令和6年度 第2回公民館運営審議会 議事録
- ID:15470
第1回議事録(要旨)
開催日時
令和7年2月26日(水曜日)午後2時15分から午後3時30分
出席者
安久井委員長、浅野副委員長、宇佐美委員、大谷委員、堤委員、塩満委員、石神委員、山下委員、中瀬委員、熊谷委員
欠席者
なし
事務局
木村中央公民館長、杉本総務係長
会議の公開の可否
公開
傍聴者
なし
案件
1.令和6年度事業報告及び予定一覧について
議事
開会
- 委員長挨拶
皆さんこんにちは。厳しい寒さの中、世の中の流れも激しくなっている中、対応が大変難しくなっていると思います。デジタル化もその中の一つで、「これで注文をお願いします」とお店に入ったらタブレットを渡され、QRコードからの注文を促されて、思わずそこで「もう帰ろうかな」と思ってしまいました。高齢者の悲哀を感じました。デジタル化は世の流れで仕方がないのですが、人との掛け合い、人との繋がり、関係性というものがどんどんなくなってしまうのではないかと感じます。人間のコミュニケーション能力が失われていかないかが心配に思います。本日は、それぞれの思っていることについて意見を出し合っていただければと思います。
1.令和6年度事業報告及び予定一覧について
事務局)資料1、2、3に基づき説明
委員長)ただ今の資料、説明について、何かご質問やご意見はありますか。
委員)壁面広告事業に1件の実績がありますが、掲示場所はどこで、どんな広さのものになるのか忘れてしまいました。
事務局)1階ロビーの北側の入口を出てから駐車場まで間の右側の壁に3ヶ所あります。1カ所のサイズはB2版で、1ヶ月2,000円の掲示料をいただいています。
委員)ライブデビューはこの建物の入口の前辺りでライブをするというイメージだったのでしょうか。
事務局)おっしゃる通り、図書館と公民館の間にある市民広場で、東側の階段を上がったところにテント1張を出していただき、80デシベルまでの大きさまでとしているのでアコースティックギターくらいが限界になってしまうのですが、その制約の中で音楽をやっていただくというものです。これ以上大きな音、バンド演奏となると近隣からうるさいと苦情が入ってしまうことになりますので、この条件で出ていただける方を募集しています。
委員長)1回だけ見たことがありますが、なかなか人が集まらないですよね。この中で歌ったり弾いたりするのは難しいだろうなと思います。
委員)まだ一度もライブデビューは聞いたことがないのですが、今度の3月12日のライブは何時から始まる予定でしょうか。
事務局)時間はまだ調整中です。3月12日に3階市民ホールで熟年生き生き講座というピアノで高齢者が歌う企画がありまして、その講師の先生が少し休憩をした後にギターを演奏するという形で応募いただきました。例えば午後2時からになるのか、まだはっきりと決まっていませんがお昼からになると思います。
委員)ライブデビューの宣伝はどこでしているのでしょうか。また、雨の場合はどこでするのでしょうか。
事務局)雨の場合はご本人次第というところはありますが、雨だとお客さんが立って聴いてくれるということも基本的にはないと思うので、中止になる可能性が高いです。
委員長)ライブデビューについてご意見が出ています。皆さんで「こういうことがありますよ」ということを知っている方に声掛けしていただけたら、最後に気持ちよくできるかもしれません。他の活動に関してでもいいですし、それ以外のことでもご意見があればどうぞ。
委員)ほっこりんぐは市役所の1階でされていて、広報でお知らせしていることを知っています。市民ワゴンについては、どんな周知をしているのでしょうか。
事務局)周知について、本来は広報紙に掲載できればよいのですが、民間の事業者さんをお呼びするということもあり、広報担当から「例えばロビーといったように、公民館だけで出来る手段で対応して欲しい」と言われています。ある程度来る日が定期的に決まっていればいいのですが、例えばキッチンカーでは販売される方から「来週出たいけど大丈夫?」と急な連絡が来る場合が多く、広報の掲載は1ヶ月以上前に締め切りが終わっていて間に合わないということもあり、公民館のロビーにわかり次第速やかにお知らせを出していますが、外部的なお知らせができてないという状況です。他にいい方法がないか模索しています。
委員長)キッチンカーは始めてから何年目ですか?
事務局)8年目です。
委員)コロナで停止期間があったとして、そんなに経っているのですね。
委員長)他にはどうでしょうか。市民企画講座で申込がなく中止になったものがあります。参加者の人数が集まらなかったのはなぜでしょうか。
事務局)1回以上中止があった企画番号は23番、33番、39番,43番、51番、56番、57番です。その内の23番、56番、57番の3企画が企画者の都合により中止になったものです。残りの33番、39番、43番、51番は申込がなく中止になったものです。
事務局)企画者の都合では仕方がないところがあります。また、参加者が集まらなかった企画についても、39番や43番は吃音のある方のように元々対象者が少ないところをターゲットにしており、中々人が集まりませんでした。参加人数が少なかった企画について中身の精査は必要ですが、こういった方々にとって何かきっかけづくりになる講座は公民館として必要と考えているので、人数が集まらなかったという結果だけで企画自体が駄目なものだったとは捉えていません。
委員長)市民企画講座が定着し、内容も充実してきました。参加人数が集まらない企画もある一方で集まらない企画もあります。今年度実施してきた部分の分析と、来年度に向けた方向性について教えてください。
事務局)3月9日に企画者の意見交換会を予定しています。人数が集まっている企画としては、対象が高齢者でヨガなどの体を動かす系の内容が集まりやすく、キャンセル待ちも出ている企画を「フレイル予防」というテーマで一つの講座にまとめられないかと考えています。企画数がかなり多くなってきていることで職員と連携が上手く取れていないものもあったので、中身をしっかりと相談しながら深めた上で実施をするため、件数を減らしたいと考えています。前回会議で委員からテーマについてのご意見をいただきました。小中学生向けの内容が少ないという現状を踏まえて、来年度は夏休み期間中に公民館に遊びに来てもらう企画を準備しています。新しい講座に充てる分は市民企画講座を減らすことを考えています。
委員長)体を動かす運動系には行きやすいと感じていました。例えば3回が上限になっていますが、もう少し連続講座の形にして、同じ人が参加するような仕組みにしたらサークル化していくのかと思ったりもします。
もう一つ、サークル活動について、高齢化や役員のなり手がいないということで、立ち上げが難しいということをよく聞きます。そのあたりの支援について、難しいと思うが何か対策はありますか。
事務局)これはとても難しい問題で、サークルを立ち上げ、会則の作り方や部屋の予約の仕方、助成金の申請の仕方についてお手伝いはさせてもらえるが、最後まで付きっきりでいけるかというと、そこまでのカバーはできないし、職員のスキルもないというのが、我々の不足しているところと考えています。市民企画でいくつか参加人数が定員を超えた講座があり、サークルを立ち上げてもらえないかと声掛けをしていました。会則を作ったり、誰を講師にするか、会費の集め方を考えたりと準備を整えていましたが、いざ動きかけた段階で「やっぱりしんどい、人を引っ張っていくのしんどいわ」「やめとくわ。役所がやってくれるやつに参加するわ」と引いてしまわれました。どうやって気持ちが続くように促していくかが課題になった件がありました。
どこのサークルも「高齢で役をするのがしんどい」という同じ課題を抱えています。同じ内容の2つのサークルがくっついたらとも思いますが、「そことは違う」と簡単には進まないので、どのようにすれば活動が続いていけるのか模索しています。
また、20年続いたサークルになると皆が一定のレベルのチームになっていて、そのような中に初心者の新しい人が入ってもついていけなくなってしまう。コミュニケーションもとりにくく、「入りづらい」と感じてしまい、2~3回で来なくなってしまうという事を聞きます。自分たちでも新しい人を入れていかないといけないことは分かっている上手くいかないといったご様子です。問題点に対してこういうアプローチの仕方をすればよいとか、皆様にご意見を聞ければと思いますが、いかがでしょうか。
委員長)委員からいかがでしょうか。
委員)私は定年になって途中から入りました。私のサークルがどのような経緯で始まったかと言いますと、公民館で週1回木彫の先生を呼んでいたのが始まりで、一通り終わったところで、「せっかく集まったのだから、サークル化しては」と公民館からアドバイスを受けて木彫サークルが始まったということです。
初めは良かったのですが、入って5~6年後には段々と定年になった人が入ってこなくなりました。入ってもレベルや生活など色々な事があって、1年くらいで辞めていく方が多くいました。出来た時はほとんどが私の少し上くらいの年齢の女性で、子育てが終わって「さて、何かをやりたい」ということで、皆さん意欲的に役もされていて、30~40代の若い内に入ってきた人は一生懸命でした。その時はサークル内の年齢差もさほどなかったのですが、今は我々80歳も過ぎていて、若い人が入ってきた時に合わそうとしても話が合わないということがあります。どんどん人が減って最低限の人数になっています。市民企画で集まった人たちであれば、皆が初心者とか同じレベルの人なので、話も合うし、「次どうしましょう」とか、新しいことにチャレンジしていくことができるので、その時に適切な指導者がいればうまくいくのではないかと思います。
委員)私たちの女性の会にも高齢化の課題があり、新メンバーが入ってきません。全部で部会が11あり、史跡巡り部会は人気で人が集まっていますが、他ではやめていく方がいます。若い人に声掛けをしたり、数年前にも公民館にパンフレットを置かせてもらったりしていますが、中々集まらないというのが現実です。今メンバー内で思っているのが、阪急バスが西山天王山からJRにルート変更になったことで、公民館を通らなくなり来るのが難しくなったという話があります。自転車も危ないので、足がないことが原因でやめていく方がいます。ここは意外に不便な場所かもしれないので、足を問題についても解決案があればいいなと思っています。
委員長)私も、サークル活動を始めるに時には、「家から近くて、安くできる」というのは大きな要素と考えます。あともう一つ。公サ連まつりとかガラシャ祭の時のオープンハウス、これは変わった取り組みだと思っていましたが、これは新しい人が入ってくる手掛かりになりませんか?
委員)オープンハウスというのは、ガラシャ祭の1週間程前から始まるガラシャウィークの時に、公サ連の加入サークルが体験会として一般市民を集めるためにしている取組のことです。近所の方やお友達にチラシを入れていて、「こんな楽しいことをしていますよ」とアピールしています。自分の好きな事には興味が出ますが、ない人もいるので、見学者が0人のサークルが半分以上あります。いい企画ですが、集まるというところまでは至っていません。
委員長)ちょっと体験してみたら割と興味を持つきっかけになると思うので、公サ連まつりは発表の場ですが、「ちょこっと体験」という機会があるのはいいことだと思います。なかなか難しい問題だとは思いますが、それでもサークル活動があるという事はありがたいことだと思います。他の方はご意見どうでしょうか。サークル活動以外のことでも結構です。
委員)難聴者協会は全部で18人いて80代以上が7人います。皆元気で、足裏ほぐし、スクエアステップなどの講座に参加しています。No.40の企画とか話を聞きたいですが、要約筆記がないと全然内容が分かりません。広報に載っている他の講座では、要約筆記が必要な場合は1週間前の申込と書いてあるものもありますが、市民企画講座について公民館に申し込めばよいのでしょうか。
事務局)申込の時に言って頂けたら手配が出来るか確認します。全て手配できるかは分かりませんが、問い合わせいただけたらお返事させていただきます。
委員長)他にありませんか。令和7年度に子ども向け講座を考えているという話もありましたが、学校の方で公民館との関わりは何かありますか。
副委員長)長岡京市の小中学校の校長会から参加しています。子ども達は3~4年生で「私たちの長岡京市」や「私たちの京都府」を勉強します。例えば2年生では図書館で本を借りることを学び、3年生では長岡京消防署の見学に行き、私たちの生活を支えてくださっている人達について勉強します。
公民館というと、どうしても社会人など大人が対象になっていることが多いと思いますが、発明や工作のサークル活動に参加させていただいており、子ども達も野球とかサッカー好きな子どもばかりではないので、こういった取り組みがあると保護者と一緒に参加できるのではないかと思っています。子ども達はいろんな事に触れる機会が本当に多くなっています。一人一台タブレット端末を持っていて、自分で調べることが出来ます。広報されることで子ども達に情報が届き、「やってみたい」という機会に繋がるかもしれません。学校にはいろんな地域の方が来て下さいます。そういった方との生の触れ合いは学校としてもぜひ続けていきたいと考えています。いろいろな方とお話が出来たり、参加したり、体験したりということをぜひ続けていただけたら、子ども達がたくさんの機会に恵まれるのではないかと思います。
委員長)市民企画講座などいろいろな取り組みがあるので、学校でも公民館をぜひ利用していただけたらと思います。
事務局)学校との取り組みでは、六小の4年生が社会見学で公民館に来られたことがあります。小さい内から「公民館はここにあったのか」と知ってもらえる機会になるので、ぜひ来ていただけたら有り難いと思っています。小学生が参加できる市民企画講座のチラシの配布にもご協力をいただいており、一定の連携は取れていると思います。
委員長)他にいかがでしょうか。委員からはいかがでしょうか。
委員)特にはないのですが、開催日が土日か平日かで集客力が変わります。若い人を集めるなら平日は仕事があって無理だと思います。土日だと外出したい人もいるので分け方が難しく、ターゲットを決めて日程や曜日を決めていくことが必要になってくると思います。夜間にするのも良いと思うが、バスや車といった足がなく、高齢者が夜に来るのは危ないですし、子どもも同じく危ないので、その辺りの対策を考えて欲しいと思います。
委員)市民企画講座7番の足裏マッサージは木曜日の夜に開催したのでしょうか。
事務局)日程は企画者の都合と合わせながら決めていて、これまでの集まり具合など、公民館の経験を伝えながら調整しています。ご指摘の通り、夜の稼働率は低くなっていて、社会人の方で仕事終わりに音楽の演奏の活動をしている方は夜の利用が多くなっています。館全体の稼働率は昼間70~80%と回転していても、夜は20%位というのが現状です。
委員長)若い人に来て欲しいという問題ですが、広報も若い人はなかなか見ていないと思います。市公式LINEからお知らせがよく送られてくるので、あちらの方が目に入ってくるかもしれません。委員から日頃感じていることがあればお願いします。
委員)広報3月号の裏表紙にある「きらり」のコーナーに子育て支援の紹介をしていただいています。子育てボランティアを初めて20数年経ちます。長く続けている方が載っているのでご覧下さい。いろは講座で不審者対処方法について防災安全推進室に協力してもらい、児童室での活動中に「実際に来たらこうする」ということを学びました。児童室には入口が一つしかなく逃げ場がないということを色々と教わりましたが、現実には難しいと感じました。例えば、出入り口が2つあればとか窓は普段は閉めているが開けておいて窓から逃げるかとか、いろいろな話は出ました。初めてこういった講座を受けてみて色々考えることが多く、意識が変わりました。
委員)公民館でLINEの発信は出来るのでしょうか。出来るのなら公サ連まつりのことを発信してもらえると人が来てくれるのではないでしょうか。広報よりも宣伝効果があるかもしれないのでぜひ取り組んでいただきたいです。
事務局)広報紙に市民ひろばに民間のワゴンが出店するお知らせの記事を載せるのは難しいです。公サ連まつりのことは今でも広報に載せてもらっています。LINEに出してほしいと要望してはいますが、通知が多くなりすぎて反対に見なくなることを避けたいということで、広報からは精査をして欲しいと言われています。SNSは本当にたくさんの人が使っているので、公民館としても出来るだけLINEを使っていきたいと考えています。
子育ての事業については、構造的な課題もあり今はあそこの部屋以外での実施は難しく、今後リニューアルあれば正面にもってくるなど含めて考えていきたいです。危機管理について議題に上がっていたので、防災・安全推進室にお願いして実際に不審者が侵入してきた場面を想定した対処の訓練をさせていただきました。子育てボランティアの方には大変ありがたいと思っていて、ちゃんと事業が回っているのは子育てボランティアさんのおかげと思っています。市民の利用があった時に子どもと遊んだり看てもらったりしていて、そのボランティアを育てるために養成講座を実施していて、そこで色々と学習していただいてから「子育てふれあいルーム」や「ぴよぴよクラブ」の事業に入ってもらっています。ボランティアの方は本当に一生懸命に取り組んでくださっていて、利用された保護者からも「ありがたい」と感謝の声が届いています。
委員長)公民館は人が集まる所なので、不審者にしても、地震などの災害にしても、常に気を付けておかなければならないことだと思います。
事務局)児童室には防犯カメラが付いていて、事務室から室内の様子は伺っています。
その他
事務局)その他2点について報告します。令和6年度の第2回乙訓社会教育委員等連絡会議が令和7年2月3日に乙訓総合庁舎の会議室で開催されました。令和7年度の工事について、12中旬から2月末にかけて市民ホールの音響と照明と吊物の設備更新工事を予定しています。足場を組んだり天井を触ったり大きな音が出たりと大規模な工事となるため、この期間は市民ホールの貸出を休止します。新年度に入って工事業者が決まり次第詳細の日程が明らかになってくるので、利用者には館内は広報等でお知らせします。