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教育委員会平成30年7月定例会会議録

  • ID:8054

教育委員会会議録

1 日時

平成30年7月18日(水曜日)午後3時から午後4時03分まで

2 場所

市役所 会議室7

3 出席者

山本教育長、藤原委員、安久井委員、福澤委員、京樂委員

4 出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、同室担当主幹、

教育総務課長、教育部次長兼学校教育課長、学校教育課主幹、

総括指導主事、生涯学習課主幹、中央公民館長、図書館長、

教育支援センター所長、北開田児童館長、教育総務課課長補佐                           

5 傍聴者

なし

6 開会

(教育長) 

開会を宣言する。

7 前回の会議録の承認

承認・署名

8 教育長諸報告

(教育長)

6月18日、大阪北部地震発生。前回6月20日の定例会で概要報告をした。その後6月25日に緊急校長会議を招集し、児童生徒の安心安全確保のため、各校でもブロック塀の状況の把握と通学路を再点検する旨を依頼した。現在、市でも調査中であるが、ブロック塀の所有者の殆どは一般市民であり、個人所有の財産を行政が強制的に手を加えることはできないため、対象者には至急に改善のお願いをすることになる。各自治体でも補助金創設等の動きが出てくるだろうが、安心安全な通学路の確保を目指して、本市としても速やかに行動に移していきたい。

6月30日、アーリントンを訪問した生徒の報告会。楽しい思い出とともに、次の目標ができたと報告してくれた。わくわくするものがあったと思う。自分自身の経験を生かし、未来に向かって自分の姿をどんな風に描くのか。目的目標をもって進めてほしい。

7月4日、文化財保護審議会。「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正により、教育委員会の専権事項であった学校教育と文化財保護のうち、文化財保護に関して、条例で定めれば首長部局が所管できることになった。歴史的遺産等が政治的に利用されることなく、中立的な立場で教育委員会が所管し守っていくために、専権事項と法律で定められていたのであるが、この度、法律が改正された。教育委員会にとっては残念なことだ。不易流行とは、変えるべきは変える、守るべきものは守るという意味。時代の変化に乗ることは大切であるが、制度や物事を安易に変えることは如何なものか。文化財は保護することに意義がある。文化財を観光に利用し、外貨を稼いだり経済に貢献したりすることも意義はある。京都では、歴史的な観光名所に外国人観光客も多く、経済が活性化しており一理ある。一方で、重要文化財を汚損するような事件も起こり、経済優先で、保護が後手にまわり、文化財だけではなく文化そのものが損なわれるのではと危惧する。首長部局が所管するためには条例化が必要であり直ちに変更できないが、この法律改正は、些か疑問に思う。

7月4日、アーリントンからの中学生・高校生が訪日。7月19日に無事帰国。この間、豪雨に始まり、猛暑酷暑の中で長岡京市を感じてもらえたのだろうか。本市での良い思い出を糧に、将来に向かって生かしてくれればと願う。

7月5日、午前3時34分大雨警報発令。8日に解除されるまで丸4日間降り続け、西日本各地で多くの被害があった。200名以上の方が亡くなられ、まだ行方不明の方もいる。亡くなられた方の冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた皆さん・地域の、一刻も早い復旧復興をお祈りしたい。

7月9日、4回目の教科書採択協議会。研究教員のレポートがあり、委員間の議論があった。最終の決定に向け、研究が続いている。

社会事象に目を向けてみると、文部科学省でとんでもない事件が起こった。報道でご承知のとおり、幹部職員が自身の息子の大学合格の見返りに、その大学に補助金を交付するという不正を働き、逮捕された。これは公務の信頼上、絶対にやってはいけないことであり、国民もこれを許してはいけない。社会や行政をリードすべき文部科学省の局長という重要な立場にある者が、古今東西、役人の汚職として最も下品で恥ずべき内容の犯罪行為を行った。

信用の失墜は著しい。本人ひとりの行為であると思うが、文科省内に許されるムードがあるのか。公務を掌る我々にも、驕りや油断があれば、こういうことが発生する可能性がある。他山の石として、気の緩みや怠慢はないか、公務の仕事の大切さ、権限、行政の領域をもう一度見直し、綱紀粛正を図らねばならない。事件は、我が国の公務に携わる人すべての努力を一瞬で踏みにじる。国民全体の信頼を裏切る行為は、決して許せるものではない。文科省は猛省を。

先週末からの猛暑で、京都では38度以上の高温が続いている。岐阜では39度超も記録している。愛知県では、一年生児童が熱射病で死亡。学校で起こってしまった。改めて学校現場での状況判断、配慮について、気持ちをしっかり引き締めて対応をしてほしい。この猛暑の中、大津市で体罰的なランニングを課した事件があった。これは指示したクラブ顧問に責任がある。何度も研修しても相変わらずこうした行為が止まないのは何故か。自分自身がこうしたことを課せられてきたのだろうが、昔とは文化観が全く異なっている。校舎の周りを80周走れ、とは体罰である。現在の教育指向や時代認識を全く無視した行為である。こうした事件を防止するためにも、各教員は教育そのものの有り方や、子どもたちの安心安全とは何かをしっかり認識してほしい。

9 行事・会議結果報告

(各課長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

(委員)

地震、大雨と、次から次への災害への対応大変だったと思う。また、熱波というらしいが、体感では40度を超えているのでは、というほどのとても暑い毎日。子どもたちは背が低い分、地面からの熱を大人以上に暑く感じていると思う。

先日、熱中症で児童が亡くなる悲しいニュースがあった。水分、塩分の必要性について、学校からも伝えてほしい。その事件を聞いたときに一つ気になったのが、子どもたちがきちんと朝ごはんを食べているのだろうか、ということ。大人でも睡眠不足だと食欲がなくなるし、夏休みは生活のリズムも狂いがちになる。しかし、無理してでも食べることは第一の予防になると思うので、「早寝早起き朝ごはん」について今一度伝えてほしい。

中学校の部活動について、ホームページで知らせていこうという府教委の方向があったと思う。各校のホームページの管理は、どこがどのようにしているのか。個人は特定されないようにしているのか、入賞した場合は特定しているのか、ルールはどのようになっているのかを聞きたい。

アーリントンのお別れパーティーでは、日本語でいろんな夢を話してくれた。日本で英語の先生になりたいと言ってくれた生徒もいて、嬉しく思った。

(事務局)

ホームページの管理について、入力等の作業をしているのは学校によって校長、教頭、情報教育担当などそれぞれである。最終は校長の決裁により管理している。

個人情報に関しては、写真掲載に差支えのある場合は事前に教えてほしい、ということは伝えている。生徒児童の方からぜひ写真を撮って載せてほしいという雰囲気の学校もあれば、そうでない学校もある。市教委から一律に方針を出しているわけではない。

(委員)

年度始めに、連絡網と合わせて写真掲載についても聞かれたと思う。団体部活動で入賞した場合は、掲載について部員の意向が違う場合、掲載できないこともあるのでは。

(事務局)

芸能活動をしていて肖像権により掲載できないような場合もある。

(委員)

校内でしか見られない表情を見たいという保護者のニーズもあると思うが、ネット上に載せてしまうと後から完全に削除することはできないので、事前に調整をしっかりしてほしい。

(委員)

災害は忘れたころに、という言葉があるが、地震、豪雨、猛暑と次から次へと起こる大変な一か月であった。今回の豪雨、避難が遅れ大きな災害になったところもある。情報と避難行動のギャップを感じた。これからも課題だと思う。

校外学習で熱射病により児童が死亡。本当に辛い。猛暑が続く中、行先に木陰や水道があるのか、事前に状況判断をしっかりする必要があるし、リスクが高いことは控えるということも大事ではないか。もうすぐ一学期が終わるので、絵の具セット等の荷物を持ち帰る子どもを見かける。順番に持ち帰るよう指導されていると思うが、この暑さの中、大丈夫かと心配になるほど大荷物の子も見るので気をつけてほしい。保冷剤等、熱中症対策用品はどの学校にもあると思うので、体育、校外学習等ではそれらを活用して十分対策してほしい。

緊急通学路点検でブロック塀の傾きが確認されたのが74か所あったということだが、通学路が変更になった個所はどれくらいあったのか。

(事務局)

3校からは変更済みの連絡があったが、まだ議論の最中の学校もあると思う。

(委員)

通学路の安心安全は、交通安全、不審者、地震、水害などさまざまな視点が必要なので、簡単に変えられるものではない。学校だけでなく、保護者や地域の人の意見も聞きながら危機管理を進めてほしい。

中学校給食の準備が進んでいる。以前、教室に配膳台を置くスペースがないという話があったがどうなったか、進捗状況も含めて教えてほしい。

給食の食べ残しについて。民間会社による教員を対象とした調査によると、10年前と比べて食べ残しが増えているという回答が6割を超えているという。本市の状況は。また、食育については小学校とは違うアプローチになろうと思うが、どういう取り組みを考えているかを聞きたい。

(事務局)

配膳台は、長岡第二中学校では教室の中で配膳する方向で検討中。次に実施する第四中学校でも同じように教室の中でできるよう、校内で検討を重ねている。

本市の給食はおいしいと言ってもらっている。残食量について去年、一昨年に調査したところ、固形物では全校で0.8%の残量であった。新たに始まる中学校でも、おいしいと食べてもらえるよう努力したい。

食育については、まず食べることからスタートし、順次、他の内容についても指導していきたい。例えば、中学生は部活の朝練習で家を早く出るために朝食の欠食が増えるので、朝食の重要性や栄養バランスなどを伝えていきたい。

(委員)

残量少ないとは思っていたが、本当に良かった。お弁当と違い、給食当番、手洗い、配膳など、いろんな場面で大変だと思う。しっかりと望ましい食習慣を身につけてほしい。

(委員)

7月13日のアーリントン訪日団フェアウェルパーティーに参加した。手配してくださった方々、ホームステイの受け入れをしてくださった方々に感謝。今後もこの素晴らしいイベントを継続していってほしい。夏には終戦記念日を迎える。パーティーで子どもたちが仲良くしている姿を見て、戦争はしてはならない、平和であってほしい、という思いを強くした。

もうすぐ夏休みが始まる。熱中症や水の事故など、十分気を付けてほしい。この猛暑で、豊田市では児童が死亡し、大津市では生徒が救急搬送されている。教員への熱中症対策、予防対策に関する講座等は行っているのか。

(事務局)

講座としては実施していないが、日本スポーツ振興センターなどから熱中症を含む学校安全に関する情報が出ており、それらを校内で確認している。子どもたちにも情報を伝えるため養護教諭が保健だよりも発行しており、熱中症に関する理解は浸透してきている。あらためての研修等の実施は考えていないが、引き続き丁寧に対応をしていきたい。

(委員)

熱中症になってしまった時の対応はとても大事だと思う。対応について、養護教諭等、専門の方から徹底してほしい。

(委員)

6月26日、学生たちと本市でフィールドワークを行った。学生たちは、生活圏に歴史的遺産がこんなにあるのか、と感動し、「長岡京」の大きさに驚いていた。また、本市エリアではないが、向日市の復元・体感アプリ「AR長岡宮」はわかりやすく歴史遺産が示されており、とても人気があった。建築物を復元することには反対だが、歴史的遺構を提示する努力は必要。今回、ガイドの方たちが、沢山の説明をしてくださり、その地域愛に圧倒された。種類を多く説明してくださった分、一つにかける時間は短めであったため、次は恵解山古墳を一周してみるなど、ひとつひとつをじっくり見たい、という感想があった。今回弟国宮遷都1500年記念スタンプラリーも開催されるが、歴史遺産を見学するとき、リピーターを生む工夫をしてほしい。

6月30日のアーリントン帰国報告会に参加した。中学生たちが成長したのがよくわかる報告会であった。先ほど、アメリカからの訪日団の学生が日本語でスピーチしたということだったが、ぜひ日本の学生も英語で一言あるといいと思った。

現在、市のホームページ上で「バーチャル平和祈念館」が開設されていることが新聞報道されていた。実物の展示をするのは難しいが、ネット空間なら建物がなくても展示することができ、とてもよい取組だと思う。人権推進課の担当のようだが、学校教育にも活用できるといいのではないか。

10 議案

第12号議案 長岡京市就学援助規則の一部改正について

(事務局)

これまで準要保護受給者の就学援助については、請求、受領及び返納に関する権限は学校長に委任していた。8月から始まる中学校給食の公会計化に伴い、中学校の準要保護生徒の給食費については、歳出予算から歳入予算に振替を行うこととなったため、請求、受領及び返納に関する権限を教育長にも委任できるよう、規則の一部を改正する必要があるので提案する。

(教育長)

賛成委員の挙手を求める。

(全員賛成)

(教育長)

全員賛成。第12号議案は可決された。

11 報告事項

・平成30年度教育費専決補正予算について

(事務局)

西山公園体育館及びスポーツセンターの早急な修繕を行うための補正予算。本日、工事に一定めどがつき、検査指導課による検査が行われた。

(事務局)

長岡第七小のブロック塀54メートルが既存不適格。早急に撤去、安全確保を行う。

12 次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(7月19日から8月22日まで)資料に基づき説明。

13 その他

なし

14 閉会

(教育長)

午後4時03分に閉会を宣言する。

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長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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