令和7年度 長岡京市第2期教育振興基本計画審議会 第3回会議録
- ID:15729
日時 令和7年11月27日(木曜日)午前9時30分~10時55分
場所 長岡京市立神足小学校 多目的室
出席者
委 員:竺沙会長、西村副会長、樋口委員、島袋委員、米澤委員、藤井委員、永砂委員、五井委員
欠席者:藤間委員、木和委員、山本委員
議事
1.開会
●事務局
―委員11名中8名の出席を確認―
―傍聴、報道なし―
―本日の会議は公開であることの説明―
―当日配布資料の確認―
2.教育長あいさつ
●教育長
会長をはじめ、委員の皆様におかれては、公私ご多用のところ御出席を賜り御礼を申し上げる。
本審議会は、長岡京市が目指す教育の未来を描き、その実現に向けた具体的な施策を検討する場として、非常に重要な役割を担っている。これまで5月及び9月に開催された審議会では、計画の進捗状況や成果と課題、さらに見直し内容について、委員の皆様からご専門やご経験を生かした貴重なご意見をいただいた。これらのご意見は、庁内策定委員会において中間見直し案を作成する際の大きな指針となった。この場を借りて改めて感謝申し上げる。
本日の審議では、この庁内策定委員会が作成した案についてさらに深く検討いただき、長岡京市の教育振興に向けたより良い方向性を導き出していただきたいと考えている。そして、皆様からいただいたご意見を基に、来月から予定しているパブリックコメントを実施し、市民の皆様とも意見を共有しながら、計画をより充実したものに仕上げていきたいと考えている。
長岡京市の教育行政は、次代を担う子どもたちの健やかな成長を支えるため、また地域の活力を創出するための基盤となる重要な分野である。どうぞ今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げる。
3.議事
―事務局より「長岡京市第2期教育振興基本計画中間見直し(案)について」説明―
●会長
ありがとうございました。
それでは、前回いただいたご意見を基に修正したところを説明いただいた。ご質問やご意見はあるか。
●委員
8ページ、歴史教育についての記述で赤字になっている部分の意図をお教えいただきたい。
●事務局
今回新たに追記・変更部分が赤字になっており、政府の資料等を参考に作成した。
●会長
平和教育になぜ歴史教育が入るのか。平和教育と歴史教育は別。ここに歴史教育が入るのはいろいろな感じ方をされる方が出てくる。
●委員
同じ個所の「客観的かつ公正な資料」という記述に疑問をもった。
●会長
「客観的」「公正」という言葉は資料につく言葉ではないと考える。資料をどう解釈するかの問題である。
●事務局
ご指摘の内容について、最終案に向けて内容を再検討する。
●委員
17ページ、教育的支援について。「令和5年度より、不登校研究部門の設置、校内教育支援センターの整備」という記述があるが、文科省が推奨している校内教育支援センターと同じなのか。もう一点、東京都で実施されているチャレンジクラスは本市にもあるのか。
●事務局
校内教育支援センターは、文科省が推奨しているものを各小中学校に設置している。
●委員
チャレンジクラスは個人的な指導などに取り組んでいるそうだ。
●事務局
チャレンジクラスについては把握していない。
●会長
様々な試みがあるので本市に必要であれば検討が必要。
●委員
図書管理システムの導入について、現在1校でされている。その学校は個人の先生がシステムを構築されたと聞いた。今後、全ての学校で設置する為に具体的に何か取り組んでいくのか。
●事務局
現状1校で取り入れているものを他校に広げるのは難しい。他市の図書室などでも取り入れている汎用性の高いシステムを研究し、本市にふさわしい内容を考え予算化して導入したい。
●委員
次はどこの学校で導入するなど具体的に聞けると嬉しい。
●事務局
試行的に取り組む必要もあり、今後状況を見て判断したい。
●会長
幼児教育センターは「設置を目指します」と書いているが、こちらは「検討します」とある。主旨が変わらなければ表現を統一する方が誤解を招かない。
●事務局
改めて確認します。
●委員
41ページ、水泳の授業について。順次とは学校やプールの改修にあわせているのか。
それとも関係なく進めていくのか。来年度から予算化されるのか。
●事務局
原則、老朽化したところから対応。長岡第三小学校については再整備に伴いプールを取り壊すため、来年度から民間のスイミングスクールに委託して授業を行う予定。
今後は指導者派遣も含めて、水泳学習の民間委託についても検討していく方針である。
先生方の働き方改革につながる。
施設の老朽化対応とともに、教員の負担軽減にもつながることから、今度は実績を積み重ね安全面など状況を確認したうえで他の学校にも広げていくことを考えていく。
●事務局
長岡第三小学校の次は、長法寺小学校が放課後児童クラブの建て替えに伴い民間プールの利用が決まっている。今のところそこまで決まっている。
老朽化対応だけでなく、実施した効果を踏まえて順次考えていく。
●会長
学校の意思確認はされているか。
●委員
施設以外の話で、職員が管理している部分の負担は大きい。採用試験で水泳はなくなっており、教師の指導力も難しい。民間の専門的な指導が入ることは、管理面も学校としては良い。校内で論議はしていない。
●会長
中学校はいかがか。
●委員
学習指導要領に基づいてやっている。
プール管理については教員の負担になっているが、体育科教員は技術面などの専門性については対応できている。
●会長
プール管理の大変さ、改善していきたいという方向で書いているのだと思う。
●委員
どこのプールを利用されるのか。
移動時間、着替えや準備にも時間がかかるのではないか。
●事務局
小学校は2時間連続で行うことを基本としている。民間プールは長四小建て替えの際に利用したことがある。
移動時間については基本は授業時間中に行うが、民間プールの利用は指導者や監視の数が増えることで、入水する児童の数が増えるため入水の時間は確保できると考えている。
●会長
計画としては今日の状況を考えると大事な方向だと理解いただけた。
●委員
小中学生の不登校について、文科省が昨年の統計を出している。結果は過去最多となっている。
それを見据えて校内支援センターの整備があると思うのだが、長岡京市の小中学校ではどのくらい不登校が増えているのか、また減っているのか、伺いたい。
●事務局
長岡京市においても増加傾向である。令和6年度は小学校66人、中学校120人
全体でいうと小学校1.47%、中学校5.73%と、全国平均よりは低いが増加傾向にある。
●委員
先ほどお話ししたチャレンジクラスを是非検討してほしい。良い効果が出ていると記事に載っていた。
●事務局
チャレンジクラスについて調べたところ、東京都でのチャレンジクラスが本市の校内教育支援センターと同じような取組であるようだ。
●委員
同じではなく更に進めた支援体制である。チャレンジクラスは個人的に指導する、SSR(校内教育支援センター)とは少し違うと書いていた。 もし同様の仕組みであるならば、より充実させていただきたい。
●会長
取組の内容はそれぞれであるため名称にこだわる必要はないが、子どもたちの多様性に柔軟に対応できる体制を作ってもらいたい。
●委員
32ページ、新たな教育の循環という言葉が使ってあり、非常に素晴らしい言葉だと思うが、「本市にとって教育の循環は欠かすことのできないものです」と書いてあり、長岡京独自の、非常に重要なものだと感じた。
大人と子どもの組み合わせが書かれている。すくすく教室や公民館に関わっているが、そのような組織との関わり、循環も踏まえているのか。もう一つ、高齢者と子どもたちとの循環というのも考えて欲しい。もう少し説明がほしい。
●会長
何が循環しているのか、教育による循環なのか、教育が循環しているのか、ということだと思う。
●委員
19ページ「教職員にとって働きがいのある環境づくり」には「長時間労働の改善に取り組んでいます。保護者対応などの課題に対して一人で抱え込むことなく組織的に対応できる学校体制が求められています。」とある。
保護者への対応に困って辞めていく教員が多い。文科省は、学校以外が保護者の対応を担うべき業務と位置付けている。長岡京市も相談センターやスーパーバイザー、臨床心理士などに保護者対応してもらえているのか。
●事務局
専門的なセンターはないが、学校以外が担うべき業務として位置づけられた事で検討が必要であると思っている。現状では、まず校内で組織的に対応。担任1人が抱えることなく管理職も含めて対応する、教育委員会も一緒に対応するケースも増えている。内容によっては法的な相談、助言が必要な場合もあり本市はスクールロイヤーをはじめ、弁護士にも相談し法的な助言をもらいながら対応している。
●委員
現実的にそれが理由で退職された方はおられるか。
●事務局
保護者対応で悩みを抱えられるケースは実際にある。
●会長
今のような問題は循環が力を発揮されれば自然と違う形になっているだろうと思うのでそういう意味では循環は大事な事である。
33ページは学びの循環、こちらだったらわかりやすい。
教育の循環と学びの循環は違う。そこの言葉の使い方は、もう少し丁寧にされた方がよいのではないか。循環ということを、もっといかしていただきたいと思う。そのときに教育という言葉が果たしてふさわしいのか、もう少し考えが必要。ただ伝えようとしていることはわかるので、このままでも違和感なく受けとめていただけるだろうとは思うが。
循環というのは当然、世代と世代の間の問題であり、横の繋がりも含め、いろいろな人の繋がりの中でいろいろなことが生まれていくということで、そういった形で市やまちづくりをしていくのは非常に大事である。その核に教育や学びがある、そういう理念でこれまでやってきている、今後もより発展させたいと受けとめられると思うので、もう一度どう受けとめたらいいのかとのご意見も出たので、もう一度検討いただければと思う。
パブリックコメントでどんな反応があるか参考にして欲しい。
●委員
41ページ「中学校部活動地域展開について推進します」とあるが、内容を具体的には書けないか。小学生の保護者はとても心配していると思う。
●会長
現在進行形で議論されているものなので、どのように書くか難しいところ。
●事務局
試行的に取り組んでいる種目もあるが、現場の意見なども反映したいと考えており、もう少し検討の時間を頂きたい。
●委員
地域移行について教員は認識している。現在、学校部活動に加入する率が減ってきている。外部のスポーツクラブに入っている子どもが増えている。すぐには難しいが中学校もできることは協力していきたい。
●会長
未だいろいろな思いがあり、どういう方向がいいか検討中なのでまだはっきりとは記載できない段階であるだろう。パブリックコメントがあればどう回答するか、市民の意見を受け止めて丁寧に答えられるように想定し準備が必要。
●委員
語句の用語の解説でウェルビーイングや特別支援教育は解説される予定のようだが、17ページ一番下「アゼリア広場」とは何か。長岡京市独自のものなのか。
●会長
固有名詞は「」があった方がわかりやすい。ご存じない方もいらっしゃるので用語解説を検討いただきたい。
●委員
今日のニュースで16歳以下はSNSを使わせない国があると聞いた。京都府以外の都道府県でもSNSの使用について決めているところがある、今後どのようになるのか気になっている。
●会長
学校教育の内容としては今後どうしていくかという計画はあるだろうが、基本計画には記載していないのでそういう不安もあるというところを説明できればよい。大きな問題ではある。社会を保つためにもどうしていくかは考えていかないといけない問題。循環の中で考えていく、本市でも理念として確認できればと思う。
●委員
41ページ「食育」について、具体的にどのようなことなのか伺いたい。
●事務局
現在小中学校全校で給食を提供している。給食の食材に地元産野菜を使用していたり、給食を一つの教材として栄養教諭を中心に食育を行っている。
栄養面など総合的に学びながら生涯にわたって健康に役立つよう食育に取り組んでいる。
●委員
地域活動で味噌づくりをしている
畑で育てた大豆をつくり、その大豆でお味噌をつくり、みそ汁を作って、みなで食べる。郷土料理を使って地元愛を育てるというようなことも是非取り入れて欲しい。
すくすく教室で関わった子どもと話していると、夕ご飯のおかずがベーコン二枚と白ご飯1膳だったと聞いた。どうも話を聞いているとご両親が忙しく作る時間が無いようだ。子どもにも調理実習などで教えてあげられたら良いと思う。
●会長
食育についてはキーワードで説明される予定。
●委員
37ページ「幼稚園や保育所等の幼児の小学校へ体験入学の実施や、保育所(園)・幼稚園・こども園と小学校の教員による、保幼小連携会議での互いの教育・保育内容の相互理解を推進します。」とあるが、回数はどのくらいか。
●事務局
連携会議は、年3回行っている。公立保育所、地域の保育園、幼稚園全てに声をかけている。
また、小学校入学前の引き継ぎ、入学後も先生方に学校に来ていただき子どもたちの様子をみていただいくなど、連携を深めている。
●委員
52ページ「中央公民館や生涯学習センター等の社会資源を活用する」とあるが、より効果的な運営に向けてどのようにされているのか、現在の状況をお聞きしたい。
●事務局
中央公民館で市民企画講座をしている。その内容が生涯学習的な講座と社会教育的な講座、ミックスしたいろいろな講座が増えてきた。公民館運営審議会で審議の結果、社会教育的な講座に内容を絞り来年度から社会教育事業として進めていく。
●会長
本日は貴重なご意見ありがとうございました。他に意見等なければ本日の議事は終了とする。
4.その他連絡事項
次回日程について
●事務局
次回、最終の審議会は2月上旬頃の予定。
本日いただいたご意見、パブリックコメントの結果等の対応について、この内容で回答をする等報告をさせていただいた内容で最終案をご提示させていただいてご議論いただくという形を予定している。
―閉会―