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教育委員会令和4年4月定例会会議録

  • ID:12647

教育委員会会議録


1.日時

令和4年4月20日(水)  午後3時から午後3時38分


2.場所

図書館 大会議室


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員 盛永俊弘


欠席    大下和徹


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、

生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化・スポ-ツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、

中央公民館長、図書館長、北開田児童館長、教育支援センター所長、

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

今年10月1日、本市は市政施行50周年を迎える。今年度は、「継承と発展」をテーマに数々の関連事業が予定され、教育委員会においても実施予定。

また、今年は長法寺小学校が設立150周年、長岡第六小学校と長岡第二中学校が設立50周年を迎える。それぞれの学校において、児童・保護者・地域の皆さん、そして教職員が歴史を紡いできた。長法寺小学校は、「学制」が公布される明治5年8月2日より少し前の7月に設立されており、設立当時の人々の学校教育に対する熱い思いやご苦労、ご努力を感じる。

新型コロナウィルス感染症について。児童生徒の新規感染者は、今年2月が396人、3月が96人、4月に入って昨日までで82人。3月と同程度か少し増加している状況でもあるので、引き続き感染防止に努めていきたい。一方、児童生徒の体験の機会を確保する視点から、可能な範囲でコロナ以前の教育活動に戻していきたい。

3月24日、市内小中学校で今年度の修了式。

3月30日、学校運営協議会の委員に対する辞令交付式。

3月31日には、土家副市長と大西総合政策部参事の退任式。また、教育部から他の部や学校に異動される職員の離任式が行われた。

4月1日には、小中学校14校に学校運営協議会を設置し、本市すべて小中学校がコミュニティ・スクールとしてスタート。社会に開かれた教育課程の実現とともに、学校教育活動が一層充実し、子どもたちの更なる成長に寄与してくれることを願っている。

また、市に新規採用された職員の入所式や、新たに教育部に配属された職員の着任式が行われた。

4月4日、若葉カップ実行委員会が開催。全国から集う小学生が安心して、全力で競技に臨めるよう、新型コロナ感染防止に努めながら、7月29日から8月1日までの4日間の実施を予定している。

4月6日、校長会議。今年度の重点の確認等を行った。

4月7日に小学校、4月8日に中学校の始業式が行われ新学期がスタート。

4月8日、小学校の入学式。委員の皆様にもご出席いただいた。新型コロナウィルス感染症の感染防止のため、児童数の関係で、6年生全員が参列することは大半の学校でかなわなかったが、各校の工夫のもと、新入生の出迎えや誘導、歓迎の言葉等で6年生が新入生を温かく迎えていた。4月11日の中学校の入学式においても同様の取組。今回も御来賓に参列いただくことはできなかったが、通常に戻せるレベルに、コロナ禍が収束してくれることを願うばかりである。

4月12日、スプリングプレビュー。今年度の教育部所管の課題を協議し、市長、副市長、統括官等と情報共有した。

4月13日、校長会議。市長、副市長、教育委員の皆様にもご臨席いただき、冒頭に市長から訓示をいただいた。

4月15日、府内市町(組合)教育委員会教育長会議。今年度の取組について、その重点等の確認。

4月16日、第77回(特別冬季)国民体育大会近畿ブロック実行委員会。今年の担当は京都府で、近畿予選は府内で実施される。本市が担当する、トランポリン競技は8月14日、バドミントン競技は8月20日、21日に行われる予定。

4月19日、教頭会議をオンラインで開催。なお、この日、全国学力・学習状況調査が実施された。


9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

4月8日、小学校入学式に出席した。新一年生はかわいく微笑ましく、幸せな気持ちになった。コロナ禍で新一年生を迎え、教員の皆さんは大変だと思うが、のびのびと健やかに育てるようお願いしたい。

昨日、茨城県で震度5弱の地震が発生。東北や関東、京都南部、大阪北部含め、最近頻繁に地震が起こっている。学校での安全教育や防災訓練を、今一度徹底してほしい。すでに行われているかもしれないが、特に新一年生には早い時期に実施できるとよいと思う。

春から食材、輸送費、ガソリン等、物価が高騰している。円安の影響もあり、あらゆるものが値上げされている。食材費も上昇する中、給食費への影響はないか。また、制服についても価格上昇があれば家庭には厳しいと思う。市教委として対応することは難しいかと思うが、情報は入っているか。

 

(事務局)

給食費について、光熱水費は急激な値上げが影響し、補正予算で対応しているが、現時点では給食費の改定までは至っていない。コロナの影響による値上げについては、文部科学省の交付金対応が可能との情報がある。

制服については、改定の情報は今のところ聞いていないが、経済的に困難な世帯に対しては就学援助制度による支援がある。また、学校の工夫の中で、不要となった制服のリサイクルを行っているということも聞いている。

 

(委員)

給食は、自治体によっては比較的安価な鶏肉に変更するといった話も聞く。大変だとは思うが、できるだけ金額を抑える努力をしてほしい。制服についても、業者にもできる限り値上げ抑制してもらえればと思う。

 

(委員)

平和教育について。3月にも話したが、まだ戦争は続いている。図書館で行われているウクライナ関連図書の特集の中に、絵本「てぶくろ」があった。ウクライナが誇る絵本であり、今こそ読み味わうべきものである。子どもたちは今回ウクライナについて知りたがっている。通常の平和教育もそうだが、子どもの「知りたい」に答えられる情報提供が必要である。侵攻から1か月経つが、分析されてわかることと、わからないことがある。戦争が情報統制されている、ということを、今、私たちは身をもって体験している。ネット上の情報拡散も懸念している。大人がどう説明するか考える必要がある。子どもたちは大人の説明を待っているのではないか。なぜ戦争が起きたかについて、拙速な説明をしてはいけない。わからないことは恥ずかしいことではない。正直にそう伝えてもいいのではないか。

歴史研究者として、ベトナム戦争の研究をしたときに当事者から話を聞いたことがある。戦争中に反戦運動した人だが、侵攻中の反戦運動がいかに難しいことかを語っていた。当時は中高生も、とりあえず目の前からアメリカ軍に出て行ってほしいと考え、アメリカ軍を撤退させるための運動をしていた。その活動がすなわち北ベトナムを支援することになり、共産主義に組み込まれていたのだということは後になって知ったという。戦争中の反戦運動というものは、決して中立ではないのだと感じた。

日本では幸いにして戦争の悲惨さに直接触れるわけではないのだが、日本においてこの情報量で議論することは難しい。先ほども話したが、わからないことは恥ずかしいことではない。しかし、戦争は絶対いけない、いかなる理由においても戦争を起こしてはいけない、いったん始まると努力しても戦争はなかなか止めることができないのだ、と学んでほしい。そして、当事者でないからこそ、普段通りに過ごすことが大事だと伝えてほしい。戦争について考える機会を作ることは難しいかもしれないが、平和について考えたり、平和を守る大切さを知ったりする機会を作ってもらえればと思う。

 

(委員)

戦争に関し、子どもたちの中で、「なぜ」がいっぱい飛び交っている。まるでコロナが終わったかのようにウクライナ情勢が報道され、不安に感じていると思う。小中学校でも避けて通れない問題なので、子どもたちと共に考える姿勢をもってもらいたい。

また、市内小・中学校の修学旅行・林間学習が、大型連休明けから順次実施されるとお伺いした。本年度は予定どおり無事に実施できることを心から願っている。

さて、私からは2つ質問がある。

1つは教員の「長時間労働の見直し」に関して。本市の小・中14校で、例えばパソコンを活用した校務の軽減など特徴的な好事例があれば紹介してほしい。また、そうしたグッドプラクティスは校長会などで共有化されているのかも教えてほしい。

なお、この質問の意図を少し補足すると、働き方改革がなかなか進まないと言われる中で、最近、他市の学校で会議等のオンライン化や資料のペーパーレス化などで、業務の精選・負担軽減を図っていると伺ったからである。また、文部科学省は昨年3月に『全国の学校における働き方改革事例集』を作成し、さらに、本年2月に改訂版も紹介している。事例集は玉石混交の面もあるが、私が現場教員なら参考にして進めたい内容がいくつもあるからだ。

 

(事務局)

ペーパーレス化は確実に進んでおり、中には会議資料を完全ペーパーレスとした学校もある。また、コロナ禍でもあり、会議を職員室に全員が集まってするのではなく、各教室等からオンライン参加で行っている事例もある。

 

(委員)

このテーマは校長が本気で決断しないと進まない側面がある。ぜひ、校長会等で情報交流しながら改善策を進め、学校の最優先課題である授業改革に専念できるように支援をお願いしたい。
2つ目はヤングケアラーの問題。この問題については、昨年4月の中・高生の実態調査に続いて、先日、厚生労働省から小学生を対象とする初めての実態調査の結果が公表された。全国の小学6年生の約1万人の有効回答により、「世話をしている家族がいる」児童が6.5%、つまり15人に1人が障害や病気のある家族などの見守り(40.4%)食事の準備などの家事(35.2%)などをしているとの実態が浮かび上がったのである。そこでお尋ねするが、こうしたデータは、本市でも確認されているのか。

 

(事務局)

アンケートは実施していないが、学校で気になる児童生徒は何人かいると聞いている。要保護児童対策地域協議会を調整機関として情報共有しながら、必要な支援をする仕組みの検討を考えている。

 

(委員)

先ずは正確な実態把握がスタートになるかと思う。市長部局と連携しながら、この問題に対して教育委員会や各学校でも何ができるのかという対応策も検討していただけたらと考える。


10.報告事項

・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について

(事務局)

京都府立学校の服務規程の改正に合わせ、本市の規程についても改正するもの。夏季休暇を取得できる時期を延ばすことで、計画的な休暇取得を可能とするものである。

 

・「アゼリアひろば」名称変更について

(事務局)

令和元年10月、文部科学省から「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」が発出され、不登校児童生徒への支援は「学校に登校する」という結果のみを目的とするのではなく、社会的自立に向けての支援を目指す必要があるとされた。

「適応指導教室」は学校復帰を目指す意味合いが強く、全国的に「適応指導」の文言をはずす方向になってきているため、本市でも「アゼリアひろば」に変更した。


11.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(4月21日から5月18日)資料に基づき説明。


12.その他

 

13.閉会

(教育長)

午後3時38分に閉会を宣言する。 

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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