ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

令和2年度第4回地域健康福祉推進委員会障がい福祉部会 会議録

  • ID:10997

日時

令和3年2月12日(金曜日) 午後1時30分から午後2時30分

場所

長岡京役所 北棟 4階大会議室A

出席委員

武田部会長、石田委員、上田委員、大西委員、木邑委員、島田委員、敦賀委員、中谷委員、西野委員、西村委員、能塚委員、日野委員、松本委員、三好委員、小松オブザーバー、大内オブザーバー

欠席委員

森井委員

事務局

田中福祉事務所長、厚地障がい福祉課長、望月障がい福祉課主幹兼社会参加支援係長、山田障がい福祉課長補佐兼障がい支援係長、山﨑障がい福祉課障がい支援係保健師長、吉田障がい福祉課社会参加支援係主査、藤原障がい福祉課社会参加支援係主事、水野障がい福祉課社会参加支援係主事、中村社会福祉課地域福祉労政係主事

傍聴者

2名

配布資料

・【資料1】「第6次長岡京市障がい者(児)福祉基本計画・長岡京市障がい福祉計画(第6期計画)・長岡京市障がい児福祉計画(第2期計画)」に対する意見公募の実施結果について

・ 【資料2】第6次長岡京市障がい者(児)福祉基本計画長岡京市障がい福祉計画(第6期計画)長岡京市障がい児福祉計画(第2期計画)【最終案】

・最終案に関する意見書


議事の流れ

  1.   開会

・田中福祉事務所長あいさつ

本日、令和2年度第4回障がい福祉部会を開催したところ、委員の皆様には大変お忙しい中ご出席をいただき感謝する。本市内における新型コロナウイルス感染者数は、現時点で200件発生している。ますます予断を許さない状況ではあるが、部会にご出席いただいている皆様におかれては、そのような厳しい環境の下、本日の障がい福祉行政の推進にご尽力いただいていることについて改めて感謝申し上げる。また只今市役所庁舎前工事では、新庁舎の地下工事を進めているところである。本日の会議の中で音声が響きにくいことなど、不便をかけることがあると思うがご容赦いただきたい。次期計画の策定に向け、昨年度の実施調査も含めると約2年に渡り皆様には大変お世話になっており、その集大成として本日、パブリックコメントの実施結果などを踏まえた計画の最終案を審議いただく予定。皆様のお力を借りることで、ようやく計画として完成できる一歩手前まで来ることができた。本日は感染症予防の観点から時間短縮の予定。限られた時間ではあるが活発なご意見をいただきたい。


・事務局

本日は新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が発令中により、当初の時間よりも短縮して午後2時30分終了予定。時間短縮において委員の皆様には、事前の意見提出等にご協力いただき感謝する。 


・部会長

限られた時間ではあるが、事前にご意見もいただいており、忌憚のない意見交換をしていければと思う。

 

2.議題

(1)意見公募手続き(パブリックコメント)の実施結果について

(2)長岡京市「障がい福祉計画」「障がい(児)福祉基本計画」最終案について

・事務局

資料1・2に及び最終案について説明。


・委員

国の資料の中に、会社や市役所などで障がいのある人を一定人数雇わなければいけないということが書いてあったような気がする。実際のところ、障がい福祉課では障がいのある人を雇っているのか。身体障がいでも精神障がいでも、どんな障がいのある方でも雇っているのか。またどのような基準で選んでいるのか。


・部会長

長岡京市の状況でよろしいか。市として計画を出していく立場として、市の障がい者雇用がどのような状況になっているのか確認したいということだと思う。


・事務局

職員の採用について長岡京市は教育委員会等も含めた市役所として職員採用をしており、法定雇用率は達成できている。障がいの種別については、今は身体障がい者の採用を行っている。障害者雇用促進法の関係からも、今後の対応等については職員課と何回か協議をしている。先ほどの法定雇用率については、国の基準では自治体は2.5%以上となっており、長岡京市は現在2.82%となっている。


・部会長

すごく大事な視点であると思う。女性の割合の目安が40%をまずは目指すとなっており、本来ならば50%もしくはそれ以上がよいかと思う。委員名簿を確認すると女性の割合40%は達成していた。ただ委員がいつもおっしゃる当事者の委員会における割合は必ずしもその限りではない。ここに何を反映するか、それを出している人たちがどうしているのかという視点はとても大事ではないかと思っていた。


・委員

障がい者就労に関して、自立支援協議会による庁内実習で2市1町の役所、役場、保健所で障がい者の実習の受け入れを3~4年前から行っている。計画に位置付けすることは難しいが、どこかに文章として入れていただければと思う。


・部会長

2市1町の乙訓圏域の協議会の立場からということで、ご意見があった。なかなか難しい面もあり圏域としての取り組みということを、長岡京市としてどのように組み上げていくのかという課題というのはあるのか。


・事務局

長岡京市も自立支援協議会の一員であるので、P51「乙訓圏域障がい者自立支援協議会設置運営事業」で進捗状況を皆さんと共有することはできると思う。


・部会長

計画にあらかじめ全てを掲載するのではなく、進捗管理もこの部会でやっていくことになる。その中で、まずはそこに少しずつ挙げていき長岡京市として計画的にやっていけるということが出てくれば、次の計画に反映していくことも考えていく。先ほども言ったように圏域で取り組んでいることと、市として取り組んでいることがあるので、そこを突破口にしながら進捗管理の中では圏域としての取り組みで、長岡京市はしっかりと責任を果たしていることについては、その結果もこの部会の中で見ていくということで了解がとれるかと思う。


・委員

P28「テーマ6文化芸術・スポーツ」の「障がい福祉の動向」について、スポーツ基本法やスポーツ基本計画等、国の方針を見直してみた。そうすると障がい者の週1回以上のスポーツの実施率は19.2%で、健常の障がいのない人よりは低く、40%程度を目指すこと、具体的に指導者の育成などが数量とともに目標として掲げられているということを知った。長岡京市の福祉計画は、「動向」としてスポーツ基本法などに言及はしているが、それをふまえて、国が具体的に掲げている動向や課題を長岡京市としてどう捉えるかも目標値を定めるうえで必要と思う。今回の計画は、市民アンケート・団体ヒアリングに基づいて策定されるが、それらに留まらず、国が示している動向・方針の大きな視野にも立って今後の課題を捉えていただければと思う。


・部会長

もし可能であれば日野委員が口頭で説明していただいたようなことを、注釈で追加することもできるのでは入れておいてもいいのかと思う。動向も、より具体的な方が理解が進むということもある。市民になると調べてまでとはなることは少ないのではないか。調べたいなら調べてくださいというのは不親切な感じもするので、研究できるならお願いしたい。


・委員

P117の支援ファイルについて、内容的によくわからず、名前も変えるというお答えなのでちょっと違うかなと思う。リンクブックとは何なのかわからない。これが発行されているのかどうか、発行冊数が記載されているので、公表されているのかどうか気になった。


・部会長

支援ファイルに関しては、進捗の会議の時にも話題に挙がったような気がする。その時と全く同じでどのように活用されているのか、どのくらい浸透しているのかといったことが意見として挙がっていたと思う。


・事務局

リンクブックについて、参考例や活用の紹介もできればと思ったが、印刷の全体のページ数の関係でなかなか難しく、今のところは文言の説明のところで反映できればと思う。まだまだ知られていないということなので、もう少し考えていきたいと思う。リンクブックについては、新しい計画ではP44の「28発達障がい児者の支援体制整備事業」の中で、リンクブックの活用の促進をするという事業内容にしている。


・委員

今から周知の努力をされるということなのか。


・事務局

リンクブック自体は平成28年度から健康医療推進室を中心に配布している。検診など、何らかの機会に配布するやり方で行っている。それ以外の人にも配布はできるので、ホームページ等では周知をしている。この5年間で700冊くらいは配布している。


・部会長

配布方法や範囲や活用の実績等も含めて進捗状況を管理する時に、いわゆる促進の中に含まれるということである。そのような内容も含めて、ただ何冊だからいいとか、もっと広く配布した方がいいということだけではなく、質の問題も含めて進捗管理をしていければと思う。


・委員

持っていることで役に立つこともあるので、配布が始まった平成28年以前の人たちにも広く行き渡る工夫が必要では。もっと皆さんが知っていければと思う。それが活用されていけば、市民がちょっとした手助けをすることがあるかなと。それを見せればわかるというものなので大事であると思うのだが、ちょっと目立たないかなと思った。たくさん条例が載っているが、条例よりもこっちの方がと思った。


・部会長

そのあたりも含めて状況を見て、もしご希望があれば対応していく。運用・活用など全てに質と量だけではなくチェックしていければと思う。それを踏まえて、次の計画の中にもう少しクローズアップして有効な方策を検討していくことになるのかもしれない。


・事務局

リンクブックに関して実施から5年が経ち、評価検証が必要ではないかということで今年度リンクブックのヒアリング調査を行った。その中でも、書くことが難しい、どのように書いていいのかわからない、学校に見せても反応がないといったいろいろな課題が見つかった。今後どのようにリンクブックを活用していくかについて、いただいたご意見を基に検討している。今後もご意見を聞かせていただければと思う。


・部会長

今の時点ではヒアリングはできているということであれば、この計画が進捗していく中でヒアリングも踏まえた取り組みがどのように具体的にできているかも進捗のポイントになってくる。


・委員

コロナの関係で職を失っている人が多いと思う。主人の会社では3店舗あり、むしろ人を雇いたい方ということであった。コロナがない時期は一生懸命いろいろな求人の募集をしても誰も来なかったが、お金がなく生活が成り立たないので、とにかく雇ってほしいという人がたくさん来るようになった。障がいのある人たちも雇ってもらえないかと言うと、今は元から会社をやっていた人を取り込んで、それからその後に障がいの人を取り込むという順序であるといわれた。この時に職を失った人たちに向けて介護や福祉関係のセミナーを少しずつでも開いていき、だんだんと回復してきた時にその人たちが資格を持っていて障がい福祉分野などで働いてもらって、障がいのある人たちの助けをしてもらいたい。そうすると良い循環が生まれて障がい者の人たちも事業所だけではなく会社で働けるように、そういった道筋を市役所や自治体が行っていくべき時期なのではないか。多少お金はかかってしまうかもしれないが、お金もない、働くところもないという人たちがたくさんいるのでそういった体制づくりも必要かと思う。


・部会長

委員がおっしゃったことは大事なことで、実際に福祉の業界、障がい福祉が人材不足でとても悩んでいる状況である。そして会社などで働けなくなった人、職を求めている人が繋がることができたら、両方ともがウィンウィンの関係を作っていけるのではないか。そういうことは自然にはできないので、行政として少し意識をして何か取り組みができないかというご提案であった。実際に私の友人が高齢者の介護関係の施設を運営している。今までは求人をかけても来なかったのに今は向こうから声がかかってくるようになっているよう。人材確保はとても重要。この計画の中にも人材の確保ができないから事業を増やしていけない、利用の時間数が確保できないという課題がある。


・事務局

人材確保についての課題は認識しており、新規事業としてP51に「61人材確保支援事業」を挙げている。長岡京市単独で福祉就職フェアのようなものができないかということで高齢介護課都共催で事業を検討している。


・部会長

この部会は今日のテーマは計画であるが、障がい者福祉全般に関して基本条例も含めて扱っていく部会である。これからもそういった意見も是非言っていただければと思う。


・委員

本日の会議の委員からのご意見の内、【資料①】通番3の「発達に課題のある子どもの社会性を育むために」、「参加できる行事を増やし、…障がい理解を促進していく」という箇所についてのご意見に対しての修正案では、「発達に課題のある子どもの社会性を育むために」の一文を省かない方がいいというご意見であった。それを受けての修正案では、この一文を省き、「共生社会を実現する」という文面になっている。実は私はパブリックコメントでこれを省くようにという意見を出した。私も子どもの成長に対しては、いかなる学校の場面でも、「できないから参加させない」という発想はしないでほしかった。子どもの成長・発達のために、どうしたら参加できるかという視点で考えてほしいと強く願ってきた。発達に課題のある子どもに対して、社会性を身につけ、それ以外の内面的な成長のために障がいの有無に関わらず参加できる行事があってほしいというところは同じ思いである。ただ、その子のためだけではなく、その子を参加させること自体がみんなのためになるというところが、共生社会が目指すべきものになるのではないか。そう思ったので、パブリックコメントで意見を述べた。参加できる行事が多くあることについては、「発達に課題のある子どもの社会性を育むため」という意義は大きい。ただ、その視点の当て方が違うので、文章の修正について何か方法はないかと考えているところである。


・部会長

委員のご意見を受けて市として変更したもの、社会全体を皆で支える共生社会の実現のためにという文章のことだと思う。それに行事等に参加する中で社会性を身につけていくというのは障がいを持った子どもだけではなく、障がいのない子どもに当てはまることではないか。


・委員

その問題を、一緒に描写することに無理があるということである。


・部会長

どうすればいいか。一つの文章に入れてしまうと、どうしてもその為みたいな形に見えてしまう。別の文章をもう一文を付け足すかどうか。


・委員

字数の制限などはよくわからないが、大枠の中の一つの手段として学校や地域などでという、そうすると他のことも書かなくてはいけないことになるかもしれないが、今ご提案いただいている文章を最大限に活かすとするならば「実現します」で一旦切ってしまって、「一つの手段として」と枕詞に付けると地域共生社会を実現したいということも言えるのではないか。その一つとして学校や子どもたちが、障がいの有無に関わらずみんな育ち合っていくということが言えるのではないかと思う。


・委員

学校行事に一緒に参加するという事は、障がいがある子に対しては社会性を育むという目的があって、障がいのない子は障がい理解を深める取り組みをするという目的になる。この行事の目的は2つあってそれが実現されたら共生社会の実現ができるようになるという流れになると思う。文章をどのようにすればわかりやすくなるかわからないが、2つ目的があるので共生社会を実現すると言い切ってしまうと、共生社会の実現とはいつ実現するのかなという感じがする。行事をする目的が障がい理解を深めるためだったら省いても問題ない。


・部会長

障がいのある子どもだけが社会性が育つという付き合いが大事ということではないということ、そうである。しかし、その機会は障がいのある子にとってはとても大事なことであると思う。社会性を育むということは障がいのない子は障がいのある子と関わることで、障がい児がいること込みの社会性を育んでいってほしい。障がいのない子たちに行事等の参加も含めて社会性を育む機会が平等に確保されるべきだということは大事なことである。そういう意味では、障がいの有無に関わらず、お互いに社会性を育む機会とするという趣旨が入ってくるかと思う。


・部会長

最終案なので納得できないままだとよくないので意見が聞けてよかったと思う。


・委員

P43の通番26に「障がいのある人に対する医療制度・サービスの周知に取り組むとともに、医療的ケア児・重症心身障がい児者等の医療型短期入所の受入体制強化等に努めます」とある。自立支援協議会で医療的ケア委員会というのがあり、昨年度に医療的ケア委員会の委員3~4人で、短期入所を何とか病院で担っていただけないか、管内の病院を5つ全て回ってきた。一つの病院は、京都府の職員も同行していただいた。職員体制の確保など今は難しいということであった。ただ3病院に対しては前向きに検討したいということで、昨年の12月から3病院を対象に重症心身障がい児の事業所を見ていただいたり、短期入所の制度も説明させていただいた。また、病院で短期入所を利用されると、本来ならば病院なので病院 の職員が行っていたケアを、馴染みのヘルパーや訪問看護の看護師が病院でケア できる制度を京都府が開始した。例えば、済生会病院だと済生会病院の職員がケアをしないといけな いのだが、短期入所の利用なら、現在利用している訪問看護の方が済生会病院で ケアができるという制度が始まったということ。まだクリアするべきことはいろいろとあるが、実現に向けて進んできている。二市一町で協力して行っており、また会議の中で状況をお伝えしたいと思う。


・部会長

病院におけるショートステイは結構珍しい事例である。長岡京市は入所系の施設が少ないという面があり、弱みを強みとして新しい資源を開発していくという、とてもいい兆しであると思う。このあたりも進捗状況の確認のところでポイントとして念頭に置ければと思っている。そのあたりを足がかりにしながら、精神の領域で、病院の中にヘルパーを退院前に入れていく取り組みも京都市内の病院でやり始めているところがある。精神の場合は、地域で暮らし始めてから、初めてのヘルパーと合う・合わないが分かれてしまうところがある。ヘルパーとの関わりが原因で精神の状況が悪化してしまうケースも見られるので、病院の中で出会いに少し慣れていただけると安心して退院促進・地域移行に繋がる取り組みであると思う。病院と医療福祉の連携のきっかけにもなる。


3.その他

・事務局

今後のスケジュールについて説明。


・委員

乙訓の障がい者福祉部会を進める連絡会で、障がい福祉部会の委員構成の2市1町の比較表を作成していた。長岡京市は最初の障がい福祉計画の策定時は教育委員会の方も委員として入っていた。今は教育部門である長岡京市教育委員会と療育面で乙訓ポニーの学校の先生、どちらもオブザーバーとしてこの部会に参加されている。向日市と大山崎町はどちらも委員として教員が入っている。今後は、特別支援教育は向ヶ丘支援学校だけが参加するのではなく、インクルーシブ教育ということをより強く目指差していくために、教育委員会にも正式に入っていただければという意見を託されてきた。今後の構成委員について検討をお願いしたいと思う。


・事務局

障がい福祉部会の委員の任期は3年となり、来年度が最終年度となる。日野委員からご説明いただいたことについては昨年度も会としてご意見を伺ったかと思う。任期途中で委員の構成を変えることは難しいので、次回の改選までに部会員の皆様と話し合えればと考えている。


・部会長

改選時期になって意見を言って次の課題、次の課題となって考えていけないということはありがちなこと。今言っていただいてよかった。来年度1年間あるので、そこでまたこの部会でも皆さんのご意見を伺いながら検討していく。


4.閉会

・事務局

緊急事態宣言が発令している中、お集りいただき感謝する。来年度の部会の開催は7月と2月の計2回の予定。


お問い合わせ

長岡京市健康福祉部障がい福祉課社会参加支援係

電話: 075-955-9549

ファクス: 075-952-0001

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合わせフォーム