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平成30年度 第1回長岡京市文化財保護審議会会議録

[2019年2月15日]

ID:8015

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日時と場所

日時

平成30年7月4日(水曜日)

場所

図書館3階生涯学習課講座室

出席者

委員

井上委員、國定委員、仁木委員、都出委員、中尾委員、藤田委員、湯川委員、佐藤委員、熊谷委員

事務局

山本教育長、荻久保課長、鯉田主幹、橋本主査、山下主査、樋口主査、白川埋蔵文化財センター事務局長

案件

  • 平成29年度文化財保護事業の報告および平成30年度文化財保護事業の計画について
  • その他

開会

  • 教育長あいさつ

  • 委嘱状の交付

  • 委員各員の紹介

  • 欠席者の紹介

  • 事務局職員の紹介

  • 会長の選出

    会長井上委員、会長職務代理國定委員

  • 会長あいさつ

  • 会長職務代理あいさつ

  • 会議成立状況の確認

    委員10名のうち9名出席

  • 傍聴者の確認

    傍聴者なし

議事

(会長)

それでは、議事に入ります。

案件1は、平成29年度文化財保護事業の報告および平成30年度文化財保護事業の計画について。事務局から説明をお願いします。

【案件1 平成29年度文化財保護事業の報告および平成30年度文化財保護事業の計画について説明】

(会長)

以上、案件1でした。案件2ですが、平成30年度の事業計画に関わる内容ですので、引き続き案件2に入りたいと思います。案件2について、事務局より説明をお願いします。

【案件2について説明】

  • 文化財保護法の一部改正
  • 国登録有形文化財「中野家住宅」活用事業
  • NHK大河ドラマ「麒麟がくる」

(会長)

何かご意見、質問はありますか。

(委員)

長岡第十小学校と長岡第八小学校で、児童達が発掘調査体験をしたとある。給食センター等建設に伴う発掘調査だと思うが、一般市民に向けて説明会はしたのか。

(事務局)

長岡第十小学校では現地説明会を実施したが、長岡第八小学校の調査ではしなかった。

(会長)

理由は。

(事務局)

長岡第八小学校の調査では、長岡京の最南端の東西道路側溝遺構は確認できたが、特に成果がなかった。新聞発表を説明会の代わりとした。

(会長)

一般向けの現地説明会ができればよいが、成果がなければ仕方がない。

他に何かありますか。

(委員)

恵解山古墳保存・活用検討懇話会での検討内容について、報告をいただきたい。活用面での問題があれば知りたい。

(事務局)

恵解山古墳保存・活用検討懇話会では、埴輪の破損について話題が出た。対策として、防犯カメラを設置しては、という意見が出たが、なかなか予算がつかない。はずれた葺石については、安全性を確保するため、実験的にセメントのようなもので固めるという対策をとった。

(委員)

埴輪の破損とは、どの程度の被害か。

(事務局)

埴輪の破損は、軽微なものが3件あった。

(委員)

意図的に壊されているのか。

(事務局)

想像だが、葺石を投げて遊び、破損したのではないかと思う。

(委員)

資料に長岡第八小学校児童の竹林整備の写真が載っているが、児童に対する文化財愛護教育はどの程度行っているのか。恵解山古墳周辺の小学校では理解が進んでいるように思うが、他の小学校ではどうか。何かしているのか。

(事務局)

現在は周辺の学校に対してのみ。埴輪の破損をうけ、恵解山古墳保存・活用検討懇話会での検討の結果、長岡第八小学校と長岡第三中学校に埴輪が大事で貴重であることを伝えるチラシ、立命館中学校・高等学校にポスターを配布した。その他の学校にはしていない。あと、勝竜寺自治会、久貝自治会にチラシを回覧した。

(委員)

恵解山古墳の整備に関わったのだが、整備時に「恵解山古墳を愛する人」という会が作られた。整備後は、市民が活用について中心的な役割を果たすものと思っていたが、整備完了とともに会が解散したのは大変残念である。市民を中心とした、愛護心を育てるような団体が重要。最初は行政の支援が必要である。「恵解山古墳を愛する人」を愛護団体として自立させ、保存活用の役割を果たすよう持って行ってほしかった。行政としてすべきことができていないのではないか。

(事務局)

「恵解山古墳を愛する人」は、整備後、継続することができなかった。活用については、行政だけでなく、市民や市民団体とともに一緒にしていきたい。

(委員)

恵解山古墳は「まちの中」にあるという大きな利点がある。市民に親しまれるような保存活用が、今後の課題だ。行政の課題としてとらえてほしい。

(会長)

民間の力を育てる、借りるということが必要。監視カメラをつけても全部は防げない。埴輪の破損を防ぐため、古墳を守るという意識を市民の中から育ててほしい。民間の力を活用してほしい。

(委員)

埋蔵文化財の展示について。いくつかの小学校で埋蔵文化財の展示をしているようだが、全ての小学校でしていない理由があれば教えていただきたい。子供達の文化財に対する愛護心を育てるには、教育が重要なポイントになる。伝えることが保護につながる。図書館1階での展示は、いいと思う。

もう一点、井ノ内車塚古墳の公有化についてだが、どういう場所なのか。今後の整備について教えてほしい。

(事務局)

埋蔵文化財の展示は、全ての小学校では行っていない。昨年は長岡第十小学校でも土器を展示していたのだが、倉庫にしまいこんでいたため引き揚げた。一方、ずっと資料室や展示室で飾っている小学校もある。現状を各学校に問い合わせしている。多くの子供達に展示をみてほしいし、そういう機会を設けたいと思っている。

(委員)

全ての小学校に、長岡京市の歴史を伝える展示場所を設けてほしい。

(委員)

教育委員会がリーダーシップをとって、各小学校へ積極的に働きかけてほしい。

次、二点目について。

(事務局)

井ノ内車塚古墳の場所は、文化センター通りを北進し、広海道の交差点を左に入った竹林の中にある。京都市との境あたり。昨年度、長岡京市が購入した。北側に京都市の芝古墳がある。今後は、乙訓古墳群として整備を進めていきたい。

(会長)

不便な場所にある。今後、整備できればと思う。よろしくお願いしたい。

(委員)

京都府南部地域ミュージアム連絡協議会とは、どのようなものか。

(事務局)

京都府立山城郷土資料館や宇治市歴史資料館など、府内の資料館や博物館など9館で構成し、年2回、研修や情報交換を行っている。ふるさと資料館の勉強のため、参加している。

(会長)

今後、法改正もあるし、ふるさと資料館は必要。前に進めてほしい。

(事務局)

地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、文化財保護の事務が市長部局でもできるようになる。観光行政の推進の一つ。市で歴史文化基本構想の法定計画を作成することができる。しかし、将来に向けてどうしたいか、慎重に考えなければいけない。文化財は、市民の大切な宝。文化財を保存し、次世代に繋げるため、丁寧な理解、整備が必要だと思っている。

(会長)

文化財の保存と活用については文化財保護法にうたわれているが、現在は、活用に大きく比重を置いている。今回の文化財保護法の改正をみても、保存から活用にシフトしている。文化財保護審議会としては、文化財を保存しながらどのように活用していくのかを考えなければならない。

(委員)

国・地方自治体は文化財を保護する責務がある。現在、文化財を観光資源として民間に活用させようとする「民活」が図られつつある。

他市のことであるが、民活導入を視野に入れた史跡整備が検討されている。民活導入を図るためにその所管を教育委員会から市長部局に移管する所もあり、本来の文化財保護と逆の方向に進んでいるようで危惧している。

(会長)

私も同意見。だからこそ文化財保護審議会で慎重に対応していかなければならないと考えている。国登録有形文化財の中野家住宅のような利活用が進んでいくと思う。利用のため改修するが、その影響を考えなければならない。文化財保護審議会の意味が重要になってくると思う。

(委員)

史跡乙訓古墳群の保存整備と活用について。今後の計画は。

(事務局)

今年度、追加指定の予定はない。乙訓古墳群の史跡指定については一段落した。公有化について、追加指定を受けた長法寺南原古墳は、公簿上25000平方メートル程度だが、昔の測量なので改めて実測しなければならず、地権者10人以上と境界の確定も必要である。現状は手をつけられていない。

(会長)

公有化については、財政事情もあるだろうが、少ない財源の中からやりくりし進めていってほしい。

(委員)

寄贈を受けた「寂照院金剛力士像造立結縁交名」について。これは全国的にみても貴重なもの。今後、保存という部分については大丈夫になったのかなと思う。ただ、市民にこの価値が伝わっていないし、広報が十分でない。市で機会を設けて、重要性を広く知らせてほしい。現在、何かしているか。

(事務局)

今回、高橋伸和家文書の寄贈を受けた。「寂照院金剛力士像造立結縁交名」もその中の一つ。現在、京都府立山城郷土資料館に寄託しているため、活用が難しい。これだけのものなので、保管するにはそれ相応の設備が必要になる。

(会長)

寄託を受けた「寂照院文書・金剛力士立像像内納入品・版木・棟札」はどのくらい、どこにあるのか。

(事務局)

中性紙箱で5,6箱程度。像内納入品は大型の中性紙箱に一括して保管している。生涯学習課の保管庫に置いている。室温管理は十分ではないが、現地の状況よりはましだと思う。

(会長)

室温管理ができていないということか。最近は室温管理されたレンタル倉庫もある。利用を検討してもいいのではないか。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」推進協議会とは何か。

(事務局)

もとは大河ドラマ誘致推進協議会で、長岡京市、亀岡市、福知山市など府下11市町で構成している。

(会長)

この機会を利用して、うまく活用してほしい。

(事務局)

長岡京市ではガラシャ祭をしている。大河ドラマでガラシャの出番がどの程度あるのか。市としては藤孝で進めたほうがいいのかなと思っている。

(会長)

知恵をしぼって盛り上げていただきたい。

(委員)

ふるさと資料館について。全然進まない。現在、庁舎の建て替えが進んでいるが、庁舎の中に資料館をもってくるというのは。おもしろいと思うが。

(事務局)

現状、ふるさと資料館を新設するというのは難しい。新庁舎内に、資料を展示するスペースを確保したいと働きかけている。

(会長)

財源が少ない時代。課題はあるが、建て替えの機会を使わない手はない。いろいろ検討してほしい。

(委員)

ふるさと資料館検討委員会はどうなったのか。以前は委員として出席していたが、今はどうなっているのか。

(事務局)

ふるさと資料館検討委員会の提言を踏まえて、(仮称)長岡京市ふるさと資料館基本構想が策定された。委員会は平成25年度で一区切りついた。

(委員)

構想は立派であるが、現実性に乏しい。

(会長)

前に進んでいってほしい。ふるさとガイドの会など民間や市民の力を活用して、気運を盛り上げてほしい。

(委員)

中野家住宅の活用について。一般社団法人「暮らしランプ」の他に申し込みはあったのか。

(事務局)

応募は一件だけだった。

現在、旧石田家住宅は、神足ふれあい町家として指定管理者制度を活用し、行政が運営費を出して物販や観光の場として活用している。中野家住宅の場合は、市の普通財産のまま、賃借料をとる形で活用していく。今までとは手法を変えて、新たな活用を行っていく。

(委員)

維持管理は一般社団法人「暮らしランプ」がするのか。市が補助するのか。

(事務局)

文化財の保存をはじめ、日常の維持管理は事業者でやっていただく。

(委員)

民活の手法のひとつである。

(事務局)

就労継続支援B型の施設として、障がい者支援に取り組む法人が運営していく。

(委員)

民活が機能するといいが。儲けをとると、文化財保護の面が疎かになる。

(会長)

将来、事業者が撤退した場合を考えて、改修を進めなければならない。

(委員)

もし、PRのため派手な看板を立てるといったとき、規制ができるのか。

(事務局)

契約条件で、現状変更については市の許可が必要としている。

(委員)

中野家住宅の記事によると、日本財団が運営を補助するとあるが、これは。

(事務局)

一般社団法人「暮らしランプ」が内装改修、就労支援について日本財団の助成金をうける。文化財に関わる助成金ではない。

(委員)

市の補助はあるのか。

(事務局)

補助はない。中野家住宅の一角に、違法建築があり、その解体は市が行う。

(委員)

中野家住宅の図面だが、撤去図が現状で、改修図のようになると考えてよいか。立面図でトップライトの記載がないが。

(事務局)

トップライトは南立面図の軒のきわに位置する。図面では抜けているようだ。

(委員)

トップライトをつけるというのは大きな変更。つける理由は。

(事務局)

個人住宅から店舗への用途変更に伴い、消防法等に対応して変更がある。現状では採光面で問題があるため、トップライトをつける必要が生じた。

(委員)

一般社団法人「暮らしランプ」が提案している「茶寮なかの」のビジネスの骨格で、茶室を利用と記述があるが可能なのか。

(事務局)

これはプレゼンテーション時の資料で、結果としてはできない。茶室については、不特定多数の利用にあたり、高さや間口に問題があるので見学のみ。

(委員)

「茶寮なかの」のオープンはいつか。

(事務局)

現時点では11月頃予定。

(委員)

この活用案が、本当に文化財の保存活用につながるのか。文化財を利用して儲けるという方向にならないか。行政がある程度、運営に関与できる余地を残すことが必要である。

民間は、10~20年のスパンで活用を考えている。民間が作った施設を活用して収入を得る、その費用を10~20年で回収しようとするのが民活。行政施設に入って使用料を支払うのとは違う。民間は投資を回収できる事業じゃないとやらない。民活が本当に文化財の保護・保存になるのか。危ういところがある。

(会長)

他市の例だと、地価があがると民活の利用度が高まり、事業者の参入が増える。ただ、それが10年後、20年後ずっと続くのか。文化財を飲食店用に改修し、事業者が撤退した時には、行政の手元に戻ってくる。そういうことを考えておかないといけない。そういうことを議論していかなければならない。よろしくお願いしたい。

(委員)

中野家住宅は障がい者就労支援のために使われる。でも営業は夜間。辛くないのか。

(事務局)

一般社団法人「暮らしランプ」は、今回、夜間就労にチャレンジしたいということで手を挙げた。夜に働ける場所があってもいいという考え。

(委員)

登録されているもの以外に市内にある建造物の管理、今後の見通しや展望があれば教えてほしい。

(事務局)

京都府下で近代和風建築の調査が広く行われ、結果、長岡京市でも国登録有形文化財になった住宅がたくさんあった。その後、調査から10年ほどが経ち、現在、どういった状況かは把握できていない。国登録有形文化財になった住宅については、現状を把握している。

(会長)

歴史的建造物として基準を決めてしまえば、追跡調査はそう難しくない。また考えてもらえれば。

他に何かあるか。

質疑も尽きたようですので、案件1、案件2の各議事について、ご審議いただき、ご了承いただいたということでよろしいか。

【異議なし】

閉会

  • 今後の審議会開催予定の確認

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長岡京市教育部文化財保存活用課(図書館内)文化財保存活用担当

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