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令和元年度 第2回 図書館協議会会議録

  • ID:9663

日時

令和2年2月20日(木曜日)午後2時から4時

場所

長岡京市立図書館 3階大会議室

出席

委員

夘滝会長

大川副会長

高橋委員

西村委員

小山委員

藤山委員

荻委員

大倉委員

(副会長以下 委員名簿順)

事務局

坂内館長 

池野係長

五十棲総括主査

川瀬主事

欠席

田中委員

三宅委員

(委員名簿順)

傍聴者

案件

(1)令和元年度図書館事業報告について

(2)その他

議事

1.開会

 

2.会長挨拶

・委員への謝辞

・第1回の図書館協議会から時間が経ち、図書館界にも変化があった。諮問機関として、図書館の活動報告や予定について市民の目線で活発に議論していただきたい。

 

3.議題

事務局 資料の確認。これより夘滝会長に進行をお願いする。

(1)令和元年度図書館事業報告について

事務局 「貸出状況一覧表(令和元年度・平成30年度)」「令和元年度・平成30年度の予約冊数」『「総合交流センター」返却本回収冊数(令和元年度・平成30年度)』「ホームページアクセス件数」をもとに説明。令和元年度の数値は、令和元年12月までのものとなっている。

・貸出冊数の1日平均は、前年度より7.2冊、貸出者数の平均は9人ほど増加している。

・予約冊数は、前年度より625冊、1.5%減少している。

・総合交流センターでの返却冊数は減少しているが、全体の貸出冊数は増加しているため、本館での返却が増えていると考えられる。

・図書館ホームページ検索画面へのアクセス数の平均は、前年度より854カウント増加している。

 

会長 予約数は減少したが、貸出数が増加したということは、実際に本を見て借りる人が増えているということだと思う。また、全国的に貸出数が減少している中で、当館は増加しているのは喜ばしいことである。

ブックポストによる返却本の回収は、どうなっているか。

 

事務局 現在は、図書館北側のポストと、JR長岡京駅前のバンビオ1階に、返却本をお預けいただけるサービスがある。

 

会長 市民の利便性のため、色々な状況を考えながら、市民のニーズにこたえていただきたい。

 

事務局 恒例行事、今年度からの新規行事の報告。

・「身近な科学あそび」は、太陽系や月の満ち欠けの仕組みがテーマで、立体月齢早見盤を作成した。45名参加。

・「読書講演会」は、「好きこそものの上手なれ」と題し、山梨県の薮内正幸美術館館長の藪内竜太氏を講師に招いて開催。12月13日から15日まで薮内正幸氏の原画展を開催し、来場者は223名だった。

・8月に一般室に設置したティーンズコーナーは、令和2年1月末までに462冊の利用があった。

・市と、市内にある立命館高校との協働事業である「長岡京市役所リーフレット作成プロジェクト」に図書館が参加し、中学・高校生に向けた図書館利用案内の作成を依頼した。完成作品は、市内の中学校、高校に配布予定。

・長岡第四小学校の各学年1名の読書感想文とその本を展示。

・図書館での役目を終えた本、寄贈をいただいたが図書館には入らなかった本を市民に譲渡するコーナーを設置。令和2年1月末までに、約1,000冊譲渡した。

・返却期限前日に、返却日を知らせる返却お知らせメールの送信を開始。

 

委員 読書ボランティア関係の行事の参加者数が減っているのはなぜか。

 

事務局 読書ボランティア登録者実技講座の参加者数が減っているのは、受講対象を活動開始から3年未満の方に限定したためである。

 

委員 昨年度、ビブリオバトルなど、図書館と学校のつながりを深めていこうという話をしたが、その後の活動はどうか。

 

事務局 引き続き活動を続けている。今年度は、まだ作品が届いていない。

 

委員 読み聞かせボランティアの対象年齢は、子どもか。

 

事務局 現在の対象年齢は乳幼児だが、今後、大人向けの行事を検討していく予定である。

 

会長 立命館高校のリーフレット作成プロジェクトは、市役所の事業か。

 

事務局 市と立命館高校の協働事業で、平成28年度から開始された。立命館高校の情報科授業の一環である。

 

会長 あらゆる場面での協働が必要とされている時代に、とても良い取組だと感じる。図書館年報や図書館ホームページへの掲載など、積極的な周知を進めてもらいたい。

また、地域の読書環境が課題になっている昨今において、自治体の読書環境づくりという視点も必要だと思う。

 

副会長 自身は主に子どもを接点として図書館に関係しているが、周りでは、高齢者を対象とした読書活動をしている者も増えている。今後は、より幅広い世代への活動が必要とされる時代になっていくと感じる。

(2)その他

事務局 今後の図書館事業に関して、報告と提案。

・図書館での本の修理ボランティアの取組について

・資料の延滞者への貸出制限、延滞のお知らせメール送付の開始について

 

委員 延滞はどれくらいあるか。

 

事務局 正確な冊数は不明だが、開館以降データが残っているものとして、未返却の本は約3,000冊ある。

 

委員 延滞者には貸出しない方法をとる必要があると思う。

 

委員 延滞資料がある段階で、新規貸出は禁止したほうが良い。

 

事務局 ブックポスト等への返却のタイムラグを考慮し、延滞して4日経過後くらいから貸出制限の対象としたい。

 

会長 協議会としては、延滞者への貸出制限やお知らせメール送付について賛成である。

 

委員 延滞の理由は何か。

 

事務局 体調不良などやむを得ない事情のときもあるが、返却に来館することが億劫なのかもしれない。

 

委員 学校図書館でも、小学生も高学年になると、延滞が増え、督促も大変である。

 

会長 貸出本のタイトルは個人のプライバシーにも関わっているため、ハガキ等でのはっきりした督促は困難である。

 

委員 督促メールを送っても、返す人は返す、返さない人は返さない、となりそうだ。

 

事務局 先日の蔵書点検で、初めて不明となった本は75冊で、昨年度に比べると、若干減少している。5年間不明だった本は一括で除籍するが、それまでに返却されるケースもある。

 

・紛失・汚破損本を現金で弁償した場合の現金を市の歳入とするため、図書館規則に明記することについて報告。

 

委員 現物弁償は新品を返すのか。

 

事務局 現在、そこは問うていない。

 

会長 みんなで本を大事にする、という姿勢が大切である。

 

委員 入館ゲートシステムの利用などは考えていないのか。

 

事務局 費用対効果を考えると、新しい本の購入を優先したい。

 

会長 ゲートを設置しても不明本が出たり、忙しい時に反応すると、人手がとられて混乱したりと、デメリットもあるようである。

 

事務局 図書館にかかる5つの計画について説明。

・「子どもの読書活動推進計画」市立図書館における読書活動の推進の説明。

・「おはなしとブックトークの会」は、対象年齢と実際の参加年齢の乖離があるため、内容を見直し、来年度から、長期休み前の「(仮)ブックトークの会」と、耳で聞く力を養う「おはなしのへや」に分離する予定。

・読み聞かせの方法や絵本の選び方などの理解を深めるため、ボランティア養成講座参加者の門戸を保護者まで広げたい。学校のボランティア、市の関係機関との連携を強め、読書環境を充実させていく。

・「図書館サービス推進計画について」の説明。収集資料の拡大、学校図書室との連携、アウトリーチサービスについては、今後も充実を図るが、開館時間の延長、ブックポストの増設は、市民の教養と文化の発展に寄与する図書館の設置目的の実現にふさわしいのか、慎重に検討して見直す必要がある。

・館の利用の有無を問わず、幅広い年齢層への読書啓発のアプローチを、今後、計画の中心に据えて考える。

 

会長 市の公的な計画に、図書館についての内容を盛り込むことは大切だと思う。

貸出冊数は、単に本の貸出した数というだけではなく、その裏にある、本と人が結びつくとはどういう意味があるかを考えるべきだと考える。

 

事務局 令和2年度の年間予定表の説明。

・10月10日(土)に市内在住の歴史学者を招いて、読書講演会を実施予定。

・開館日は、284日の予定である。

 

会長 私たちの任期は、今回をもって終わりとなる。2年間、ありがとうございました。

 

・委員による感想

 

4.閉会

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