教育委員会平成26年7月定例会会議録
- ID:4200

会議の概要

日時
平成26年7月16日(水曜日) 午後3時

場所
長岡京市役所 会議室7

出席者
浅輪委員長、竹下委員長職務代理者、北畑委員、藤原委員、山本教育長

陪席者
教育部長(中村)、文化・スポーツ振興室長(西堀)、文化・スポ-ツ振興室担当主幹(柿原)、教育部次長兼教育総務課長(谷川)、教育総務課担当主幹(舟岡)、教育部次長兼学校教育課長(本島)、総括指導主事(大木)、生涯学習課長(中尾)、中央公民館長(荻)、図書館長(橋本)、教育支援センター所長(岡花)、北開田児童館長(岡本)

開会
浅輪委員長開会を宣言する。

前回会議録の承認
承認・署名

委員長諸報告
- 7月 2日 乙訓地区小中学校教科用図書採択協議会(第4回)
- 7月11日 アーリントン訪問団お別れパーティ
- 7月12日 らくしんまつり
- 脱法ドラッグについて
手軽に入手できる、合法イコール安全という誤った認識によって広まっているが、依存性が高く毒性の強いことから精神障がいとなりかねない物も多い。7月31日に乙訓学校保健会主催の学校保健研究大会が開催されるが、その中で京都府警察の方を講師とした京都府における薬物事犯と薬物乱用の背景についての講演がある。受講対象は教育関係者。多くの方が参加し情報を収集、子ども達への伝達をしてもらいたい。
- かくれ脱水
脱水症は、進行するまでにこれといった症状が表れにくいのが特徴である。脱水症になりかけているのに、本人や周囲が気づかない為、有効な対策が取れていない状態を指す。発汗によって水分が失われていても自分の意思で水分補給をできない子どもや、呼気や皮膚などから知らないうちに失われる水分があるが屋内にいるので発汗していないと思っている、加齢により喉の渇きを自覚しにくい高齢者、トイレに行く回数を減らしたいから水分を取らないなど要因は様々であるが、子どもや高齢者は体の温度感覚が脆弱してリスクが高い。意識的にこまめな水分補給を行い、早期発見と予防が必要である。
- 咽頭結膜熱やアデノウイルス、流行性結膜炎などが流行る時期でもあり注意が必要。

教育長諸報告
- 6月末 学校長・教頭との面談
- 7月4~13日 アーリントン訪問団来訪
- 台風8号
結果として当地域では空振りとなった。大層である、大層ではないの問題ではなく、台風や大雨については一定情報を得られることから、来るとわかっていることに対しての事前対応が必要である。備えあれば憂いなしの言葉どおり、今回は杞憂に終わり良かった。災害はいつ何時起こるか分からないことから、いつも申し上げているとおり心構え・気構え・体構えで今後とも危機管理をしっかりしていただきたい。
大手通信教育会社の顧客情報が流出したことについて、新聞報道では特定の社員が意図的に流したようだと出ていた。少しの油断でこのような大きな事態を招くこととなる。我々の職場内でもいろいろな情報を扱っている。先日の教頭会議でも話をしたが、今の時期だと学校の先生の成績処理、これを記憶媒体に入れて持ち帰る、学校で使用しているパソコンから自宅のパソコンに情報を送って自宅で処理する等、いずれも職場を離れて職務を行おうとする熱意はよく解るが、ちょっとの油断で紛失や盗難などの危険性が十分考えられる。我々の職場においても故意、過失に係わらず情報漏えいの危険はある。一旦漏えいした情報は回復が難しいことからくれぐれも慎重に扱うとともに点検を行っていただきたい。
- 長岡京1230歴史大学
今年は平城京から長岡京へ都が遷され1230年にあたる。長岡京市の歴史というものを皆で考えていこう、過去から未来を見てみよう、未来のために過去を伝承していこうと教育委員会の企画と市総合計画が一緒に取り組んで、長岡京1230歴史大学が7月6日に開校した。

各課長諸報告
各課長諸報告
(質問・意見等)
委員
6月25日に新聞報道でOECDの調査結果が載っていた。昨年に34か国、地域を対象として中学校レベルの教員の勤務環境を調べた結果公表であるが、日本の教員の平均勤務時間は週53.9時間と参加国・地域で最も長く、平均の1.4倍であった。文部科学省においても今後は改善を考えていくと思うが、共通の認識で取り組まないといけないのでは。報道によると授業や指導に使った時間は平均とあまり変わらないが、事務業務や課外活動の指導が平均の2から3倍と長かった。1日8時間勤務として週6日と考えても日本の平均結果のほうが多い。そのあたりの改善を考える必要がある。以前にも質問し改善の方向で検討していただいているが、コメントをいただきたい。
委員長
長岡京市ではどのような状況か伺います。
事務局
学校の先生には午後9時には学校を出るように指導しています。最近やっと守られてきました。ただ時季によって保護者対応や成績処理などの事務が増えると、どうしても遅くなってしまう状況です。積極的に水曜日はノー残業デーとして早く帰ろうと取り組んでいる学校もあります。以前にも課題として委員からご指摘いただいておりますが、なかなか現実としては公表の実態に近づく状態となっていると認識しています。
委員
部活動の指導についてOECDの平均では2.1時間で日本は7.7時間となっている。このあたりのところは長岡京市も同じような状況か。
事務局
部活動に対して長岡京市では各中学校ともかなり力が入っているところです。米国アーリントンなどでは学校よりも地域で活動しています。それを日本では部活動を学校で抱えているような形で、土日も無しに練習練習となっている状況です。山城大会でも長岡京市を含む乙訓地方で強くなってきています。これは顧問の先生が時間を割いて一生懸命指導していただいている結果でもあります。
委員
顧問の先生は、まんべんなく課外活動の指導にかかわっているのか。
事務局
全体的には熱心に取り組んでいます。
委員
今回の結果によって今後、文部科学省より何らかの通知があることでしょう。
委員長
要領よく指導にあたり、なおかつ先生の労働条件も良くなるよう考えていく必要がある。また将来続けていかなければならないことなので、今日は問題提起として扱い、今後も現状把握をしっかり行ってください。
ほかに何か。
委員
着衣水泳について。福知山市では夏休みの水による事故が多いことから夏休み前に着衣水泳を行っている。長岡京市でも行っていただきたい。
事務局
全校で行っているかは今把握していないが数校では行っています。
委員
以前のことではあるが、夏休みの終わりに行われていた。命に係わる問題なので、夏休み前に行っていただくほうが効果あると思います。
委員
各課長報告より、中央公民館が台風8号への対応として開催予定の講座参加者277名に中止の電話をされたことはとても丁寧な対応で良かった。各イベント、特に野外で開催の行事の中止に対して広く市民にお知らせする手段があればといつも思う。開催通知には小雨決行、雨天中止と書かれているが、今の天気では開催されるのか中止かの判断がつかない状況があると思います。一般参加者は現地へ行って中止を知ることもあります。そのような時にホームページやお問い合わせ先としての連絡先があればありがたい。
次に、柔道の実技指導研修会について。柔道が必修になることで開催されたが保護者にとっては安心材料となる。会場で長岡京市の体育の先生は有段者が多いとの話があった。どのような事で起こるのかわからないだけに、事故の無いように気を付けて対応をお願いしたい。
委員長
教育支援センターへ確認です。就学前児童を対象としたいわゆる児童発達支援は行っているのか。
事務局
就学前児童については市の健康推進課が担当しています。健康推進課からいろいろな話があった場合に教育支援センターで対応しています。
委員長
従来より行われているのか。
事務局
はい。

議案
委員長
それでは審議に入ります。
第10号議案「長岡京市スポーツ推進審議会委員の委嘱について」を議題とします。議案の説明をお願します。
(教育部長から議案説明)
委員長
ご審議を願います。
何かご意見等ございませんか。
各委員
異議なし
委員長
ないようですので、第10号議案「長岡京市図書館協議会委員の任命について」は原案どおり承認します。

行事予定
行事予定(7月17日~8月20日)について (教育総務課長)
(意見・質問等)
なし

閉会
浅輪委員長、午後4時10分挨拶並びに閉会を宣言する。