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第9回国史跡恵解山古墳保存・整備委員会会議録

[2013年3月25日]

ID:1259

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日時

平成23年2月18日(金曜日)

場所

市立図書館3階文化財係講座室

出席者

委員

都出比呂志、中尾芳治、小畑秀夫、上住直子、佐藤兼司、宮本純二、八木伸明(代理)

関係機関

京都府教育委員会文化財保護課、乙訓教育局、財団法人長岡京市埋蔵文化財センター

事務局

生涯学習課 中尾課長、清水課長補佐、山本主任専門員、岩﨑専門員、能勢主査、宇都宮
都市整備課 八木総括主査
株式会社総合計画機構

案件

  1. 委員長、副委員長の選出について
  2. 会議録署名人の選任について
  3. 第8回恵解山古墳保存・整備委員会以降の経過報告
  4. 第11次調査成果と第5回専門部会の報告
  5. 基本設計報告書案の検討
  6. その他

開会

  • 委嘱状交付

(1)委員長、副委員長の選出について

中尾委員長、奈佐副委員長を選出

(2)会議録署名人の選任について

中尾委員長、小畑委員を選任

(3)第8回恵解山古墳保存・整備委員会以降の経過報告

<事務局より報告>

(委員)
私は勝竜寺財産区の代表でもあるので、地元説明の際には、地元との立場で意見を述べさせていただいた。地元では墓地そのものがどうなるかに関心が高く、今のところは古墳がどうなるのかには関心が薄い。
(委員長)
地元説明の際に出された意見で、事務局として紹介しておきたいものはないか。
(事務局)
駐車場がないこと、工事中の学童等の交通安全、地元との意見交換の継続などについての意見が出された。
(委員長)
整備に伴って外部からの人が訪れることが増えるので、墓地としての静謐(せいひつ)さをどう保っていくかについて、今後とも検討していくことが必要だろう。

(4)第11次調査成果と第5回専門部会の報告

<事務局より報告>

(委員)
東側造出しの墳丘本体との接続については、結局どのように考えられるのか。
(事務局)
今回の調査を受けても、後世の攪乱が著しいため、接続部について今以上の詳細はわからなかった。このため、整備にあたっては、はっきりと分かるところまでで止めることと考えている。

(5)基本設計報告書案の検討

<事務局より報告>

(委員)
雨水の処理について教えていただきたい。雨が降った時には、周濠の一部の芝生が水に浸かってしまうということか。
(総合計画機構)
古墳のエリアの外側、下流側で、雨水が溜まりやすい地区があり、そこへの流入を抑えるために一時的に水を溜める必要があるので、このような設計内容となっている。
(委員)
それは遺跡に影響を与えるようなものではないのか。
(総合計画機構)
貯留と言ってもあくまで一時的なもので、多量の雨が降った際に、数時間程度の間の話であるため、遺跡に影響を与えるほどのものではないと考えている。
(委員長)
テラス面にもU字溝をまわして、階段部から排水するような計画だが、階段のところはどうなるのか。
(総合計画機構)
階段そのものが排水路のようになり、階段表面を水が流れていく形になる。
(委員)
U字溝と暗渠について比較検討されたということだが、確かに暗渠については、詰まった時の確認に専門家が必要になるなど、メンテナンスが必要なので、U字溝を採用する方がよいだろうが、景観面からU字の形や色合いの工夫が必要だろうと思う。
(委員長)
U字溝に礫を詰めて、見た目を馴染ませるという方法はどうだろうか。
(委員)
ここの場合は、墳頂部が墓地でもあり、雨が降れば土砂が流れやすいので、礫間がすぐに詰まってしまうと思う。
(委員)
公園などで見られるような、浅い構造の排水路では駄目なのか。
(委員)
仰っておられるのはL字溝だと思うが、終末になるほど排水路断面は大きくする必要があり、L字溝では耐えきれないように思う。
(委員長)
今いくつか出ましたご意見を参考に、この工法で支障が出ないか、専門的に再検討していただきたい。
(委員)
葺石の範囲を、墳丘の西端まで伸ばすことはできないのか。
(総合計画機構)
整備費・管理費の面から、また収まりの面から、必要最小限にとどめることとして計画している。
(委員)
後円部でも葺石を葺けないものか。
(委員長)
恵解山古墳では葺石の残りが悪く、情報が少ないのではないか。
(事務局)
西側くびれ部付近によく残っている箇所があり、そこでは情報が得られている。
(委員)
その部分を整備してはどうか。
(事務局)
モザイク的になるのもどうかという考えがあり、現在のような設計内容としている。
(委員長)
費用との関係もあるが、残りの良いところでは葺石を使うということも改めて事務局に検討していただきたい。
(委員)
葺石を固定するのには、どのような方法を取るのか。
(総合計画機構)
コンクリートは使わず、樹脂系の固化剤を使って接着することとしている。
(委員長)
副葬品埋納施設の整備方法については未決のようだが、その決定も含めて、今後どのように事業を進めていく予定なのか。
(事務局)
スケジュールについては、資料のとおりです。展示・レプリカ等の問題については、確かに残ってはいるが、費用面・管理面の負担、また基本設計で積算もしなければならないという事情もあるので、基本設計としては平面的な表示で計画したい。便益施設について、特にトイレは、予定地の隣接地にお住まいの方と調整をしている。駐車場については、史跡区域の近くでなんとか確保できないか検討していきたい。南側の里道について、地元から南端里道の車両通行止め、通学路確保、工事車両動線についての要望が出ており、地元調整が必要である。
(委員長)
見学者の駐車場は、どこに考えられるのか。
(事務局)
便所の予定地の北側、小学校バックネット裏の市道を廃止する部分の2ヵ所で、3台程度だが最小限は確保できる。
(委員長)
駐車場を近隣で確保するのは無理だと思うので、勝竜寺城公園や中山修一記念館も含めて、外部から来た人向けの駐車場を確保し、歩いて見学して回っていただくような総合的な計画を検討していって欲しい。整備したからには、多くの方にきていただかないといけないが、そのためには駐車場の問題を解決していかねばならない。
(委員)
この地域の方に土地を提供していただいて駐車場を確保することはできないのか。
(事務局)
お金がかかることなので、すぐには回答できないが、委員長意見にあった総合的な対策の中で検討していきたい。
(委員)
駐車場は無理でも、停車スペースは必要だろう。管理用車両導線について、3号墓地の東側については墓地のリザーブ用地として確保しておきたいという意見が地元にはあり、図の中で導線をここまで引き延ばすのはやめた方がよい。
(事務局)
リザーブ用地というのは、お墓をつくる意向があるということですか。
(委員)
そうです。
(事務局)
その件は、なかなか難しいです。
(委員長)
墓地と見学導線との境界部については、どのように整備するのか。
(委員)
地元からは、一般の方が墓地に入り込まないような形で整備していただくように要望を出した。
(委員)
具体的な整備手法については検討課題だが、しっかりと分けるようにした方がよい。
(委員長)
テニスコート、学校グラウンドとの境界部は、どのような形になるのか。
(事務局)
テニスコートとの境界部は、おおむね今の境界部付近に扉のついたフェンスを設ける設計内容としている。学校グラウンドとの境界部は、扉のついたフェンスを設ける設計内容としているが、その位置を基本設計図どおりに整備できるかどうかは、学校側との調整が残っている。墓地との境界部には、生垣、柵などを設けて容易には立ち入れないようにしたい。管理用車道については、障害者用の見学路という側面もあるので、地元の方のご理解を得られるように説明にあたりたい。また、墳丘形状を復元するために、財産区有地の一部に入り込まねばならない部分があるので、これについても説明にあたりたい。
(委員長)
様々な制約条件があっての整備なので、この段階ですべてが解決できるものではないだろう。工事の過程、あるいは整備後の管理運営の段階で、少しずつ解決していけるようにしなければならない。
(委員)
覆土が浅いので、工事の際に遺構を壊さないように気をつけねばならないと感じている。
(委員長)
保存工事の際に遺構を壊すことは意外に多い。ぜひしっかりと立会をして、間違いのないようにして欲しい。
(委員)
古墳復元用に補足しないといけない盛土が非常に多いので、土の価格が整備費に直結してしまう。二外の工事ででる土を使おうと検討もしたが、岩石が多く、また移動があまりできないということで難しいようだ。できれば、他の工事残土を使っていきたいと思うが、どうだろうか。
(委員長)
工事残土を使うこと自体は、なにも問題はない。具体的な工事にかかっていく際には、長岡京市の各部局で調整・検討を進めていただいて、墳丘の復元盛土にふさわしいものを、適切な方法で持ってきていただければ良いと思う。
(京都府文化財保護課)
もともと長岡京市が検討していた国の補助事業が今年度限りとなり、新しい特別枠事業をつかっていかねばならない状況になっている。その事業の内容によっては、この基本設計の内容を若干見直す必要が出るかも知れない。東造出しの表現で、墳丘の1段目2段目の立体的な復元のなかに平面的な表示が入ることへの懸念。排水計画のことでは、段築の裾に側溝は似つかわしくないので、形状や工法については、もう少し検討して欲しい。トイレ・休憩施設の計画をしている箇所では、地下をきちんと調べてから基礎の設計などを検討して欲しい。西側造出しの埴輪列の並び方については、非常に扱いが難しい形状になっているので、立体的な整備をおこなう場合には、専門の先生方の意見を集めて進めるようにして欲しい。
(乙訓教育局)
近隣の小学校だけではなく、地域全体のものとして、歴史を学ぶ場としてだけでなく、地域を愛する心を育むものになっていけば良いと思う。

<事務局よりワークショップのパンフレット完成報告>

(委員長)
市民の方々が、公園整備にかかる前から、活用などについて積極的に考え、取り組んでおられることは、素晴らしいことである。活動の拡大にも取り組んでほしい。
(委員長)
今後の委員会の取り組みは、どのようになるのか。
(事務局)
実施設計・工事へと進めていくことになるので、実施設計をやっていく中で、ご意見をいただきたいことが出てくると思いますので、その時に委員会を開催させていただきたいと思います。時期は未定ですが、補助金の交付決定を受けてから、6月以降になると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
(委員長)
恵解山古墳の今後の整備活用がより有効に進むように、委員会としても努力したい。
これで閉会いたします。
<終了>

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ファクス: 075-954-8500

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