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教育委員会令和4年6月定例会会議録

  • ID:12735

教育委員会会議録


1.日時

令和4年6月15日(水)  午後3時から午後3時51分


2.場所

図書館 大会議室


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員 大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課担当主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課担当主幹、文化・スポ-ツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 課長補佐


5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。


7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

(教育長)

新型コロナウィルス感染症について。本市児童生徒の新規感染者は、4月は164人、5月は166人となっていたが、6月に入り減少傾向が見られ、昨日までで23人。そうした中、プール授業も3年ぶりに実施できているし、修学旅行は明日出発する長岡第五小を残すのみ、林間学習も明後日出発の長岡第九小と秋に予定している長岡第四小を残すのみとなった。新型コロナの感染拡大が収まり、児童生徒の様々な体験の機会が復活し充実していくことを期待している。

熱中症防止とマスク着用について。

夏季を迎え、熱中症の発生が危惧されるようになった。マスクの着用によって熱中症のリスクが高まることから、5月の校長会議で、体育の授業や部活動などにおいてはマスクの着用は必要がないことを各校で指導していくこととした。6月の国や府の通知を受け、学校・保護者に通知するとともに、国や府の方針に基づき、熱中症の怖さを改めて伝えながら指導していたが、感染の不安などから子どもたちがマスクを外したがらない状況がある。報道等を見ると全国的に同じ状況であるようだ。

6月10日に改めて文部科学省から事務連絡が発出されたので、本市においても改めて本日通知し、保護者への協力依頼をHPに掲載したところである。

5月20日には京都府都市教育長協議会が、22日・23日には、公サ連まつりが、どちらも3年ぶりに開催。

5月27日、文化財保存活用推進会議が開催。文化財保存活用地域計画の案がとりまとめられた。後ほど担当課から報告がある。

5月30日、京都府市町村教育委員会連合会定期総会・研修会。総会において、全国市町村教育委員会連合会の教育行政功労者の伝達表彰が、山本前教育長他7人の方に対して行われた。

6月3日、社会教育委員会議。昨年度の事業報告や今年度の事業計画などについて協議。

6月7日、6月議会が開会。13日、14日には一般質問が行われた。

 

9.行事・会議結果報告

(各所属長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

 

(委員)

感染症はようやく落ち着いてきた。日々暑くなる中、感染症対策の継続は大変だと思うが、引き続きよろしくお願いしたい。

夏が近づき、熱中症予防のため体育や登下校ではマスクをはずすようアナウンスされているが、はずさない児童生徒もいるようだ。感染に対する不安もあるだろうが、はずすことによっていじめにつながることを不安に感じているようであれば、命にかかわることなので、教職員がしっかりケアをしてほしい。

また、給食の黙食についてはどう運用しているのかを聞きたい。自治体によっては、対面にはしないものの、会話をしてもよいというところもあるようだ。

タブレットについて。一人一台配備され、1年と少しが経った。まだ目に見えて故障する端末はさほど出てきていないと思うが、中には少し調子が悪い端末もあるのではないか。子どもが黙ってそのまま使っているということがないか、先生方には注意してほしい。故意の破損でなければ弁償は不要であったと思うが、もし自分が壊したのであれば弁償させられるのでは、叱られたり周囲から責められたりするのでは、と不安に思い言えない場合もあると思う。端末のチェックやヒアリングもしてもらえればありがたい。

 

(事務局)

本市では黙食を継続している。マスクをはずして近距離で食事をすると濃厚接触者に認定される可能性がある。会話をすることでより感染のリスクが高まると判断し、現時点では継続している。ただ、沈黙の中での食事とならないための工夫を各校で行っており、給食を作っている動画を流したり、読み聞かせを放送したりしている。

 

(委員)

博物館等の見学について。文化財の保護活用の観点から、学校行事で博物館や美術館へ行くときの注意をお願いしたい。新潟県で、中学校の修学旅行中の生徒が展示作品を破損するという事件があった。現代アートの作品には、見学者が触れることを想定したものや、中に入ることで完成とする作品もある。今回は、事故ではなく故意の可能性があるようだ。故意に作品を傷つけることは絶対あってはいけない。本市ではこのようなことはないと思っているが、引率時にはあらためて注意してほしい。

先日、奈良県の考古学研究所で、修理のための調査を実施中、研究員の手が誤って触れ、金銅製の靴に亀裂が入ったという。注意を払っていても、このように壊れることもある。文化財や展示品の意味、それを見ることの意義を丁寧に伝えてほしい。

また、これから夏の発掘作業は気温が上がり過酷になってくるので、注意して作業を行ってほしい。

 

(委員)

イベントが少しずつ開催され、元に戻りつつあることは喜ばしい。学校現場では、参観日や運動会では保護者の人数制限をしたり、学年ごとの分散開催にしたりするなど、方法を変えて対応することが多かったが、今年度はどのような方向性か。

 

(事務局)

参観については、今年度からできるだけ対策をとった上での開催、運動会については学校の規模により一律の対応とはできないが、年度当初にできるだけ元の開催に戻すよう伝えている。

 

(委員)

PTAについて。今年度も役員が決まり新体制で動き始めていると思うが、感染症流行以降、保護者同士の関係が希薄になり、これまで以上に候補者選びに苦労しているという声も聞く。各校、順調に進んでいるのか。

 

(事務局)

今年度の役員は無事決定した。感染症の影響だけでなく、PTAの在り方そのものが問題になっている。今年度も意欲的に取り組んでいただき順調に活動が進んでいるが、抽選によって役員選出が行われた結果、意欲のない人が選出される場合もあり、選出に関する課題はある。

 

(委員)

学校に求められることも多くなっていると思うので、PTAとも連携してやっていってほしい。自治会長や民生委員は、年配の方が就任されることが多い。PTAも、祖父母が活動することも可能かもしれない。

 

(委員)

私からは2点ある。

1点目は「公立中学校における休日の運動部活動の地域移行」について。先日、来年度からの3年間を改革集中期間にして中学校の運動部活動を地域に移行させるとの提言が公表された。この件で、お伺いしたいのは、中学校現場はこの問題をどのように受け止めているのか、特に、当事者である子どもたち、そして、保護者はどのように考えておられるのかということ。この改革は、子どもたちにとっては平日と休日の指導者が異なることにつながる、保護者にとっては経済的な問題が生じる。今後、関係者の意見を「一人一台端末」も上手く利活用しながら集約し、各学校と一緒に対応策を検討できたらと考える。

 

(事務局)

まだ情報が届いたばかりで、議論が始まったばかりであるが、ニーズの把握が重要だと感じている。

 

(委員)

2点目は、6月2日に内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)で最終決定・公表された「教育・人材育成に関する政策パッケージ」について。この政策パッケージは、各府省庁のオールジャパン的な協力により今後5年間程度で子ども目線での学習環境を整え、一人ひとりと社会の多様な幸せである“well-being”の実現を目指すとされ、3つの政策の柱と具体的な施策や担当省庁のロードマップ(工程表)が示されている。

これからの教育にとって極めて重要な内容が盛り込まれているが、内閣府からの発出のためか、学校関係者でこの政策を知る人が極めて少ないと聞く。

そこで質問だが、学校の管理職等は、この政策パッケージを読んでおられるのか。

 

(事務局)

市教委から知らせているわけではないので、自分から情報を収集している場合に限られると思う。

 

(委員)

この政策パッケージの柱の1つである「探究・STEAM教育を社会全体で支えるエコシステムの確立」の具体的施策では、「民間企業・高専・大学等との連携が特に小中学校では各学校単独では難しい状況」なので、「教育委員会のコーディネート機能の強化」が必要と謳われている。

コロナ禍で中止が続いている職場体験や「総合的な学習の時間」などとも関連する課題でもあるので、今後、各学校を支援できる体制づくりも検討していただけたら幸いである。


10.議案

・第12号議案  長岡京市公民館運営審議会委員の委嘱について

・第13号議案  長岡京市図書館協議会委員の任命について

 

(教育長)

どちらも人事案件となるため、一括して提案の説明を求める。

 

(事務局)

第12号議案「長岡京市公民館運営審議会委員の委嘱について」。

長岡京市公民館運営審議会委員の任期満了に伴い、その後任を委嘱する必要があるので提案するもの。学識経験者、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、市民公募の方を合わせ、10名の方々を委嘱したい。10名のうち6名は新任、4名は継続。

第13号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」。

長岡京市図書館協議会委員の任期満了に伴い、その後任を委嘱する必要があるので提案するもの。学識経験者、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、市民公募の方を合わせ、10名の方々を任命したい。10名のうち3名は新任、7名は継続。

 

(教育長)

質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

12号議案及び第13号議案について、承認いただける委員の挙手を求める。 

 

(全員賛成)

 

(教育長)

全員賛成。よって、第12号議案及び第13号議案は可決された。


11.協議事項

・長岡第四小学校再整備工事請負契約について

・長岡第九小学校給食室・放課後児童クラブ等整備工事請負契約について

 

(事務局)

長岡第四小学校整備工事請負契約については、5月23日に入札を行い、41億3600万円で仮契約中。長岡第九小学校給食室・放課後児童クラブ等整備工事請負契約については、5月25日に入札を行い、5億397万6000円で仮契約中。

市議会最終日に提案予定である。

 

(教育長)

質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

異議なしと認め、承認とする。

 

・長岡京市公立学校等施設整備計画(令和2年度)の事後評価について

 

(事務局)

国庫補助金の学校施設環境改善交付金交付要綱第8に基づき、事後評価を行うものである。神足小学校及び長岡中学校において、外壁及び照明の剥落・落下防止工事を行ったことで、防災機能が強化された。また、長岡中学校においては、災害時の利用に備え受水槽の更新を行い耐震性の向上を図った。

神足小学校及び長岡中学校において、外壁改修に合わせて、アスベストの除去を行った。また、長岡第六小学校においてはトイレを洋式化・乾式化することができ、神足小学校においては未設置の特別教室に空調を設置し、教育環境を向上させることができた。

 

(委員)

トイレの乾式化とは、どのようなものか。

 

(事務局)

床面を、タイル式などの水で流して洗う湿式から、水を流さない乾式に変更するものである。

 

(教育長) 

ほかに質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

異議なしと認め、承認とする。


12.報告事項

 

・公益財団法人長岡京市埋蔵文化財センターに係る経営状況を説明する書類の提出について

 

(事務局)

地方自治法の規定に基づき提出するもの。3年度は一般発掘調査18件、国庫補助事業に伴う発掘調査3件を実施。啓発・研究事業として、調査成果の報告会、関係者説明会などを実施した。

 

(教育長)

質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

了承をいただき、次にすすめる。

 

・「長岡京市文化財保存活用地域計画(案)」に係るパブリックコメントの実施について

 

(事務局)

次の50年へ向けた総合的な保存活用の具体的な取り組みに関する計画で、このたび案がまとまった。今後、パブリックコメントを経て、8月中に文化庁へ認定申請を行う予定。

 

(教育長)

質問、意見等はないか。

 

(意見なし)

 

(教育長)

了承いただき、次にすすめる。

計画については、多くの方に関心を持ってもってもらい、パブリックコメントをいただきたい。


13.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(6月16日から7月20日)資料に基づき説明。


14.その他


15.閉会

(教育長)

午後3時51分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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ファクス: 075-951-8400

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