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教育委員会令和6年1月定例会会議録

  • ID:14063
教育委員会会議録


1.日時

令和6年1月17日(水曜日) 午後3時から午後4時


2.場所

市役所 会議室401


3.出席者

教育長 西村文則

委員 福澤秀夫

委員 京樂真帆子

委員  大下和徹

委員 盛永俊弘


4.出席説明員

教育部長、教育総務課主幹、次長兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事、学校教育課主幹、生涯学習課主幹、文化・スポーツ振興課長、文化・スポーツ振興課主幹、文化財保存活用課長、中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課 総括主査

5.傍聴者

なし


6.開会

(教育長)

開会を宣言する。



7.前回の会議録の承認

承認・署名


8.教育長諸報告

報告に入る前に、1月1日、元旦に発生した令和6年能登半島地震では200人を超える人々がお亡くなりになり、多くの方が被災された。亡くなられた方にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方にお見舞いを申し上げる。

本市では、先日11日に職員が七尾市に支援物資を届けた。13日からは、京都府及び府内市町村の職員が七尾市の避難所支援を行っている。その第1陣として本市からは佐伯教育総務課長が現地で活動を行っている。

国が第2避難場所としてホテルや旅館を用意したり、仮設住宅の建築にとりかかったり、学校再開のめどが立たない地域の中学生が白山市の施設に集団避難することで学習を保証するといった取組が行われている。こうした支援活動を通して、一日でも早く被災された人々が日常の生活が取り戻されることを期待する。

次に、長岡第四小学校の倉野智美(くらのさとみ)教諭が、昨日1月16日、令和5年度文部科学大臣優秀教職員表彰を受けられたので報告する。本市の教職員が受賞されるのは平成28年度以来久しぶりのことであり、大変喜ばしい限りである。倉野教諭にお祝いを申し上げるとともに、日々の努力に敬意を表す。今後の更なるご活躍に期待している。

それでは、前回の定例教育委員会から本日までの行事等について報告する。

12月22日には、市内小中学校で2学期終業式が行われた。

年が明けて、1月8日には、「二十歳の祝典 ~未来への羽ばたき」をコロナ禍以前の1部制に戻して開催した。対象者846人の71%にあたる601人の方の参加のもと、和やかな雰囲気の中でお祝いすることができた。

当日の午後には、長岡第四小学校新旧校舎の一般公開を行った。1200名近くの卒業生や地域の方に来ていただいた。

9日には、市内小中学校3学期始業式が行われた。当日の交通事故防止見守り活動では、元気よく挨拶をしながら登校する児童の楽しそうな姿が見られた。

11日の校長会議、16日の教頭会議では、3学期の課題等について共有を図った。


9.報告事項

・長岡京市立の小学校及び中学校に勤務する府費負担教職員の服務に関する規程の一部改正について

(事務局)

京都府立学校職員服務規程が改正され、「ひとり親」の職員等の『子育て休暇』の付与日数が拡大されることとなったため、所要の改正を行ったもの。なお、施行日は令和6年1月1日。


(教育長)

何か意見等はあるか。


(意見なし)


(教育長)

了解いただいたということで、次に進める。


10.主な行事・会議結果報告

(事務局)

行事・会議結果(12月21日~1月17日)について報告。



11. 次回定例会までの主な行事・会議予定

(事務局)

行事・会議予定(1月18日~2月21日)について説明。



12.意見交換

(委員)

「二十歳の祝典」に出席したが、二十歳の皆さんの元気な姿を拝見し、私自身も元気をもらえた。二十歳の方お二人からのメッセージは、内容、話し方共に立派で、感激した。「失敗と書いて、成長と読む。」(野村克也監督の言葉)。二十歳の頃というのは感受性の高い時期でもあるが、失敗を恐れずに何事にもチャレンジしてほしい。

さて、私からは、教職員の働き方について2点質問したい。

10月に「教職員の『子どもたちと向き合う時間』を確保するために」という内容の通知をされている。この通知に対して、保護者や地域等からどのような反応があったか教えてほしい。


(事務局)

まず、学校側の反応としては、先生の働き方改革を後押しするものであり、これをもとに学校運営協議会や保護者にも話を進めやすく、有難いという声をいただいた。

また、保護者の大半からは協力的なご意見をいただいている。一方で、一部の方からは、子どもに対しての接し方、子どもと向き合う時間の確保について、ご指摘やご意見をいただいている。


(委員)

子どもたちと向き合うための時間を確保するための大切な取組なので、皆さまにご理解いただきたいと思う。上手くまとめているので、ホームページだけでなく広報誌にも掲載してほしい。

2つ目は、本市の教職員の時間外勤務の実績について。昨年も報告いただいたと思うが、今年度の9月、10月の実績がまとまっていたら教えてほしい。


(事務局)

令和5年度は令和4年度と比較すると、小学校では9月、10月ともに減少し、中学校では9月は増加、10月は減少していた。一概に全体的に減っているというわけではなく、小学校は減少傾向、中学校は増加傾向にあると言える。

中学校で増加している要因としては、新任の教頭先生や教務主任が経験が少ない場合や、部活動の指導のために時間外が増加していること、などが考えられる。


(委員)

教頭先生と教務主任の残業時間が多いということなので、課題を分析し、何か手を打っていただきたい。


(委員)

私からは、震災と文化財に関して3点お話したい。

まず、元旦の能登半島地震の影響により、貴重な文化財が倒壊したことにショックを受けている。1995年1月17日の阪神大震災のときは、神戸大学を中心に文化財資料を助けようという動きが起こった。その時の経験が、2011年の東日本大震災の時にも生かされたことが非常に重要だと思う。今回の能登半島地震でも、人命救助の次には、資料を助ける段階に入るだろうと思う。

この震災と関わって、文化庁が文化財防災センターを立ち上げたという情報が入っている。そこでお願いしたいことは、長岡京市は、この震災を自らの問題として、災害時の文化財保護について文化庁がどう動くのか、或いは周りがどう動くのかを見て、今学んでおく必要があると思う。

2点目は、埋蔵文化財センターへの人流回復が難しいとお聞きしたが、インスタグラムへのアクセス数など、何か動向があれば教えてほしい。


(事務局)

アクセス数までは把握できていないが、フォロワー数(お気に入り登録)は約300になっている。1年間の動きとしてフォロワー数がじわじわと増え、堅調に増加している。これは一つの情報発信の礎になるものだと思う。


(委員)

情報の更新をするとアクセス数も増えると思うので、ぜひ頑張ってほしい。私も楽しみにしている。

3点目は、今日配布いただいた文化財情報誌「Moshi-Mosu(もしもす)」について、アピールポイントを紹介してほしい。


(事務局)

「Moshi-Mosu(もしもす)」とは、「もっと知れば、もっと好きになる」の頭文字をとった情報誌であり、年3回発行している。

まず何が良いかというと、文化財に関心のない人であってもまずは手に取っていただくという視点で作成しているところ。そのための工夫として、「表紙」に一番こだわっており、シンプルさプラス綺麗さにこだわって作成している。また、中身についても、乙訓寺など長岡京市の文化財に興味を持ってもらえるような工夫をしている。


(委員)

アピールポイントは「表紙」と言われたが、裏表紙の「トピック」も、文化財に関わっている人に注目した記事が掲載されていて、面白い。引き続き取り組んでほしい。


(事務局)

文化財と地震に関しては、現在、新庁舎第2期庁舎の建設を進めている。第2期庁舎には、文化財の収蔵庫を設置する予定で、免震構造となっている。


(委員)

7階に収蔵庫を計画されているということだが、災害対策に十分配慮してほしい。


(委員)

1995年の阪神大震災の時に、私も京都で地震を経験した。

以前、定例会でも学校での防災訓練、避難訓練について質問したが、今回の震災に関して2点質問したい。

1点目は、学校の耐震状況について。震災の時にはおそらく体育館が避難所になると思うのだが、各学校の耐震状況を教えてほしい。

2点目は、学校が避難所になった時に、防災安全担当と避難所となる学校において、どのように連携をとっているのか教えてほしい。


(事務局)

市内の全学校において耐震補強は完了しており、安全が確保されている。

また、体育館が避難所になることを想定して、現在、体育館等の空調整備の設置を順次進めている。その他にも、マンホールトイレの設置や水の再利用など、防災に強い学校施設の整備計画を進めている。


(事務局)

災害が起きた場合には、地域防災計画に基づき市の災害対策(警戒)本部を立ち上げ、本部で方針等を決定する。そこで、必要に応じて避難所運営を行う総務班、救護班、教育班など、それぞれの班ごとに役割分担をして対応する仕組みである。

今回の能登半島地震では、長岡京市は「震度4」の災害であった。今回は本部の方針決定に基づき、教育班としては市職員で体制を組み、全ての学校施設の点検を行い、それを本部で共有して対応をした。


(委員)

いわゆる有事における情報交換は、基本的にはトップダウンできている状況であるということが分かった。

このような災害が起こった時は、防災について見直す重要な機会だと思う。特に、学校教育の場と地域との連携については、より一層考えてほしい。


(委員)

元日の能登半島地震の一日も早い復旧・復興を祈りたい。

 そのなかで1月7日、文部科学省は「令和6年能登半島地震における被災地域の児童生徒等の就学機会の確保等について(通知)」を発出した。

 その通知にある「学習指導等」の内容を踏まえて質問するが、

 地震に限らず非常事態が生じた際、本市小中学校はハイフレックス(対面+オンライン)やオンライン授業への速やかな切り替えが可能か。

 また、このICT 等を活用した学習指導は、不登校児童生徒への対応にもつながると考える。


(事務局)

コロナの影響もあり、学校のオンライン環境は設備的には整っている。一方で、災害時や何かトラブルが起きた時に、先生たちがすぐに対応可能かどうかは課題である。


(委員)

心強い現状に安心した。万が一、予期せぬ事態が生じた際には、子どもたちの学習保障への柔軟な対応をお願いしたい。

2つ目は、教員不足の件。

以前も一度お伺いしたが、3学期スタート時点で、市内の学校に欠員状況があるか。


(事務局)

現在、病休、産休などによる年度途中での欠員に対して、非常勤講師で補充している学校がある。


(委員)

教職員の人事権が府教委のため、市独自の対策には困難な面があるが、市教委で何かできることはあるか。


(事務局)

教員の負担軽減のため、支援員の配置は市でできるが、教員については、お話いただいたとおり府教委に人事権があるので、市教委として独自で動くことは難しい。府教委にも要望は行っている。


(教育長)

 それでは、事務局の方から他に何かあるか。


(事務局)

前回の定例会でご質問いただいた「児童生徒の視力の現状」について報告する。

眼科健診の結果をもとに、タブレット導入前(令和2年度)と導入後(今年度を含む)の状況を確認したところ、大きな視力の変化はなかった。

なお、児童生徒への目の健康についての啓発として、毎年配布している「タブレット活用のルール」という通知の中で、タブレット使用時の姿勢の注意点や、30分に1回は遠くを見るなどをお伝えしている。その他、保健だよりなどを通じて指導及び啓発も行っている。


13.閉会

(教育長)

午後4時に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

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