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教育委員会令和元年7月定例会会議録

  • ID:9150

教育委員会会議録

 1.日時

令和元年7月17日(水曜日)  午後3時00分から午後4時05分

2.場所

市役所 会議室7

3.出席者

教育長 山本和紀

委 員 藤原有希子

委 員 福澤秀夫

委 員 京樂真帆子

委 員 大下和徹

4.出席説明員

教育部長、文化・スポ-ツ振興室長、文化・スポ-ツ振興室担当主幹

教育総務課主幹、参事兼学校教育課長、学校教育課総括指導主事

学校教育課主幹、学校教育課主幹、生涯学習課長、生涯学習課主幹

中央公民館長、図書館長、教育支援センター所長、北開田児童館長

事務局職員 教育総務課課長補佐

5.傍聴者

なし

6.開会

(教育長) 

開会を宣言する。

7.前回の会議録の承認

承認・署名

8.教育長諸報告

(教育長)

 7月2日、サマーレビュー。教育委員会所管の課題について、現状及び今後の展望を市長と協議。スポーツセンター再整備、新庁舎での歴史資料展示室等整備、東京2020オリンピック聖火リレープロジェクトチームの設置、図書館来館者カウンターの設置、次期教育振興基本計画の策定、学校ICT環境の整備、図書館屋上部等防水改修工事の7点について課題を共有化するため、市長へ報告を兼ねて協議した。次から次へ課題は尽きることはない。教育委員の皆さんと共に、情報を共有しながらより良い教育行政を進めていけるようにしていきたい。そのためには常に報告、連絡、相談が大事である。細かいことも情報共有できれば、との認識を新たにした。今後もよろしくお願いする。

7月5日から7月16日、アーリントン訪問団受け入れ。昨年はこの頃、長雨と酷暑で大変だった。今年は比較的天候に恵まれた。直接に交流してお互いの文化を学ぶことができる機会だ。そして両市の架け橋がうまく続けば良い。文化を大事にする手段として言語がある。見送り時に保護者と話した。英語は大切ではあるが、その前に我が国の文化や歴史を学ぶことが大切で、国語の教科書をしっかり読んで理解できるようになってほしいということを申し上げ、共感してもらった。言葉は手段である。自分の考えを要約することは、まず自分の国の言葉でしっかり出来ないと外国語でも出来ない。小学校での英語教育が始まろうとしている。言葉を通じた文化の醸成、また創造性を磨いていくため、我々自身の言葉でしっかり考えてくことが大事だと考える。

7月9日、教育部の決算審査。昨年度の事務事業について、監査委員による審査を受けた。昨年度の事業を総括して確認、次年度以降に生かすことが大事。事務事業の目的を明確にし、その実施手法と効果を検証して次に活かすPDCAサイクルを大事にしていきたい。

社会面では、6月28日から6月29日にG20が大阪で開催された。大阪市内では大規模な交通規制もあり大変だったようだが、興味深い国政の行事であった。

また九州では豪雨が続いた。大きい被害はないようだが心配だ。今年度、本市では未だ警報は出ていないが、豪雨には常に備えている必要がある。

大阪の百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されることが決まった。規模があまりにも違うが、出来れば乙訓の古墳群も有名になれば嬉しい。本市には誇れる悠久の歴史がある。形ある歴史遺産は、いったん壊れてしまうと二度と取り返しがつかない。先人の文化をみんなで守っていくことが大事。意識して保護していきたい。

9.行事・会議結果報告

(各課長諸報告)

(行事・会議報告資料に基づき説明)

(質問・意見等)

(委員)

本日、長岡第四中の学校訪問。給食のスープカレーを沢山、みんなおいしそうに食べていた。給食の後は学年集会。2年生、152名の集会では、女子生徒が熱弁をふるっていた。学年通信は「おにぎり」、お米は私たち生徒、包みこむ先生が海苔、中身の具は学級委員やリーダーだ、という話で、しっかりしていると感じた。

給食は今日が最終日で、もうすぐ夏休みになる。昨年PTAによる地区プールを実施したのは神足小と長岡第四小の二校と聞いている。責任の問題もあり、実施校は減っていると聞くが、今年の状況はどうか。

昨年度、道徳の教科化に伴う教科書採択では、評価をするために別冊の有無が議論の対象になったが、道徳の評価について、とまどい等現場の声があれば教えてほしい。

(事務局)

地区プールについて。長法寺小は、昨年度は猛暑による熱中症対策で中止になったが、今年は2日ほど実施予定。神足小は5日実施予定。昨年実施した長岡第四小は、安全性の確保や責任の所在等を含め議論された中、今年は実施しないと決定。長岡第六小は、昨年度はプール改修のため実施できなかったが、今年も実施しないこととなった。

 

(委員)

今年も2校のみ。責任の所在等の問題も理解できるが、ようやく暑くなってきた時期にプールが活用されないのは残念な思いがある。

 

(事務局)

道徳の評価について。教務主任会で議論しながら評価の在り方の共通理解を図っている。今回の評価はまだ聞いていないが、1学期を終えたところで、また議論していく。

 

(委員)

現場での苦労があると思う。英語の教科化もあるので、現場の教員の苦労を吸い上げて教えてほしい。

 

(委員)

 先月、小学校の授業参観に行った。ある学校では、6年生が全員集まり、修学旅行の振り返りをしていた。以前、修学旅行には事前学習により知識を深めた上で行ってほしいという話をしたが、振り返りもされていた。行先は、名古屋港水族館、七宝焼き体験、鵜飼の見学、岐阜城、ナガシマスパーランドなど。グループごとの発表があり、旅行の内容を題材にテスト問題を作るなど、楽しんでいていいなと感じた。別の学校では全校生徒が集まり、6年生が発表していたようだ。学校によってやり方がいろいろあると思うが、プレゼンテーションの勉強にもなるので、良かったと思い印象深かった。

学校だよりについて。ある学校の4月号で、働き方改革に関し、教職員の勤務時間は午前8時半から午後5時なので、緊急時はこの限りではないが電話は勤務時間内にしてほしい、水曜はノー残業デーで午後6時退勤としている、ということが載っていた。6月号でもあらためて水曜の午後6時退勤が載せられ、別の学校でも8月10日から16日は学校業務停止日となることが記載されていた。働き方改革が取り上げられる中、この機会にそういう取り組みについてのPRを全体に広げていくとよいと思う。

 

(事務局)

修学旅行を始め、運動会や文化祭といった特別活動は、企画の準備から児童生徒たちが携わり、計画を立て、本番を迎え、振り返りまでを含めたものが特別活動であり、それが生きる力につながる。プレゼンテーション能力も含め、トータルで子どもたちの能力を高める取り組みと位置付けており、他校でも取り組んでいる。

 

(委員)

6月21日の新聞報道で、滋賀県内の公立高校で女子生徒が水泳授業を見学する際に、生理の何日目であるか報告させるということが起こり、人権侵害であると問題になっていた。滋賀県教育委員会からも高校に対し改善の指導がされたという。本市での対応はどうなっているか。

 

(事務局)

体調不良を申告すれば見学できる。

 

(委員)

滋賀県の高校では、日数を聞いてそれなら泳げるだろう、としていたという。こういうことがあると、女性であることに負の感情を抱くことにつながると思う。配慮してほしい。

発掘調査と安全について。熊本の遺跡発掘現場で土砂が崩れ、死亡事故が発生した。発掘は安全に見えるが、深く掘るほど危険が高まる。かつて京都市内でも事故があったはずなので、安全に十分注意を払ってほしい。済生会病院予定地でも発掘調査中で、暑さ対策としてテントが張ってあったが、その他の暑さ対策はどうなっているか。

 

(事務局)

テントを広めに張って作業しているほか、作業員用の休憩所や自販機を設置している。高齢の方も多いので、適宜休憩をとり、安全を確保しながら調査している。

 

(委員)

休憩所に冷房は設置されているのか。

 

(事務局)

冷房はなく、扇風機で対応している。

 

(委員)

冷房を設置するように、ということではないが、暑さ対策はしっかりしてほしい。

 

(委員)

夏休みが始まるので、事故やトラブルに注意してほしい。2学期の始まりを、児童生徒が元気で迎えられることを願っている。

以前、学校給食について分量コントロールの話があった。フードロス問題もあり、分量を減らす方向のコントロールは難しいと思うが、どのように対応しているのか。

 

(事務局)

クラスによって差が大きいので、栄養士がチェックしながら、クラスによって配食量を調整している。毎日残量を量るので、どのクラスが足りているか足りていないか把握している。

 

(委員)

食べ残しが多くて困るようなことはないのか。

 

(事務局)

そういうことはない。

 

(委員)

図書館年報について。いろんな統計やベストリーダーも載っており、興味深く読んだ。図書館利用の年齢層は、16歳以上と15歳以下のみとなっているが、もう少し細かく分析することはできないか。年齢によって趣味や嗜好、読みたい本が変わってくるので、その分布に合わせて本を揃えることもできるのではないか。

 

(事務局)

どれくらい細かく年齢層の統計をとれるかは、確認の上次回報告する。

どのように蔵書をそろえるかは、課題である。今のところ、リクエスト本は公序良俗に反しない限り購入しているが、公立図書館としてあるべき蔵書としての選書基準をどうするべきか、分析してやっていかねばと認識している。

 

(委員)

ユーザーに合わせて何でも揃えればいいということではない、ということは頭に入れておきたいと思う。

先ほど、長岡京跡右京第1180次・伊賀寺遺跡発掘調査の資料が配付されたが、奈良から長岡京期、飛鳥時代、古墳時代、縄文時代、というのはどのように判断するのか。

 

(事務局)

まず地層の色が違うほか、出土品も違う。発掘に直接携わる者は、この粘土質であればこの時代、ということがわかる。


 10.協議事項

・令和元年度教育費9月補正について

 

(教育長)

本市情報公開条例第6条第5号の規定する意思形成過程にある情報で、市と協議中であり、公開することにより公正かつ適正な意思形成に著しい支障があると思慮される。よって、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項及び本市教育委員会会議規則第15条の規定により議決を願う。規定によりこの議決に関する討論はなしとする。非公開とすることに同意いただける方の挙手を求める。

 

(全員賛成)

 

(教育長)

この案件については非公開とする。

 

(非公開協議)

 

(教育長)

非公開協議は以上とする。

 

・長岡京市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について

 

(事務局)

放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する省令等の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件が変更となったため、改正の必要が生じた。

これまでは都道府県知事のみが研修を行うことができたが、指定都市の長も実施できるようになった。また、これまでは「教諭となる資格を有する者」となっていたが、「免許状を有する者」となり、教員免許更新をしていない場合も対象になったほか、5年以上の実務経験があり、市長が認めた者も対象となった。

11.報告事項

・予備費の充用について

 

(事務局)

長岡京市立スポーツセンターの大きな三角柱の看板が、風が吹くと揺れているので危険だと連絡があった。

業者立会いの上確認したところ、看板には問題はないが、基礎に傷みがあることがわかったため、台風シーズンの前に早急に撤去する必要が生じた。財政担当と協議の上、予備費による修繕で対応することとし、7月12日に撤去完了した。

12.次回定例会までの行事・会議予定

(事務局)

行事会議予定について(7月18日から8月28日)資料に基づき説明。

13.その他

なし

14.閉会

(教育長)

午後4時5分に閉会を宣言する。

お問い合わせ

長岡京市教育部教育総務課総務・施設整備担当

電話: 075-955-9532

ファクス: 075-951-8400

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