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平成28年度 第1回長岡京市文化財保護審議会会議録

[2016年7月11日]

ID:6010

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日時と場所

日時

平成28年6月1日(水曜日)

場所

図書館3階生涯学習課講座室

出席者

委員

井上委員、小林委員、都出委員、礪波委員、仁木委員、佐藤委員

事務局

山本教育長、薮内課長、厚地課長補佐、福家主査、山下文化財技師、大髙文化財技師、橋本文化財技師、重岡事務員、白川埋蔵文化財センター事務局長

案件

平成27年度文化財保護行政の事業報告および平成28年度文化財保護行政の事業計画について

開会

  • 永井委員叙勲の紹介
  • 委嘱状の交付
  • 欠席者の紹介
  • 教育長あいさつ
  • 委員各員の紹介
  • 事務局職員の紹介
  • 会議成立状況の確認(委員10名のうち6名出席)
  • 会長の選出(会長井上委員、会長代理國定委員)
  • 会長あいさつ
  • 傍聴者の確認(傍聴者1名の入場)

議事

(会長)
それでは案件に入ります。平成27年度の事業報告と平成28年度の事業計画について、事務局から説明してください。
【平成27年度事業報告および平成28年度事業計画について説明】
【市指定文化財を検討している寂照院仁王立像について説明】
(委員)
寂照院仁王立像は昭和40年解体・修理され、当時京都府文化財保護課であった中野玄三氏が論文のなかで本仏像、及び像内納入品について紹介された(「寂照院の仏像」『国華』947)。昭和58年寂照院総合調査が実施、平成3年長岡京市史が刊行されたが、内容は中野氏論文に依拠しており、詳細な調査は昭和40年以降行われていない。昨年度補充調査を実施した際、昭和40年の調査時に発見された納入品の半数程度が確認できなかった。寂照院総合調査を担当された根立研介氏に問い合わせたところ、これらは当時においても確認できず、像内に戻された可能性が高いこと、納入物が指定時に紛失していても重要文化財に指定された例があることを聞いた。これらを踏まえて、寂照院仁王立像を市指定文化財として検討しても良いか、委員のみなさんに諮るものです。
(会長)
ありがとうございました。平成27年度文化財保護事業の報告、平成26年度文化財保護事業の計画、また寂照院仁王立像を指定物件として検討することについて説明がありました。
まず、前者について何かご質問・ご意見はありますか。
(委員)
補足資料にもありました、文化財案内板は良いものと思いますが、市のホームページに掲載されているか。載っていればダウンロードができて、史跡見学する際のマップとして、さらに良いと思うが。
(事務局)
現在ホームページでは公開していないが、今後検討していきたい。
(委員)
開田城土塁公園が28年度より公園緑地課に移管されるとあったが、どういった経緯だったのか、またこれによってどう変わるのか。
(事務局)
日常管理を公園緑地課が担当するだけで、実態としては何も変わらない。
(委員)
現状が変わらなければ良いが、同様に公園緑地課が管理する、勝竜寺城公園の復元の検討において16世紀、戦国期の様相がわかるよう意見を出した者として、フェンスが壊れてそれを修理する際等に、文化財に携わらない部局によって改変されてしまうことがないかと心配している。
(事務局)
予算の関係上、公園緑地課で一括管理することになったが、修理等の際は当課に照会があるようになっている。
(委員)
「ふるさと資料館」について、昨年度の審議会で事業の見直しによって計画が止まっていると聞いたが、現状はどうなったか。
(事務局)
今年度から始まる、第4次総合計画で今後検討することになっている。「ふるさと資料館」単体ではなく、昭和44年築で老朽化が課題となっている埋蔵文化財センターと合わせて検討していく。
(委員)
「ふるさと資料館」の基本計画でも、埋文センターと一体で検討することになっていたのか。また今後のスケジュールはどうなっているか。
(委員)
場所は決まっているのか。
(事務局)
まだ、何も決まっていない。
基本計画では単体で検討されていたが、用地取得や市の基本方針、埋文センターの取り扱いの問題もあるため、今後は埋文センターと一体で、第4次総合計画5ヶ年のなかで動いていくと思う。
(委員)
議題にあった寂照院仁王立像の納入品も所在不明となっている。また、向日市や大山崎には資料館があり、そこで市内・町内の古文書等を調査、保管している。長岡京市の場合は埋文センターがそれに代わる施設であることはわかるが、「ふるさと資料館」にあたるものがないことによって、地元で資料が保管できない、市民に公開できない状況にある。これらをできるだけ早く解消してもらいたい。引き続き文化財担当としても動いてもらいたい。
(会長)
これらの指摘はいずれも重要である。市民の利活用を考えた場合、公園緑地課の管理になることは良いことであり、しっかり連携してほしい。いずれの市町村も経済状況は良いわけではないが、資料の保全・保管、市民への公開は非常に大切であり、埋文センターとの関係を含めて流動的であるようだが、より良い方向へ動くようお願いしたい。
他にご質問・ご意見はないですか。ないようなら、次に寂照院仁王立像について、なにかご質問・ご意見はありますか。
(委員)
これは、今年度第2回の審議会で市指定にするための事前説明と考えてよいのか。
(事務局)
スケジュールとして間に合えば、今年度指定したいが、長岡京市としてこれまで納入品の一部が所在不明のまま指定した事例がないため、議題に挙げた。このまま指定に向けて動いてよいか、といった趣旨です。
(会長)
現状で市指定に値するか否かと思うが。
(委員)
納入品の一部しか現存していないが、それでも制作年、造像した地域の人々との関係がわかるものについては確認している。また、こうした情報と本仏像とに様式上・技法上の齟齬はなく、現状で指定することに何ら問題ない。指定して保存し、公開すべきものである。ただ、所在不明の納入品が像内にあれば良いが、散逸していて指定後将来的に民間からでてきた場合、売買されること等も考えられる。納入物が指定時に紛失していても、重要文化財に指定された例もあるので問題はないが、これを委員のみなさんにご確認してもらった上で、指定に向けて動きたいということ。
(委員)
像内の確認は簡単にはできないのか。
(委員)
小さなもの、特に坐像であれば可能だが、本仏像は現状では不可能。X線を透過しても判別は困難、解体しないと不可能。
(委員)
納入品だった古文書の裏打ちの状態が良くないとの報告もあったが、それは山城郷土資料館に寄託している分か。
(委員)
寂照院で保管している分です。裏打ち紙が固く、現在は裏打ち紙に使用しないようなものを料紙に、よれた状態のまま貼りつけられている。当時は昭和30・40年代、かつ未指定であったためであろう。
(委員)
私が子供のころの寂照院は荒れ寺であった。尼僧の住職がいたが、檀家もなく経済的には逼迫した状態であったと思う。そのため、昭和40年の調査も緊急に対応したものだったのではないか。
現在残存しているもの、また現状で十分市指定に値するのではないか。
(会長)
両委員より、指定する方向で検討するのが適切ではないかとの意見があったが、これについてご了承いただき、進めていくということでよろしいか。
【異議なし】
(会長)
それでは、先程の平成27年度の文化財保護事業報告と平成28年度の文化財保護事業計画についてもご了承いただけますか。
(委員)
もう1・2点確認したいが、他市の場合文化財に関する小・中学校への出前授業、職場体験も報告している事例がある。若年層への普及・教育活動は重要である。長岡京市でも実施していると思うが、次回以降紹介してほしい。そうなれば色々提案もできると思う。
もう一つは、「恵解山古墳」・「乙訓古墳群」と展開してきた、文化財保護に関わる長岡京市の今後の戦略についてうかがいたい。少子高齢化していく社会情勢のなかで、文化財がまちの活性化やまちづくり、郷土への愛着にとても重要な要素になっている。
(会長)
今後の文化財保護行政の展開については、当審議会の範疇を出てしまうかも知れないが、委員の発言はその通りであって、文化財は文化財としてのみ存在するものではなく、市民との関係でもってはじめて文化財として存在し得る。次回以降、報告内容に含めてもらいたい。
他にご質問・ご意見がないようでしたら、事業報告と計画について、ご了承いただけますか。
【異議なし】

閉会

  • 今後の審議会開催予定の確認

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長岡京市教育部文化財保存活用課(図書館内)文化財保存活用担当

電話: 075-954-3557

ファクス: 075-954-8500

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