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第5回生活環境審議会会議録

  • ID:2986

日時

平成25年2月19日火曜日午後1時から3時10分まで

場所

長岡京市役所南棟2階会議室2

委員の出欠(敬称略・順不同)

内藤  進義  (市民公募)

村上 綾子   (市民公募)

白石 克孝   (龍谷大学政策学部学部長)

小幡 範雄   (立命館大学政策科学部教授)

奥谷 三穂   (京都府文化芸術振興課長)

柴田 政代   (長岡京市商工会理事)

小泉 正次   (長岡京市自治会長会副会長)

小菅 祥光   (連合乙訓地域協議会幹事)

秦  陽子    (長岡京市女性の会会長)

片山 洋子   (長岡京市生活学校運営委員長)

江川 宗治   (長岡京市環境の都づくり会議代表)

木南 敬之   (京都府乙訓保健所環境衛生室長)

山田 勝吉   (長岡京市環境経済部長)

中村  修    (長岡京市教育委員会教育部長)

<欠席>

有兼 茂  (長岡京市経済協議会)

項目

議事1 :長岡京市第二期環境基本計画(案)パブリックコメントの結果について

会長

修正についてご意見をいただき、それを踏まえて結果一覧をホームページで公開する手続きを進めたい。市民の意見に対して市の考え方がこれでいいのか、気になるところがあればご発言いただきたい。

委員

 計画本文のP51-52の第6章1で「計画の進捗管理体制・推進体制等の変更」として、資料には25年度以降の体制が書かれている。このなかの管理についてはわかるが、推進後は生活環境審議会がするということなのか、推進体制がどうなったのかがわかりにくい。

会長

資料4にあるように来年度の体制も含め、再提案という形で修正が入る形になる。この点は議題1で議論すればいいのか、2の基本計画そのもののところで議論したほうがいいのか。

事務局

2番の基本計画修正案か、推進体制のところでご議論いただきたい。

会長

パブリックコメント自身についてこういう対応をしたという形で修正したが、今の箇所は大きな変更を含んでいるため、議事の2番目の計画修正案のところで審議したい。

委員

パブリックコメントは非常に意味がある。いろいろ意見を述べたいので時間を取ると思われる。この資料1~4について時間配分をどうしているかで判断したい。

会長

パブリックコメントについては20分程度、事務局説明も入っているため、実際は15分前後だ。今日は答申とりまとめのための議論を完結する必要がある。それに関わっての時間をきちんと取りたいという考え方だ。

委員

了解した。まず提出数が16名73件とは、どの程度の方に頼んで16名となったのか。

事務局

市民すべての方に市のホームページや広報等で呼びかけた結果だ。

委員

市民の関心度と、特定の人の意見か、多くの方の意見なのかが大事だと考えたのでコメントの比率が知りたかった。この2年、市民公募委員として進んで意見を述べようと思い参加している。コメントも進んで意見を出していただいた方から、例えばP1の5番で、「市民生活の利便性も維持しつつ」を環境活動の基本方針に加えてほしいとか素晴らしい意見が出ている。しかし計画を見ると希望したことが反映されていないように読める。せっかくコメントしたことに何もしてくれないとなると空しい。

本文のP72の(2)を見ると、騒音問題や災害等の危険がないという項目は市民の満足度が低い。そのデータを受け止めたこの委員会の答えは入っていない。全体の計画は十分だと思うが、格好だけの市民参画ならやめてほしいといいたくなる。一生懸命やっていただいているが参考までに申しあげた。

5章にある「エネルギー利用の見える化」という言葉だが、NHKの「再生エネルギースペシャル」という番組ではエネルギーのシフト化といっていた。「見える化」は10年間使えると覚悟して活字にしたほうがいいのではないか。検討するところがあるならお考えいただきたい。

会長

パブリックコメントに対する市の考え方をどう答えるかは練ったほうがいい。2点目はエネルギーの「見える化」という言葉についてのご指摘だった。

委員

1月12日にシンポジウムがあり、それが基本計画に含まれているのはよかった。パネリストの木原先生からLEDはメンテナンスフリーになる。すなわち市民生活の利便性につながると話があった。表は環境で打ち出し、裏ではどうすればみんなが動くかという発想なら成功する。LEDに関連してP40のシンボル施策は非常にいい。この施策を拡大すれば市民がついてこられるだろう。

徳地先生のいわれた西山の魅力アップのためには、予算をもって実行する行政の方が行って見る必要がある。古澤先生からは多くの活動団体の人たちをどう織り込むのかという話があり、まったく同感だ。初心者を対象とした緑のボランティア講座や桂川美化作戦、エコ活動で賞を受賞している神足小学校や長岡第四小学校、それらがこの計画とどうつながっているのか、活動している方の活動が生かされていることがわかりやすくなるようにしてはどうかというお話だったと思う。そのあたりを参考にしていただきたい。

会長

長岡京のなかでそれぞれ活動している人たちの取組みをどう見つめ、情報や交流を打ち出して計画のなかに盛り込んでいくのかについて、格段の配慮があったほうが2期目の計画としていいのではないかというお話だった。文言として十分入れられているかを議題の2番で検証したい。

最初にご指摘のあった市の答え方について、修正すると書いている箇所はご意見を生かしたニュアンスにしていただけるのか、P72の満足度の点について事務局から意見があれば出していただきたい。

事務局

ご指摘を踏まえ、公募意見に対する市の考え方の文言はもう一度見直したい。1章の文言については、現在の環境基本計画の理念等を踏襲する形で進めているため、理念に修正を加える形になる。それが必要であれば本審議会にもお諮りをする必要がある。事務局だけの判断では変えられない。

委員

その点は理解しているが、「市民生活の利便性を維持しつつ」はいい言葉だ。

会長

今の点で、現状環境問題を考えると「利便性」とは自動車を自由に走らせたい、バスも電車も走らせたいというのも利便性になり、言葉自身がいかようにも取れる部分がある。理解に幅がある言葉を理念に持ち込むと、本文の答申の鋭さがなくなるように思った。環境活動と利便性とを両立させる方向性を出していくことに推進力があるのも事実だ。そのあたりは第5章の文言を一部修正して盛り込めばいいのか、基本理念に立ち返って議論すべきなのか。このあたりについてもご意見をいただきたい。

十分議論したことを市の考え方のなかに盛り込んだと、丁寧にお答えすればいいのではないかと個人的には思っている。

委員

今のお話だと基本計画は変えてはならないということか。

事務局

そういうことではない。

委員

そうでないなら多少検討の余地はあるだろう。

会長

最終回で基本理念の文言を検討するのは、責任をもった議論が今回だけでできるのかという不安もある。その意味でここも含めて検討したうえで、5章に意見を踏まえたものを入れてはどうか。

委員

会長にお任せするが、最後なので意見を述べさせていただいた。

エネルギー利用の「見える化」も気になる。「見える化」という言葉はどこから出てきたのか。

会長

「見える化」は比較的よく使われる言葉だ。関連して「見える化」と括弧で括られている箇所と、括弧を外して書かれている箇所がある。「見える化」を括弧で括って限定的に使うのか、将来にわたって一般的な名詞として使うかは括弧の有無でニュアンスが違う。そこも含め、議論をいただきたい。

委員

利便性の件で、基本理念のP7の2番の解説で、環境ばかりではなく経済や雇用、生活の質とも両立させて本当の豊かさがもたらされるとある。これを利便性とも置き換わるとされるとわかりやすい。これを5章に展開しているとされたらどうか。

会長

市の考え方で、利便性も維持しつつ環境の問題に取り組んでいるという言葉がP7の解説の中に入っているが、重要な指摘なので5章で一部文言修正して対応させていただいたと丁寧にお答えいただくようにしたい。

委員

 騒音の点だが、P72で満足度が低いとなっている。P35の(5)に「騒音、振動等の環境調査を実施する」と書いてあるが、調査だけではなくやれることがあればもう少し書かれたほうがいい。

会長

パブリックコメントの71番で具体的に騒音問題が指摘されているが、行政単独で規制をかけられるものでないことは質問者も承知していると思われる。次の10年間に、自発的な取組みに改善していく努力を事業の推進母体の中で議論する。その点についてはP35の(5)に書いてあるとして、本文と連動させた回答にしたほうがいい。そういった修正でいいだろうか。

委員

それで結構だ。

会長 

「見える化」について括弧を付ける、付けないは、言葉としてどうするということもある。

委員

最近、言葉として一般化してきた。

委員

 カギ括弧を付けたほうがいい。

会長

カギ括弧を付けることで統一したい。

委員

騒音と振動の件は程度問題で、個人差もある。市としてどのレベル以上を騒音とするといった基準値はすでにあるのか。

会長

騒音防止条例など、国の環境基本法以外に独自のものはないのか。

事務局

それはない。パブリックコメントにあるように在来線の規制は対象除外で、国もどういう手が打てるかの検討をしているが具体的には出てきていない。長岡京市では在来線の苦情は今までなかったが、意見を出された方は日常生活で騒音が気になっていると思われる。

委員

それは基準値を超えるものがあるということか。

事務局

在来線についての規制基準はつくられていない。新幹線、道路、事業所にはある。

会長

パブリックコメントの71番のご意見に対しては、次の計画の中で具体的な改善につながるような市独自の活動として調査、取組みを進め、P35の(5)「適切な環境管理」に基づいて推進の努力をしていくし、国の法律の有無等、解説が必要ならもう少し書き加えていただいたほうがいい。
パブリックコメントの市の考え方のところは事務局で精査し、丁寧な答え方になっていない部分はできる限り丁寧にするということなので、責任をもって対応していただくようにお願いしたい。
特に本文の当該箇所でふれているところがあれば、計画文書のページを参照してくださいと書き加えていただくなどしていただければありがたい。

委員

資料5で用語集が付くということだが、後ろに付けるだけなのだろうか。本文に特に注はなかったが、見ている側はわかりにくいので、何か工夫されたほうがいいのではないか。

会長

最後にまとめるより、脚注の形で本文下に入れたほうが見やすい。複数回出てくる言葉もあるが、ページも少し離れているのでそれぞれ簡単に用語説明を下に書き加える形でお願いしたい。

事務局

了解した。

議事2:長岡京市第二期環境基本計画修正案について

会長

今説明のあった点について、会議冒頭にあった2人の委員からのご指摘も含め、集中的に議論していきたい。あるいはぜひ審議してほしいという箇所があればご指摘いただきたい。

委員

本文P51の第6章で「子どもたちの意見交換の場を設けます」となっているが、パブリックコメントのP16の65番で具体的に「子ども部会」を「教育部会」としてはどうかとある。このあたりを審議できないか。

会長

先ほどご意見の途中だった委員からご意見の補足をいただきたい。

委員

進捗管理をするのと推進とは違うと思うが、第二期環境基本計画を推進実行するのはどういうところになるのか。そのあたりが明確になっていない気がする。

会長

進捗管理と推進体制を分けた中で、推進体制が具体的にどうあるべきなのか、子ども部会の名称のあり方や市民の諸活動に対するフィードバック、発信等、推進に関わってもう少し配慮する必要があるのではないかというご意見だったと思う。

委員

立派な計画があるが、実際にこれを推進していくのは誰なのかがよくわからないし、推進に対して市民がそれだけの意識をもっているのかどうか。例えば自治会長会のほうに市の方が説明に来られ、各自治会に下ろして意識をもたせるというステップにしたほうが一般市民は理解しやすいと思われる。この環境計画を市民の皆さんに知らせるステップをもう少し考えたほうがいい。

会長

P51の中程に「市民団体等による「プロジェクトチーム」を設置し云々」と書かれている。プロジェクトチームは中間支援組織や既存の活動団体が入るなどわかるが、その下の市民や事業者とプロジェクトチーム、市とをつないでいくところにあまり言及がないのではないかというご意見をいただいた。地域の人をつないでいくところに対するあり方や進め方が弱いのではないか。

委員

P51・52で「体制のイメージ」「推進イメージ」という言葉が使われているため計画とはいえない。イメージという言葉を取り、こういった推進体制にするということを書かなければならないが、変更がまだあるということで書けていないので、答申までにここを詰める必要がある。イメージがなぜ付いているのかうかがいたい。
どういう手続きで推進していくか、地域に入ってやっていくかという推進体制が欠落している。記述がほしい。

会長

今のやり方だと、個々の活動を情報収集し、発信する手伝いをするのが各プロジェクトチームの仕事なのか、あるいは環境審議会を含めた市の進捗管理体制、行政の仕事の一部としてやっていくのかの記述が曖昧だ。住民と市の間にプロジェクトチームが入る書き方になっていて、そこは中間支援組織に委ねたほうがいいという考え方なのか。積極的に市として市民に働きかけ、交流、発信していくのかというあたりが弱い。

委員

新しい推進やチェック体制をつくってやろうということはわかるが書ききれていない。新しいものをやるというところが出ればいいのではないか。

会長

将来的には中間支援組織が体制づくりに努めるという文言になっているが、計画の進捗管理を進める市の中の母体はどう関与していくのか、住民の発信をどう受け止めるのか。そのやり取りがもう少し書き込まれると、市も関わっていることが読みやすいと考える。

事務局

推進体制だが、第4章の基本施策については前環境基本計画が行政計画としてうまく機能していなかったという反省があり、行政で実施計画を作成し、行政の総合計画と連携させて実行・管理を進めていくということを、P53の4番に書いている。第5章のステップアップ・チャレンジは、市民の取組みをトップランナーとし、共同体制の下にやっていくという位置づけをしている。P48に行政と市民・団体、事業者の役割分担について挙げ、その役割分担に基づいて運営していく。その運営にあたってはP51の図にあるようにプロジェクトチームを設置し、プロジェクトチームで行政と連携、情報交換をしながら、行政が各団体、市民、事業者の取組みを把握し、報告して審議会に諮っていくというプロセスでやっていきたいと考えている。
「イメージ」という言葉は、当初こちらに中間支援組織を設ける話になっており、イメージというキーワードで議論を進めていた。そのときのものが残っている。イメージについては今回削除し、答申にあげていきたい。

会長

具体的にはP46の3「環境づくりの市民力アップ」の(1)(2)(3)のところに、一部だが推進について具体的にふれている。P53で事務事業との関連づけで書いているだけだと、行政で責任をもつことはわかるが、市民とのやり取りはどうなのかわからない。P46の(1)(2)(3)の具体的な施策の表題を入れる形で積極的に推進していくことを謳う必要がある。
提案としてはP51の「“環境の都”ステップアップ・チャレンジの推進体制」の2段落目に4章の市民力アップでやっていく課題を例示し、環境づくりの市民力アップのために全力を尽くす。進捗管理においてはそれがきちんと果たせているか、スタート時は重点的に見ていき、各団体といろいろな取組みを日常活動の中で行うとつなげて、市が積極的に推進していくことを書いてはどうか。

「体制のイメージ」の「イメージ」は取っていただく。

委員

P51のステップアップ・チャレンジの推進体制だが、平成23年に市民環境調査をされた際、環境のためのボランティア活動をやりたいが、その窓口がないという市民からの声が6~7割あった。そういったものを中間支援組織としてつくろうと府立大学の学生たちが提案したものだ。この図で、団体、市民といろいろあるなかで、潜在的に環境活動をやりたい人たちを引き上げるために中間支援組織をつくる。プロジェクトチームについては、P39にある大きな3つの事業を推進するためのプロジェクトチームでないと全体が進まないと理解している。そこを市民の皆さんによくわかるように伝えるということが1点。
先ほどの市からこういう計画ができたと自治会組織に下ろしていくやり方ではなく、ステップアップ・チャレンジなので、市民が潜在的にもっているものをステップアップさせ、チャレンジさせる仕組みにもっていかなければならない。そのあたりは表現を考えていただきたい。

会長

P39の3つのステップアップ・チャレンジに関わってプロジェクトチームを編成すると本文で書いてあるが、P51には繰り返しになるが、P39の3つに関わる事業を重点的に推進していくと具体的に書き込むと、5章と前のつながりがわかりにくいという点が解消される。そこに向けてプロジェクトチームや参加する団体との関わりを積極的につくり出していくことを大切にしたいということを、推進体制の中で具体的に書いていく。
中間支援組織については、P51の下の図で団体、市民、事業者、学校それぞれのネットワークをみんなでつくる、「中間支援組織づくり」として丸で囲み1つ加えたらどうか。間につなぐ役を最初から与えるとしんどいのではないか。
各団体の活動を横につないでいくという意味で、プロジェクトチームにぶら下げるより、市民、事業者等の中に位置づけ、中間支援組織づくりとして下の四つの中に加えるほうが推進体制としてはわかりやすいと考える。

委員

P51の図で、プロジェクトチームと横並びで「次世代育成」とあるのも唐突な感じがする。これも中間支援組織づくりを加えるなら、「次世代育成」は箱から外に出し、タイトル的に付けたほうがいい。

会長

「次世代育成」は全体で共通する重要課題なので、プロジェクトチームの括りと一番下の括りの外に、枠を大きくする形にして入れる。市民の方は図を最初に見てから本文を読むと思われるので、図をわかりやすく変更してはどうか。

委員

6章はこれからの話だ。資料4に「平成25年以降も生活環境審議会として継続する」とあるが、この審議会は基本計画の推進を図るための審議会なので、6章にその旨を明確に示し、どういうことを進めていくかの概念は以下のとおりで、概念の範囲で修正しなければならない。詳細に詰めていくことは新しい審議会の仕事で、ここで議論しても仕方がないのではないか。

会長

審議会が何に対してどう責任をもつか、必要がある場合は政策の提言を行うと書いているが、もう少しステップアップ・チャレンジを書き込んでもいい気がする。この計画を推進することについて具体的に書かないと通常の委員会が1つつくられるという印象になる。詰め切れないことや将来の進行についてはここで議論していくということを加えるという提案と思われる。

委員

現在、中間支援組織はないのか。

会長

これをつくる必要があるという提案だ。

委員

今、長岡京市緑の協会が環境ボランティアとして活動している。進捗管理体制に緑の協会も携わってもらえれば話が早いのではないか。パブリックコメントのP14にいろいろ書かれている提案に対しても、解決する場所や組織を緑の協会の中に置くことはできないかと思った。

会長

ふさわしい団体等があればそこに委ねていくことはあるが、ここで決めて例示していくことはできない。イメージとしてはわかる。

委員

P51の中間支援組織だが、P47の(3)2で立ち上げに向けたプラットフォームづくりとある。団体や市民等いろいろ主体が個々に活動しているなかから、ステップアップの3つのチャレンジ事業に対して、それらをつなぎ連携してやっていくための場、プラットフォームが必要だ。そのなかから自然発生的にプロジェクトをつくっていくのがまさに市民参画の動きだ。そういうものがP51の図の扇型のところに矢印でいるのではないかと思った。

会長

中間支援組織は学校から団体まですべてとりまとめてプロジェクトチームにつなぐような、新しいタイプの団体に近いものになるかもしれないが、性格づけ自身を規定してしまうのは難しい。連絡会議型と専門家集団型とで、連絡会議型だと間をつなぐ役割でいいが、実際に物事を動かしていく後者のタイプだとプロジェクト同士をデザインしていくようなことが行われる。どちらのタイプでいくのか、この図での位置づけは難しい気がする。

委員

P47の(3)2のプラットフォームづくりは、もし書ければP51の図で、出発段階のものと中間支援組織ができたときの理想形と2つ書く。将来的なものを破線で入れるといったイメージもある。

会長

P51の図で、「次世代育成」を外に出すと申しあげたが、中間支援組織づくりもどこかのグループには入れずに外に出す。次世代の育成と中間支援組織づくりを、推進体制の中で特別に意識していくという書き方のほうが現実的かもしれない。

委員

P47の(3)3「計画の推進体制づくり」の一番下に「環境基本計画推進」と書いている。中間支援組織ができたとして、中間支援であって推進ではない。すると推進の責任はどこなのかがやはり曖昧だ。基本計画の推進は人的パワー、予算の実行もできる行政しかないと考えているので行政がやるのだと明確にする。そうでないならこのような推進組織がやるとする。責任をもって環境基本計画を実行しようとするなら、計画の中に明確に表現してしかるべきだ。

委員

(3)3には「行政と市民が協働で推進組織を立ち上げます」という文言があり、推進は市民と行政が協働ですると書かれていると思う。

会長

表現の順番を変えればいいのではないか。P53の3に環境づくりに向けて必要な取組みを、行政と市民・事業者が連携して真剣に考えてやると書いてある。この3を6章の計画の推進の最初にして、行政と市民と事業者でやると書く。推進体制が前で進捗管理体制、各主体の役割という順番ならわかりやすいのではないか。
まとめるとP53の3番を計画の推進の1番にし、全体の推進の方向性を謳う。「計画の進捗管理・体制づくりと計画改定の進め方」を2番に振り替える。「“環境の都”ステップアップ・チャレンジの推進体制」を先にし、次に「計画の推進管理体制」とする。「“環境の都”ステップアップ・チャレンジの推進体制」のところに、5章のステップアップ・チャレンジの3つの事業を牽引力にしていくということを書き加えていただく。
図も次世代育成と中間支援組織づくりを外に出す形にし、当面の重要な共有課題だと謳う。そのうえで計画の進捗・管理体制が入る。そこで今後、計画の推進にあたって必要であれば議論、提言をこの審議会がするという書き方にする。
P52は「進捗管理・推進体制」という形でもう一度市とプロジェクトチーム、審議会との関係を書く。市のほうがプロジェクトチームと連携して進めていくと書いてあるので、最初の部分に行政と市民・事業者が連携していくと謳えば、プロジェクトチームと市が連携という図も説得力をもって読めると考える。
細かい点は市と正副会長に一任という形にさせていただきたい。

委員

おっしゃるとおりでいいと思うが、荒っぽい表現をすると新しい審議会にお任せしたらいいというニュアンスでつないでおけばいいのではないか。

会長

6章は方向性を示すところなので、次の皆さんにそういう考え方で進めていただきたいというスタンスで全体として補足を書き足していきたい。

委員

今の話の流れだと「イメージ」という言葉が出ても仕方がないように思った。

会長

「計画の進捗管理体制」については、行政が計画を遂行していく責任をもっていくということなので「イメージ」は取ったほうがいい。P52の「進捗管理・推進」の「イメージ」はどうか。主体間の役割については限定して書かないほうがいいだろうか。

委員

この体制で計画が達成できた、未達、変更があったという評価になるので、「イメージ」は取ったほうがいい。

委員

「イメージ」はなしでいい。それより左側のプロジェクトチームが3つ書いてあるのを1つにするか、何か固有名詞を入れるか何かしたい。

会長

P39の3つの事業がここのプロジェクトチームなので、3つを具体的に書き入れたほうが何のチームかがわかりやすい。図のほうもプロジェクトチームのテーマがわかるようにし、このページの中で完結するようにしていただきたい。

委員

今6章のところを議論したが、4・5章との関係を理解し、整理して、6章の推進体制が書ける。そこを市の中でもしっかり議論していただき、その関係を下からあげるのか、モデル的なプロジェクトで第5章があがるのか整理していただく。また4章の全体の基本計画の中に5章があるのか、その外側に第5章があるのか。そのあたりを議論していただくようお願いする。

会長

市とのお話では、環境基本計画全体を高い水準で達成するために、5章は次のステージへステップアップするための率先牽引力プロジェクトというイメージで、市としても3つのチャレンジに精力的に取り組むというニュアンスで理解していた。6章は、5章で意味のある成果を上げ、4章以前の全体の計画がより高いものになっていくための関係づくり、実践づくりをやっていくというイメージでどうだろうか。審議会の整理として、5章で牽引し、最終的に4章全体の計画の達成に大きく寄与していくという書きぶりにしていただいたらどうか。
6章だけ読んでも一定わかるように4・5章との関係性等、書き入れていただくよう配慮をお願いしたい。
6章の項目の入替え、一部の文言説明の加筆、図の差替え、「イメージ」という表現の削除という方向でとりまとめさせていただきたい。最後は正副会長と事務局で責任をもって見やすい表現にするのでご一任いただきたい。
(異議なしの声)

議事3:生活環境審議会答申案について

会長

2月21日木曜日の夕方に市長にお会いし、正副会長で検討したものを手渡しさせていただく。

後日、皆様にも計画案をどうとりまとめ、市長にお渡ししたかを文章で郵送し、報告に代え

させていただく。

資料3のような文章で市長に答申するということでよろしいだろうか。

(異議なしの声)

それではこれを答申文として案文を添付し、市長に責任をもってお渡しする。

その他

会長

 委員の任期は2年のため、25年度は新たに委嘱する形になる。協議会ではなく審議会なので、

行政の中の法律的な位置づけについてはより高いものになる。

お蔭様で立派な第二期環境基本計画案を提出することができる。皆様のご協力に心より感謝申

しあげる。

お問い合わせ

長岡京市環境経済部環境政策室脱炭素・環境政策担当

電話: 075-955-9542

ファクス: 075-951-5410

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