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第7回生活環境審議会会議録

  • ID:3933

日時

平成26年2月12日(水曜日)午後1時30分から午後3時まで

場所

長岡京市役所北棟4階大会議室A

委員の出欠

鶴谷  美佐保(市民公募)

岡本  妙圭(市民公募)

白石  克孝(龍谷大学大学院政策学研究科長)

小幡  範雄 (立命館大学政策科学部教授)

中小路  貴司(長岡京市商工会)

小菅  祥光(連合京都乙訓地域協議会)

奥本  和巳(長岡京市自治会長会)

秦  陽子(長岡京市女性の会)

江川  宗治(長岡京市環境の都づくり会議)

奥谷 三穂(京都府文化芸術振興課長)

杉原  道生(京都府乙訓保健所)

山田  勝吉(長岡京市環境経済部長)

中村  修(長岡京市教育部長)

<欠席>

有兼 茂(長岡京市経済協議会)

徳地  直子(西山森林整備推進協議会)

片山  洋子(長岡京市生活学校)

項目

議事1:長岡京市第二期環境基本計画(案)について

事務局:(資料1説明)

会長:ここでは実施計画の案について質疑応答していきたい。

委員:16ページの「美化パトロールの実施」について、シルバー人材センターに委託しているとのことだが、それだけでなく、出来る人が出来る時にボランティア精神でやっていくという機運を高めていくための働きかけを行政がやっていく方が良い。

事務局:ご指摘いただきました通りです。いま委員からご意見があったようなPR活動、市民の皆さんの意識の高揚についても積極的に取り組んでいきたい。

委員:これに関連し、ボランティアとしてみどりのサポーターの活動をしている団体は市内に77団体ほどあると聞いている。花や植栽の手入れだけではなく、そのグループの多くは活動エリアを“きれいにする活動”もされている。なんとか関連して表現できればと思うが。

事務局:この部分については、長岡京市が制定した「まちをきれいにする条例」に基づく内容を考えている。一方、先ほど委員からご指摘いただいたような市民に対するPR、ごみ等の削減に向けての意識啓発を行政が推進していくというものもあるので、それについては積極的に取り組んでいきたい。

委員:7ページに再生可能エネルギーの世帯当たり普及率5パーセント以上目指すとあるが、現状(平成23年度末)が1.7パーセントで27年度の目標値が2.47パーセント以上、34年には5パーセント以上を目指すとなっているが、これは他市と比べてどのような位置にあるのか。

事務局:インターネットを通して、一部調べた結果、5パーセントを達成しているところというのは、ほとんどなかった。長野県の飯田市などは、ある意味別格であり、5パーセントというのはなかなか達成しているところはなかった。長岡京市は25年度において、ほぼこの目標2パーセントを達成しております。今後、この推移で市として太陽光発電の普及促進に努めていきたいと考えております。

委員:現状の普及率は分かるか。

事務局:J-PEC(一般社団法人太陽光発電協会太陽光発電普及拡大センター)が都道府県レベルの普及率は提示しているので、それを確認し、回答させていただきたい。

委員:3ページの一番下の(4)のところで、「再生可能エネルギー導入の検討として研究を進める」とあるが、具体的に研究とはどういうことか。

また都市計画課のまちづくり審議会の委員をしているが、その中で、二外の道路が通ったことで大規模な開発が西山の小泉川を渡るような形で行われ、あの辺りの自然環境が激変している。今回の計画の中では、ホタルの生息地域の保全ということが13ページに挙がっている。ホタルの保全は象徴的なものだが、二外や新駅完成後、周辺をどういう風にしていくのかを、市をあげ、都市計画と生活環境審議会が一緒になって計画を進めていくという姿勢が大事だと思う。まちづくり審議会で小泉川の川縁を水辺の散策路のように整備できたらどうかという話が出ていたので、書き加えることもできるのではないか。

事務局:まず、3ページ再生可能エネルギー導入方針の検討という部分について、他市でも公共建築物の改修・改築をする時等に、改修方針のようなものを作っているところもあるので、私たちが勉強しているということで研究と書かせていただいた。同じく5ページのエネルギー効率の高い公共建築物の再整備方針の検討というところについても、研究と書かせていただいている。

もう1点、小泉川の話ですが、担当の都市計画課に詳細を聞いて、もし追加できるようであれば検討させていただきたい。

委員:公共空間における再生可能エネルギーの部分は学校改修等に併せてということなので、間伐材を活用した校舎造りや薪ストーブを入れるなど、子どもたちに西山との関連が見えるような、そういう木とエネルギーというのを両方やっていただきたい。

委員:全体的なことで、目標値を数値で書いてある場合、この数値は一体どういうものなのか。例えば、14ページの公園緑地の整備・維持管理、同じことが17ページに出ているのですが、この2.85というのは、先ほども質問があったように全国の中の都市をみて長岡京市と同じような内容のレベルのところをとらえて比較されて2.85がいいのか、それとももっと目指すべきものがあるのか。これは一部の例でほかにも同じようなものがあるが、どうか。

事務局:この計画の中の数値目標について、数値の持つ意味がわかりにくい部分もある。しかしこれを全て計画の中で表現するのは難しい。例えば公園面積などは、国立公園を持っている市などではかなり広いため、一概に全国平均といっても、それに劣っているといけないのかと言うとそうでもないところがある。そういった部分については、次の議題になる評価のところで、達成状況はどの程度なのか、京都府下の中ではこれくらいが平均だということを書き加えながら、評価結果がいいのか悪いのかということを報告できるような形に出来ればと思う。

会長:今の事務局からの説明について、第二期環境基本計画の実施計画の第1期間(平成25年度から27年度)についてどこまでいった、いかないということを書くというやり方よりも、後の評価のところで、この第二期環境基本計画の今回から第3期間(平成34年度まで)を通じて、ここまで到達したいと分かるようなものにしたいと考えている。どちらの箇所にも書き入れていけば、もちろんわかりやすいのかもしれないが、ここは計画数値を各所管がどこに置くのかということを我々の方から明確に伝えるというような形にした方が良いと思います。その到達結果が良いか悪いかは別建てにするということでよいか。

全員:異議なし

会長:それでは、実施計画(案)については、あくまでも担当課の方がここを目指せという、目標はここだということを我々の方から提示するという形の性格のものにして、それがどうなっているのかということは後の評価に関するわった事業として別の議論をするという処理にしたいと思いますので、了承願います。

議事2:第二期環境基本計画実施計画評価方法(案)について

事務局:(資料2説明)

会長:事務局から説明のありました評価方法案について、報告書として具体的にそれがどういう意味を持つのかということについては、書いていただけるようになってきていると思いますし、先ほど委員からご質問がありましたように、それは全国的にみた時に良いポジションにいるのか問題があるポジションにいるのかということについても補完的に伝わるコメントを書く箇所というのを設けてあるということを聞いているので、最終案の方向で仕上げていくということでよろしいでしょうか。何かご意見があればどうぞ。

「◎(ニジュウマル)」、「○(マル)」、「△(サンカク)」、「×(バツ)」という言い方はわかりやすいと思うが、元の成績が良いところが頑張っても評価が悪くて、そうでないところは少し頑張れば「◎(ニジュウマル)」というのは、ものによっては議論を呼ぶかもしれない。定性目標は、前年度の比較ではなく、目標を達成しているかどうかであるから、「◎(ニジュウマル)」だとわかりやすいものになる。この辺りは、努力された担当課のみなさんが納得いく評価をもらえることになるのか。

委員:評価にコメントをつけた方がわかりやすくなる。印だけではわかりにくい。

委員:数字で表わせられる場合は良いが、数字で表わせられないような評価をしなければいけない時が困ると思う。その時どうするか。

委員:前年度同じであれば「△(サンカク)」をつけるということになると、例えば9ページや12ページなどで、目標通知を維持することが目標値となっているところがある。そこはすべて「△(サンカク)」になるということになるが、「△(サンカク)」というのは悪いイメージを持つので、その辺も併せて考えてほしい。

会長:前年度比でどれだけ頑張ったのかという評価が必要な部分と達成度からいってどこまで到達しているのかというところから評価すればいいというところと、区別をして元々目標値に大きな変化がないようなものは、初年にクリアしたら後はずっと「◎(ニジュウマル)」がつくような項目であれば区別しないと難しい。その点について、事務局に留意いただき、コメントを書く欄、そして評価をする時の方法について叩き上げ、最終的な評価方法(案)というものを出してほしい。

委員:例えば、4ページのところの「エネルギー効率の高い公共建築物の再整備方針の検討」などで、数値の入らないものについては何カ所か「検討状況」を書くことになっているが、27年度まで検討状況で終わってしまうことになるので、「進捗状況」などとした方が、「方針を作った」とか「何かを実施した」となると思う。

事務局:そのとおりであり、修正します。

委員:5ページの(3)で「自動車の排出ガスの抑制」の目標として、「啓発」とあるが、これは市の計画目標であるので、アイドリングストップの啓発の他にも、公用車の年間走行距離とかを入れるのも良いのではないかと感じた。

会長:役所としての姿勢を示すというところは、2番目の低公害車の導入のところに現在なっている。低公害車の導入に加えて、(2)の続きで役所として公用車のコントロールということを付け加えるか。そうするということであれば、(2)の低公害車の導入の後かと思う。

事務局:目標ということで数値を挙げるとか、新しい取組みとして評価方法をするにあたって、今までのように「○(マル)」、「△(サンカク)」、「×(バツ)」というのではなく、そこに取り組んだ内容をコメントしていくということもありますので、走行距離についても取り組める段階で評価結果に記載して市民さんに周知するという方法もあると思いますので、検討させていただきたい。

会長:どれだけの走行距離だったのかということは、しようと思えば出来るはず。そこの辺りを評価の際にどこかの指標として報告いただくということを念頭に置いていただきながら、どのような評価方法のところに落とし込んでいくのかとかもう少し考えてほしい。

委員:アイドリングストップの啓発活動1回というのは、なにか決まったイベントがあって、それに向かってということか。例えば、車両の関係であれば、エコドライブなど色々な取り組みがあると思う。また1回と限らずそういうイベントがあって、そういう啓発が出来るのであれば機会をとらえていつでもやるという方が良いのではないか。

事務局:交通対策の方でも交通安全の教室等を行っており、そういう機会を捉えて検討させていただきたい。

委員:先ほども質問したが、この実施計画評価方法というところには、全国平均とか掴めるようなものは参考値として入れていただいて評価ができるような計画にしていただきたい。

また5ページの自動車の排出ガスの抑制の件だが、啓発をしただけで、どの程度の効果があるのか分からない。それよりも阪急の踏切で長い時間車が停車し、そのため排出ガスが毎日出ていて、二酸化炭素の排出につながっていることが気になる。

委員:踏切事故が増えて、法律が改正されたことで、踏切の閉鎖時間が長くなったと聞いている。

会長:無駄なエンジンふかしがあるという課題については、具体的に改善策として、法律の動きの中でそうなっていっているところもあるので、そこも含めて対応をどうするのかということを検討していただきたいと思う。

委員:12ページの地産地消の推進の目標数値の置き方が給食納品額となっているが、物価高騰や消費税の値上げ等があるので、金額でいって良いのかということが気になる。給食費に対して何割とせず、円にされた理由があれば教えていただきたい。また20ページの環境地域通貨の導入は、当初から大きなプロジェクトの一つになっていたが、27年度の目標も検討チームの立ち上げということで、実現が遠ざかっている。このあたりを議論・検討された結果を教えて欲しい。

事務局:まず、12ページの地産地消だが、担当課で通常金額で出しており、どのような理由があるかは確認したい。金額に対する割合を目標とするかどうかについては、担当課と調整する。

環境地域通貨については、ステップアップ・チャレンジ準備会議としてもどこかのタイミングで入れていけないかという話があるが、まとまっておらず、事務局としてはそれだけをきちんと考える人が必要になると考えている。27年度には実現予定だが、早く出来るに越したことはないので、お知恵があればいただきたい。

議事3:ステップアップ・チャレンジ準備会議の経過について

事務局:(資料3説明)のちほど、審議会とステップアップ・チャレンジ準備会議で懇話会を開催させていただく。くわしくは、そこでいろいろとご意見等いただければと思う。

議事4:平成26年度の予定

事務局:(資料4説明)

会長:ご意見がないようであれば、事務局提案に基づき来年は今年と同じように計2回の審議会で、評価報告について集中的な議論を進めていきたいと思う。

議事5:その他

事務局:26年度実施予定事業「子どものための環境教育ボランティア養成講座」について説明

会長:5日間または5回の内容の中に、元々子どものためのボランティアを養成するわけですが、ここに子どもが登場してくるような企画は想定されているか。

事務局:現在のところは大人中心のワークショップを予定している。

会長:我々は環境の都を引き続き守る次の世代の育成を大切にしようということを掲げている。そういう次の世代の環境教育をきちんとやれる担い手の質を高め、量を増やしたいということでこの企画をやるというように了解をした。こういう講座を進めていくということについて、生活環境審議会としても積極的に認めて、色んな形で支援をしていくということを今日ここで決められればと思う。内容等について質問やご提案はあるか。まだたたき台という内容なので、あれば出していただきたい。

委員:この狙いはよく理解できているつもりだが、実施主体はどこか。また子どもたちを対象にした活動はいくつかの団体がされているはず。各団体の取組みやすくすく教室や出前授業等との違いや、講座を修了された人はどういう実績になるのか教えていただきたい。

事務局:まず主体は今のところ長岡京市が主体と考えている。しかし、「市民力アップ」の場作りとして、ステップアップ・チャレンジに位置付けることも可能ではないかと考えている。

またすでにすくすく教室など、各団体等で熱心に活動されている方がたくさんあるのは承知している。今回の対象は、初めて取り組む方も含め、他の団体でまだ環境教育をされていない人などである。既に実施されている団体等へは、見学に行かせていただくなどのご協力を想定している。位置づけとしては、この講座の終了後に関心に応じた団体の紹介をしたり、環境政策監を窓口に、学校への総合的な学習の時間等に出講いただくことも可能ではないかと考えている。

委員:私も6年前から市内の小・中学校にゴーヤや朝顔の苗を配って、子どもたちに環境学習をしてもらうという取組みを続けている。すくすく教室や環境フェアでも環境紙芝居など子ども向けにも市民向けにも環境学習をしている。そういった既に実施している団体は、対象外ということでいいか。

事務局:教えていただく側に回っていただけたらと思っている。

委員:グリーンカーテンについては、4年生で環境学習をやっているので、その子どもたちに水やり等に参加して欲しいと思うが、どうしても地域の人や先生がやってしまう。やはり子どもたち自身がやることが環境学習に繋がると思う。

また計画にも出ているが、グリーンコンシューマーの学習・研修をもっとやって欲しい。ただ市だけがグリーン購入をやって、目標を達成するだけではダメだと思う。行政は司令塔であるから、市民をその方向に向けさせないといけない。

会長:講座は市役所が主催するということで、顔を出そうかというくらいだったら、第一歩としてはやれるという考え方もできると思うが、二人の委員からも意見があったように、市内の様々な諸団体と上手に連携しながら、その成果や知恵も受講者に還元していくような仕組みとして生かしていければ一番良いのではないかと思う。全体としてこういう問題に取り組んでくださる方が、色んな入口から入って来られることは大切だと思う。そこがきちんと回っていくような仕組みや工夫をあらかじめ織り込んで進めることを要望したい。また、関心を持って活動してもらえる人、とりわけ若く、さらに言えば次世代の子どもたちに色んな関わりを持っていただきたいというのが、今回の基本計画の大きな柱であったので、これは一つのそのための養成講座(案)として出てきていると思う。審議会は、あれこれ指示をする場ではないが、少なくともその点については、第二期環境基本計画の一番重要な柱の背景になっているので、ぜひまたこういう意見交流なども出来ればと思う。

委員:実施計画で前回空欄になっていたところに環境政策監預かりというところが多々あった。しかしその全てをここにいる事務局だけではできないと思う。市全体の組織のこともあるが、環境ばかりに押し付けずに、他の部でも手いっぱいだというのも分かるが、積極的に関わって、やってもらえたらと思う。

事務局:いま委員からご指摘のあった通りである。書類上は「環境政策監」となっているが、全てを抱えて対処しているというわけではない。その点は連携をとっていくので、遠慮なく色々な意見をいただければありがたいと思っている。

閉会

事務局:以上で、第7回長岡京市生活環境審議会を終了する。

配布資料

資料1 長岡京市第二期環境基本計画実施計画(案)

資料2 長岡京市第二期環境基本計画実施計画評価報告(案)

資料3 ステップアップ・チャレンジ準備会議の会議経過

資料4 平成26年度第二期環境基本計画推進スケジュール

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長岡京市環境経済部環境政策室脱炭素・環境政策担当

電話: 075-955-9542

ファクス: 075-951-5410

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