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第22回長岡京市廃棄物減量等推進審議会 議事要旨

  • ID:12879

第22回長岡京市廃棄物減量等推進審議会

開催日時

令和4年8月5日(金曜日)午前10時00分~

開催場所

長岡京市役所4階大会議室A

出席者

委員9名、事務局5名

傍聴者

0名

配布資料

(事前配布)

  次第

  令和4年度長岡京市廃棄物減量推進審議会委員名簿

  資料1   令和4年度一般廃棄物処理実施計画

  資料2-1 令和3年度一般廃棄物排出量の推移

  資料2-2 指定ごみ袋制度導入前後の排出状況比較

  資料2-3 一般廃棄物処理基本計画における目標と実績

  資料3   令和3年度一般廃棄物処理基本計画に係る事務事業等の概要

  資料4   第10期分別収集計画

  資料5   長岡京市廃棄物減量等推進審議会設置に関する根拠法令 

会議次第

1.委嘱状の交付

  中小路市長より新委員を代表して山川委員へ委嘱状の交付を行う。

2.市長あいさつ

3.審議会委員、市職員の紹介

4.会長・副会長の互選

 山川委員を会長に、山本美津子委員を副会長に選出する。

5.案件

(1)令和4年度一般廃棄物処理実施計画について

資料1に基づいて、説明を行う。

主な内容については、次の通りである。

・家庭系ごみの見込は、可燃ごみ12,534.26t,側溝清掃汚泥22.45t、資源ごみ2,755.98t、粗大ごみ230.41tであり、事業系ごみの見込は、可燃ごみ6,132.90t、資源ごみ6.04t、粗大ごみ275.85t、両方の総量は21,957.89tを見込んでいる(前年度の実施計画見込より総量は559.11t減)。

【質疑】特になし


(2)令和3年度一般廃棄物排出量の推移について

資料2-1、2-2,2-3に基づいて、説明を行う。

主な内容については、次の通りである。

資料2-1

・令和3年度のごみの総排出量は、目標値を1,179t上回る21,039tであった。

・一人一日当たり収集ごみ量(家庭系)は、目標値を12.63g上回る491.40gであった。

・一日当たり搬入ごみ量(事業系)は、目標値を4.05t上回る17.73tであった。

・再生利用率は目標値を6.2ポイント下回る14.8%であった。

・一人一日当たりの資源回収量は目標値51g下回る117gであった。

・再生利用量は目標値を1,487t下回る3,472tであった。

・最終処分量は目標値を45t下回る3,078tであった。

・資源ごみ集団回収量は目標値を1,318t下回る1,682tであった。

資料2-2

・可燃ごみ排出量は、17,893tで前年度比6%減(パッカー車約680台分)そのうち家庭系可燃ごみ11,705tで前年度比10%減

・家庭からの資源物排出量は1,614tで前年度比9%増。そのうち、その他プラスチック約20%増・ペットボトル約10%増

・地域の集団回収や市役所・中央公民館での古紙等の回収状況は1,767tで前年度比約8%増

資料2-3

 一般廃棄物処理基本計画(H29改訂分)との比較

・減量化目標主指標-ごみの総量21,039t-目標19,860tとの差1,179t

・再資源化目標主指標-再生利用率約15%-目標21%との差6ポイント

・最終処分量削減目標-最終処分量3,078t-目標3,123tとの差43t

一般廃棄物処理基本計画(R4策定分)との比較<令和18年度まで>

・減量化目標主目標-ごみの総量19,826t-R3実績との差1,213t

・再資源化目標主目標-再生利用率約22%-R3実績との差約7ポイント

・最終処分量削減目標-3,032t-R3実績との差46t

【質疑】

会長:

事業系のごみの量がコロナ禍でも増えているのはなぜか。

事務局:

各事業所からの排出を分析したところ、食品リサイクルを行う企業が受け入れた食品廃棄物の残渣が一般廃棄物として出されており、該当企業が盛んに活動されているのが原因であると考える。他の事業所からは大きな増減はない。

委員:

令和3年度実績を見ると、指定ごみ袋になりごみが減ったのはよく分かる。

資源ごみの古紙が減っているのはなぜか。

事務局:

古紙が減っているのは、新聞・雑誌購読の減少による。

委員:

また再生利用量も減っているのはなぜか。

事務局:

先ほどの古紙の増減の影響を受けている。古紙のリサイクルを進めて、数値を上向きへと持っていきたい。

委員:

拠点回収場所は増えたか。

事務局:

増えた。中央公民館や市役所の第3日曜の開放で回収量自体は増えている。古紙全体はデジタル化の流れで減ってきている。会長にお聞きしたいのだが、リサイクル率を上げるにはどうすればいいか。可燃ごみを減らせばいいのか。ご教授いただきたい。

会長:

発生抑制の段階で減らし、まだまだ可燃ごみに雑がみが入っているので、それをリサイクルする。その他プラもまだまだ分別できる。古繊維類などその他資源化できるものも増やすなど総合的な取組が必要である。可燃ごみに含まれている資源化可能なものの半分を資源化する主旨で今回の基本計画は策定した。

再生利用率のデータは集団回収の数値も含めているか。

事務局:

含めている。

会長:

新型コロナの影響でデリバリーの利用など段ボールの利用は増えており、発生量が増える傾向である。そのリサイクルの促進とごみ発生量の分母を減らすことも重要である。

委員:

資源ごみ置き場が溢れている状態を見ると、可燃ごみから資源ごみを分別して資源ごみの方へ入れにくい。

事務局:

現状は把握している。対処法として自治会長会で提案しているが、資源ごみを当日の朝に出す方法がある(朝セット)。実際に取り組んでいる所はごみ減量の効果が出ている。不燃ごみの排出量が増えており、靴等可燃ごみが不燃ごみに置かれているなど、区分があいまいになっているので場所を圧迫する。他の地域からの持込などルール違反が多い。朝セットを行うことで、本来の資源ごみが排出しやすい環境がつくれる。

委員:

私の自治会も検討はしたが、住宅地の内部のごみステーションは他からの持込はないが、通勤などの事情もあり朝セットは難しい。自治会に入ってないアパートは独自でごみステーションを設置してほしい。大きな不燃ごみが出たら地域の者で細かくして出している。自治会に入ってない人への啓発が必要である。

事務局:

ごみ置き場の設置基準はまちづくり条例の中で設けており、可燃ごみステーションは概ね10軒で1か所設ける、資源ごみステーションは50軒ごとに1か所設けると定められている。ごみステーションを新たに設置したい相談はあるが、家の近くに作るのは抵抗があるなど困難である。これは今後の課題であり試行錯誤しながら新たな仕組みを考えていく。マナーの悪いところは監視カメラで見ているが夜中に排出されている。他市町からのごみは受けいれないなど、排出できない環境をつくることが肝要である。市内の方は概ねごみ出しがきちんと出来ている。

会長:

様々なライフスタイルの方がいるので、資源ごみが出しやすい環境をつくりつつ、ごみステーションのあり方も工夫しつつ、多面的アプローチが必要である。地域の皆様の現場の状況をシェアしながら何ができるかの工夫を検討していくことが大切である。一つの方法だけで上手くいくことはない。

会長:

指定ごみ袋制度は増加傾向を反転させたので、非常に大きな効果があった。ただし目標とのギャップは大きいので、今後の努力は必要である。

会長:

新しい計画では、事業系から食品リサイクルの残渣を除いて数値を出せるのか。

事務局:

食品リサイクル工場に入ってくるごみは長岡京市外から持ち込まれているものがある。長岡京市内から出た数値で、事業系ごみの推移をみていきたい。

会長:

補足すると、普通のごみの収集処理は市町村単位で行うが、リサイクルに関してはその限りではない。したがって、別の地域からごみが入ってくる。この付近で食品リサイクル工場は他にないので集まりやすい状況になる。

 

(3)令和3年度一般廃棄物処理基本計画に係る事務事業の概要

資料3に基づいて説明を行う。

主な内容については次のとおりである。

・地域での資源ごみ集団回収の実績は前年比74.93t増。原因は指定ごみ袋制度により、段ボール・古繊維の分別排出が進んだためと考えられる。

・市役所・中央公民館での資源ごみ拠点回収の実績84,800キログラム(前年比3.5倍)、原因は中央公民館での回収開始及び市役所回収場所の第3日曜日開放が考えられる。

・給食調理くずの収集量は令和2年度に比べ2,710キログラム増。原因は令和2年度は2か月の給食停止があったため回収量が少なく、令和3年度は例年並みになったと考えられる。

・530運動実践活動は、令和3年度は令和2年度よりも多く取り組まれており、令和4年度も引き続き取り組みが進んでいる。

・出前授業は、希望のあった小学校4校・保育所1所で行った。

【質疑】

副会長:

私の居住地域の集団回収の品目で雑がみを追加した。これは雑誌と同様に計算される。

会長:

その他古紙が雑がみにあたると思うが、この数値は減っているが雑がみに含まれるという認識でよいか。

事務局:

雑誌に雑がみが含まれる団体はいくつかある。

会長:

新聞は減っているが、雑誌の数値が一定なのはそういった事情にもよるか。

事務局:

集団回収の数値が上向きな理由は、ごみの見える化など指定ごみ制度の効果が出ているのではないか。

会長:

基本計画にもあるように、雑がみの回収量を増やすことは重要なターゲットなので、これからも注視していきたい。

委員:

指定袋になってから、黒や青の袋が出ている所はまだあるか。

事務局:

ほぼないがまれにある。出ていれば、啓発のシールを貼り、一定期間は置いておく。それでも改善されていないところへは、近辺へのチラシの配布や啓発看板の設置をするなど対応している。

委員:

市外との境目の地域は京都市からの持込が多い。市外の方の啓発は難しい。

 

(4)第10期分別収集計画

資料4に基づいて説明を行う。

主な内容については次のとおりである。

・第9期からの変更点として、ペットボトルの処理方法が、従前は全量を公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に引き渡していたが、サントリーグループ・2市1町・乙訓環境衛生組合の五者による協定の締結をもって、ペットボトルからペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」リサイクル事業を今年度4月から開始した。それによって、全量独自処理へと変更した。

【質疑】

会長:

「ボトルtoボトル」の件は新聞に載ったか。

事務局:

載った。

委員:

捨てる際にペットボトルのラベルははずしているか。

委員:

ペットボトルの分別等のやり方は、勉強会をするなど個人の意識改革が必要である。

委員:

持ち込まれたペットボトルのラベルがついているものはどう処理しているか。

委員:

乙訓環境衛生組合ではペットボトルの中身の残渣の除去のみで、ラベルははがさない。

委員:

ラベルはとる必要はあるのか。

委員:

とっていただきたい。

委員:

飴の個包装など、企業による商品の過剰包装も問題である。

 

(5)その他

【質疑】各委員による意見交換

委員:

私の居住地域で集団回収を新たに始めた。地域の意識は高まったがマンションの方にどう告知をしていくかが課題である。転入者にごみステーション場所を教えてほしい。

事務局:

分別方法については転入時にお渡しするしおりやアプリなどで様々な手段で伝える。

会長:

ごみステーションの場所についてはどう案内しているか。

事務局:

新規開発の地区は、開発業者を通じて伝えている。既存のマンションに転入の場合は、専用のごみ置き場について管理会社からの案内がある。

会長:

網羅できてない可能性もあるので、検討の必要がある。

事務局:

これまでは近所に聞くなどで上手くいっていたが、それだけでは  賄えない社会風潮だと認識はしている。別の方法も検討していく。それでも、地域コミュニティの果たす役割が一番重要である。

会長:

賃貸の集合住宅の場合、大家からステーションの場所を伝えるなどのルールづくりなどの検討が必要となってくる。

事務局:

新築物件は制度化されているが、人の入れ替わる古い物件については不動産業者の対応次第になっているので、個別対応など今後も検討したい。

委員:

大阪湾フェニックス事業の埋立地は行ったことはあるが、勝竜寺にある最終処分場の見学はできるか。

委員:

施設見学は、乙訓環境衛生組合に見学受付があるので、可能である。

事務局:

洛西浄化センターの北側に位置し、かつては焼却灰をそこに埋め立てていた。今は全量フェニックスの埋立地に入れている。

委員:

以前、勝竜寺の埋立地は満杯になると聞いていたがどうなのか。

委員:

現状、令和14年までフェニックスに全量受け入れてもらえており、側溝汚泥など年間300∼400tのみ入れているので、すぐには満杯にはならない。

事務局:

数年前の基本計画等作成の段階で、フェニックスの将来が未定であったため、フェニックスに焼却灰を出せない場合に勝竜寺をいつまで使うかの計算をしていた。その際に、後何年で勝竜寺の埋立地が満杯になるとアナウンスしていたが、フェニックス側の計画が今後も継続受入可能と出た。それにより、勝竜寺への受け入れはなくなった。しかし、ごみ減量の姿勢をゆるめる意味合いではない。

委員:

食品ロスに関連して、京都市では「食べ残しゼロ推進店舗」の制度がある。長岡京市でもできないか。

事務局:

商工会と連携しながら、京都市の制度を参考にして進めていけたらと思う。数年前行った3010運動(宴会等の食べ残しゼロ運動)は浸透しにくかったが、それも含めて再検討したい。

会長:

京都市と同様の制度を京都府で行っている。ラベル等に長岡京市の名前を入れることも可能ではないか。

委員:

やはりごみ減量には個人の自覚が大切であるので、啓発していただきたい。

委員:

ごみの捨て方が分かってない市民の方が多いと思う。例えば、横浜市はAIでごみの捨て方を回答してくれると聞いた。

中身の入ったペットボトルや汚れているトレーなどはそのまま出せるのか。

事務局:

まずは洗ってもらう。汚れたまま出されると、それを入れた全体がリサイクルできなくなる。個人の行動が重要である。啓発は市の役割である。

会長:

アプリの使用方法はどうなっているか。音声入力なのか。

事務局:

文字を打ち込む検索形式である。

アプリは、台風時におけるごみ回収中止などプッシュ通知が出せるメリットがある。これまで通りのごみ減量のしおりなどの紙媒体でも合わせて、アプリの運用は早い段階から取り組んでいる。

会長:

アプリがいい人・紙媒体がいい人、両者がいると思うので、使いやすいよう改善を続けてほしい。

委員:

ごみの排出量が減ることで、新たなごみ処理施設建設等のコストダウンを望める。

委員:

事業所からの排出を減らすことも重要である。市外に住んでおり、私の居住市では透明の袋で捨てることが定められており、中身は新聞で隠して出されている場合がある。

会長:

他の市に住んでいるからこそ見える視点があるといえる。今後もご意見いただければと思う。

副会長:

エコタウン活動をしていると、資源ごみステーションでトレーの分別が出来ていないことが分かる。やはり個人の意識向上が重要なので、今後地域でごみの捨て方の講習会なども企画したい。ところで、福祉収集はどれぐらいの件数行っているか。

事務局:

70∼80件行っている。

副会長:

何件か希望を聞いている。手続きが大変と聞いている。

事務局:

介護事業所を介して申込を受け付けている。手続きは特段難しいものではないが介護認定などの条件はある。

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長岡京市環境経済部環境業務課(分庁舎1)ごみ減量推進担当

電話: 075-955-9548

ファクス: 075-955-9955

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