<平和を祈る折り鶴の募集について>

  • 震災発生によって、戦争と同じく、平和に暮らせない方々がおられる状況がある。その現状を踏まえ、折り鶴スペースにおいて、反戦と共に、震災からの復興を願うメッセージを記入できるようにしてはどうか。
  • 平和の折り鶴を、震災からの復興への思いを届ける方法にできればよいのではないか。
  • 折り鶴と黙とうに、反戦と震災からの復興という2つの目的を与えられればよいのではないか。
  • 被災地に折り鶴を送るとすれば、折り鶴の焼却に手間・資金がかかるという指摘があるが。
  • 折り鶴は被災地に送らないので、震災からの復興への願いを込めて折り鶴を折るという機会を設ければよいのではないか。
  • (事務局)頂いたご意見を反映する方向で検討したい。

<平和フォーラムについて>
【公演】

  • 戦争に関する映画の上映もよいが、震災に関する発表などがあった方がよいのではないか。
  • (事務局)復興支援活動に参加した市職員の報告を公演の題目とすることも可能である。ただし、平和・戦争というテーマからそれるという意見が出る懸念もある。
  • 震災に関する取り組みを組み込むことは良いが、現行の平和に関するプログラムを削るかどうかは配慮が必要である。しかし、市職員の報告は、非常に有意義であり、参加者の増加が見込まれるのではないか。
  • 市職員の報告を公演の題目とすることは、良い取り組みと考える。病院でも、放射線技師の派遣を行った所である。
  • 市職員の報告が、市民の方々に市の取り組みを知っていただくよい機会となる。
  • 市職員の報告は、映画と共にプログラムに組み込んでも、問題のない長さがよいのではないか。
  • (事務局)ご意見を踏まえて、企画案を練り上げる。

【小学生の学習発表】

  • 小学生の学習発表は、今年も老人クラブ連合会に協力をお願いし、長七小を予定している。戦争体験者の減少に伴い、戦争体験を語り継ぐ人が少なくなり、小学生の学習発表に協力できる人材が減少している。何らかの形で貴重な体験の記録を残していく必要がある。

【展示】

  • 平和祈念碑の掛け軸の展示について、作者の了承は得ているのか。
  • (事務局)所有者の了承は得ている。念のため、作者の了承についても確認する。
  • 震災に関する特別展を行ってはどうか。また、学校において、福島県や千葉県の生徒を受け入れており、息の長い支援の必要性を痛感している。フォーラムは市民が多く集まるイベントなので、物資持ち寄りのスペースなどが設けることができればよいのではないか。

【集客】

  • 学校の協力による、学生参加のイベントが一番盛り上がる。ただし、大学生の参加がない点については、今後の検討が必要ではないか。
  • いかに関心を持ってもらう取り組みとなるかが鍵である。学校に積極的に協力してもらっていることが非常に意義深い。子どもの参加が増えることで、大人の参加も必然的に増え、盛り上がることにつながっている。

【その他】

  • 市内のより多くの組織と連携して行うことは可能か。
  • (事務局)検討する。

(事務局)
 戦争に関わる取り組みと、震災に関わる取り組みの配分を、頂いたご意見をもとに、事務局で検討したい。

4.閉会
企画部長のあいさつ後、閉会。

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長岡京市対話推進部共生社会推進課人権・共生社会推進係

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ファクス: 075-951-5410

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