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令和4年度 第3回長岡京市立図書館協議会会議録

  • ID:13370

日  時

令和5年2月21日(水) 午後2時~午後3時30分

場  所

長岡京市立図書館 3階 大会議室

出席者

委員(9名)

夘滝会長、十倉副会長、寺尾委員、井狩委員、小山委員、小林(茂)委員、遠藤委員、小林(辰)委員、比果委員

事務局

木下館長、馬淵係長、五十棲総括主査、菅沼主査

欠席者

委員(1名)

田中委員

傍聴者

案件

(1)令和4年度図書館事業報告について

(2)令和5年度図書館事業計画について

(3)蔵書計画の進捗状況について

議事

1 開会

(会長挨拶)

 本日の会議では、令和4年度図書館事業についての報告と共に、令和5年度の図書館事業の計画について、そして、昨年度からの取り組みとして、この協議会でも協議いただいた蔵書計画の進捗状況について事務局から報告がある。委員の方には、市民の代表として思っていることは意見を述べ協議いただきたい。

 事務局説明後、質問を中心に議事を進行した

2 議題

(1)令和4年度図書館事業報告について

 貸出状況・予約冊数

・巣ごもり生活であった令和3年度比で、令和4年度の個人貸出冊数は1年を通して24,511冊の減であった。特に5月・9月・10月の大幅な減要因は行楽シーズンにあたり、外出されたため、図書館が遠のいたと考える。個人貸出冊数7%減、貸出者数8%減であった。

・予約冊数においても全体を通して1,278冊(2.5%)の減であったが、7月・12月のみ令和3年度比で上回っているのは、夏休み・冬休みに利用が増となったと考える。

(会長)

貸出冊数、貸出者数、予約受付冊数等、サービスの評価に用いる主要な数値が全体的に減少している。コロナの影響もあり、全国的にもこの傾向がうかがえる。2020年度の最も高い数値は滋賀県の県民一人当たり6.79冊であるが、ここでも7年前より約1冊(15%)減少している。京都は府民一人当たり5.42冊であったが、長岡京市は何冊だったのか。

(事務局)

 令和3年度長岡京市の市民1冊あたりの貸出冊数は5.6冊である。

(2)令和4年度の行事報告について(令和4年12月末時点)

・赤ちゃんから大人向きの行事を、一昨年に引き続き参加人数などの制限をし実施した。

・読書講演会は、児童文学作家の富安陽子氏並びにNHKのコメンテーターをも務めた歴史

研究家の笠谷和比古氏を招き開催した。

・市制50周年記念事業では、府立大学教授の竹島一希氏に講演と伝統的な遊びである連歌をワークショップ形式で学んだ。珍しい連歌を学べたと参加者からは好評であった。

・「めっちゃ図書館」は年6回開催。概ね小学生前後を対象とする人形劇や工作など人気の行事の1つである。大人のための講演会を1回開催し、今年度は教育支援センターから講師を迎え開催した。

・「よもう!たのしもう!かがくの本!」も人気の行事で、今年度は、7月『新幹線』11月『うずまき』1月『紋切り』をテーマに開催した。現在、1月に開催した「切り絵工作」を2階入口に展示しており来館者を楽しませてくれている。

・長岡京市の東部市民向けの「えほんのひろばinバンビオ」は、年2回開催し、12月にはクリスマスをテーマに絵本の読み聞かせを行った。

・「読書ボランティアの絵本の読み聞かせ」は、7グループが登録をされており、6グループが活動中である。今年度は49回開催した。

・「ブックバトン~読み継いでいきたい50冊~」市制50周年記念事業の1つで、市民からオススメの本を募り、司書が50冊を選んだ。館内で展示と選書資料としてリーフレットを作成した。

・「ひとはこライブラリー」は、市民有志の展示コーナーを設けている。『おもわず笑っちゃう本』『おしゃれ』『わ』などテーマを決めて昨年度からおもしろい展示を実施している。

・小学生作品展示では、長岡第三小学校からは、おすすめの本紹介文、長岡第九小学校からは、図書館の施設見学の感想文を展示した。

(会長)

 図書館に足を運んでもらえるように、いろんな事業を展開していることを事務局から報告を受けた。お一人ずつ感想をお願いしたい。

(副会長)

    行事をたくさんされていること、そして2F児童室の展示が良いなと思っている。特に小学生の作品展示は、色んな学校が関われば、関係者などが来館され賑わうきっかけとなるのではないかと思う。

(委員)

   子たちが自分の感想文等が展示されていれば、うれしくもあり自信にも繋がる。図書館に足を運ぶきっかけにもなるため、展示物については校長会でも声掛けしていきたい。

   報告の中で昨年より貸出冊数が減少しているということだが、行事や取組み、イベントに出掛ける機会が増えたため、一昨年の家でゆっくりする生活から一転してしまったためで、興味がなくなったとかではないと思う。

   電子書籍について大人の利用も増えている。図書環境も変化していくのではないかと考える。

   図書館での行事は、学校の方でも宣伝の仕方を考えていきたい。

(委員)

   図書館で展示してもらうため、どのように話をすすめていけばよいのか。

(事務局)

 校長先生からでも司書の先生からでも直接連絡いただければありがたい。よろしくお願いしたい。

(委員)

 市制50周年記念事業のブックバトンは、昔から馴染みのある本や最近の本も掲載されていて、図書館に行ってどんな本を選んだらいいのか悩んだ時、すごく参考となる。今もこのリーフレットは図書館に配架されているのか。

(事務局)

 1Fのブラウジングコーナーに配架している。

(委員)

 たくさんの行事をされていて感激している。講演会の定員はどんな感じなのか。

(事務局)

 コロナ対応のため、大会議室での講演会の場合、100名定員のところ、椅子だけの設置なら50名、机が必要な場合は30名が定員である。参加人数だけみると少ないと思われるが、コロナ禍での設定定員数である。

(委員)

 魅力的なたくさんの企画があり、イベントに参加された方もまた来たいとなればいいなと思う。第5小学校区は距離的に遠いのかと思う。

(委員)

 たくさんのイベントの企画をされていてありがたい。

 本の展示以外にも、本をテーマにした絵画展などの作品展示があればいいと思う。

(事務局)

 令和4年度の作品展示としては、

1)7月に平和フォーラムに合わせて「お話し会」と丸い色紙を気球に見立て、利用者からメッセージを書いてもらった展示

2)京都府立図書館主催の「しおりコンテスト」では、長岡京市の児童が入賞し、入賞作品を含め応募の作品展示

3)小学生の読書感想文の展示

作品展示は足を運んでくださる企画である。来年度も引続き企画したい。

(委員)

 返却場所は、図書館とバンビオの他にないのか。市役所の新庁舎に返却場所を設けていないのか。

 乳幼児のイベントは多いと思う。

    孫がYoutubeでテレビ絵本(映像化された絵本)を観るようになった。本を読む習慣には、じっくりとした時間が必要だと感じる。

(事務局)

 市役所新庁舎には返却場所は設けていない。

(会長)

 予約冊数については令和3年度より受付件数が増加している月もある。

 この協議会で意見の出ていた、高齢者向けのサービスや、電子書籍についても動向を注視する等、幅広いサービスをお願いしたい。

 令和4年度の事業報告ついて承認された

(3)令和5年度の行事計画について(令和5年1月末時点)

 ・読書講演会は、講師に児童文学作家のとよたかずひこ氏が決定している。講師の意向が子どもに本を読み聞かせたいという趣旨で準備を進めている。また、笠谷和比古氏を招き、徳川家康、戦国時代の話を依頼している。

 ・昨年度に引続き、継続した行事を計画している。

(会長)

 昨年度と比べ、50周年記念事業はないが、みなさんの意見を取り込んだ計画がされている。何か意見はあるか。

 ボランティア養成講座について聞きたい。今年度の養成講座から3名がボランティアを始められたとのことであるが、何名が受講されたのか。

(事務局)

 延べ21名である。従来に比べ受講者は少なかったが、ボランティアに3名繋がったことは、喜ばしいことである。現在、どのグループに入るか見学し検討中である。

 (会長)

 委員の意見を参考に令和5年度も引き続き活動をお願いしたい。

令和5年度の事業計画ついて承認された

(4)蔵書計画の進捗状況について報告

「除籍冊数と目標達成率(資料5)」及び「図書館分類番号(別紙1)」をもとに説明

   1年で除籍をするのではなく、5年計画で実施予定である。令和4年12月で1年間の除籍予定冊数の72%達成している。

特に、1類「哲学・宗教」4類「自然科学・医学」5類「技術・工学・料理・手芸」の本など、利用されない本や傷みが激しい本を除籍した。

今年度、引続き除籍を予定している。今後5~6年かけて除籍を行っていく予定である。

(会長)

 どのような本を除籍しているのか説明してもらった。京都府立内図書館とも連携し、どんな本棚にしたいのか、蔵書計画の中間報告であった。何か質問はあるか。

    本を少なくするだけでなく、魅力的な本棚作りを引続き頑張っていただきたい。

蔵書計画の進捗状況について報告は承認された

(事務局)

    1月30日から2月8日迄、蔵書点検を行った。その際、昨年度は、絵本を子どもたちが自分で探せるようにと、出版社ごとから絵本のタイトルの50音順に並び替えを行ったが、今年度は児童室の知識本を分類番号の数字順に並び替えを行った。

   図書館は建築35年が経過し建物は老朽化が激しく、毎年建物内外を修繕している状況である。今年度は大きな修繕工事はないが、来年度については、エレベーター工事をする方向で予算計上している。工事の内容や日程が決定次第、協議会の場で報告させていただく。

   熱心なご議論ありがとうございました。次回協議会は、令和5年8月の予定。