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教育委員会令和5年8月定例会会議録

  • ID:13749
教育委員会会議録


1.日時

令和5年8月23日(水曜日) 午後3時00分から午後4時02分


2.場所

市役所 会議室402


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課長、教育総務課主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

1名


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。



7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

厳しい暑さが続いている。日本だけでなく世界も7月の平均気温が過去最高となったとのことだが、本市の小中学校においては、以前から、国、府、本市からの通知を踏まえ、児童生徒に熱中症の危険性やリスクを避けるための行動などについて指導するとともに、熱中症アラートや暑さ指数の測定結果をもとに、個々の学校で適切な対応に努めていただいているところである。今後も厳しい暑さが続くと思われるので、事故が生じることのないよう、各学校において適切な対応を改めてお願いしている。

次に、前回報告した、学校給食費の値上げに係る児童生徒・保護者からの意見聴取だが、7月上旬から下旬にアンケートをオンラインで実施し、現在、その結果を精査している。データがまとまったら、アンケート結果を児童生徒・保護者にお返しする予定。

次に、夏季に行われた大会での本市中学生の活躍について。この間、中学校体育連盟や吹奏楽連盟が主催する大会が実施され、生徒達は日ごろの練習成果を発揮し頑張っていた。乙訓大会、山城大会、府大会、近畿大会と次々と勝ち上がったチームや個人もあり、中でも、長岡第三中学校のバドミントン部は男子団体で優勝、男子ダブルスでも準優勝、卓球個人でも同じく長岡第三中学校の男子が4位となり、それぞれ全国大会に出場した。

また、京都府吹奏楽コンクールにおいて、昨年に引き続き4中学校とも金賞を受賞し、そのうち長岡第二中学校が3年連続で関西吹奏楽コンクールA部門に出場した。

次に、会議関係で、7月26日に乙訓地区小中学校使用教科用図書採択協議会が開催された。

学校関係の会議では、8月8日には校長会議、21日には教頭会議を開催し、2学期に向けての課題等を共有した。

次に若葉カップについて。7月28日~31日の4日間にわたって西山公園体育館において、第39回若葉カップ全国小学生バドミントン大会が開催された。男女あわせて96チームの参加のもと熱戦が繰り広げられた。

また、今年は5年ぶりにバドミントンを通じた国際交流「未来への種まきプロジェクト」として、「ネパールジュニアバドミントンチーム」選手10名コーチ等5名の計15名が、若葉カップの開催に合わせて、7月27日から8月2日まで、本市を訪問された。地元スポーツ少年団との合同練習など、本市の子どもたちと交流を深めた。



9.議案

・第11号議案「令和6年度から小学校において使用する教科用図書の採択について」

(事務局)

小学校の教科用図書については学校教育法第34条第1項の規定に基づき、文部科学大臣の検定を受けた教科用図書を使用しなければならないこととなっている。

さらに、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第12条第1項に基づき京都府教育委員会より採択事務が定められており、本市と向日市及び大山崎町が乙訓地区としての同一の採択地区となっている。

教科用図書の選定にあたり、二市一町の教育長、教育委員の全員15名と、小中学校校長2名の合計17名で構成される乙訓地区小中学校教科用図書採択協議会が開催され、調査研究員からの報告に基づき採択協議会で慎重な審議が行われ、令和6年度から乙訓地区の小学校で使用する教科用図書が選定された。

本議案は、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条第4項及び第5項の規定により、採択協議会での選定結果どおり教科用図書を採択すること、及び選定理由を採択理由とすることについて教育委員会の議決を求めるものである。

なお、採択する教科書及び採択理由については、別紙のとおりである。


・第12号議案「令和6年度小・中学校において使用する教科用図書(学校教育法附則第9条に規定する教科用図書)の採択について」

(事務局)

小中学校の教科用図書については文部科学大臣の検定を経た教科用図書を使用しなければならないこととなっているが、特別支援学級においては学校教育法附則第9条の規定により一般図書を教科用図書として使用することができることとなっている。

京都府教育委員会から示された採択基準及びその基準に対する基本観点に基づき、当該学年や下の学年用の文部科学省検定教科書の使用も考慮したうえで、令和6年度用一般図書一覧を参考に選定している。一般図書一覧については、別紙のとおりである。


(教育長)

ただ今の提案理由の説明について、何かご意見、ご質問があれば。


(委員)

道徳は、別冊になっており、児童の考えを記録・蓄積ができ、授業のふり返りができるという点が良かったと思う。また、動画や朗読の音声などのデジタルコンテンツが充実している点でも日本文教出版の教科書を選定した。

英語は、教育出版の教科書が、世界の国々とともに日本の文化や偉人を取り上げて、国際理解交流に生かせるよう工夫されていたと思う。これらの教科書選定に賛成する。


(委員)

全体として、教材や挿絵においてジェンダーバランスの視点がとれているかを重視している。今回は、各出版社ともに、ジェンダーバランスや、国籍、人種、性的マイノリティを含む様々な多様性に配慮した教科書になっていたと思う。今後、多様性の議論が深まるにつれ教科書にもそれが反映されると期待している。

また、今回の選定は、デジタルコンテンツが充実しているかもポイントであった。QRコードで動画を見ることで、文字だけでは説明しづらいところが説明でき、例えば、書道の書き方のフレーズでは、先生が手本を見せることも大切だが、それをさらに動画で見ることができる。社会では、長岡京市は京都に近く歴史的なものが身近にあると言われるが、それでも動画で見ると、改めてどこにポイントがあるかが分かりやすいと感じた。


(委員)

私が重視している点は、児童が毎日持ち運びするときに重くないか、分冊かどうか。また、デジタルコンテンツが充実しているかどうか、その冊子の奥に広がる世界についても重要なポイントだと思う。今回は、全ての教科に共通してそれが充実しているものが選ばれていたと思う。

それと、デジタルコンテンツを先生や児童がどれくらい活用しているかも、今後調査してほしい。


(委員)

私は2つの視点から選定した。1つ目は本市並びに乙訓地域の子どもたちの実態に即しているか、2つ目は現場の先生方が活用しやすい教科用図書が一番、という視点を意識して選定の検討をしてきた。


(教育長)

その他、質問、意見等はないか。

では、「第11号議案 令和6年度から小学校において使用する教科用図書の採択について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第11号議案は可決された。


(教育長)

次に、第12号議案「令和6年度小・中学校において使用する教科用図書(学校教育法附則第9条に規定する教科用図書)の採択について」、承認いただける委員の挙手を求める。 


(全員賛成)


(教育長)

全員賛成。よって、第12号議案は可決された。


10.協議事項

・令和5年度9月教育費補正について

(教育長)

本案件は、本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。

従って、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項、及び本市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、本案件を非公開とするよう発議する。また、同法第14条第8項及び同規則第15条第2項の規定により、この発議に対する討論を行わないで直ちに採決することとなっている。本案件を非公開とすることに同意する委員の挙手を求める。


(全員挙手)


(教育長)

全員賛成。よって本案件については非公開とする。


(非公開協議)


(教育長)

以上で非公開協議を終了する。


11.報告事項

・重要文化財への指定及び長岡京市指定文化財の解除について

(事務局)

乙訓寺に所在する木造十一面観音立像が、令和5年6月27日付をもって文化財保護法の規定に基づく重要文化財に指定された。国指定重要文化財の指定となったことを受けて、本市文化財保護条例第5条第2項の規定により、本市指定文化財の指定が解除されるものである。


(教育長)

質問、意見等はないか。


(意見なし)


(教育長)

了承をいただき、次にすすめる。


12.行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(7月20日~8月23日)について報告。



13. 次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(8月24日~9月27日)について説明。



14.意見交換

(委員)

2学期に入ると運動会の練習が始まる。熱中症対策を十分にとって、授業や部活動を進めてほしい。

今年の全国学力・学習状況調査について質問したい。全国や京都府では、中学3年の数学と英語は50点前後と低い結果だった。特に英語では4技能のうち「話す」は非常に低く、1問も正解していない生徒が60%を超えていた。そこで、本市の結果と公表の仕方、課題について、まだ分析中かもわからないが聞かせてほしい。


(事務局)

今お答えできる範囲で申し上げると、本市小中学生の学力は、全国、京都府と比較して高いレベルにあると言える。これは、家庭、学校、地域の連携や、学校の先生の努力、そして何より子どもたちが日々頑張って取り組んでいる成果だと考えている。また、学力層の一番下のD層についても、全国、京都府と比較して割合は小さくなっている状況であり、今後もD層を底上げしていけるよう取り組んでいきたい。

課題はまだ分析途中であるが、国語で自分の考えを整理して記述する(60~100文字)こと、文章で表現することに弱さがある。また、英語の「話す」は、報道等でも言われているが、問題の難易度が高かったと感じている。ただやはり、学習指導要領の趣旨に基づき、日々の授業の中で英語を話すことに慣れていく、そういった授業を行うことが大切だと考えている。


(事務局)

公表については、令和3年度からホームページ上で行っている。今年度も分析を行い、教育委員会定例会で報告した上で公表する予定である。


(委員)

英語の「話す」については、日頃から英語を話さないと学力が伸びず、非常に難しい分野だと思う。引き続き課題を分析し、取り組む点等を明確にして取り組んでほしい。


(委員)

私からは、暑さに関して3点お話ししたい。

1つ目は、文化財の発掘調査について。暑い日が続く中、発掘現場では日避けテントを設置したり、色々と工夫して作業をされている。現場の方から熱中症対策で何か要望があれば、ぜひ聞いていただきたい。

2つ目は、熱中症対策について。新学期がもうすぐ始まり、体育の授業や暑いところで行事を行うこともあると思う。子どもたちの熱中症に関する事故も報道されているが、体育の授業等での熱中症対策を引き続きお願いしたい。

3つ目は、川遊びの事故について質問したい。全国でも学校プールでの事故や、川遊びでの事故も結構多く報道されている。普段はそれほど深く見えない川でも、色々な条件が重なり危険な場所となることがある。長岡京市でも、小畑川は犬川との合流点は危険な場所で、子どもたちが石を投げて遊んでいる様子をよく見かける。そこで、身近な地域での川遊びの危険性について、授業の中で注意喚起を行う機会はあるのか。


(事務局)

毎年、夏休み前には授業の中で、「夏休みのくらし」に向けた生活指導の中で、子どもたちだけで川遊びに行かないように注意喚起や指導を行っている。


(委員)

1つ目は、水難事故について。自分が事故にあったときだけでなく、他の子どもたちが事故にあったときの対応など、もう少し踏み込んだ予防策が何かあっても良いのではと思う。水難事故の特徴を調べると、海水浴に行く人数は減少しているが、水難事故の数は減っておらず、小中学生は年間30人程度亡くなっている。複数人で亡くなる場合が多いそうだ。

向日市ではプール授業の最後に、誰かが流されたときは何か浮くものを投げ入れ、救急車を呼ぶなど、実地的な対応を教えているそうだ。地元ボランティアで救急救命の資格を持った方が指導してくれ、この場合は地域と学校との連携があってできることだと思う。そこで、長岡京市でも来年度に向け、各学校に促したり、長岡スイミングスクールと連携するなどの動きがあっても良いのでは思う。


(事務局)

長岡京市でも、学校によってはプールの最後の授業で着衣水泳の指導をしている。ただ、全校全てではないので今後啓発をしていきたい。


(委員)

2つ目は、全国学力・学習状況調査の結果の公表について。中学3年生の子が4年前の小学6年生の時からどれくらい学力が上がっているかを、データとして分析してほしい。(これは公表するかは議論が必要だと思うが。)


(事務局)

今年度から京都府版の学力・学習状況調査である「学びのパスポート」を実施しており、公表は今年9月に行われる予定。これを活用することで、小学校4年生から中学校3年生までの学習状況を経年で把握し、子どもたちの学びにつなげることができる。


(委員)

私からは1点質問する。テーマは部活動の地域移行についてである。昨年12月、国ガイドライン(「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」)が策定された。その「国ガイドライン」を受けて、「京都府のガイドライン」の検討・策定作業を進められていると思うが、その進捗状況に関する情報はあるか。

 その回答をお伺いする前に、この質問の意図を少し補足する。実は、私の教え子がある県の中学校の新採教員として赴任したのだが、部活動に関して次のように語ってくれた。「勤務校では、休日の地域クラブ活動を学校の保護者が担っている。自校の保護者なので、安心感があり、連携もスムーズである。また、部活動をやりたい教員は兼業兼職で指導員として登録して活動している。私は新採1年目だが、休日、じっくり授業の教材研究ができて大変有り難い」と。実際、この県のガイドラインを拝読したのだが、「中学校部活動」と「新たな地域クラブ活動」に関して、丁寧な指針が策定されている。


(事務局)

京都府からは、今年度末までに京都府のガイドラインを策定予定で、それに合わせて部活動指導指針の改定も行う予定だと聞いている。


(委員)

保護者との協働は、安心感のある連携をもたらす。ぜひ、今後の京都府のガイドライン策定協力に際しての参考にしてほしい。


15.閉会

(教育長)

午後4時02分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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