令和7年度 第1回公民館運営審議会 議事録
- ID:15463
第1回議事録(要旨)
開催日時
令和7年7月25日(金曜日)午後2時15分から午後3時30分
出席者
安久井委員長、木邑副委員長、宇佐美委員、大谷委員、堤委員、塩満委員、石神委員、山下委員、熊谷委員、中瀬委員
欠席者
なし
事務局
山川中央公民館長、杉本総務係長
会議の公開の可否
公開
傍聴者
なし
案件
1.副委員長の選出について
2.令和6年度事業報告について
3.令和7年度事業計画及び予算について
4.市民企画講座に関する課題と整理の方向性について
議事
開会
- 館長挨拶
- 新委員委嘱状交付
- 各委員自己紹介
1.副委員長の選出について
副委員長:木邑一彰氏を委員の推薦により互選で選出。
2.令和6年度事業報告について、3.令和7年度事業計画及び予算について
事務局より、資料に沿って令和6年度、令和7年度の事業内容を説明した。
質疑応答(案件2~3)
委員)
少年少女発明クラブで3Dプリンターを購入されたとありました。これは、このクラブだけしか使えない物になるのでしょうか、それとも他の方が使いたかったら使える物でしょうか。
事務局)
この3Dプリンターは少年少女発明クラブの予算で購入した物のため、貸出用の公民館の備品ではありません。申し訳ありませんがサークル活動ではお使いいただけません。
委員長)
ありがとうございます。他についてはよろしいでしょうか。
それでは資料3の市民企画講座の実施報告に進みます。たくさんの企画を開催していただきました。後ほど、この市民企画講座については別で議論いたしますが、質問があればどうぞ今言ってください。よろしいでしょうか。
それでは続きまして、資料4のにぎわい創出事業についてはいかがでしょうか。キッチンカーにたくさん来ていただけたのは良かったと思います。このにぎわい創出については、過去にこの会議でもたくさんご意見をいただいたところですので、何かご質問ありましたらよろしくお願いいたします。
では一点、ライブデビューについてはバイオリンの演奏だったということですが、実際の観客の集まり具合はいかがだったでしょうか。
事務局)
一番多い時で30人くらいの方が集まっていました。池側の市民ひろばの北東角に演奏場所を設置し、その前に3列の椅子を並べたところ、全ての席が埋まりました。池側にあるベンチにも座って聞いている方がいて、全部で30人ほどの方が演奏を聴いていました。
委員長)
それは良かったと思います。人が集まったのは何が良かったのでしょうか。広報が行き渡ったとか。
事務局)
高齢者講座のところに記載している「熟年生き生き講座」がその日の午前中にありまして、講座の後に少し休憩を挟んでから演奏をするという流れになっていました。午前中の熟年生き生き講座は人気のある講座で、毎月120人ぐらい集まっている中で1週間ほど前から公民館ロビーで3月12日に開催する旨の掲示をしていたことがよかったと思います。それを見ていただけたことで、午前中の熟年生き生き講座が終わってもすぐに帰らず、ライブデビューの時間まで待っていただけたと思います。
委員長)
やはり広報など色々な手段を講じないと集まりにくいので、たくさんの方に集まっていただけたことはよかったと思います。
実施報告の方は以上で終わらせていただきまして、令和7年度の実施計画に進みます。資料5を見ていただいて、ご質問ご意見はよろしいでしょうか。
今年度からの新規取組として「フレイル予防」というものがあります。市民企画講座の延長線上として、この「公民館高齢者向け運動プログラム」を企画されたということで、次のステップに進めていると思いました。こちらの参加者については、20名の定員に近い方がすでに申し込んで参加されているのですが、同じ方なのか、それともバラバラの方なのでしょうか。
事務局)
申込は各回ではなく、年間を通しての申込の形をとっていますので、基本的には同じ方の参加となっています。
委員長)
ということは、「途中で参加したい」という方がいらっしゃったとしても、それはもう難しいのでしょうか。
事務局)
定員に達していますので、難しいです。キャンセル待ちという形でもご案内しておりますので、途中参加の可能性はあります。ただ、年間プログラムでご希望されている内容の回が残っているとは限らないため、ご希望に添えるかどうかは分かりません。今のところキャンセルは発生していません。
委員)
今の「公民館高齢者向け運動プログラム」に関連して質問します。定員20名で当初はおそらく20名全ての方が来られると思いますが、その内にだんだん減っていくのではないでしょうか。2回目では3人減って17名になっている。3回目がうまく増えるかは分かりませんが、基本的には皆さん自分が聞きたいものを聞きに来られるので、結局はずっと満席にはならないのではないかと危惧しています。その辺り、事務局ではどういう対策を考えていますか。
事務局)
申込時点で全ての回に参加できることを確認しています。それでも都合によって来られない日もあると思いますが、もし欠席が続きましたら、公民館から継続の意思を確認し、今後は来られないということであれば、キャンセル待ちをしている方に席を回す可能性はあります。
委員長)
年間を通しての申込というのは結構長い期間の話になります。今年度初めての講座ですので、そこのところが上手くいくか、しっかりと見ていってほしいと思います。実施計画について他に質問はありませんか。
続きまして、資料6の市民企画講座の実施計画についてです。今年度については31企画ということで、少し減ってきています。今後、企画を提出する機会はあるのでしょうか。申込期間はいつだったのでしょうか。
事務局)
今年度につきましては、3月20日過ぎから4月18日を受付期間としていました。締切後の追加受付というのはしていません。
委員長)
追加受付をしていないということは、もうこれ以上増えることはないということですね。
委員)
昨年が58企画で今年が31企画と、単純に半分ほどになっています。同じ様な内容の企画が重複しているとか、色々なことがあって、基準を明確化しようという方向は正しいことだと思います。今年度が58企画から31企画で約半分になっているのは、整理があったということでしょうか。
事務局)
後ほど、資料8のところで説明しますが、企画数が6年度に58企画あったものが7年度に31企画になったというのはたまたまの結果です。6年度に関しては、資料8にあるような整理はしていなかった状態で、今回は企画応募あったものをすべて採用としています。6年度までは順調に増えてきていましたが、7年度に関しては、結果的に減った形となりました。特に昨年度に何かをしたということはありません。
委員長)
他に何か質問はありますか。予算について、資料7についてはいかがでしょうか。市民ホールが改修されるということですが、いつ頃改修されるのでしょうか。
事務局)
皆様に周知している期間としては、12月中旬から2月末ということで予定しております。予定のため、今後何かありましたら、改めて周知させていただきます。
4.市民企画講座に関する課題と整理の方向性について
事務局説明(案件4)
事務局)
資料8について、皆様の意見をしっかりお聞きしていきたいと思っています。まず、市民企画講座に関する課題と整理の方向性についてです。現状と課題については、平成30年度から市民企画講座スタートしまして、市民の方が自らの学びを通して自己実現を図り、自ら習得したスキルを新たに他の方に還元することで、生涯学習の充実につなげること、そして、中央公民館が行う社会教育事業として実施するために、市民の方が自ら企画立案し、その講座を実施することで公民館活動が活性化され、市民の学習意欲に応えるということを目的に実施されてきました。そのため、中央公民館が広報や資料準備などを行いバックアップすることで、市民企画講座に参加していただいた方が、サークルとして自立するきっかけになるよう働きかけてきました。
しかし、運用開始から現在に至る間で様々な課題が見えてきました。令和6年度に実施した市民企画講座検討会議において、これから申し上げる課題が挙げられました。まず、選考基準が不明確であったということ。選考基準が明確に定められていないので、選考過程の透明性、公平性に課題が残るということがありました。そして審査が不十分ということ。これまで不採用とした企画が1つもなく、募集要項に記載された応募、実施条件を満たしていない事例があったものの、これまですべての企画が採択されてきました。また、参加者が固定化しているという課題に関しては、例年同じような企画が継続していて、中には同一の人物が別の名称で複数の企画を提出しているという状態でした。そして企画数増加による謝礼金額の増加という課題に関しては、資料8の3枚目に括弧書きで参考資料を付けています。企画講座数の推移としては、平成29年度の施行に20企画から始まったものが増加して、令和6年度には58企画になりました。令和7年度はたまたまですが、31企画に落ち着きました。謝礼金の支払い上限数に関しては、やはり予算の制約があることなので、徐々に減らしてきています。一番多かったのが令和3年度の一企画あたり講座5回までを上限としていた年です。そこから少しずつ上限を3回までという形に変更し、今に至っています。企画1企画あたりの講座の上限を減らして、予算の調整を図ってきましたが、選考基準や審査については、十分にはできていなかったということが、課題として挙げられます。
そこで令和7年度において、社会教育施設である中央公民館の講座をより効果的に効率的に運用していくために企画選定と募集要項との整合性を図る必要があり、今回、整理の方向性を検討することにしました。1つは先ほど冒頭に申し上げた「選考基準の明確化」です。企画の選考基準を明確にして募集要項の周知徹底を図ることで、あくまでも中央公民館が行う社会教育事業としての市民企画講座を実施するために、中央公民館がテーマを設定し、今日的課題に限定して講座の枠を設定します。これまでも、総合計画の中のテーマで「こども、くらし、かがやき、まち、けいえい」といった大きな枠組みで企画のテーマは設けていて、それを企画者が選んで応募していただくのですが、その総合計画の大きなテーマに依ると、大きく広がり過ぎてしまうということがありました。そのため、今回そのテーマをもう少し具体的なものに、例えば「グローバル化」や「少子高齢化」だったり、環境問題、そういった現代社会を取り巻く課題についての講座を選考基準の中に条件として入れようと考えました。そして企画内容の精査については、単なるサークルとして活動するべき内容の企画ではなく、受講によって学習効果が得られる社会教育事業として適切な講座であるかを判断し、採用していきたいと考えております。最終的な審査決定については、この公民館運営審議会の審査に付すことを考えています。そして、不採用とした企画についても、もともとその市民企画講座の目的として、サークルとして自立していただきたいということがありますので、今後サークルとして活動可能な場合は、自立を促していきます。今でもサークル活動としてやりたいという方のバックアップはしていますので、そういったことを続けていきたいと考えています。このような課題を整理することについては、この令和7年度の5月10日に30数件あった企画の決定通知を送付した際に、令和8年度に向けた市民企画講座の取り組みについてということで、通知文を同封させていただきました。まずは企画と実施をしていただいた方に感謝申し上げるのと同時に、課題が挙がっていることに対しての整理をしていきたいということを、お伝えしています。
そして次のページには、具体的な選考基準の案を記載しています。先ほど申し上げました学習効果が期待できる企画ということで、中央公民館が具体的な設定を行い、募集要項に記載したいと考えています。テーマは、防災、高齢者の健康維持、国際理解、環境問題といった今日的課題と言われるようなテーマを具体的に設定させていただきたいと考えています。
あとは、これまでの基準と同様です。その下の実施条件について、基本的には上の4つの内容についてはこれまで募集要項に記載していた内容と同じですが、一番下の「講師となる企画者は既存の公民館登録サークルの講師ではないこと」を1つ追加しています。これは、既に講師をされている方ではなく、新しく始められる方をバックアップしたいという考えから新しい項目を入れさせていただきました。
ここまで課題と方向性についてお話しさせていただきました。今回申し上げたいことは、単に社会教育講座と言われるものではない講座を排除して整理していくことは考えていないということです。これまで開催していただいた企画や講座についても、市民の方のニーズに合ったものを提供できていたと感じていますし、先ほどの実績報告の中でも、たくさんの方が自分の興味に合った講座を受講されて、とても満足していただいています。アンケートも取らせていただいていますが、「講座が受けられて本当に良かった」というご意見がほとんどです。そういった市民の方のニーズに合ったものを提供できていたということは、とても意義のあることだと思っています。ただ、それらは中央公民館の社会教育事業としてではなく、生涯学習課に属する生涯学習講座として位置付けられるべきで、実際に生涯学習課の「わくわく講座」というものがあり、そちらの範疇になると考えています。そちらへの移行やサークル活動については中央公民館もバックアップしていくつもりです。先ほどご紹介しました「わくわく講座」について、どういったものか、講座を開いてどのようなバックアップがあるのかを説明します。
事務局)
生涯学習課で行っている講座やサークル支援等のバックアップについて説明します。
1つ目は「わくわく講座」です。ものづくりや体操、高齢者向けや子ども向けの内容のものもあり、例えば夏休みであれば、子ども向けとか、そういった時期に合わせて、団体交流室というバンビオの6階にある生涯学習の相談全般を受けさせていただく部屋があり、そこの相談員が講師と調整をした上で、月に1回程度で、年間10回程度開催しています。実際に相談員が一緒に進めていくということで、そこからサークル化したという実績も多くあります。 バンビオで行っているものですので、バンビオに根付いたサークルが今のところ多いですが、今後公民館と連携していくことで、こちらで活動していくという部分も視野に入れた上での調整が可能ではないかと考えています。
もう1つの「スタートアップ」については「生涯学習推進事業助成金」があります。こちらの助成金について、申請は生涯学習課に行っていただくもので、基本的にはサークルや団体を立ち上げて最初の2年間のスタートアップの補助になるものです。1事業につき年間で5万円が上限になり、基本的には対象経費の3分の2の補助ですが、施設使用料などは10分の10がその補助の対象として、5万円の中に含めることが可能ですので、一旦このメンバーでやりたいとなった時に、会費等の部分も含めて場所の確保といった部分で有利に使っていただけると思います。1つは市民が新しい活動に触れる機会として「わくわく講座」があり、その中で新しい団体としてやっていきたいという時には、「助成金」で最初の2年間を支援させていただき、3年目からは自分たちの会費で運営し、定着していっていただける形での支援をすでに行っています。そういう中で、今回公民館で整備していくものと、すでにある支援事業を含めながら考えていきたいと思います。
事務局)
市役所の内部でも、中央公民館と生涯学習課で同じような講座を重複して開催している様に見えるといった指摘がありました。今回整理し、来年度から新しい選考基準で決定したいと考えています。これについては本審議会でご審議いただき、ご意見いただけたらと考えています。
質疑応答(案件4)
委員)
最初に1週間ほど前に資料をいただいて見た時に、この8番目の課題を整理して、今後の方向性を考えようというので、これに一番興味がありました。 これから言うことは少し矛盾しますが、書いてあることは理解しました。ただ、私は58企画から31企画と半分になったのは、もうすでにこの整理された基準で見たからだと思っていましたが、説明を聞いてそうではないことを理解しました。基本はたくさんの方がいいと思っています。しかし、謝礼金が3,400円で100講座ですから、35万円です。35万ということは、年間予算で高いものにはエレベーターや電気代で約2億円あります。2億円と35万を比較すると、1%にも届かない0.2%です。謝礼34万と、その予算拡大と謝礼金がゲートになるとはとても思えません。これは1つ目で、2つ目の意見は、同一人物が別の名前で企画を複数出していると思われるものがあり、やはりこれはいけないことですよね。 しっかりと行政が審査しないといけない。だから、この基準案の中にはっきりそのものを記載したらどうかと思います。この下の方に、サークルの講師でないことの記載がありますが、私は民間企業出身なので、民間であればはっきり記載をします。 同一の人が同じ内容のものを違う名称で登録することはありません。3つ目は、去年の実績を見ると、参加者が0人もしくは1人のものがいくつかあります。さすがに「0人である場合は、翌年度に同じ内容で出すことはできません」というのを入れてはどうかと思います。ご検討いただければと思います。3つに整理すると、1つ目は34万の謝礼金が2億円と比較してあまりに小さいのでゲートになるとは思えないこと。 2つ目は「同一人物が別の名前で企画を出すということは出来ない」と明記した方がいいこと。3つ目は参加者が0人の場合は、翌年は同じ内容では準備できないということが必要だと思います。
委員長)
今まで、この市民企画講座というのは大変面白い取り組みということで、この会議でもどんどん企画が出てくるようにするにはどうすればよいかという方向で、広報のあり方など多くの案を考えてきたように思います。しかし、始まってから9年目になり、やはり一定の整理が必要だということで、今年度このような方向性が出されたことと思います。謝礼金の問題も含め、本当に色々なことがあると思います。その他にもご意見をいただきたいと思います。
委員)
まさしく私がその2講座を企画していました。レザークラフト教室と紙芝居講座です。紙芝居講座の方は初めが2人で次は0人だったので、やり方が悪かったと思い今年はやめました。本当にやりたいのは紙芝居を上演することではなくて、紙芝居の作り方を伝えて「自分の家で作ってみたい」になることをやりたいと思っています。3回では少なすぎて、本当だったら「発表会はこういうものですよ」ということを伝えたいと思っても出来ないと思います。もう少し、せめて5回ぐらいあってほしいと思います。今年はレザークラフトにしようと思います。昨年は「お安く作れるぞ。じゃあ行こう」という参加者が多かったのですが、本当は、アドバイスもしますし道具もお貸ししますので、自分で考えて作りたいと思う方を募集しています。これまでなかなかいなかったのですが、昨年、講座を受けた方で「たまたま大きな革をいただいたので、私これで何か作りたいです」とおっしゃる方がいました。私もワークショップをしていますので、「何を作りますか」と聞くと「トートバッグとリュックサックが作りたい」とおっしゃって、「ハードル高いなあ」と思いましたが、とても熱意があったので5回ぐらい1年間をかけて完成したことがありました。初めて、自分のしていることを受け継いでくれるとか、反省とか、満足感とか、意見ではありませんが、そういうことがありましたので、ご報告させていただきます。
委員)
ありがとうございました。表面的な部分だけでは分からない、その奥の様なところが色々な講座の中にはあると思います。その他いかがでしょうか。
テーマを中央公民館が社会情勢を考慮して毎年作成し、募集要項に記載すると説明がありましたが、年度毎にテーマは異なるのでしょうか。
事務局)
平和理解や国際理解といった恒久的なテーマは基本的なベースのものとして続いていくと思います。記載した今日的課題というものについては、その年によって突発的にピックアップすべき課題が現れてくる場合がありますので、その年によって考えていけたらと考えています。最初にいただいたご意見で、謝礼金が負担になるとは思えないということでした。35万円と工事費用と比べると金額としては確かに少額ですが、これが令和6年度までずっと右肩上がりに増えてきていまして、どこまでをその上限とするかというお話になってきます。この間、謝礼金の支払い上限数を下げて対応はしてきました。本来ならばもっと早くこのような整理をして、本当に必要な講座を残して、講座数の上限数を定めずに必要な講座はやるべきだと思っております。その回数も3回ではなく、企画者の思い通りに実施出来るような回数であればよかったと思いますが、当初に整理が出来ていなかったため、金額のつじつま合わせといったところで、上限数を減らすという対応をしてきました。今回整理させていただくというのは、講座の本質的なところ、中央公民館の社会教育的講座としての意義について、その考え方を皆様にご理解いただけたらと思っております。
同じ方が複数申し込むことが不可ということは、しっかり書くべきだというご意見でした。参加者がゼロの場合、翌年は不可とか、そういったことを初めからしっかりと募集要項に書いておけば問題ないと思いますが、そこに触れずに応募されてきた方に対して途中からは言えないので、最初に定義づけて募集要項を作っていきたいと考えています。
委員長)
他ご意見はいかがでしょうか。
委員)
公民館でこういうことに取り組んでいることを、市民として全然知りませんでした。もっとこういう企画をしたいと思っている人が、市民の中にいるかもしれません。社会教育事業についてのテーマに沿ったこの講座を、市民新聞に毎年掲載されているのか、そういうことも知らなかったので、その周知を進めていくことでより多くの参加者が現れてくると思います。私自身はすごく防災に興味があります。防災について普段からの何の準備もしてないものですから、公民館にはそういう企画をしていただけたらと思います。
事務局)
市民企画講座については、広報誌に毎回掲載して募集をかけていますし、ホームページにもアップしています。周知活動については、これからもっとデジタル技術を利活用していこうと思っています。1階にあるデジタルサイネージでも広報をしています。その防災の講座については、本当に中央公民館がやるべき講座の1つだと考えていまして、令和7年度の市民企画の講座の中でも、防災関係の内容の企画があります。防災に関しては、この夏休み企画でも小学生を対象にした講座がありますので、その担当者から詳しく説明します。
事務局)
防災関係の講座についてですが、今年度は2つ開催を予定しています。1つ目はチーム防災の皆さんによる市民企画講座で、それは3回の講座になっていて、第1回目は「ハザードマップの見方」を、すでに実施しています。5名の方の参加があり、もっと多くの方に知っていただきたいと講師の方もおっしゃっていました。広報紙に、そもそもその市民企画講座が掲載されていることを知らなかったりすることが、課題の1つだと思います。 わざわざ足を運んで防災の講座を聞きに来るというのが、かなりハードルが高いものではないかと、企画者も考えています。とはいえ、ここで書かせていただいている社会教育的な側面と公民館として学びの場の提供の側面があります。本当に市民の皆さんに知っていていただく必要がある内容を、ぜひ公民館としても、学びの場として提供しないといけないと考えています。2つ目は今回新しく「夏休み企画」ということで、大人だけではなく子どももちゃんと知っておこうということで、親子参加の企画にはなりますが、今のところ9組18名の親子が参加いただく予定になっています。そういった機会で防災については積極的に発信していけたらと思っています。この公民館自体が自主避難所にもなりますので、何かあった時に「あの公民館というのは頼れる所だなあ」ということを知っていただき、「自分の身は自分で守れる」という部分は社会教育の1つとして皆さんに伝えていく努力を今後もしていけたらと考えています。
委員)
市役所は、テレビコマーシャルはもちろんしないものですが、例えば大阪市や京都市、他の自治体でもこの様な市民講座、災害だけではなく防犯、オレオレ詐欺に対する講座がおそらくたくさんあると思いますが、どういった周知活動を行っているのかを知りたいと思います。
事務局)
今後、他市町村等も調べていきたいと思っています。もう1つ長岡京市で言いますと、公式LINEアプリがありまして、お友達登録者数が今かなり増加しています。そういったものを使って、例えば家庭教育講座の中に「ぴよぴよクラブ」や「ふれあいルーム」という講座がありますが、小学校に行くまでの小さいお子さんが対象の講座を開く時に定員に達しないことがあります。 そういった時に、出来るだけたくさんの方に参加していただきたいということで、公式LINEアプリで周知したところ、お母さん方はLINE登録されている方が多いので、情報がすぐ入って、見ていただけたことで、定員数まで達したという経過があります。そういった方法も今後さらに活用していきたいと思っています。
委員長)
私は市の広報紙が大好きで楽しみにしています。市民企画講座も今回は何があるかと思って最初に見に行きますが、確かに7月号は講座が少ないと感じました。しかし、私のように広報紙を楽しみにしている人ばかりではないので、本当に色々な周知方法が必要だと思います。LINEの話も前回か前々回に出たと思いますが、広報担当からお知らせを出しすぎるのは困ると言われたということで、精査が必要という話もありました。
委員)
社会教育事業として、「学習効果が期待できる機会であること」とありますけど、令和7年度の企画が、おそらく全部が学習効果の期待できる企画ではあると思います。公民館としては、例えばどういう内容を基準外と考えているのでしょうか。
事務局)
選考基準にも書いていますが、先ほどお話のありました防災企画や高齢者の健康維持、国際理解、環境問題、子育て支援、平和理解などの今日的課題と言われる講座を今後採用していきたいと考えています。テーマにつきましては例に書いていますが、しっかりと精査した上で設定をしていきたいと考えています。
委員長)
この学習効果が得られる講座というのは、非常に抽象的で難しいです。どれも学習効果はそれなりにあると思いますので。これを評価する、精査するということが、おそらく事務局は中々大変ではないかと思います。他にご意見はいかがでしょうか。
委員)
災害が起きた時の公民館のあり方について知りたいと思います。例えば能登の災害が起きた時に、これだけ災害が発生する国家なのに防災体制が脆弱であることに悲しみを覚えました。色々な問題があってたくさんのことに力を入れなければならない中で、何か起こってからでは困ると思います。もちろん市民企画も重要ですが、公民館としてはそういう講座を基本にして、市民を守っていくための内容に力を入れていただきたいということをお願いしたいです。
事務局)
ご意見ありがとうございます。
委員長)
先日、サークル活動で公民館へ来た時にとても強い雨が降ってきたことがありました。「この大雨で本当に部屋を貸してもらえるのだろうか」と思い、「今、警報は出ていませんか」と尋ねたら、「大雨警報は大丈夫です。暴風警報が出れば閉鎖します」ということだったのですが、そういう様なこともうろ覚えになってしまっていて、皆はっきり分からないところがあるので、利用者が分かるように何か出来るといいかもしれません。他にはいかがでしょうか。
委員)
全体を通してこれで最後になります。実は私も高齢者の1人で65歳を超えています。この書類について、私は紙が好きです。 紙が好きですが、一方ではこれだけの人数にこの紙を郵送することについては、PDFにした方がいいと思います。 会場に来たら紙があるというのはすごく助かりますが、先ほどまでお話にあった今日的な社会情勢を考えると、いつまでも紙を郵送するというのはどうかと思います。
事務局)
郵送料も上がってきていますので、審議会のあり方としても、例えばメールアドレスをお持ちの方については事前にお聞きして、資料の内容の確認は事前にPDFをメールで送信させていただき、会場には必要な方の分を紙で用意させていただく等、そういったペーパーレスの対応というのも、今後考えていきます。ご意見ありがとうございます。
委員長)
他はいかがですか。
委員)
今日の午前中に女性の会で会議をしていました。メンバーの1人が老眼鏡を忘れてきてしまい、公民館の職員の方に探していただいて1つ出てきましたが、公民館は大勢の色々な立場の方に利用していただく施設のため、例えば銀行で老眼鏡が置いてあるように、公民館でも出来れば用意していただけると嬉しいです。
事務局)
ご意見として頂戴します。
委員長)
公民館というのは市の教育施設のため、予算、人員、それから教室というスペースがあって、その枠組みの中で円滑に実施していかなければならないということがあります。要請があるからといって無制限に応えるというのは難しく、ある種の規制が必要だろうと思います。そのため、選考基準を明確にして選考し、審議会でそれを審議していくという方向性になろうかと思います。その中で思うのが、課題にも2つあって、1つは学習者が学ぶべき社会が求める課題という今日的課題で、もう1つは、学習者が主体的に学びたいという課題の要求課題であって、その2つがある中で今日的課題ばかり取り扱うと非常に堅苦しくなりはしないかと心配します。学習者の主体性ということも考えながら全体を見回していくことが、大切だと思います。
他になければ、その他に移らせていただきますが、よろしいでしょうか。その他です。今の老眼鏡のお話のように、何か普段お気付きのことがありましたら、出していただけたらありがたいと思います。
委員)
特にありません。
委員)
皆さんの意見交換で出ていた防災の話は、私達の長障連の団体でも向日町警察署から来てもらってほとんど聞いています。だから、公民館であっても「またこの話か」としか見ていません。「要約筆記とか手話通訳が付きます」と書いてあれば皆行きたいと思いますが、書かれていなくて、市役所の障がい福祉課で1人だけのために手配をしてもらうというのは、お金のかかる事でもありますので、ものすごく気が引けてしまいます。防災の話でもまた違うお話かもしれないので行きたい気持ちはありますが、要約筆記がどうなるか記載がないと諦めることがあります。
事務局)
ご意見として承ります。ありがとうございます。
委員長)
最後に聞きますがいかがでしょうか。
副委員長)
私は小学校の校長で、学校教育の現場にいる者です。社会教育という現場については、学ぶ立場で参加させていただいていて、大人の学びというものが非常に大切なものだと感じました。先ほども、広報周知というところで、学校現場でも保護者へのお便りが今はSNSやアプリになっていて、「スクリレ」というアプリでお知らせするようになっています。 昔は紙ベースの配布でしたが、アプリの方が保護者の方に通知が来るので、どこでも見られます。子どもが手紙を出さないからいつまでたってもプールに入れない子がいたりしたのが、今は全て親に周知が行くようになっているので、アプリはすごく効果が高いと感じたこともありました。市民企画講座の中でも、資料を見ていてドローンとかすごく面白いものがありますが、参加された方の口コミのようなものがあると、「来年もまた行きたいな」と繋がるのかなと思いました。
委員長)
色々な方の情報というのは大切です。他に意見がないようでしたら以上で本日の議事を終了させていただきます。
その他
事務局)令和7年度乙訓社会教育委員等連絡協議会の総会が6月27日午前10時半から中央公民館2階の講座室で開催され、令和7年度の事業計画及び予算案と役員編成等、議事がすべて承認されたことをご報告させていただきます。
閉会
- 委員長挨拶
長時間ありがとうございました。雨が降ってきているようですので、気をつけてお帰りください。本日はありがとうございました。