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平成27年度 第1回長岡京市文化財保護審議会会議録

[2016年7月11日]

ID:5998

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日時と場所

日時

平成27年5月21日(木曜日)

場所

図書館3階生涯学習課講座室

出席者

委員

井上委員、國定委員、熊谷委員、都出委員、礪波委員、永井委員、中尾委員、仁木委員

事務局

山本教育長、薮内課長、秦谷課長補佐、福家文化財技師、重岡事務員、小田桐再任用職員、白川埋蔵文化財センター局長

案件

平成26年度文化財保護行政の事業報告および平成27年度文化財保護行政の事業計画について

開会                            

  • 会議成立状況の確認(委員9名のうち8名出席)
  • 教育長あいさつ
  • 委員各員の紹介
  • 事務局職員の紹介
  • 会長の選出(会長井上委員、会長代理國定委員)

議事

(会長)
それではこれより議事に入らせていただきます。まず、前回の会議録がお手元に配付されております。
会議の傍聴につきましては申し込みがございませんでしたので、案件に入りたいと思います。平成26年度の事業報告と平成27年度の事業計画です。
事務局、よろしくお願いいたします。

【平成26年度事業報告および平成27年度事業計画について説明】

(会長)
ありがとうございます。平成26年度文化財保護事業報告と平成27年度事業計画についてのご説明をいただきました。ご意見、ご質問はないでしょうか。

(委員)
ご説明いただいた資料では、ふるさと資料館の構想に係ることが詳しく触れられていなかったように思います。ふるさと資料館の構想は、これからどうなるのですか。

(事務局)
ふるさと資料館については平成25年度まで検討委員会で議論してきましたが、平成27年に市長が代わったため、今後どのようになるかは未定の状態です。設置等の案件は、公共施設検討委員会で検討されております。

(委員)
ふるさと資料館の構想については、これまでかなり積み重ねて議論してきました。財政難の近年、簡単にことが進まないことは理解できますが、文化財の担当としては長年の宿願であるはずです。また、近隣の大山崎町や向日市には資料館がありますが、長岡京市にはまだないということもあります。市全体の方針として、どのように進めていくかを決めていく必要があると思います。

(委員)
私は、ふるさと資料館の検討委員会に、文化財保護審議会の委員の立場から入っていました。ちゃんとした資料館を作りたいという意気込みは伝わるものでしたが、実現する可能性は薄いものとも感じていて、現実的な案をもっと検討できればよいと思っていました。とはいえ、資料館は文化財保護の立場からすると必要な施設であることは変わりはなく、ぜひ推進をお願いしたいと思います。

(会長)
ふるさと資料館については、議論を重ねた実績があります。長岡京市の財源がひっ迫していることは承知していますが、ふるさと資料館が重要な施設であることは間違いないと思います。

(委員)
恵解山古墳公園は、現在市外の人たちからも関心を持たれています。私が知るだけでも富田林市、大阪市、泉南地方の各市から視察や見学が相次いでおり、「よかった」と感想を持たれる方が多いとのことです。それだけに、なおさら今後は作り上げた施設を維持・管理し、活用していくことが課題になっていくはずです。本日お配りいただいている『史跡 恵解山古墳保存・整備事業報告書』の208ページから211ページにかけて、教育委員会から依頼を受けて「恵解山古墳の運営管理と活用」について一章を執筆させていただきました。211ページには、運営管理と活用をする組織のイメージを掲載しています。古墳公園の開園までは「恵解山古墳を愛する人」という組織がありましたが、開園と同時に解散してしまったのは残念でした。行政がもう少しバックアップして、「愛する人」に代わる市民の組織を立ち上げるべきだと思います。日常的な活動はその組織が中心となって、乙訓二市一町の、埋蔵文化財センターやふるさとガイドの会といったほかの団体と協働していくことはできないのでしょうか。
恵解山古墳の現場を見学したところ、開園から間もないのでまだきれいではありますが、部分的には崩れているところもあります。竹藪を一部残していますが、荒れた感じになっています。芝や笹は、行政が責任を持って管理していただきたいと思います。

(会長)
せっかく整備した史跡が放置されることはあってはならないと思います。恵解山古墳の利用及び活用について、具体的に進めていただきたいと思います。

(委員)
市民が埴輪を作って、恵解山古墳に備え付けるという案はどうなりましたか。

(事務局)
古墳の1段目に埴輪を設置するスペースを設けていますが、製作する時期は未定です。利用促進を進める利用検討委員会の中で、具体的な案を検討していきたいと思います。

(委員)
昨年度整備した恵解山古墳は、これからが大切な時期に入ると思います。啓発を行って、未来の世代に託すことが必要だと思います。ワークショップなど、市民が参加できるイベントを行って、古墳を愛する人がもっと増えてほしいです。

(委員)
「恵解山古墳を愛する人」に代わる市民組織を立ち上げる必要があると思います。

(会長)
「愛する人」を解散したのはなぜですか。

(事務局)
「愛する人」が発足した当初は100名以上の会員がおられ、定期的に行事を行ってきました。およそ20名程度の方が行事に参加されていましたが、昨年度今後の方針に向けた検討会の案内を送付したところ、参加を表明された方がわずか2名でした。「愛する人」の会員は、他の市町村に在住の方が多く、オープン等のイベントのほかは出席がほとんどありませんでした。そのため、いったん「愛する人」は解散し、地域の住民を主体とした組織を新たに結成することが適切と判断しました。後継の組織の運営は地元の長岡第八小の地域コミュニティなどにゆだねることも考えられますが、今年度中に管理・利用を検討する委員会を立ち上げる予定としています。新たな組織の立ち上げの際は、「愛する人」メンバーにも通知する予定です。

(委員)
「愛する人」は7、8年続いた組織で、いろいろと活動をされて古墳整備の事業にも一定の役割は果たしたと思っています。ただ、集まった人が少ないとはいえ、開園と同時に解散したのは軽率ではなかったでしょうか。むしろ、オープンを契機として従来からあった「愛する人」を広げていき、より充実させる方向に持っていくべきでした。今後、この「愛する人」に代わる組織の立ち上げを考えておられると思いますが、将来的には市民が中心となって活用を図っていただくよう取り組みをお願いしたいと思います。

(会長)
「愛する人」で築いたノウハウをぜひ次の組織でも生かしていただきたいと思います。

(委員)
勝龍寺城の土塁公園の整備について、なんとか保存できたことをありがたく思います。この公園をどのように活用していくかが次の課題であると思います。今後、この公園を訪ねてもらえるような工夫や仕掛けを施していただきたいと思います。

(委員)
私は桂に住んでいて、近くの古墳を週に1度くらいの頻度で散歩します。史跡を歩くルートなどを設定すればよいのではないでしょうか。

(事務局)
生涯学習課では、社会教育指導員に史跡めぐりのルートを作成していただいたところで、学校や観光関係の部署に資料を配布しています。今年は内容を検討したうえで、より多くの方に知っていただけるようにしたいと考えています。

(委員)
私は、何度か恵解山古墳に足を運んだことがあります。阪急西山天王山駅~サントリービール工場~中山修一記念館~恵解山古墳~勝竜寺城公園~JR長岡京駅というルートが良いのではないかと思いました。教育委員会が表に立つことは難しいかと思いますが、サントリーでビールを試飲できる機会にもなります。

(会長)
幸いにして、長岡京市はこじんまりしている街です。近隣の向日市や京都市などと知恵を出し合ってルートを考えるのもよいのではないでしょうか。

(委員)
西山天王山駅にある文化財の展示スペースをもっと充実させて活用していただきたいです。まだスペースはありますし、陳列ケースを増やせば見学に訪れた人に喜んでもらえるのではないかと思います。

(事務局)
西山天王山駅に展示しているのは、下海印寺の遺跡の模型です。ここで興味を持っていただいて、埋蔵文化財センターに足を運んでいただければと思います。

(会長)
続きまして、27年度の事業計画にある「乙訓地域の首長墓群の歴史的位置づけに関する検討会」について、事務局から説明願います。

【乙訓地域の首長墓群の歴史的位置づけに関する検討会について、事務局より説明】

(委員)
長法寺の南原古墳は、ぜひ保存していただきたいと思います。

(会長) 
長法寺の南原古墳は、我々も知っている有名な古墳です。

(委員)
これからは、古代だけでなく、中世・戦国時代の戦跡も文化財として掘り起こしていくことはできないでしょうか。自治体同士で連携して考えていただければよいと思います。

(会長)
長岡京市だと古代の長岡京に光があたることが多いですが、乙訓地区には中世の文化の名残もあります。ぜひ進めていただきたいと思います。

(委員)
簡単な感想になりますが、恵解山古墳や西山天王山駅が整備されたことで、市外からも観光に来られる方が増えました。JR長岡京駅から西山天王山駅まで歩く方が多く、その逆のコースを歩く方もおられます。また、交通の便が良くなるということは、逆に言えばそこを素通りしてしまうことにつながるということでもあります。なんとかして、魅力あるまちづくりをしていかねばと思います。私たちの地域では、環境が変わったことで、車の駐車スペースやお手洗いのために寺に立ち寄る人が増えています。なかなか難しい問題ではあると思いますが、なんとかなりませんか。

(会長)
史跡や遺跡は、市民の方に来ていただいて価値を生むものです。市民と協働で、有効な活用方法等について考えていくべきかと思います。また、トイレ問題は切実な問題と思います。

(委員)
以前生涯学習課の文化財の専門員の方が、大字ごとに古文書の調査をされていましたが、滞っているように思います。今後も総合的な調査を続けていただきたいと思います。3月末で文化財の専門職員が退職されたのは、長岡京市にとっては痛手でした。調査のノウハウを持ち、地元の方と信頼関係を築ける職員の採用を一日も早くお願いしたいと思います。これまで文化財保護行政の中心であった職員が相次いで退職されるなかで、先人のノウハウが途切れてしまうのではないかと、『長岡京市史』の頃からかかわりを持っている私は危機感を持っています。

(会長)
委員の意見を参考にしていただきたいと思います。
27年度の予定で、事務局から伝えることはほかにありませんか。

(事務局)
国の登録有形文化財である中野家住宅を所有者より寄贈いただき、寄贈者の引っ越しが完了次第、調査に入る予定です。その際は、委員の皆様にも施設見学をしていただきたいと思います。
現在、嘱託職員が奥海印寺の大字の調査を行っており、今年度中には冊子を発行する予定です。
当初は美術品について文化財として指定する予定もありましたが、昨年度、文化財の専門職員が退職したため、できておりません。

(会長)
ほかにご意見・ご質問はありませんか。
皆様のご意見がないようでしたら、以上で、本日の審議を終わります。

閉会

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長岡京市教育部文化財保存活用課(図書館内)文化財保存活用担当

電話: 075-954-3557

ファクス: 075-954-8500

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