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市長と語る“対話のわ”平成29年7月21日金曜日

[2017年8月21日]

ID:7006

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平成29年7月21日(金曜日)総合交流センター市民活動サポートセンター

日時

平成29年7月21日(金曜日)午後6時30分~8時00分

場所

総合交流センター 市民活動サポートセンター

テーマ

~これからの長岡京市について~

参加者

18名

対話録(要旨)

1.市民活動ネット・チーム長岡京 理事長(挨拶)

皆さん、こんばんは。本日は友好的に本音の議論ができればと思っております。本日出された意見が明日に向けた実践につながれば幸いです。忌憚のない建設的な意見を交換していきたいと思っております。

 

2.市長

本日は大変暑い中、多くの方にご参加いただき感謝申し上げます。

まず基本的なまちづくりとして、長岡京市がどのようなところに大きな目標を置いているかをお話しさせていただきます。

長岡京市は人口が急増した時代から約半世紀が経過した中で、まちづくりの在り方を考えなければなりません。これから高齢化が進み、働く世代や子どもの数が減少していく時代に突入していく中で、今の長岡京市の8万人の人口を15年、20年先も維持していこうというのが活力ある長岡京市の一つの大きな目標です。

しかし、直近の長岡京市の状況を見ていくと、全国的な状況とは若干異なる感があります。人口は8万人で横ばいですが、年齢ごとの区分を見ると、5歳刻みで分けたときに、平成12年~17年はどの世代も減っていますが、平成17年~22年の5年間は30~40代の子育て世代が転入超過となっています。それに伴い子どもの数も実は減っているわけではないのです。平成22年~27年はさらにその傾向が強くなっています。全国的にこのような人口動態をしている地域はそう多くないと思います。自然減と転入で8万人人口が維持できている傾向にあります。このことが長岡京市のこれからにとって強みです。この強みをどう活かしながらまちづくりを進めていくかが大きなテーマになると思います。

これから15年先を考えたとき、このまちに住んでもらえる方を増やしていこうという意味で「定住促進」が1つ目の大きな戦略的な目標だと思っています。

2つ目は、高齢化が進む中で、これから10年先、20年先まで今の状態が無条件で続いていくわけではありません。そう考えると、住む人を増やすと同時にこのまちを訪れる人、交流する人を増やすことが重要です。観光だけでなく、雇用も一つの交流ですし、市民活動で市を訪れることも交流です。このような交流を進めていくことが2つ目の大きな目標です。

3つ目は、長岡京市は今年で市制施行45周年を迎えますが、いろいろな施設が老朽化しています。施設だけでなく、下水道、橋、道路等のインフラも老朽化していきます。子や孫の世代まで今の長岡京市を引き継いでいくためには、「新陳代謝」を図っていく時期にあります。

この3つの戦略目標を念頭に置きながら、給食の事業、保育所の整備、観光戦略プランの推進、市庁舎の建替え等の様々な課題に向けて施策を進めているのが、正に今の長岡京市の状況です。

 

3.意見交換

<参加者>

・「長岡京市に求められているもの」は何だと考えられていますか。目的を遂行するために先ず何を施策すべきと考えられていますか。

・市長自身が考える「協働」が目指すものとは。

・職員の行動や姿勢が市長の思いと外れていた場合、どうされますか。

 

<市長>

・「長岡京市に求められているもの」とのことですが、「暮らしやすさ」を徹底して目指していくことが大きな思いです。先ほど申し上げた3つの戦略目標の中で「定住促進」が最上位に来ると思っています。

・「協働」が目指すものというよりは、様々な課題を解決していくためには、協働が不可欠です。行政だけで完結できることは一つもありません。行政と民間企業、行政と市民、行政と市民活動団体等が協働しなければ課題解決につながらず、協働なしにはこれからのまちづくりはありえないだろうと思っています。

・協働と言いながら、市役所の中でどれだけ共有できているかというのは、まだまだ課題があると思います。確かに職員に厳しいご指摘や苦情をもらう場面があります。市長としても注意も致しますが、注意してその通りやってもらうという関係性ではなく、それをしないようにその人の考え方や行動様式をどうしたら変えられるかという、本質的なところを変えないと解決にはならないのではないかということを意識してやっています。気づきを共有する解決策をしていきたいと思います。

 

<参加者>

・市長から見たこの一年の協働の中身をお聞かせいただきたい。

・職員の協働の目線がクールすぎるように感じます。

 

<市長>

・市庁舎の建替えを例に挙げます。新庁舎には、行政の機能と市民が集えるひろばを確保したいと考えています。コンセプトは「行政と市民の交流の拠点」と、商業的なものを含めた「にぎわいの創出」です。南側敷地については、定期借地という形でお貸しできないかを考えています。阪急長岡天神駅周辺のまちづくりと連動したときに中心市街地で様々な人が集まるような施設を作っていくには、行政の直営は難しいと考えます。例えば宿泊施設や商業施設等の複合的なものを呼び込めないか検討していますが、これも一つの協働の形だと思っています。

・職員の目線の件について、残念なことですがまだまだ上から見ている人もいるかもしれませんが、それは違うと思っています。

 

<参加者>

・行政はよく「前例がない」というが法的にどのような権限があるのですか。

・シティプロモーション「かしこ暮らしっく長岡京」のブランド戦略について教えて下さい。

 

<市長>

・「前例がないからやらない」という根拠はどこにもありません。これからの時代はかつて誰も経験したことのない人口減少時代の中でまちづくりを行わなければならず、前例通りにすると間違えます。前例がないからこそやっていく価値があると思うし、前例がないからやらないということは全くないのでご理解いただきたい。

・シティプロモーション「かしこ暮らしっく長岡京」についてですが、定住促進を図っていく際、京都の中での長岡京市のブランドイメージを考えたとき、割といい評価、イメージだと思います。ある雑誌の「京都で住みたい駅ランキング」で長岡天神駅が5位に入りました。ただ大阪や滋賀に出ると、長岡京市のイメージがまだまだ伝わってはないかというのが今回のシティプロモーションの大きなきっかけです。定住促進を図っていく中で、他地域から長岡京市に住んでくださいというメッセージを出していかなければいけない。そのときに他地域の方々に対して発信していくイメージを何か一言で表していこうということで考えたキャッチコピーが「かしこ暮らしっく長岡京」です。交通の利便性等もよい暮らしやすい場所での賢い暮らしと、歴史があり緑も多いゆったりした懐かしさを感じるクラシックな暮らしというメッセージを合わせて「かしこ暮らしっく長岡京」というキャッチコピーで今展開を始めたところです。

全国にむやみに発信するのではなく、子育て世代にターゲットを絞って阪急、JR沿線の皆さんに対してプロモーションを展開しています。

今は、まず市民の皆さんにこのシティプロモーションの趣旨を知ってもらおうというインナープロモーションの段階です。今年の秋から来年にかけて、今度は外に向かったプロモーションを展開していこうというのが大きな戦略です。

シティプロモーションのもう一つの大きな目的は、長岡京市のイメージの統一です。色合いやデザインに統一化を持たせ、長岡京市のイメージを作っていこうということがもう一つの大きな柱です。

 

<参加者>

・市庁舎建替えに際して、障がい者の声も忘れずに入れていただきたいと思います。福祉会館建設は難しいと思いますが、市役所の一室でもいいので障がい者の拠点を作ってほしい。

・西山の緑を大切にしてほしい。

・バンビオのような立地条件のよい場所(市民活動サポートセンター)を無料で貸していただけることは大きなサポートだと思います。

・難聴者の方が市役所を訪れた際、担当者が丁寧に対応して下さったので、お礼をお伝えたい。

 

<市長>

・障がい者の方の差別の解消や社会参加を進めていくための基本条例の策定を2年かけながら行っています。障がい者の皆さんが何を求めていて、それをどういう形で応えていけるのか、また障がいのある方とない方の垣根をどのように無くしていくか等について検討をしています。障がい者の方の情報保障についても条例に盛り込んでいく予定です。新庁舎建設の中にも、その価値観を入れていきたいと思っています。福祉会館建設について、今の時代にハードを増やすことは難しいですが、新庁舎に障がい者の方も使いやすい視点を入れていきたいと思っています。

・「緑」は長岡京市の魅力の中でもトップにくるものです。緑を守っていくことは長岡京市として大切にしないといけない価値観だと思っていますので、緑を残していく仕組みづくりをしていきたいと考えています。

 

<参加者>

・市東部にもバスを通してほしい。

・前回の議会で、保育所や学童を増やすことは市民の負担になると市長がおっしゃっいましたが、保育所や学童は子育て世代の定住促進にとって一番大切なのではないでしょうか。

・新庁舎、道の駅的施設の建設は多額の費用がかかりますが、そのお金はどこから出てくるのでしょうか。

 

<市長>

・市東部のバスについては、現在実験中です。

・保育所や学童を増やすことは市民の負担になるとは一言も言っていません。保育所や学童には相当投資していることは、予算や決算などを見てもわかると思いますので、何卒ご理解いただきたい。

・長岡京市の財政状況は厳しいものの、他市と比較して健全な状態です。新庁舎の建設には80億円かかりますが、そのうち20億円はすでに積立をさせていただいてます。残り60億円は借金です。借金は「悪」という発想は違うと思っています。建設事業は、借金をして将来にわたって少しずつ負担していくというのが、基本的な原理です。30年間使っていく場合、30年の間で使っていく人が負担していくというのが公平です。

また、返済をしていくときの公債がどれくらい増えるかを見越して、歳入の中でどれくらい賄っていけるかという判断を日々しています。なお、道の駅的施設の建設については現在検討中の段階です。

 

<参加者>

・10年前に西山三山を歩く道をつくる要望を受け、西山古道を作りました。年に3~4回、JRと組んでハイキングを行っていますが、参加者の多くは大阪、滋賀、兵庫からの参加です。それらの地域の方々に対してハイキングの取り組みは市のPR効果が非常に高く、シティプロモーションの目的とも合致します。もっとボランティア団体を活用し、市から呼びかけをしていただいたら、さらに市が活性化すると思っています。

・今まであじさいまつりは土日開催でしたが、今年は土曜日の開催がありませんでした。あじさいまつりと組んでハイキングを行いましたが、土曜日の開催がないことを知らなかったため、大変迷惑をしました。      

 

<参加者>

・行政の仕事は、1.税収を上げるまちづくりをどう進めていくのか、2.集めた税収をいかに効率よく分配していくかの2点だと思いますが、集めた税収をいかに効率よく市民に分配していくかについては、やや見えにくい部分があるように感じています。

 たとえば、審議会等の在り方について、実際の日常の活動と審議会等で審議されている内容の乖離があるように感じています。市民団体と行政が課題を共有しながら、計画の策定を一から検討を進めていくというやり方に対する予算のつけ方が大事かと思います。

・市長の協働に対する考え方はおおいに理解するところですが、担当者レベルまでどれだけ市長の考え方が浸透しているのか疑問を感じています。

 

<市長>

・西山古道の取り組みについては、非常に素晴らしいし、評価すべきだと思います。また、あじさいまつりの日程を共有できていないことに関しては、もったいないことです。共有をどういう形で図っていくのか、どうアクションを起こしていくのかということに対してまたご意見を頂ければと思います。

・審議会や計画づくり等について、今の審議会等が完全に機能しているかというと疑問が残ります。できる限り形骸化している部分をなくしていこうと努力はしてますが、まだまだ道半ばだと思っています。意志を入れていきたいと思えば、プロセスの見直しをしていかなければいけないと思っています。市民の意見をどうすくい上げていくのかについて、常に改善を重ねていかなければいけないと思います。

 

<参加者>

・西山には車がないと行く手段がないので、公共交通機関について検討してほしい。

・新庁舎にいろいろな機能を集結するのはとても良いと思いますが、連携がとれていないと意味がないと思います。課を越えてコーディネートする役割を担う仕組みが必要ではないかと思います。

・セクシャルマイノリティに対する配慮を見せる必要性があるのではないかと思います。

民間企業は同じ性別のパートナーに対して、婚姻関係のある夫婦と同じような福利厚生を与えるという社内規定があります。パートナーであるという証明は行政が行うのですが、行政が証明してない限り、その制度は使うことはできません。

 

<参加者>

・文化的なイベントを数年間かけて企画できないでしょうか。

 

<市長>

・西山へのアクセスする手段については、今後検討していきたい。

・庁舎も物理的に近いからと言って連携できるかといえばそうではないと思います。団体同士の意識の摺合せを図らなければ、連携できないと思います。市の職員をコーディネータ―として置くことがこの課題の解決につながるかといえば必ずしもそうではないと思います。どのような連携の方法ができるかについては今後考えなければいけません。

・セクシャルマイノリティの方々の権利については、気づきの提案をしていただき、できることから進めていくことしか暮らしやすいまちにはならないと思います。例えば、住民票、印鑑証明の性別の欄を廃止する等、市も一歩ずつ進めてますのでご理解をいただきたい。

・文化的なイベント等については、長い目線でいろいろな計画を作っていかなければいけないと思っています。

 

 

<参加者>

・本日出た意見に対して市がどのように対応したかを今後見せてしてほしい。

 

<市長>

・本日出た意見、要望、考え方を共有させていただき、市民感覚を取り入れることで、これからの判断材料の参考にさせていただきたい。その回答は書面ということではなく、今後の市政を見ていただいた中で感じていただければと思います。

これからもこういった市民の方の意見を聴く場を作っていきたいと思うので、これからも参加頂ければと思います。本日は長時間にわたりありがとうございました。

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