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平成26年度 第1回長岡京市文化財保護審議会会議録

[2014年6月3日]

ID:4049

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日時と場所

日時

平成26年5月15日(水曜日)

場所

図書館3階生涯学習課講座室

出席者

委員

井上委員、國定委員、小林委員、都出委員、永井委員、中尾委員

事務局

山本教育長、中尾課長、薮内課長補佐、岩﨑専門員、馬部主査、

福家文化財技師、重岡事務員、小田桐埋蔵文化財センター局長

案件

平成25年度文化財保護行政の事業報告および平成26年度文化財保護行政の事業計画について

開会

  • 委員10名のうち6名出席
  • 教育長あいさつ
  • 委嘱状の交付
  • 委員自己紹介
  • 事務局自己紹介
  • 会長の選出
  会長井上委員、会長代理梶委員

 

案件

(会長)

それではこれより議事に入ります。まず、平成25年度文化財保護行政の事業報告および平成26年度文化財保護行政の事業計画について、事務局から説明してください。

 

<平成25年度事業報告及び平成26年度事業計画について説明>

 

(会長)

ありがとうございます。平成25年度文化財保護事業報告及び平成26年度の事業計画についての御説明をいただきました。例年行っていること、あるいは新たに加わったこと、いろいろあります。何か御意見、御質問はないでしょうか。

 

(会長)

西山天王山駅の人の動きはどのような感じですか。

 

(事務局)

数字等は把握しておりませんが、淀との交流が増えてきていること、全体的に駅の利用者が増えてきているという状況を聞いています。あと、西山天王山駅の観光案内所に展示をしていますが、1日に50名ぐらいの方が訪れるということを聞いています。

 

(会長)

1日に50名も来てくださるということは、一般論では言えませんが、相当の成功ですね。今後、駅は長岡京市の新たな拠点になるだろうと思います。京都府は東西の交通が全然つながらないのですが、淀とつながるということで、楽しみにしております。何か御意見、御質問はございませんでしょうか。

 

(委員)

最近、大河ドラマの誘致とも関連したり、ガラシャ祭もあったりして、ずいぶんと勝龍寺城に対する関心が高まってきています。しかし、勝竜寺城公園の建物は、都市公園として整備したために必ずしも学術的に正確な復元になっていません。

ところが見学に訪れた一般の方は皆、あのイメージで勝龍寺城を捉えてしまいます。実際の発掘成果に基づいて考えた勝龍寺城はこういうものであったと、もう少し具体的に展示することはできないものでしょうか。

 

(事務局)

勝竜寺城公園の展示については、これまで部分的に展示を変えてきたことから展示のあちこちで齟齬が生じてきていますので、今年度秋に全面的に展示をリニューアルする予定でいます。また、発掘した当時と今では、中世城郭の研究の進展具合も変わっておりますので、できるだけ今の中世城郭研究の水準に合わせた展示にしていきたいと考えております。

 

(委員)

勝龍寺城土塁空堀跡についても保存・整備される予定なのでしょうか。

 

(事務局)

そちらについては、公園緑地課のほうで都市公園の一画として整備される計画となっております。調査成果に忠実な、学術的な復元にはなりませんが、現在、土塁空堀が保存されるような形での整備になるように、こちらからも指導しております。

 

(委員)

整備主体が変わると、学術的な観点からだけというわけにはいかないと思います。調査事実と復元されたものがあまりにも離れてしまうと、見学者に誤解を与えることになってしまいます。実像はこうだが、整備はこうしているということを、見学者にもわかるような形で、展示その他で補っていただきたいと思います。

 

(会長)

「イメージモデル」という言葉がありますけれども、イメージをかきたてさせるために、仕掛けとしての施設が非常に大事になってくることは当然です。今の御指摘にもありましたように、それは往々にして学術的な成果と乖離が見られます。そこのところをどう埋めるか、それはやはり教育委員会なり、当審議会なりの仕事であろうかと思います。今後とも学術的な成果と「イメージモデル」的な、一種の全体像を提示するようなものとの齟齬をなるべく埋めるような形で、保存・整備を進めていただければありがたいと思っています。

 

(委員)

特に今回の報告についてではありませんが、文化財を保存するという点で、直前のことが今どんどん失われています。例えばどうやってカマドで御飯を炊いたとか、そういう身近な文化がどんどん消えています。

それに関して非常に残念に思ったのは、光明寺近くの民家に残っていたカマドなど非常に古い生活道具です。建物が壊されるのは仕方がないことなので、カマドや生活道具は何とか残したいと思ったのですが、教育委員会のほうで保存に対する措置がありませんでした。やはりその辺もこれからは視野に入れて考えていかないといけません。今の大学生は御飯を火で炊いたことがない、柴や薪に火をつけるのにどうしたらいいかを知らないことが普通です。これは、我々戦前生まれの人間としては怖いことだと思っています。非常に微小な文化財かもしれませんが、特に地元の歴史を伝えていくうえではそういうものも保存していってほしい。保存の対象にしているのが古代だけ、それでは困ります。中世、近世のものもどのようにして文化財として残してつなげていくかということも、どこかでゆとりとして考えてほしいと思います。

(会長)

ありがとうございます。この場合、民俗文化財というのでしょうか。これをどうするか、ということは非常に難しい話です。我々の世代は、いわゆる「オクドサン」を使った記憶があると思います。百何年か前にマッチが発明されるまで、火打石で火を起こしていたわけですが、ではそれをやっていた人間がいるかというと、誰もいないわけです。生活の転換、変化、進歩といってしまってもいいかと思いますが、これももちろん避けがたいものです。ですが、そのようななかで我々長岡京市の先人たちが築いてきた文化の一つ、民俗文化をどのようにして伝えていくか、あるいは形として残していくか、教育委員会、文化財係、長岡京市としてもぜひよろしく御配慮いただきたいと思います。

それではこれで平成25年度の事業報告と平成26年度の事業計画について御了承頂けますでしょうか。

次に恵解山古墳および勝龍寺城の整備につきまして、経過と今後の予定について事務局から説明があるようです。よろしくお願いいたします。

 

<恵解山古墳及び勝龍寺城についてパワーポイントを用いて主要内容の説明>

 

(会長)

 ありがとうございます。画像によってかなり詳細に御説明をいただきました。

何か御質問や御意見等はございますか。

 

(委員)

長岡京遷都1230年関連イベントがいろいろと計画されています。「長岡京跡」は、行政的に長岡京市、向日市、京都市、大山崎町が関わっていますが、このような記念行事を行う時には、他の自治体と提携することはしないのですか。

 

(事務局)

長岡京遷都1230年関連イベントについては、個々の市町で行うものと全体で行うものと2通りあります。全体で行うものとしては、来年3月開催の「スライドで見る乙訓の発掘」があります。これは京都府・京都市の後援を受け2市1町で取り組むイベントで、講演会とスライドでより多くの市民に見ていただくような形で開催いたします。具体的なことについては、これから関係機関が集まって決めることになりますが、今年は「長岡京発掘60年」という記念の年になりますので、内容もそれに合わせたものにする予定です。

それ以外は、個々でいろいろな形で取り組むことになっています。

 

(会長)

せっかくの機会ですから、できるだけ広く、市民の方にも伝えるような形でお願いしたいと思います。他に何かありませんか。

 

(事務局)

恵解山古墳の開園については御案内させていただいた通り10月26日日曜日です。盛大に市民の方々と祝うと同時に次の時代の子どもたちにも伝えていく作業になるかと思います。また、委員の皆様には御案内をさせていただきたいと考えておりますので、だんだん寒くなる時期ではございますが、皆様、御参加くださいますようよろしくお願いいたします。

 

(会長)

恵解山古墳の開園は10月26日に予定されているようです。観光シーズン真只中ですが、どうかご出席いただきますようよろしくお願いいたします。他に何かありませんか。ないようでしたら、その他の案件に移らせていただきます。事務局から文化財保護審議会の今年度の予定等について御報告願います。

 

(事務局)

今年度は、第2回目の文化財保護審議会を開催させていただく予定ではありますが、日程および案件等はまだ決まっておりません。案件が決まりましたら、日程を調整させていただいて開催させていただきたいと考えております。日程の調整ですが、できましたら今後はメールでさせていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 

(会長)

日程の調整は後日、ということです。ただ、メールをお使いにならない方もいらっしゃいますので、その配慮もお願いします。

 

(事務局)

わかりました。

 

(会長)

若干、時間もあるようでございます。この際でございますので何か御意見等ありませんでしょうか。ないようでしたら、若干予定されていた時間より早いようですが、以上で、本日の審議を終わります。

 

<閉会>

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