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第2回 生活環境審議会会議録

  • ID:1733

日時

平成24年2月13日(月曜日) 午前10時~正午

場所

長岡京市役所南棟2階会議室2

出席委員

白石会長(学識経験者)、小幡副会長(学識経験者)、内藤委員(市民公募)、村上委員(市民公募)、 奥谷委員(学識経験者)、有兼委員(長岡京市経済協議会)、柴田委員(長岡京市商工会)、小泉委員(長岡京市自治会長会)、飯出委員(連合乙訓地域協議会)、秦委員(長岡京市女性の会)、片山委員(長岡京市生活学校)、池田委員(京都府乙訓保健所)、小林委員(長岡京市環境経済部長)、山本委員(長岡京市教育委員会教育部長)

会議項目

  • 開会

(会長)傍聴希望者がおり、委員の了承を得たい。併せて、報道取材の写真撮影についても了承をいただきたい。
(一同)異議なし。

報告:奥谷委員からの報告
(資料1 京都府立大学公共政策学部公共政策学科3回生ゼミ調査報告書」説明)

議事1:基礎調査結果について

資料2 長岡京市の環境づくりを取り巻く統計等の諸指標」説明

(委員)ガスの需要量の資料について、都市ガスの数値と考えてよいか。
(事務局)都市ガスの数値である。
(委員)都市ガスだと防災避難所等、災害時の復旧に懸念があり、将来的には考えていくべき。
(会長)龍谷大学は広域避難所に指定されており、阪神淡路大震災時等、メインの配管で破損した箇所はなかった。メインの管から各施設をつなぐ管について破損する可能性があり、取り替え工事を行っている。
(委員)諸指標に対する考察はないのか。エネルギー使用量等、減少しているが、不景気等も影響しているのでは。
(事務局)エネルギー消費量やゴミの排出量が減少を続ける一方、人口は増加の傾向がみられる。不景気の影響もあるかもしれないが、市民の意識が高まっている可能性もある。
(委員)市内中心部の交通量について、自動車が減少し、歩行者、自転車が増加している。時代背景以外に、住民の意識で歩行者が増えていれば望ましいが、住民意識などはつかんでいないのか。
(会長)この数字から市民の意識までつかむことは難しいのでは。資料3の市民意識調査等も参照するとよいだろう。
(事務局)資料での提示は、事実を示す数値のみであるが、市中心部での社会実験にも取り組んでおり、市民意識等つかんでいるようであれば確認したい。

資料3 長岡京市の環境づくりのための市民意識調査結果報告書」説明

(会長)市民の環境への意識が高いことがうかがえる結果だが、行動に移す部分はまだまだ弱い。行動に結びついていくような計画をつくっていくべきだろう。
(委員)都市の「低炭素社会づくり」の満足度が低くなっており、今後どのように計画づくりを進めていくのかがポイント。
「長岡京市の自然のイメージをつくっているもの」の設問で、「長岡京市に自然のイメージはない」との回答があるが、気にする必要はないのでは。「長岡京市がめざすべき環境像」について、「都市生活が快適で美しいまち」の回答と同様の意味かと思う。
(委員)市民意識調査の実施にあたり、広報紙への掲載を実行してもらい、御礼申し上げる。今後、調査結果の広報をするつもりか。
(事務局)今回の審議会を経た上で広報していく運びである。
(委員)広報に掲載されていたが、紙面の扱いが小さかった。

資料4 「長岡京 市民まちづくりセッションの結果報告書」説明

(委員)職員ワーキングチームによる検証と評価は非常に大切。市民と連携した仕組みづくりは続けていくべきであり、職員の反省を活かしていくべき。また、こういった取組は初めての試みだとのことだが、結果的に成功したのか。
(事務局)試みとしては初めてであり、結果的には成功したと考えている。
今後、市民からの意見を計画にどのように生かしていくのかについて、十分な検討をしていきたい。

資料5-1 「長岡京市の環境づくりのための団体アンケート調査結果報告書」説明、資料5-2「ヒアリング調査結果の要点」説明

(一同)意見・質問なし。

資料6-1 「長岡京市の環境づくりのための事業者アンケート調査結果報告書」説明、資料6-2 「既往ヒアリング調査結果の要点」説明

(委員)問9の市の環境政策や環境活動に関する設問について、諸団体は環境への関心は高いのに対して、事業所のほうは残念な結果が出ている。3.11を きっかけとして新たにまちづくりの機運が高まるなか、企業と市民、企業と行政、団体等が連携できるような機会が必要では。お互いに、どこかに接点があるは ず。
(事務局)重要なご指摘かと思う。今日、行政だけで環境の取組を進めていくことが困難ななか、今後、市民や企業、諸団体の力を借りながら取組を進めていきたい。
(会長)市民、事業者、諸団体が自由に意見交換しながら取組を進めていくことは大切であり、今回の計画づくりのプロセスを通じて、改めて大切さを再認識した。計画の中にも、このような取組を盛り込んでいくべきだろう。

議事2:次期計画策定方針案について

資料7 「次期計画策定方針案」説明

(会長)全体としては30年の計画となっており、めざす環境像は現行計画を引き継ぐ形になる。最後の10年は飛躍を遂げる必要があり、具体的な行動について、市民、事業所等に見える施策を展開する必要がある。
ただ、温室効果ガスの削減を進め、温暖化対策を進めていく段になると、具体的な活動が見えづらい状況があったのがこの10年間ではなかったか。
今後、大きな課題の克服を目指して取組を進めていけば、住みよく、環境のよい長岡京市になっていくのではないか。そこをリードしていく施策として、「(仮称)“低炭素タウン長岡京”構想(案)」が位置づけられている。
(委員)「バックキャスト型」が示す意味は何か。
(会長)現在の取組を積み上げていった結果を示すのが「フォアキャスト」。「バックキャスト」は、例えば、30年後の将来の姿を実現するために、今、何についてどこまでの取組をすべきなのか、目標から逆算して行動計画を立てることをいう。
(委員)「(仮称)“低炭素タウン長岡京”構想(案)」の取組について、「節電」「エコポイント」の取組は、主婦の立場からも評価できる。
(委員)「(仮称)“低炭素タウン長岡京”構想(案)」に関連して付け加えたい。「節電」はもちろん大切であるが、その電気がどのようにしてつくられている のかが重要。原発による発電の比率が下がれば、化石燃料による発電の比率が高まり、「節電」してもCO2削減に結びつかない。
太陽光発電の導入や西山資源を活かした取組、マイクロ水力発電など、再生可能エネルギーへの転換についても強調してもよいのでは。
(委員)市民意識調査では、西山や自然環境に対する意識が高いという結果が示されており、将来にわたる西山の環境保全も重要。
「(仮称)“低炭素タウン長岡京”構想(案)」について、2020年に長岡京市がどのようなまちになるか、「長岡京市地球温暖化対策実行計画」がイメージを形成する一助になるが、中でも、どういった面に重点を置くのか、考えながら取組を進めていくべき。
2020年がどんな長岡京市になってほしいのか、次回にでも委員でイメージを出し合うことも重要では。
(委員)「長岡京市地球温暖化対策実行計画」は市民全員に配布されているのか。このような計画があったことも、審議会の参加で知った。
「わかりやすい計画」にしていくとのことだが、その対象は誰なのか。今回の一連の資料の中で、「子ども」のキーワードを頻繁に目にするが、「子ども」も対象に なっているのか。誰に対してわかりやすくするのかについて明確にすることで、市民の興味も高まり、環境づくりへの参加が広がるのでは。
(事務局)市民全員には行き渡っていない。
様々な媒体を活用しながら、「市民」全般にわかりやすいものにしていきたい。子ども向け冊子の作成も検討したい。
(委員)事業者アンケートの結果について、事業者としての回答か、各事業者の担当者個人のものになっているのか。
団体アンケートやヒアリングで担い手不足が指摘されているが、そこで職員として働く年代層にアプローチするために、事業所の従業員向けの冊子を作成し、事業所を通じて配布してもらえばよいのでは。
(事務局)事業所、市民、行政が連携した取組は重要であり、事業所の役割も大きい。働いている人にも配慮した計画づくりも考えていきたい。
(委員)今回の計画づくりは、現行計画の見直しと考えてよいのか。また、現行計画に掲載されている「部会」は現在も活動しているのか。これまで計画づくりに携わった人も引き続き活動されているのか。
(事務局)現行計画は、非常に多くの人の手でつくられたが、進行管理が難しい計画。その反省も踏まえ、見直しを行いたい。
「部会」や計画の実現について、「環境の都づくり会議」が立ち上がり、7つのプロジェクトが熱心に取り組まれている。ただし、全ての取組が、環境基本計画の推進につながっている訳ではない。
(会長)これまでの活動を引き継ぐことは重要。ただし実施計画とのすり合わせも大切であり、今回の大きな課題の一つとなっている。
これまでの活動について、前向きな視点をもちながら計画の策定に取組むべきだろう。
(委員)社会・経済動向について、新駅整備や第二外環の整備についてもふれるべきではないか。
(委員)調子地区で、立命館中学校・高等学校の移転に関する説明会があるが、学生の通学マナーに言及して釘を刺しておくべきだ。
第二外環の防音壁に関する市民への説明会も開催されるが、そうした各地域の課題もこの計画に加えるべき。
恵解山古墳の整備が進むが、新駅が整備されるとよい観光コースになる。その際、公衆便所が必要。「公衆便所配置計画」等を策定し、快適な都市づくりを進める必要がある。こういったレベルの課題を計画に取り上げるのかについて、整理しておく必要がある。
(会長)今回配布の一連の資料内容についても計画に盛り込んでいきたい。

資料 「環境基本計画の対象範囲」説明 資料8「アイデアシート」説明

(委員)交番の配置等の「防犯」、また、「防災」「道路」「自転車」等について、地域環境に含むかどうかで計画の検討範囲が明らかになるので、配慮いただきたい。
(会長)行政で策定している他の計画とのすみ分けも必要。ただし、切り分けてしまうだけでなく、計画推進に必要なものであればオーバーラップしてもよいのでは。
アイデアシートに関するご提案等があれば、事務局まで一報をいただきたい。
(事務局)次回は6月の開催予定。

配布資料

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長岡京市環境経済部環境政策室脱炭素・環境政策担当

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