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平成27度第2回長岡京市平和ビジョン懇談会議事録

  • ID:5679

日時

平成28年1月22日(金曜日)10時~11時20分

場所

長岡京市役所 会議室2

出席者

小林会長(学識経験者)、秦会長代理(女性の会)、中村委員(済生会京都府病院長)、西田委員(老人クラブ連合会)、土岐委員(戦没者遺族会)、品川委員(原爆被災者の会)、木村委員(公募市民)、梅津委員(公募市民)、井木委員(小中学校長会)、川合委員(市内高等学校)

欠席者

西小路委員(自治会長会)、有賀委員(マスメディア関係)、駒田委員(労働者団体)

事務局

城田政策推進課長、鍋島課長補佐、樋口主事

傍聴者

なし

議事

1.小林会長挨拶(要約)

本日の会議、宜しくお願いする。

昨年は雨で、前日から色々と準備していたもののフォーラム中止という残念なことになった。

京丹後での仕事で、「村人と兵隊」という展示を行った。大学院生に企画から携わってもらい、新聞報道もしてもらったが、来場者は少なく、限られた人々だった。長岡京市では、各世代が来られるイベントにしているが、こういう取組は世代的に偏ってきていることが問題だと感じている。その点をどうしていくか、も議論していきたい。

近隣諸国との関係が悪化しており、良いニュースを聞かない。この折だからこそ、市民レベルでの取り組みが重要となっている。市の施策について、委員の皆様の忌憚ないご意見をいただきたい。

 

2.新委員の紹介

西小路委員、有賀委員(新委員)のご紹介

 

3.平成27年度平和施策報告

事務局より資料説明。内容ごとの委員の意見は以下のとおり。

①平和を祈る折り鶴について

  • 折鶴が減少傾向との説明だが、その要因は分析しているか。
  • (事務局)高齢化が進んでいるため、集まりにくくなっている。平成26年には、それまでご協力いただいていた施設から、その様なご連絡があった。
  • (事務局)平成24年度は市制施行40周年にあたり、これまでのご協力者を表彰した。この年の折鶴には、市老連の貢献が大きい。資料に載せている協力団体の構成人数が減少してきている。
  • 人数だけに着目せず、内容を考えるべきではないか。団体というのは大人だと思うが、千羽鶴なら子供も折れる。学習した上で鶴を折るなど、市民啓発として使い、広げていけば良い。
  • 乙訓高校は毎年フォーラムに参加している。この輪を広げていきたい。

 

②核実験に抗議する文書について

  • 北朝鮮の核実験抗議文書の「送付なし」とはどういう意味か。
  • (事務局)大使館がないので、発送していない。
  • なぜ朝鮮総連に送らないのか。
  • (事務局)府内の流れに合わせた。
  • 朝鮮総連は大使館機能を有している、と明言しているはず。
  • 「流れ」とはどういう意味か。
  • (事務局)外交ルートがないので、発送していない。
  • 朝鮮総連には受け取る義務があるはず、拒否するなら論理矛盾だ。今の日本にとって(北朝鮮が)脅威である以上きちんと対応すべきだと思う。政治的に難しいなら強くは言わないが、筋だけは通せばよいのではないか。
  • 行政的に難しいこともあるようなので、ご意見として伺っておく。
  • こつこつと積み重ねていく、意見を表明していく、ということが必要だと思う。

 

4.平成28年度平和施策(案)

事務局より資料説明。内容ごとの委員の意見は以下のとおり。

①平和フォーラム全般について

  • 28年度の案なので、議論を重ねたい。意見はないか。
  • 昨年は戦後70年で第二次世界大戦を振り返ったが、最近はこの時代ばかり取り上げてきた。来年は71年目となり、世界中で戦争・紛争は現在進行形なので、案②(世界の戦争)を中心に紹介し、二度と戦争しないという価値観を共有していくことが必要だ。去年、文化会館で開催された紛争地や被災地に行った医師の講演会はとても良かったのに、入場者はホールの半分くらいしかいなかった。現在起きていることを、若者や子どもにアピールした方が良い。
  • 中東は宗教戦争だから、終わらないと思うが。
  • 関わる、知る、ということは大事だ。
  • 実際にどんなことが起きているかは分からないので、直に見た人の話を聞きたいと思う。平和フォーラムは同じことをずっとやっている。
  • 表面だけを取り上げても伝わらないのでは。信仰の強さが厳しい環境での生活を支えている側面もあるから。
  • 「宗教戦争」か否か、という点も議論のあるところ。趣旨の案①(戦時の長岡京市)②(世界の戦争)は両方必要な事だが、重点をどこに置くか、は考えないといけない。世界の戦争に重点を、というご意見が1人出ているが、他はどうか。
  • 戦没者遺族会と原爆被災者の会からの選出委員から、体験した人としてご意見を聞きたい。フォーラムの来場者の高齢化も進んでいるように感じている。
  • 子どもに焦点を絞っても良いのではないか。これからを担う者に対し、「平和とは何か」という所からスタートすれば良い。いじめられている子にとって、(この世界は)平和ではないので、戦争だけが課題ではない。子どもに分かりやすく伝えていくべきだ。マララさんの活動などは子どもでも共感できるだろうし、現実を伝えることは大事だと思う。
  • 「平和」は国家間の戦争だけじゃなくて、「心の平和」「家庭の平和」という概念もある。
  • 子どもに参加してほしい。
  • 子どもと保護者の参加が発表の時だけになっている。
  • フォーラムには中学生が来ない。
  • フォーラム日程が各校区の催しとバッティングする。本気で子どもに来てほしいと思うなら、どちらかの開催日を変えないといけない。平成28年も3連休の初日なので、バッティングしそうだと思う。
  • (折角イベントを開催するのに)もったいない。以前は、夏休みの登校日に戦争について学ぶのが恒例だった。
  • 高等学校でも、平和教育は行っている。授業で、7月19日に長岡で空襲があったということを起点にしているところはある。日程は、期末テスト期間なので、参加は難しいが、市がきっかけになる取組をしていると、学校でも取り組みやすい。
  • 懇談会の委員は全員立場が違う。遺族会の立場だと、神足空襲がスタートで、平和フォーラムは戦没者追悼の碑への献花が中心だと思っている。自分の立場からの情報しか知らないのに、市が何をしているかのPRは少ない。平和フォーラム以外の時期の取組のPRが少ない。
  • (事務局)確かに、展示などのPRが弱いと感じている。周知に努力する。
  • 趣旨にある案①、案②のどちらに重点を置くかで、内容は大きく変わる。今日はどこまで決めていくのか。
  • (事務局)ご意見を聞くだけでよい。5月に開催する懇談会で決定する。
  • 現代の戦争・紛争に取り組むとして、どういう風にするか。これまで、この様な内容に重点を置いた年はないのか。

  • (事務局)パネル展示は実施している。少しずつ取り組んでいった方が良いと思っている。実体験を聞ける間は、生の声を聴く企画の方が共感してもらえると思うが、講演となると、慣れている人が少ない。

  • 帰還兵のレントゲン写真に弾が映っていたことがあった。南方の戦線から帰還した人にはほとんど会ったことがない。南方では、敵方の弾ではなく、病気でみんな亡くなったなどと言う話も聞いたことがある。人前で話せない人はいるから、ビデオに撮ったらどうか。記録はたくさん残した方が良いが、これも戦争体験というより、生き残りの記憶かもしれない。それでもよく覚えている人が多いはず。資料を残すことは、本来、政府がすべきことだけれど。

  • 展示や昔のあそびには案①②と出ているので、講演に限らずテーマとして扱うことはできると思うが、どうするか。

  • フォーラムの時間帯はどうなっているか。

  • (事務局)午前10時30分から正午ごろで、午後1時からが第二部、午後は例年来場者が少ない。

 

②平和メッセージについて

  • 市民が8万人いることを思うと、メッセージが少ない。
  • (事務局)平成28年度からは、メッセージに力を入れていくつもりでいる。
 

③講演・映画について

  • 講演・映画が柔軟に決められる部分で、他は例年の取組をベースにしているので変更の余地が少なそうだ。講演・映画に関して意見を聞きたい。
  • 昨年、平和フォーラムは中止になったが、トークセッションに登壇予定だった小山さんが広報長岡京に載り、小山さんの体験は伝えられているので、トークセッションの役割は果たしたと思う。同じメンバーなら、来年度実施する必要はない。
  • 映画の「規模を小さくして上映は可能」とはどういう意味か、講座室などを使うという意味か。
  • (事務局)市民ホールで視聴範囲を小さくする。平成26年のスクリーン紙芝居の大きさになる。
  • 難しい話をするより、映画の方が腑に落ちやすいと思う。

 

意見が尽きたようなら、ご意見を伺ったということで、後は事務局にまとめてもらうことで良いか。

 

―(委員一同了承)―

 

(事務局)本日のご意見を元に、平成28年度のフォーラム・平和施策について検討し、次年度開催する懇談会で決定していきたい。

 

 

4.閉会

(委員より)懇談会の案内はもう少し早く送ってほしい。

事務局より事務連絡。閉会。

お問い合わせ

長岡京市対話推進部共生社会推進課人権・共生社会推進係

電話: 075-955-3180

ファクス: 075-951-5410

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