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平成30年度 第2回長岡京市文化財保護審議会会議録

[2019年2月15日]

ID:8489

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日時と場所

日時

平成30年12月27日(木曜日)

場所

図書館3階生涯学習課講座室

出席者

委員

井上会長、國定会長職務代理、仁木委員、都出委員、中尾委員、礪波委員、藤田委員、湯川委員、佐藤委員、熊谷委員

事務局

山本教育長、荻久保課長、鯉田主幹、橋本主査、山下主査、樋口主査、白川埋蔵文化財センター事務局長

案件

  • (仮称)長岡京市ふるさと資料館について

開会

  • 教育長あいさつ

  • 会議成立状況の確認

    委員10名のうち10名出席

  • 傍聴者の確認

    傍聴者なし

議事

(会長)

それでは、議事に入ります。

案件1「(仮称)長岡京市ふるさと資料館について」について。

はじめに教育長から簡単に説明がありましたように、かねてより課題となっていた(仮称)長岡京市ふるさと資料館が、市庁舎等再整備の基本設計作成にかかる協議の中で、開設できる可能性が出てきた、ということでした。

では、事務局から詳細について説明をお願いします。

【案件1 (仮称)長岡京市ふるさと資料館について説明】

(会長)

案件1について、ご意見やご質問はありますか。

(委員)

確保できる展示スペースが100平方メートルということだが、だいたいどのくらいの大きさか。例えば、大山崎町歴史資料館はどのくらいか。

(事務局)

大山崎町歴史資料館の展示室で200平方メートル程度。この部屋で90平方メートル程度。

(会長)

大きさは決定か。

(事務局)

現時点で、確保できた展示スペースが100平方メートル。

(会長)

100平方メートルでどの程度の展示できるのか。展示ケースや人が見て回る場所も必要なので、スペース的に厳しいことは承知の上である。

(委員)

2階西側の南部分ということだが、他の部分はどうなっているか。すぐ隣の北部分は。

(事務局)

歴史資料展示室は2階の一部。他の部分は、産業文化会館的機能が配置される予定。

(委員)

8階に歴史資料収蔵・研究室とあるが、市史編さん資料の研究室ということか。

(事務局)

図書館3階の整理室や保管庫の機能を新庁舎にそのまま移行する。収蔵室は埋蔵系ではなく歴史系のものを考えている。

(会長)

収蔵室はどのくらいのスペースか。

(事務局)

事務室と合わせて180平方メートル。現状と同程度のスペース。

(委員)

私は(仮称)長岡京市ふるさと資料館検討委員会の委員だった。基本構想では、資料館の場所・予算といった具体的な条件がなく、理想案にまとまらざるをえなかった。基本構想そのものは、できればこういうものがほしいという案として、今後、参考になるのではないか。一度に実現することは難しい。

新庁舎の展示スペースは、今後、資料館ができる過程として歓迎する。100平方メートルと限られた展示スペースではあるが、資料館への過程として歓迎すべき。資料を集めたり研究した成果を、市民のみなさんに見てもらえる場というのはなかなかない。市庁舎であればたくさんの人に見てもらえる。活用しない手はないだろう。

スペースが限られているので、先ほど例示があったような通史展示、民俗展示、企画展示、そのようなものが果たしてできるだろうかという問題はあるが、市には恵解山古墳、長岡京、勝龍寺城など目玉の資料はあるので、通史展示はできる。埋文は、毎年、成果や新しい発見があるので、企画展示ができるのではないか。

(会長)

事務局から説明のあった展示の4本柱は、もりだくさんだが、欲張らずステップアップとして上手に使うのがいい。市民のみなさんに知ってもらい、基本構想にあるような資料館を、市民のバックアップを得て進めることができたら。100平方メートルでも非常に意味がある。

(委員)

入場料はどうするのか。こういうもの最初は人が来るが、時間が経つと人気がなくなる。展示を固定するのではなく、教育の現場や市民の方に継続して見に来てもらえるような、ソフト面での工夫を考えてほしい。基本構想にあったようなネットワークづくりを考えてほしい。

(事務局)

入場料は考えていない。自由に見てほしい。基本構想にあるネットワークの中核施設、中心になる施設にしていけたらと思う。産業文化会館的機能のなかで行われる講演会やイベントを活用するなど、相乗効果を使って盛り上げていく仕掛けを考えていきたい。

(会長)

展示スペースは2階。施設の管理はどうなっているか。

(事務局)

基本的には常時人はおらず、管理は建物のセキュリティのみになる。

(会長)

その管理体制では、他から資料を借りて展示というのは難しいのではないか。

無人ということは、展示について説明を聞きたい場合は、8階の生涯学習課へ行くということか。それは改善できないか。2階にしろ8階にしろ、ネットワークでつなぐセンター的な役割を果たすようなものはできないか。無理を言うようではあるが、不安がある。

(事務局)

セキュリティの不安はご指摘のとおり。市内の案内ガイダンスを兼ねているので、今後、内容を詰めていきたい。

(会長)

無人の展示スペースというのは、違和感がある。

(教育長)

100平方メートルというスペースはほぼ確定であろう。勝竜寺城公園にある管理棟の展示室を、セキュリティを高め温湿度管理ができるものにできれば。バンビオに特別展示室があるが、日が当たるという問題を改善し確保できれば。老朽化している埋文センターを改修できれば、と考えている。新庁舎の展示スペース、勝竜寺城公園の展示室、バンビオの特別展示室、埋文を考えれば物理的スペースは足りるのではないか。ただ、職員の配置をどうするのか、いかに活用するのかが問題。

入場料金の問題がでたが、計画を立てると効率性や経済性を聞かれる。文化財は財政面・運営面だけではない。保存することに一定の意味がある。歴史や文化を市民のみなさんに感じてほしい。

(委員)

長岡京市に来て観光する人は多いが、どこに文化財があり、何があるのか、どうやって行けばいいのか、どんなまちなのかがわかる施設がない。他市だと駅前に歴史や産業、観光がわかる総合的な施設がある。そこにいけば市のことがわかる、そういう場所が長岡京市にはない。駅前にそういうものがあったらと思う。

今は貸し施設として使っているが、バンビオの展示室をそういう風に使えないか。庁舎は新しい成果を見られる展示、駅前はまちの歴史の展示など、場所によって使い分けすることで、資料館の機能を分担できるのでは。

(会長)

バンビオはJR直結、駅前で非常によい場所。基本構想に沿える。今は無理でも、将来的に現実的視点に立ち、検討してほしい。

(委員)

市庁舎が通史展示でよいか。むしろバンビオで通史展示、市庁舎では何かに特化した企画展示をするなど、サイトミュージアムみたいな考え方もあるのでは。場所によって展示の種類をかえることで、まちなか博物館のネットワーク機能を果たすのかなと思う。

入場料は安くても取るという考えもある。収益という意味ではなく、価値が出る。お金を払えば意識が変わる。無料がいいとは一概に言えない。貴重性がでて、それだけ価値があるものという意識につながる。

(会長)

展示場所によって、活用方法を考え、特化させる。教育委員会は知恵を絞らなければならない。展示もまめに替えないとメディアに取り上げられない。

入場料は財務に関わるので、手続きもあるだろうから、そういう意見も出たということで。

(委員)

観光とは違うかもしれないが、観光案内所もリンクして、巻き込んで総合的にやっていってほしい。

(委員)

展示の役割分担はいい考え。ふるさと資料館検討委員会は市史編さんの資料をどうにかしよう、というのが始まりだったと思う。委員であったが箱物を作るのは難しいと感じていた。

展示スペースの横に産業文化会館的機能がくるということだが、隣が教育委員会であれば説明を聞けるのに。

(会長)

市の他部署とのこともあるので、意見として。

(委員)

1階の産文大会議室とはホールのことか。イベントと展示を連携してできるので、展示スペースを1階にできないかという思いはある。1階の多目的スペースの広さはどのくらいか。

(事務局)

ほぼ同じ100平方メートル程度。

(委員)

大会議室と連携でき、見てもらいやすいのでは。

(事務局)

1階の方がよいが、協議の結果、2階になった。最終案がどうまとまるのかはまだわからない。多目的スペースは、市民に向けた情報発信のオープンスペースの予定。2階の展示スペースへの誘導としても活用できるかなと思う。にぎわい施設はカフェやコンビニを想定している。2階の行政部門は、土日は閉庁になるので、休日も見てもらえる場所として産業文化会館的機能と同じ場所になっている。

2階の南部分100平方メートルを確保という方向。北側がどうなるかは、今後の検討次第で変わる可能性がある。

(会長)

展示施設ができると運営面や経済面で問題になるので、なるべく多くの人の目に触れる場所にあることに越したことはない。

(委員)

美術資料の展示の予定はあるか。

(事務局)

サイズの制約はあるが、美術工芸品も企画展示で取扱いできればと考えている。

(委員)

展示の具体案はまだないが、展示ケースの問題がある。壁面展示なども考えてもらえれば。2階と8階の行き来はどうするのか。

(事務局)

文化財資料を運搬できる業務用エレベーターを要望している。

(委員)

一般と業務用ではサイズ、重量に違いがある。展示替えのときに他の人が入ってこないように、止まる階数に制限をかける方法がある。搬入はどうなっているか。

(事務局)

地下の搬入口から直接できるよう要望している。

(委員)

展示替えの時は、地下、2階、8階だけ止まるよう、エレベーターを設定できるようにしておいたほうがいい。監視がなく無人であればケースにいれることを考えたほうがいい。天井高はどのくらいか。

(事務局)

2メートル70センチメートル程度。

(委員)

美術資料だと、掛け軸、仏像はそれなりの高さが必要。ケースの大きさや照明のことも考えなければならない。修理から帰ってきた資料の特別展示など、地元の方に知っていいただくのは有効である。常時は必要なくても、展示できるように整備しておくのが重要ではないか。

(会長)

運搬の動線など具体的な話をいただいた。

(委員)

基本構想で、指定文化財を展示できる施設を、という話があった。現在、市にはそのような施設はない。美術品、絵画は温湿度など厳重な管理がいる。今回の展示はそこまで考えているのか。埋文センターはそこまでの設備はない。今の想定では美術品は無理ではないか。何を展示するのか。展示内容はどう考えているか。

(事務局)

美術工芸品、古文書・歴史資料を含めて企画展示で取り扱いたい。温湿度の管理ができるよう要望している。その上で企画展では比較的貴重なものにも対応できるエアタイトケースなどを要望しているところ。

公開承認施設という制度があり、文化庁長官の承認を受けていれば、公開後の届出でも展示が可能だが、前もって東文研等に調査を依頼して一定クリアしておき、事前に申請し、許可を得られれば、指定文化財の展示が可能である。それを目指している。

(委員)

指定文化財も展示できる施設をつくるということか。博物館、美術館であればそういうものとして建てられる。今回、市庁舎の一部であるが、ちゃんとした展示ができる施設、そういう話で進んでいるということか。

(委員)

部屋が空いているから展示しようと、それでは中途半端なものしかできない。天井、空調、照明をどうするのかという問題がある。新庁舎の展示スペースは100平方メートル。資料館機能は各場所に分散して展示せざるをえない。割り切りが必要。小学生が歴史を学ぶときは駅前の通史展示、庁舎は企画展示など、種類を特化し分散させるしか仕方がないのかなと思う。

(会長)

今回の展示室が到達点ではない。今回を活用して一歩前へ進めることができたら。100平方メートルを活用し、できる限りの温湿度管理、照明の整った施設整備をお願いしたい。

(委員)

分散となれば、管理や説明などが必要だと思うが、指定管理者を置くことは考えているか。人がいることで賑わいがでてくる部分もある。

(事務局)

新庁舎の展示スペースでは、指定管理者という具体的な検討はしていない。まちなか博物館として、各所を周遊して色々な機能を分散させてやっていくということも、地域計画の中で管理も含め総合的に検討していきたい。

(会長)

管理をどうするかは重要なこと。ボランティアを活用し、常時人が絶えない環境にできるよう考えていただければ。

(委員)

8階の収蔵庫で保管するということだが、最上階は構造的に危ないと感じる。最上階は一番揺れる。なぜ大事なものを最上階に置くのか、疑問がある。こういうものは下の階に置くのがセオリー。配置としてどうか。建物は大丈夫でも中のものが被害を受ける。

(委員)

地下も浸水の恐れがある。どの程度の資料を想定しているかによるが、本来、収蔵庫は厳重に管理すべき。収蔵庫は施錠しておくもの。出入りできて便利という面はあるが、収蔵庫と研究・作業室と行き来できる状態はよくない。

(委員)

事務局では、現在ある資料を移転する程度のことを考えているではないか。特別な資料を収蔵することを考えているのか。

(事務局)

こちらとして要望しているのは、博物館相当施設の収蔵庫レベルのもの。扉は2時間耐火扉、内装壁も木造のものを考えている。

(委員)

人員配置についてだが、本来資料館であれば学芸員が配置されているもの。資料館としてかなりの量の仕事をできる人を置くことによって、学芸員を中心にまちなかネットワークが実現できるのではないか。他市では、学芸員を中心として研究や管理などネットワークを築いていっている。単なる管理者ではなく研修や調査など全国的に活躍できる複数の学芸員が必要。学芸員業務に専念できる人をお願いしたい。

(教育長)

学芸員資格がある職員はいるが、学芸員として採用は文化財関係だけ。人材の確保は大きな問題だと感じている。

(会長)

人員配置は予算が伴うので大変だとは思うが、よろしくお願いしたい。

(委員)

学芸員の問題は重要。展示の企画、管理、収蔵も含めて専門に担当する職員を、できれば2人、少なくとも1人は必要。今いる職員が片手間にできることではない。資料館の基本構想を実現するために、担当の学芸員を要望、交渉していってほしい。

(会長)

財政の問題があるので簡単ではないが、非常に大事なこと。

(委員)

責任を持って全体を企画し管理する人が必要だと、この基本構想をもとに考えていってほしい。

(委員)

学芸員資格者でもレベルの差がある。職員で単に資格のある人ではなく、きちんとした人を配置してほしい。

(会長)

コアになる学芸員が必要だと思う。よろしくお願いしたい。

他にあれば。

(会長)

質疑も尽きたようですので、審議内容をまとめたいと思います。

案件1「(仮称)長岡京市ふるさと資料館について」について。

市にはたくさん歴史資料がある。かけがえのない歴史資料等が有する価値に改めて理解を求め、(仮称)長岡京市ふるさと資料館基本構想を具現化するため、今の意見をふまえて、適切に資料を保存・保管、調査・整備、展示等活用が可能になる、博物館相当施設の要件を満たした中核施設、(仮称)長岡京市ふるさと資料館を新庁舎に開設するよう要望し、さらにまち全体の歴史資源を保存・活用するネットワークづくりの推進を求めていきたいと思います。

それでは、こうした内容で、ただちに事務局と意見具申書(案)を作成し、早急に委員のみなさんに送付して確認いただく。その上で、年明け1月16日の教育委員会定例会に提出したいと思う。

みなさんご了承いただけますか。

【異議なし】

閉会

  • 今後の審議会開催予定の確認

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長岡京市教育部文化財保存活用課(図書館内)文化財保存活用担当

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ファクス: 075-954-8500

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