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平成25年度 第1回長岡京市文化財保護審議会会議録

[2013年7月23日]

ID:3280

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日時と場所

日時

平成25年6月19日(水曜日)

場所

図書館3階生涯学習課講座室

出席者

委員

井上委員、梶委員、熊谷委員、小林委員、都出委員、礪波委員、永井委員、仁木委員

事務局

山本教育長、中村部長、中尾課長、関主幹、岩﨑専門員、馬部主査、山本事務員、小田桐埋蔵文化財センター局長

案件

平成24年度文化財保護行政の事業報告および平成25年度文化財保護行政の事業計画について

開会

  • 委員10名のうち8名出席
  • 教育長あいさつ
  • 事務局異動職員の紹介
  • 会長の選出

  会長井上委員、会長代理梶委員

案件

(会長)

それでは案件に入ります。最初に、平成24年度文化財保護行政の事業報告及び平成25年度文化財保護行政の事業計画について、事務局からご説明をよろしくお願いします。

<事務局資料とパワーポイントを用いて説明>

(会長)

ありがとうございます。平成24年度文化財保護事業報告及び平成25年度の事業計画について、ご説明いただきました。何かご意見、ご質問はございませんでしょうか。

(委員)

昨年度に購入した神足神社の土塁跡は、文化財としてどのように活用する予定でしょうか。

(事務局)

昨年度、長岡京市は神足神社の土塁跡を一部買収しました。今年度7月からは買収した土塁跡の発掘調査及び設計を行い、土塁の構造を確定する作業に入ります。土塁の分析・考察を経て、平成26年度には土塁の整備工事に着手します。そして、平成27年度には周辺地域を含めた整備を行う予定です。

(会長)

ありがとうございます。これでよろしいですか。

(委員)

昨年度の神足神社土塁跡の買収は、英断であったと思います。これからはしっかりと調査をして、どのように整備を行うのかを検討していただきたいと思います。土塁跡には貴重な緑もございますので、きれいに整備する必要があると思います。ぜひ慎重に進めてください。

(会長)

ありがとうございます。ちなみに、買収総面積はどのくらいでしょうか。

(事務局)

買収した総面積は1,000平方メートルほどです。

(会長)

ありがとうございます。他に何かございますか。

(委員)

国登録有形文化財に指定された田村家住宅の写真が、資料として手元に配布されています。その中に昔の丹波街道が写っている写真があります。現在は道路が拡張されて、丹波街道の大部分は姿を変えてしまいました。しかし、長岡京市内には、昔の丹波街道がわずかに残っています。私は、残されている丹波街道も貴重な文化財だと思います。点在する昔の丹波街道を修復するか、もしくは目印を付けて丹波街道の痕跡がわかるように工夫していただきたい。

(会長)

ありがとうございます。道路は、先人たちの暮らしの痕跡を示してくれます。時代や交通の発達とともに、道路は新しく拡張、または付け替えられてきました。しかし、かつての道路の痕跡を守ることも重要です。この件については、ご検討のほどよろしくお願いします。他にいかがでしょうか。

(委員)

先日、私は奈良女子大学時代の同窓会へ行きました。その際、元学長の田村俶氏に縁のある田村家住宅のことが話題に挙がりました。文化財保護審議会に参加していなければ、私は田村家住宅のことを知らないままでした。この審議会は、私に長岡京市の歴史について学ぶ機会を与えてくれました。大変感謝しております。また長岡京市では、子ども歴史教室や古文書講座を毎年開催しています。私は、市民や子どもたちの歴史認識を深めるうえで、素晴らしい取り組みだと感じました。長岡京市が行っている歴史教育や文化財保護への取り組みは、ぜひ今後も続けてほしいと思います。

(会長)

ありがとうございます。ご指摘の通り、長岡京市は歴史への関心が非常に高く、歴史教育への取り組みにも熱心な地域です。今後も、様々なかたちで長岡京市の歴史を発信していただきたいと思います。他にいかがでしょうか。

(委員)

田村家住宅については、地元の方々が熱心に調査を行った結果、国登録有形文化財に指定されたという経緯があります。指定の背景には、こうした地元の方々の熱心な取り組みや努力があったことを忘れてはいけません。

(事務局)

いまお話が出ましたように、NPO法人古材文化の会の方々が熱心に文化財の調査を行っております。また神足の宇田家について、熱心に研究されている市民もいます。また、長法寺には古い丹波街道が残っています。そこには愛宕燈籠があり、往時の街道の姿を留めております。

長岡京市には、史跡調査や研究に取り組んでいる市民の方々がたくさんいらっしゃいます。これからも行政だけでなく、市民の方と一緒に力を合わせながら、歴史教育や景観の保存に取り組んでいくことが大切だと思います。

(会長)

これからは地域全体で協力しながら、文化財保護や地域の歴史・文化の発見に取り組んでいくことが大切だと思います。それでは以上をもちまして、平成24年度事業報告及び平成25年度事業計画について、ご了解いただいたものとします。

次に、恵解山古墳の現状について、ご報告いただきたいと思います。

<事務局パワーポイントで説明>

(会長)

ありがとうございます。恵解山古墳の復元状況を詳細にご説明いただきました。何かご意見はございますか。

(委員)

恵解山古墳の前方部に、遺体が埋納されている可能性はありませんか。

(事務局)

以前、前方部と墓地の境から、鉄剣などが数多く出土しました。このほか、農耕具類も出土していたため、埋納施設の発見を期待して周辺地帯を慎重に発掘しました。しかし、古墳に堆積している竹藪の盛り土が厚く、白い粘土層にも覆われていたため、何も発見できませんでした。また、古墳前方部は盛り土と柵塀を設置しているため、埋納施設を探索することは難しいと思います。

(会長)

立命館中学校・高校が移転してくる場所は、恵解山古墳から遠く離れているのでしょうか。何メートルほどの距離があるのかわかりますか。

(事務局)

恵解山古墳からの距離は約200メートルです。

(会長)

恵解山古墳の隣にあるマンション屋上からの眺望は、絶景だと思います。立命館構内にも、恵解山古墳を観望できる施設があれば良いと思います。

(事務局)

恵解山古墳に関することではありませんが、立命館が移転してくるにあたって発掘調査を行い、非常に大きな成果を得ることができました。この成果については、学校教育の場で活用していただくように、立命館と交渉しております。また、外部から来た見学者が出土物を観覧できるように、立命館へ協力を要請しています。

(委員)

古墳の周辺に、現代住宅が見えていると非常に違和感を覚えます。恵解山古墳の展望所を設置するにあたっては、なるべく見学者の視界に住宅が入らないような工夫をしてほしいです。

(会長)

古墳周辺には住宅が密集していますので、眺望の良さを追求することは難しいかもしれません。他に何かありませんか。

(委員)

神足神社の土塁跡工事に関連して、周辺の道路を整備するべきとの意見が出されていました。その後、道路整備について何か進展はありましたか。

(事務局)

文化財保護審議会でご意見をいただいて以降、神足神社周辺の道路整備に関する議論は中断しております。

(会長)

他にいかがでしょうか。

(事務局)

先日、八条ケ池周辺地区が都市景観大賞の国土交通大臣賞を受賞しました。この賞は、良質で優れた都市景観を市民が活用し、地域の活性化に結びついている事例に対して贈られます。八条ケ池周辺地区は、緑や水に囲まれ、地域との深いつながりのなかで保全がなされています。受賞するにあたって、この点が高く評価されました。6月14日、東京で開かれた表彰式に小田豊市長が出席し、表彰状を受け取りました。今後は、長岡京市の宝である八条ケ池周辺地区の保全をどのように図っていくかが課題になると思います。

(委員)

これからは建造物に対しても、景観を意識した保全活動に取り組むべきです。長岡京市は全国に先駆けて、こうした取り組みを進めてほしいと思います。

(会長)

ありがとうございます。他にいかがでしょうか。

(委員)

恵解山古墳の復元工事が進められていますが、発掘調査の成果などを展示する施設はありますか。

(事務局)

長岡京市では展示施設の建設について、当初から様々な計画を立ててまいりました。しかし、恵解山古墳の周辺には数多くの住宅があり、展示施設の建設に必要な用地の確保は容易ではありません。まず、平成26年の秋を目標に、恵解山古墳の復元を完成させる予定です。そして、先ほど議題に挙がっていた展望所を建設して、古墳の見学者に利用していただく予定です。展示施設につきましては、将来的な事業計画の一つとして検討していきたいと思います。

(会長)

恵解山古墳の展示施設の設置に関しては、非常に難しい問題があります。他に何かございませんでしょうか。ございませんでしたら、今年度の文化財保護審議会の予定について、事務局からご説明をお願いします。

(事務局)

今年度は、恵解山古墳の整備や勝龍寺城の土塁整備などについて、事業を進めていく予定です。委員の皆様には史跡整備の先進地を視察していただき、審議会にてご意見を賜りたく存じます。秋以降を念頭に、第2回文化財保護審議会の日程を調整させていただきます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

(会長)

ありがとうございます。本日は、恵解山古墳を視察する予定でしたが、あいにくの雨で中止となりました。ぜひ次回、視察の予定を入れていただきたいと思います。予定の時間になりましたので、これで閉会にさせていただきたいと思います。

<閉会>

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長岡京市教育部文化財保存活用課(図書館内)文化財保存活用担当

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