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市長と語る“対話のわ” 令和4年11月24日(木曜日)自治会長会

  • ID:13371

日時

令和4年11月24日(木曜日) 午後3時45分から午後4時45分

場所

産業文化会館 大会議室

テーマ

はじめに市長より「これからの長岡京市」をテーマに以下のことについて説明いたしました。

  • 新庁舎等建設
  • デジタル化の推進
  • 西山公園・長岡公園
  • JR長岡京駅 東口駅前広場
  • 阪急長岡天神駅 周辺のまちづくり

    参加者

    54名

    対話(質問・意見)

    <参加者>

    うぐいす台の自治会館が建設されたのが昭和の終わりになりますが、道路との間に3段ほどの段差があります。段差があるため車いすの方が利用できず、また敷地内に植え込みがあるため駐車スペースがなく、障がいをお持ちの方が利用できていない現状があります。自治会館の改修をする際に、こういった段差解消は市の補助金の助成対象にならないことが窓口で分かりました。新築での建設時や建物内部のバリアフリー化といった内容では補助対象になるとの回答でした。ただ、自治会館ができてから既に30年以上経ち、世の中のバリアフリーに対する考え方はどんどん変わってきていると思います。新陳代謝という点で、バリアフリーや耐震化などが補助対象外になった場合は1自治会の資金ではなかなか賄えないので、補助金の交付規則を見直すなど考慮していただければと思います。

    <市長>

    補助対象を整理していかなければならないと思っています。今の自治会館の建て替えの補助金等々も見直しをしていかなければならないと思っており、内部で議論を始めております。ご指摘のようにバリアフリーや災害対策というのは日々状況が変わってきます。財政的なことになりますが、建築資材の高騰などを踏まえ、補助金の規則や補助金額の見直しなどを検討していきたいと思いますのでご意見頂戴できればと思います。現在は多くの自治会で1自治会1会館を所有されておりますが、負担が大きい場合には、近隣の自治会で自治会館の共同利用を図るなど柔軟に対応できるようにしていければと思います。


    <参加者>
    体育館で卓球をさせてもらっています。使用時間の区割りで4つの時間に分けて使用できますが、午前中に使用していた団体に続いて午後からも別団体が同じ卓球で使用する機会がよくあります。コロナ前は用具をそのままにできていましたが、コロナになってからは消毒したら必ず片づけるようになっています。倉庫に1度戻し、午後の団体がもう一度倉庫から出し設営します。なぜ同じ使用備品なのに片付けるのかと尋ねたところ、ルールですのでと言われ、説明もありませんでした。そのため卓球台の損傷が随分みられています。同じ場所で同じ備品を使用するにもかかわらず一度撤収し再度準備するため、備品への負担も2倍になっているのです。加えて消毒液で消毒するため、台もはげたりなどで使えなくなった卓球台もいくつかあります。説明がないことも含め不合理性について疑問に思います。

    <市長>

    一時期コロナに対して非常に敏感になっている期間が続いてきており、入れ替え時に人が接触しないかなどのマニュアルがありましたが、そのマニュアルも改正されずに残ってきてしまっている部分だと思います。今回のご意見を伝えさせていただき、対応を検討させていただきます。



    <参加者>

    友岡公民館が築50年ほど経ち、耐震強度も弱く、加えて階段も一段当たりの高さが25センチほどと高いのが現状です。多くの高齢者が友岡公民館を使うので次回の改修で階段を下げようと予定しております。友岡公民館自体の建て替えも検討しておりますが、建て替えには莫大な費用が掛かり、おおよそ3億円と見積もり結果が出ました。一案として、長四小の建て替えをきっかけに学校の会議室やコミュニティ事務所などを自治会の総会などの事業で使わせていただければと思います。それにより友岡公民館の建て替えの際には建物をコンパクトにでき、費用も抑えることができるのかなと思います。小学校の利用価値も高まり、市の補助金負担率も下げられるかと思います。

    <市長>

    学校は教育委員会との調整が必要と難しい部分もありますが、もう少しお互いが共有協力できるのではないかと考えております。具体的に何ができるかというのを申し上げることは難しいですが、ご意見があったことも踏まえ、この人口減少時代でも施設の共同利用という発想は非常に重要だと思っております。今回のご意見をしっかり受け止め、検討していきたいと思います。



    <参加者>

    近くに目の不自由な人が住んでおられます。新庁舎が建設中ですが、道路工事の過程で仮設通路になっておりますが、その状況は目の不自由な人には分からず通行することができません。長岡京市で道路工事される場合、元の点字ブロックをはがして仮設通路にも点字ブロックを置き、通れるようにしてほしいと思います。

    <市長>

    庁舎の周辺工事については非常にご迷惑をおかけしております。これからも周辺工事が続いて参ります。短期間の工事も今後出てきますが、ご意見があったことを踏まえ担当者とも協議を進めていきたいと思います。



    <参加者>

    田内自治会は147世帯あります。そのうちの9戸が空き家です。高齢世帯が68戸ほどになり、多くの世帯が高齢者世帯に当たります。また、その半数ほどが70歳以上です。さらにその中の半数が単独老人世帯に該当します。土地金額も高く売れないのが現状としてあり、10年もたてば自治会内は老人世帯と空き家でいっぱいになることが予想されます。空き家対策について、駅周辺では移住者が多いですがその周辺の地域はどんどん過疎化していき、市の外側から崩れていき、この現状の対策をしないと人口が減少していくと思っています。若年層が転入してこないと働き手も賄われず、市民税が減少し、納税額も衰退する。自治会だけの話になりますが、市で進めている高齢者と空き家問題の対策の指針を示してほしいと思います。10年後には田内自治会は崩壊するのではないかと危惧しておりますが、その辺の指針も含めて教えていただきたいです。

    <市長>

    ご指摘のとおりだと考えています。空き家の状況ですが、以前からも課題であると認識しており、空き家の条例も制定しました。空き家率については、全国的にかなり増加傾向にありますが、調査しましたところ長岡京市ではこの5年間では下がっています。問題ないというものではないですが、長岡京市では土地の流通に乗っているといって良いのではないかと思います。地域により土地の区画の大きさなどの都市計画制度があり、この制度を緩めてしまうと狭隘な住居が出てき、町の統一感が損なわれてしまう可能性があります。この制度についても、もう少し踏み込み、見直していく必要があると考えております。また、長岡京市で人口が増えている一つの要因は、農家人口が減少し、田畑の農地を認められた土地計画制度の中で開発に充てているからです。今は人口増加傾向と出ていますが、ご意見があったように住まわれていない方が増えてきたら、新たな方が入ってくださるような、まさに新陳代謝を高めていかなければならないと思っています。空き家については、居住者が亡くなってしまわれてからでは大変です。生前中にどうしていきたいか、ご家族も含めてどのようにフォローしていけるかを決めておくことが重要です。長岡京市では機能不全空き家に対する条例ができました。条例の制定前は、私有財産のために完全に機能を失った建物であっても市としては何もできませんでしたが、制定後は、所有者に対して措置をとっていただくよう、働きかけを行うことができるようになりました。今後は、個人個人が空き家になる前に管理不全空き家にならないよう、意識していただくことが大切です。地域の町づくりとして、売りやすいなどの都市計画制度を見直していく方法も必要と考えています。空き家問題は条例や計画を作っておりますので、その中で意見をあったことを踏まえ反映させていただきます。



    <参加者>

    高齢化の話について、長岡京市で良いと思った事例がありました。全国的に介護保険制度が今後維持できないとされ、保険料が年々上がっています。長岡京市と知り合いが住んでいる自治体がどれくらいなのか調べてみました。長岡京市の65歳以上の介護保険料はほかの都市と比べ、低中額所得者からはあまり徴収せず、高額所得層から多めに徴収しておりました。京都市よりその傾向が強くみられます。京都市は財政的に厳しいといわれておりますが、高額所得者からはあまり徴収されていません。ソフト面で長岡京市はかなり頑張っているなとほかの自治体を調べて分かりました。自治会活動についても、自分の地域だけに目を向けるのではなく、ほかにも目を配ることで見えてくるものがあるのかなと思いました。

    <市長>

    介護保険料の負担額はこれから確実に上がります。高齢者数自体が急激に上昇し、75歳以上の人口ピークに達するのが2025~2030年と予測しております。介護保険料は、介護にかかった費用を税金・保険料・一部利用者負担で賄う制度です。使用者が多いと保険料の負担も上がります。その中で、どの層でどのくらい徴収するかについては色々考え方がありますが、やはりその中でも一番大切なのは必ず必要になれば必要なサービス料が担保されるということです。しかし担保はされますが、できれば使用せずに亡くなっていく方が幸せです。介護の概念が出てきたのは、長寿命化と併せて、1980年以降に出てきた概念です。健康的で長生きできるようになったため考えられるようになりました。それまでは介護の手前で亡くなられる方が多数でした。長生きもそうですが、より元気に生活していける方が楽しく、市も「健幸長寿」を謳っております。社会との接点がなくなってしまうと体の弱り方も急速と言われています。そのような中、自治会活動やサークル活動を唯一の接点としている方が多くおられると思います。介護にかかる費用負担が増加していくことは明確な部分ではありますが、そのような接点をしっかりと継続して築き、より元気に暮らしていけるように進めていかなければと考えております。多くの方が参加できる機会を行政も協力し増やしていくことを目標に取り組んでおります。自治会の皆様方にも引き続きご協力いただき、高齢化の波の加速を乗り越えていきたいと思っております。


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    長岡京市対話推進部秘書課秘書係

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